ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕   作:ULTRA-7

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う~ん…今回そこまで甘くはないから紙袋程度で足りるとオモイマスヨ?

そしてノワールが自身の気持ちを自覚する回!ここから先どうなるのか!

世はまさに!ライダー戦国時d…違う違う。


第十五話 ノワールの趣味と彼女の心情(改稿中)

「し、真司…?」

 

 

みなさん、『蛇に睨まれた蛙』と言う言葉をご存じだろうか?見据えられて竦み、

逃げる事も立ち向かう事も出来ずにそこに立ち尽くす様と言う意味だ。

 

今目の前にいるノワールは、か細い声を出しながら俺を怯えた様な目で見つめてい

る。まさに、先に述べた蛇に睨まれた蛙の様だ。だが、俺は決してノワールに対し

て怯える様な行為をした訳ではない。それどころか、今の俺はノワールの姿に釘付

けになっているのだ。

 

 

「み、見ないで…っ!!」

 

 

俺の視線に耐えきれず、ノワールは自分の身体を抱きしめる様に腕を交差する。だ

が俺は、それでもノワールの姿から目を話す事が出来なかった。それは何故か?そ

の理由は至極簡単だ。

 

ノワールがひらっひらの、いかにもアイドルと言うものが着る様な衣装を身に纏っ

ていたからである。

 

 

 

事の次第は数分前――

 

 

 

「さてと、今日の仕事はこれで終わり!」

 

 

書類の最後の一枚を確認し、俺は背伸びを一つ。本日の仕事である書類整理が無事

に終了し、この後の時間は自由時間となった。

 

背伸びをした後、ホッと肩を落として息を吐く。だがこれから自由時間か、特にこ

れと言った予定はないしどうしたものだろう。う~んと唸りながら考えてみる、そ

の時ふと、ある事が思い浮かんだ。

 

 

「…そう言えばノワールはどうしたのかな?」

 

 

今朝から一目見て、朝ご飯を一緒に食べたらへんから見てないや。それにしてもこ

こに来て驚いたのはノワールは自分で自炊してるって事だった。初日から今日まで

ずっとノワールのご飯を食べさせてもらったけど本当においしい、家庭的な味で食

べるとホッとする感じだ。こうすると俺ってかなり得をしたんじゃないか?女神様

直々の手料理を味わえたと言う事になる。しかもとびっきりの美女、ノワールの手

料理と言うなれば尚の事だ。

 

まあ今はそれは置いといて、そのノワールは昨日から様子が少し気がかりなんだよ

な。俺を見てよそよそしくなると思えば安心した様な表情も見せるし…それに顔も

赤くなっちゃうし、百面相とはこの事だ。貴重だぞー、女神様の百面相。

 

 

「とりあず探してみようかな、仕事の報告もしなきゃなんないし」

 

 

座っていた場所からスッと立ち上がり、頭を掻きながら歩き出す。この時間帯だと

ノワールは何処にいるのかな?そう思いながら俺は部屋の外へ出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

                   ◇

 

 

 

 

 

 

「う~ん…見つからない」

 

 

教会の中を歩き始めて早数分、だがノワールらしき影を見つける事は出来なかった

。教会の人にも聞いてみたけど今日は外に行った様子もないらしい、行くにしても

何かしら返事がある筈だから納得。とすると、やはりこの教会の中にいると言う事

になる。だけど一体何処にいるのだろう?頭をひねったがその答えは出てこない。

 

 

「後思い当たる節は…あれ?ユニちゃん」

 

ノワールが何処にいるのかを考えている時だ、遠目にユニちゃんの後ろ姿が映った

のだ。そうだ、ユニちゃんならノワールが何処にいるのかを知っているかも。そう

なれば善は急げ、俺は駆け足になりながらユニちゃんに近づいて声をかけた。

 

 

「お~い、ユニちゃん」

 

「真司さん、お疲れ様です。どうかしたんですか?」

 

 

俺の声に反応して振り向くユニちゃん、振り向き様に彼女の黒い髪が流れる様に靡

く。今の彼女の手には数枚の書類が握られていた、大方仕事の最中だったのだと思

う。

 

と、まずは当初の目的を達成せねば。俺はユニちゃんに話しかけた。

 

 

「ノワールに仕事の報告をと思ったんだけど見つからなくってさ。ユニちゃんはノ

ワールが何処にいるか知らない?」

 

「お姉ちゃんなら仕事が終わってから部屋に籠りっきりになってるんですけど…」

 

 

ユニちゃんの話を聞いた俺は思わずハッとなった。しまった、これは思わぬ盲点だ

った。さっきまで執務室や教会の中を中心に探していたのに本人の部屋は思いつか

なかった。これは失敗、もっと早く気付けばよかった。

 

 

「ありがとう、ユニちゃん。俺ちょっと行って来る」

 

 

ユニちゃんにお礼を言った後、俺はすぐにノワールの下へ向かおうとした。だがど

うしてだろう?ユニちゃんの顔色が優れない。思わず首を傾げた俺、ユニちゃんに

それとなく聞いてみた。

 

 

「えっと、ユニちゃん?ノワールはもしかして何か用事とかあったりしたかな?」

 

「え?あ、そう言う事じゃないんです。え~っと…実は今、お姉ちゃん面会謝絶中

なんです」

 

 

面会謝絶中?その言葉に思わず首を傾げてしまった。何か大事な案件でもあったの

だろうか?いや、今朝方はそんな内容の話はしていなかったし。もし何かあったら

ノワール、教会の人かユニちゃんが俺に教えてくれる筈だし。

 

それにノワールの事だ、そう言った大事な事は昨日の内から知らせてくれる筈。だ

とすると今日急に入った何かがあったのだろうか?その日によって予定など変わっ

てしまうものだし…

 

 

「う~ん、ユニちゃんはどうしてかわかる?それともノワールから何か聞いた?」

 

「いえ、アタシにも何も。理由を聞いても教えてくれなくて、『取り込み中だから

絶対入らないように!』としか…」

 

 

んう?教会の人や俺ならわかるがユニちゃんにも内容を教えてくれていない?それ

はまたおかしい事だな。逆に考えればそれほど重要な事をしてるともとれるけど…

それにしてもなぁ…

 

でも居場所はわかった、とにかく自分の仕事の報告だけでもしておこう。部屋には

入れないとしてもドア越しには話を出来る筈、それにもしかしたらノワールの手伝

いも出来るかもしれない。

 

 

「ありがとうユニちゃん。とりあえず行ってみる」

 

「はい、それじゃあ」

 

 

ここで俺は一旦、ユニちゃんと別れる事にする。そして目指すはノワールの部屋、

少し小走りになりながらその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   ◇

 

 

 

 

 

 

 

「到着っと…」

 

 

歩き始めて数分もしないうちにノワールの部屋に辿り着いた。ドアの前に立つ俺、

ドアには面会謝絶のプレートがかけてあった。ユニちゃんの話はどうやら間違いで

はなかった様だ。

 

とりあえず気を取り直し、部屋のドアをノックする。コンコンと数回ほど、そして

ノワールを呼び出そうと試みる。

 

 

「ノワール?俺だけど、仕事報告に…」

 

 

ノワールの名前を呼び、仕事の報告をしようと声をかけた。だがまったくの無反応

、俺の声だけが空しく響き渡った。

 

おかしいな、ユニちゃんの話を聞く限りではノワールはまだ部屋にいると思ったん

だけど。もしかして部屋にいないのか?いや、そうだとしても何処かしらですれ違

ったりすると思うけど…もしかして入れ違いとか?う~ん、わからない。

 

これは一度出直した方がいいかな?もしかしたら何処かでノワールに会えるかもし

れない、その時に仕事の報告をすればいい。そう思いその場を立ち去ろうと歩き出

した。

 

 

「~~~~~~っ!!」

 

「っ!?ノワール!」

 

 

その場から立ち去ろうとした時だ、ドア越しから叫び声が聞こえてきたのだ。その

声は紛れもなくノワールの声、俺は驚いて動き出した足を止めて振り向いた。

 

もしかしてノワールの身に何かが起こったのか!?ノワールに対して良く思わない

輩が侵入して…前のルウィーの一件だってある、可能性がないわけじゃない。

 

って、今そんな冷静に考えてる場合じゃなかった!先ほどの叫び声、尋常じゃない

ほどの大きさだった。もしかしたら前に見た誘拐犯の様な奴がノワールを襲ってい

るのかもしれない。そう思った俺は、勢いよくドアを開いた。

 

 

「ノワール!大丈夫…か?」

 

「………え?」

 

 

ノワールの名前を叫ぶ、だがそれは途中で途切れてしまった。その代り俺は、瞬き

しながら目の前の光景に唖然となってしまった。

 

結論から言おう、ノワールは無事だ。襲われてもいなかったし特に部屋を荒らされ

ていることもなかった、だがそのノワールはいつものノワールじゃなかったことが

問題だった。

 

今目の前にいる彼女は、いつも着ているクリアドレスの姿ではなかったのだ。リボ

ンをあしらったピンクで、如何にもアイドルが着ていますよと言わんばかりのふり

ふりの衣装。キラキラの星飾りが眩しく可愛らしいカチューシャ。そして極めつけ

はマイクと…明らかに普段の姿とは逸脱していた。

 

 

「し、真司…」

 

「の、ノワール…」

 

 

お互いに名前を呼び合うも、その先の言葉が思いつかず硬直状態となってしまう。

いや本当にどう声をかけたらいいかわからない。それくらい今の俺にとっては、目

の前のノワールの姿が衝撃的だと言う事なのか?

 

似合わないと思っている訳じゃないぞ?寧ろ可愛いと思う。俺が知っているノワー

ルは真面目で、言い方は悪いかもしれないが何処かお堅いイメージがあった。だけ

どそれが良い意味で壊れてるし。これはこれでありなんじゃないか?と、思う。

 

 

「ノワール、その恰好…」

 

 

似合ってるよ、そう言うつもりだった。だけどその途端、ノワールは涙目になりな

がら身体を丸めてしゃがみ込んでしまった。そして身体はビクビクと震え、まるで

何かに怯える様な素振りも見せる。

 

一体何が!?慌てて声をかけようとした。だけどノワールが震えた様な、泣き声交

じりの声で必死に声を出した。

 

 

「み、見ないで…っ!!」

 

 

まるで見られたくないものを見られてしまい、失意に暮れる人の様になっている。

俺はそこから、どう声をかけていいかわからなかった…

 

 

 

――――――――

 

 

 

「ふんふ~ん♪」

 

 

仕事も早く終わり上機嫌で鼻歌を歌う私。何でこれだけ機嫌が良いのか、それは仕

事が早く片付いたのも理由の一つ。だけどそれともう一つ別の理由があった。

 

鼻歌を歌いながら、私は自分の部屋に備え付けてあるクローゼットのドアを開けた

。そしてそこから何かを一つ引っ張り出し、クルリと身体を回転させながら鏡の前

へ。自分の身体に引っ張り出した何かを合わせ、私に似合うかな?と考えながら笑

顔になる。ふふ、作るのに苦労したわ。

 

私が作ったコスプレ衣装!

 

クローゼットから取り出したもの、それは私が丹精込めて作り上げたコスプレ用の

衣装。取り出した一着だけではない、あの中には私が今まで作って来た衣装がまだ

まだたくさんあるの。

 

実は私、アニメ全般がすごく大好きなの。そのアニメに出てくるキャラクターの衣

装を作って着て見たり、身分を隠して声優オーディションを受けた事さえあったわ

。べ、別にいいじゃない!女神がアニメが好きで声優に憧れてたって!!

 

…この事はネプテューヌ達には内緒にしてるのだけれど。

 

あ、あれよ!仮にカミングアウトしたら今までの私のイメージが壊れていくと言う

かネプテューヌ達に知られたら何を言うかわからないし!?特にネプテューヌの事

だ、それを出汁にしてからかって来るに違いない!そんな未来が嫌でも思い浮かん

でしまう…

 

 

「か、考えるのはよしましょう…それより、ふふ~ん♪」

 

 

自分の着ている服に手を掛け、腕の装飾品からブーツの紐、ガーターベルトを順に

外していく。そして手に持っていた衣装を身に纏い、再び鏡の前に立った。あ、マ

イクを持つのも忘れずに。…うん!我ながら上出来だわ!

 

 

「このふりふりに苦労したのよね」

 

 

今回作った衣装、アニメに登場するアイドルの衣装なの。ピンク色のふりふりが可

愛く、星飾りをあしらったカチューシャが眩しい。特にリボンの部分は、私が力を

込めて作った箇所だ。頑張ったかいもあり、とても見事な出来栄えだと自負する。

スカートをくいっと上げて、そのまま一回転。私の髪の毛がスカートと同じくふわ

りと靡いた。ああ、やっぱりこの衣装は可愛い。思わず笑みが零れてしまった。

 

私はこの楽しみのため、頑張って時間を作ったと言っても過言じゃない。みんなに

は内緒の秘密の楽しみ、誰にも邪魔されない私だけの時間…

 

そう、なんだけど…

 

 

「さすがに真司には見せられないわよ、ね………」

 

 

沈んだ気持ちになってしまう私。そう、この趣味の事はもちろん真司にも内緒にし

ている。何故かって?こんな私の姿を見た彼の反応がとても気になるからだ。ドン

引きしてしまったら?もしかしたら嫌われるかも?そんな想いが頭の中を駆け巡っ

た。

 

真司に限ってそんな事はないと思う。彼が優しい事を、私は身を持って知っている

から尚更…それでもないとも言い切れない。その時、ジト目で私を嫌う様な表情で

見つめる真司の姿が頭の中でチラついた。それを考えただけで胸が痛くなる、自分

の手で痛い部分を押さえてしまうほど。

 

だけど、何で私は真司にそんな事を思っているんだろう?何で私は真司に嫌われる

事を恐れているんだろう?別に気にしなくてもいい事なのに、私は一体どうしてし

まったと言うの…?

 

 

「…今はそんな事考えてもしょうがない、か…」

 

 

考えていたら段々と頭が俯いていたところを、ふんっと鼻息を出しながら上げた。

 

そうよ、今ない事をあれこれ考えてもしょうがないじゃない。それに今はこの貴重

な時間を楽しむ、それに徹したい。ずっと頑張って来た自分へのご褒美、そう言う

意味も兼ねてるんだから。そう思いながら私はもう一度、鏡の前で一回転した。

 

うん、やっぱりこの服は可愛い。自画自賛かもしれないが、今回はかなりの出来栄

えだと思っている。これじゃあ思わず…

 

 

「~~~~~~~っ!!」

 

 

叫びたくなるじゃない!叫んじゃった後にそんな事言うのはどうかと思うけど…だ

けどそれくらい自分が作った衣装の完成度に感激した。

 

うふふ、それじゃあ次の衣装に行って見ようかしら?そう思いながら私は、今着て

いる衣装を脱ごうと手を掛ける。

 

 

「ノワール!大丈夫…か?」

 

「………え?」

 

 

いきなり部屋のドアが開いた、目の前には息を切らしながらも唖然とした表情で私

を見つめている真司の姿が目に映った。

 

その後、お互いに名前を呼び合うも硬直状態になってしまった。その中で私は段々

と、羞恥心と涙が込み上げて来るのがわかった。

 

何で?どうして真司がここにいるの!?面会謝絶のプレートをドアの前にかけてお

いた筈なのに!?

 

だけど今はそんな事はどうでもよかった…

 

真司に姿を見られた、私の趣味がばれた――

 

 

「ノワール、その恰好…」

 

「み、見ないで…っ!!」

 

 

そう思った瞬間、私は身体を丸めてしゃがみ込んだ。目尻からは涙が溢れ、身体は

小刻みに震えているのがわかった。

 

今からどう話をすればいいの?言い訳なんて出来ない…そんな思いを抱えたまま、

私はただ身体を丸めて震えるしか出来なかった…

 

 

 

―――――――――

 

 

 

俺は今とても焦っている。それは一体何故か?その理由は至極簡単だ。

 

ノワールの悲鳴が聞こえ、部屋に突入した俺。だがそこにいたのはアイドルの様な

衣装に身を包み、呆然と立ち尽くしていたノワールの姿。いきなりで驚いたが別段

変とは思わなくって、似合ってるよと声をかけようとしたら途端に涙目になりしゃ

がみ込んでしまったからだ。

 

現在進行形でしゃがみ込み、身体を震わせながら泣き声を出しているノワール。ど

う声をかけていいのかわからずおろおろしてしまう。

 

だけどこのままじゃいけないだろう。意を決した俺はノワールの傍へ寄ると、しゃ

がみ込みながらノワールの肩に手を置き声をかけた。

 

 

「ノワール?大丈夫か?」

 

「真司…?見ちゃいや…」

 

「とりあえず落ち着こう?な?」

 

 

 

 

 

 

 

ソファーに座るもお互いにだんまり、ここからどう切り出したものか…そ

もそもなんでノワールがコスプレなんてしてたんだ?

 

 

「…真司」

 

「え?ノワール?」

 

 

蹲っていたノワールが顔を上げ俺の方へ向いて声をかけてきた、その眼は

泣いたからなのか若干赤い。

 

 

「こんな私、やっぱり嫌よね…」

 

「…何が?」

 

「だってコスプレよ?こんなの私のイメージとかけ離れてるというか…私

のような人がこんなことするなんてとか思ったでしょ?」

 

「う~ん…まあ意外だったというか…」

 

 

だからと言ってそれがいけないということではない、趣味は人それぞれだ

しノワールのコスプレも悪いわけじゃない。

 

 

「私ね、こう見えてアニメとか大好きなの、でも他の人に知られたくなく

て…ずっと隠れて衣装を作ったりしてたんだ」

 

「じゃあ今着ている衣装もノワールが作ったのか?」

 

「ええ…そうよ」

 

「…すげえ!!」

 

「…は?」

 

 

ノワールの眼は点になっていた、対する俺は眼を輝かせノワールを見つめ

る、だってすごいものはすごい!この綺麗な衣装はノワールが一から作っ

たものだ、市販されてもおかしくないレベルのものを作り上げるなんて…

尊敬に値する。

 

 

「俺コスプレとかには詳しくないけどここまでのものを作るのに相当苦労

したんだろ?俺には真似できないや」

 

「でも要するに私はオタクって意味で…」

 

「いいじゃん!そんなの、それだったら俺なんて特撮オタクだぞ?」

 

 

俺はNギアを取りだし画像をノワールに見せた、そこにあるのは俺が前の世

界で今まで集めた特撮の動画や音楽だ、俺が唯一この世界に持ってきていた

ものはスマホだった、その中のデータを全てNギアに移したのだ、ネプギア

にはマジで感謝!

 

 

「これは真司の世界の?」

 

「おう!俺さ、特撮が大好きでさ、よくグッズとか集めたりしてたよ」

 

 

仮面ライダー鎧武の戦極ドライバーを並んで手に入れたことは今ではいい思

い出である…

 

 

「だからノワールがそういう趣味でも俺全く持って気にしないよ、だから堂

々としとけばいい、何か言うやつがいたら俺がやっつけてやるからさ」

 

「…グス」

 

「ウェイ!?ノワール!?何泣いてるんだよ!」

 

「だ、だって…私の趣味を知ったら真司に嫌われると思ったんだもん!」

 

 

結構気にしてたのか…でもノワールがコスプレしても別に変じゃなかったし

なあ、むしろ可愛い。

 

 

「嫌うわけないだろ?好きになる理由ならたくさんあるけどさ」

 

「…え?」

 

「…ち、違うぞ!?あくまで友達としてと言うわけでだな!?」

 

 

これじゃあ思いっきり告白じゃないか!!確かにノワールは素敵な女性だけ

ど絶対俺には不釣り合いだし!!ノワールにはもっといい人が相応しいと思

うし…やっべ、俺自分に自信が無くなってきた。

 

 

「と、とにかく!俺はノワールの趣味は全然悪くないと思う!これからも続

けて行けばいいじゃか、俺もノワールのいろんな姿見て見たいし」

 

「ほ、ほんと?本当に本当?」

 

「本当だよ、こんな時に嘘なんかつかないさ」

 

「な、なら…今からまた私に付き合ってくれる?衣装の感想も聞いてみたい

と言うか…ほら!第三者からの意見も聞いた方が次衣装作るときの参考にな

るし!」

 

「お、おう。そう言うことなら…俺もノワールがどんな衣装を作ったか気に

なるしな、俺の方こそよろしく頼むよ」

 

「ふふん♪括目しなさい!なんちゃってね♪」

 

 

普段のノワールの調子が戻ってきて何よりだった、そこからはノワールのフ

ァッションショーが始まる、セーラー服にプリンセスドレス、魔法少女にメ

イド服、どれもこれも可愛かった、こんなノワールを知ることが出来るなん

て思わなかったけどこれはこれで悪くない、二人きりの時間はこうして過ぎ

ていった。

 

 

 

 

 

 

                  ◇

 

 

 

 

 

ノワールSide

 

 

私の趣味が真司にばれた時すごく怖かった、このまま真司が私を嫌って離れ

ちゃうんじゃないかと思って…

 

でも真司は嫌うどころか私に好感を持ってくれて…私が作った衣装のことを

褒めてくれた!すごく…すごく嬉しい!そして彼は自分が特撮好きだという

ことを私にカミングアウトしてくれたわ、真司の世界の特撮…動画を見せて

もらったけどすごくかっこよかった、次はこんな衣装にも挑戦してみようと

思う。

 

 

 

―――嫌うわけないだろ?好きになる理由ならたくさんあるけどさ

 

 

真司のあの時の言葉を思い出す、昨日から…いえ、たぶん彼に気をかけても

らってからずっと感じていたこの胸のドキドキ、温かくて…そして少し疼く

この感じ…私は漸く理解した、本当に今更よね…私って意外に鈍感なのかし

ら?

 

 

私は真司のことが好き――

 

 

はっきりとわかった、だから無意識にあ~んなんかしたり…その…頬にキス

したりしたのよ…う~今更ながら恥ずかしい!!

 

でも後悔はしないわ、私は真司のことが好きなんだもの!!…ネプテューヌ

たちはどう思ってるかはわからないけど、そんなことは関係ない!

 

真司、大好きよ…

 

 

ノワールSide End

 

 

 

 

 




次回はユニちゃんで行くか…それをすっ飛ばして次の国に行くか…
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