ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕   作:ULTRA-7

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さて来ました!体験入国最終地リーンボックスの回!そして真司弟になる!?の回。

楽しんでくれたら幸いです、ではどうぞ!


第二十二話 いざ行かん!緑の大地リーンボックス!!(改稿中)

「よおし!リーンボックスキタアアアアアアアアアアアアア!!」

 

 

フォーゼじゃないっての!でも興奮するのも無理ないと思うんだよな。ルウィー

から飛行艇に乗って数時間、空の旅を満喫しながらの旅は初めてだったし。

 

 

「それにしても空気が澄んでていいな、深呼吸するだけでも気持ちがいいや」

 

 

さすがは雄大なる緑の大地!なんてな。

 

 

「待ち合わせしてる人は…たしかケイブさんって人だったよな?」

 

 

リーンボックスの治安維持をしている特命課の人だってイストワールさんが言って

たっけ?一体どんな人なんだろう?

 

 

「貴方が加賀美真司?」

 

「え?はい…そうですけど、貴女は?」

 

 

誰かが俺に話しかけてくる、そこにいたのは赤い髪を二つに束ね露出が高い服を着

ている女の人だった。思わずその人の胸に眼がいってしまうのは仕方がないことだ

と思いたい…

 

 

「聞いていると思うけど私の名前はケイブ、リーンボックスの特命課の者よ」

 

「あ、貴女がケイブさんだったんですか!すいません…気が付かなくて…」

 

「しょうがないわ、私たちはお互いに初対面だもの…と言っても私は貴方のことは

事前に知らされていたけど」

 

 

そりゃ俺の名前を知ってるはずだ、たぶんベールさんからも聞いたのかもしれない

けど。

 

 

「ベール様から教会への案内兼護衛の任務を任されているの、今から教会へ案内す

るわ。しっかりと付いてきてちょうだい」

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

 

無事にケイブさんに会えた俺は教会へと案内される、今更だけど俺ベールさんとは

あまり交流がなかったんだよな…これを機に仲良くれたら嬉しい、そう思いながら

俺は教会への道を踏んだ。

 

 

 

 

 

 

                ◇

 

 

 

 

 

 

そしてたどり着いたリーンボックス教会、ここにベールさんがいるのか…ちょっと

緊張するな、俺が教会の門をくぐろうとした時だ。中から何やら慌ただしい声が聞

こえる、俺は不思議に思い教会の扉を開け中に入ると…

 

 

「この書類はどこへ!?」

 

「それは私が!貴方はこっちをしなさい!!」

 

「近郊の村からクエストの依頼が!?」

 

「それは今は後回しよ!!まずは早急に…」

 

 

一体何があったんだ!?こんなに慌ただしくしてるなんて…

 

 

「ああ…またベール様が…」

 

「あの…ケイブさん?ベールさんがどうかしたので?」

 

「ん?貴方は…」

 

 

ふと誰かと目が合う、その人は緑髪で露出の高い服を着ている女性だった。女神化

したベールさんに似てなくもないが…

 

 

「チカ、お邪魔するわね」

 

「ケイブ、もしかしてこの人が…」

 

「そうよ、ベール様が話されていた今日から五日間の体験入国する加賀美真司くん

よ」

 

「初めまして、加賀美真司と申します」

 

「貴方がねえ…」

 

 

ううむ、なんというか疑り深い目で見られていなくもないような…他の国ではそう

いうことはなかったので少しばかり戸惑ってしまう。

 

 

「先ほども紹介されたけどアタクシの名前は箱崎チカ、リーンボックスの教祖を務

めているわ」

 

「よろしくお願いします、五日間お世話になります。ところでお聞きしたいのです

が…」

 

「何かしら?」

 

「一体どうしたんですか?すごくバタバタして慌ててるみたいですけど…」

 

 

俺が質問するとチカさんは頭を抱えてため息をつく、その様子じゃ尋常じゃない理

由が…

 

 

「実はお姉さまが…」

 

「お姉さま?」

 

「グリーンハート様、ベール様のことよ。私はお姉さまと呼んでいるわ」

 

「そうなんですか、もしかしてベールさんに何かあったんですか?」

 

「ベールさん…?」

 

 

俺がベールさんの名前を口にするとクワッと眼を見開き俺の胸ぐらを掴みかかった、

その行動に俺は引いてしまい冷や汗をかく。俺何かしたのか!?

 

 

「どこの馬ともわからないアンタがお姉さまの名前を軽々しく呼ばないでよ!!」

 

「はい!?」

 

「大体この体験入国自体アタクシは反対だったのに!お姉さまがアンタに興味を

持っちゃったからこうなったのよ!どうしてくれるのよ!!」

 

「そんなこと言われてもサッパリなんですけども!?」

 

 

その怒号は嵐のごとく俺に降り注ぐ、そのチカさんも体力を使ったのか肩で息を

してその場にへたり込む。俺はただ茫然としていた、そしてケイブさんはため息

をつきながらチカさんの下へ駆け寄った。

 

 

「もう、チカったら。貴女身体が弱いんだからそんな風に体力を使うようなこと

したらダメでしょ?」

 

「けほ…好きでやってるんじゃないわよ…」

 

「加賀美くんごめんなさいね、チカはベール様のことになるとすぐ頭に血が上っ

ちゃうから」

 

「いえ、別に気にしていませんので…」

 

 

それほどベールさんはこの人に信頼されているとわかる、少々度が過ぎる感じが

するけども…

 

 

「俺が言うのもなんですがとりあえず話を戻しましょう、ベールさんに何かあっ

たんですか?」

 

「何かあったというか…現在進行中と言うか…はあ…」

 

「やっぱり…」

 

「ケイブさん?ケイブさんはベールさんに何かあったか知ってるんですか?」

 

「それは行ってみた方が早いと思うわ」

 

 

ケイブさんの言葉に疑問を持ったがこの後俺はそれを知ることになる。

 

 

―――――

 

 

そしてここはベールさんの部屋の前、チカさんはドアをノックしてベールさんを

呼び出す。

 

 

「お姉さま、加賀美真司をお連れしたのですが…」

 

「…」

 

「あの~…お姉さま?」

 

「今は話しかけないでください!!」

 

 

ドアの向こうからはベールさんの怒り口調の声が聞こえた、俺は思わずビクッとな

る。どうしたというんだろう?

 

 

「ベールさんすごく大事な案件をしてるか何かなんですか?」

 

「それだったらいいのだけど…」

 

「…?」

 

「お姉さま、すみません!失礼と思いますが入らせていただきます!」

 

 

そしてチカさんはドアを開ける、俺も戸惑いながらも中に入る。するとどうだろう

か?中は薄暗く電気もついていない、明かりがあるその先にはパソコンが五台ほど

繋がっているのだろうか?それが絶賛稼働中、そしてそのパソコンの中心には…

 

 

「ベールさん…?」

 

 

そう、ベールさんがいた。すごく真剣な表所でキーボードを叩きまくってる…前ま

で見たおしとやかな雰囲気のベールさんの面影はどこへ行ったのやら…

 

 

「お姉さま…ネトゲをするのはいいんですが…よかったら仕事の方をしてくれたら

ありがたいな~と思ったり…」

 

「チカ?今はそれどころではありませんわ、漸くきたこの最終局面!なんとしても

クリアしませんと!!」

 

 

そう言えばネプテューヌからベールさんについてこんなことを聞いたことがあったっけ?

 

そう、あれはルウィーの一件のその後のこと――

 

 

「それにしてもベールさんすごかったよな、才色兼備とはこのことだよほんと」

 

 

ロムちゃんとラムちゃんの救出までの一連の動作、頼りになるお姉さんって感じだったよ。

 

 

「才色兼備…ねえ…」

 

「なんだよネプテューヌ、その微妙そうな顔は?」

 

「それだったらよかったんだけどさ、ベールって…」

 

「ベールさんって?」

 

「重度のゲーマーで、オタクなんだよね」

 

「…は?」

 

 

ふと想像してみる、…全然想像つかない。

 

 

「ネトゲで引き籠るなんてざらにあるし、結構仕事サボることも多いみたいだよ?困っ

ちゃうよね」

 

「ネプテューヌ、それお前にも言えたことだから。人のふり見て我がふり直せ、ベール

さんのことはよく知らんが」

 

「ねぷ!?ベールの話だったのに私の話になってる!?」

 

 

――と言う会話をしたっけ?

 

まさか本当のことだとは…今尚キーボード連打を繰り返すベールさん、その姿は鬼神

のごとく。でも仕事をサボっちゃダメでしょ…

 

 

「中々やりますわね…でも負けませんわ!!」

 

「お姉さま…」

 

「くぬう…これで…どうです!!」

 

「あの…」

 

「チカ!話は後です!!この!!」

 

 

チカさんの話に耳も傾けないとは…これはネプテューヌ以上に手が掛りそう、こう

なったら仕方がない。

 

 

「チカさん、すいません。ちょっと変わっていただいても?」

 

「え?何をする気なのよ?」

 

「一応こういう人の対応は慣れてるんで…」

 

 

ネプテューヌがいい例だったし、俺はベールさんの傍へ寄り声をかけた。

 

 

「ベールさん?ちょっといいですか?」

 

「後…少しで…!」

 

「…ベ・エ・ル・さ・ん?」

 

「チカ!話は後にと…へ?し、真司くん…?ひう!?」

 

 

ベールさんは振り向く、そしてその表情は青ざめていた。それもそうだろう、今俺は

すごくいい笑顔で…背後には般若が浮かんでると思うから。

 

 

「皆さんが仕事してるのに一人ゲームしてるとは何事ですか!今すごくバタバタして

るんですよ!」

 

「え、え~っと…それはですね…」

 

「えっともそれはもないでしょう!チカさんたちが困ってるんですから早く仕事に戻

りますよ、俺も手伝いますから」

 

「でも…後少しで…」

 

「さ・き・に・し・ご・と・し・ま・しょ・う・ね?」

 

「はいいいいいいい!?」

 

 

ベールさんは勢いよく立ち上がり外に出た、チカさんとケイブさんは呆然と俺を見て

いる。

 

 

「アンタ…何気にすごいわね…お姉さまを威圧させるところなんて初めて見たわ…」

 

「慣れてますから、主に俺が住んでるところの女神様のおかげで」

 

「とりあえずこれで仕事の方は何とかなりそうね、チカ、私はこれで失礼するわ。加

賀美くん、体験入国頑張ってね」

 

「ケイブさん、ありがとうございました」

 

 

ケイブさんに一礼し別れを告げた、さて…まずは仕事に取り掛かろう。俺はチカさん

に案内され仕事場へ、未だに現場は戦場のようだ…俺は書類に手をかけ作業を開始し

た。

 

 

 

 

 

 

               ◇

 

 

 

 

「お、終わった…」

 

「お疲れ様ですわ、真司くん」

 

「原因を作ったのはベールさんですけどね…」

 

「うっ…すみません…」

 

 

あの後は本当に地獄だった、書類整理もさることながらクエスト優先順位や情報整理

など…あんまりやったことない仕事までしてしまった。まあいい勉強にはなったけど

ね…

 

 

「これからは気をつけてくださいね?」

 

「はい…それはともかく、真司くん、ようこそ!我が国リーンボックスへ!歓迎いた

しますわ」

 

「五日間よろしくお願いします、いろいろと…まあ今日も勉強させていただきました

けど…学ばせてもらいます」

 

「真司くん…話を引きずるのはひどいですわ…」

 

 

頬を膨らませ拗ねるベールさん、大人っぽいところしか見てなかったからこんな表情

はとても新鮮だ。何というか…

 

 

「可愛い…」

 

「え…」

 

「あ!?すいません!俺声に出してました?」

 

「ア・ン・タねえ~…お姉さまを口説いてるんじゃないわよ!」

 

 

チカさんが俺に殴り掛かってきた!ちょっ!?痛っ!?

 

 

「チカ、お止めなさい。真司くんは大切な客人ですわよ?」

 

「お姉さま!でも…」

 

「お止めなさい、いいですわね?」

 

「は~い…」

 

 

渋々下がるチカさん、そしてベールさんは立ち上がり俺の手を取った。

 

 

「ベールさん?」

 

「真司くん、今から真司くんに過ごしてもらうお部屋へ案内いたしますわ。今日の

お詫びとお礼も兼ねて」

 

「それでしたら私が!お姉さまの手を煩わせるわけには…」

 

「チカに任せると真司くんに何するかわかりませんわ、だから私が案内います。チ

カにはまだやってもらいたい仕事があるのでここにいてくださいな、真司くん、行

きましょう♪」

 

「そ、そんな~!お姉さま~!」

 

 

叫ぶチカさんを後目に俺とベールさんは部屋を出る、俺は苦笑いを浮かべながらそ

の場を後にした。チカさん、南無!

 

 

―――――

 

 

「チカのことあまり嫌わないでくださいね?悪気があってやっているわけではあり

ませんから、ちょっと度が過ぎてしまうところもあるのですけど…」

 

「それについては気にしてませんよ、よっぽどベールさんのことが大切なんですね」

 

 

廊下を歩いてる時ベールさんに話しかけられ謝られた、たしかにチカさんの行動は

度が過ぎてはいると思うが…ベールさんのことを思ってのことなのだろう。

 

 

「妹のようなものですわ、慕ってくれるのは嬉しいのですが…やっぱり何か違うの

です。ネプテューヌたちが羨ましいですわ」

 

「ベールさん…」

 

「私のことを心配してくれて…私のことを叱ってくれる…今日の真司くんみたいに…

そうですわ!真司くん!」

 

「はい?」

 

「私の弟になりませんか?」

 

「…はい!?」

 

 

いきなりのことで俺は素っ頓狂な声を上げた、何故に弟!?

 

 

「ルウィーでの一件、そして今回私を叱ってくれたこと…まるで姉を心配する弟の様

でしたわ。さあ!私のことはお姉ちゃんと!真司くん!」

 

「え!?えーと…」

 

「さあ!ハリー!ハリー!ハリー!!」

 

 

ベールさんの眼がマジだ!?俺は後ずさりし冷や汗をかいた、こうなったら呼ぶしか

ないか?

 

 

「お、おね…」

 

「ドキドキ…」

 

「おねえ…ちゃ…うう…やっぱり恥ずかしい!」

 

「…しゅ~ん」

 

 

お姉ちゃんと言わなかったせいでベールさんはしゅんとなる、さすがにバツが悪くな

り俺は咳払いを一つ。改めてベールさんに向き直り…

 

 

「その…お姉ちゃんは恥ずかしいから…」

 

「?」

 

「ベル姉でもいい?その方が呼びやすいから…」

 

「~~~~っ!いいですとも!!真ちゃん!!」

 

「べ、ベル姉!?真ちゃんって…どわあ!?」

 

 

ベル姉は思いっきり俺に抱き着いてきた!そのせいで俺の顔面にベル姉の豊満な胸が

押し当てられる、や、柔らかい…

 

 

「今日から私の弟ですわ~♪」

 

「ベル姉!?それ以上は止めてえええええええ!?」

 

 

この後もずっと抱きしめられる形になった俺、正直理性が保っていられるかわからな

い状態だった…ベル姉マジパネェ…

 

 

 




次回もベル姉のターン!いっちょここいらでフラグ立てようかと!
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