ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕 作:ULTRA-7
「真ちゃ~ん、あ~んですわ♪」
「ベル姉…一人で食べれるから…」
翌日の朝食の席、俺はベル姉にあ~んされながら朝食を取っていた。正直恥ずかしい…
「真ちゃんつれないですわ、弟なのですから恥ずかしがらなくても
いいですのに」
「弟と言っても義理でしょ…本当の姉弟じゃないんだから」
「それでもですわ!姉には弟を可愛がる権利がありますもの!」
この調子である、それが昨日の弟にする宣言からずっと…チカさんの視線が痛いのなん
のって。ベル姉はすごく嬉しそうだったから止めるに止められなかったんだよなあ…
「それじゃあ真ちゃん!あ~ん♪」
「はあ…もうどうにでもなれ…」
結局止められずに俺はあ~んされながら朝食を取ることになった、ベル姉ェ…
◇
「あかん…身が持たない…」
あのメチャ甘空間からどうにか抜け出せた、今は仕事をするためにチカさんが
いる場所まで向かっている。昨日は書類整理だったけど今日は何をするのだろ
うか?そう思い俺は政務室まで足を運んだ。
――政務室
「チカさん、お待たせしました。今日は一体何を…」
「ギリギリギリ…」
「ち、チカさん?目が怖いんですけど…そしてなんでそんな物騒な槍をお持ち
になってるので!?」
もう今にも襲い掛からんとするばかりな表情と血走った目で俺を見ているチカ
さん、そしてじりじりと近づいてくる!?ガチで怖ええええええええ!?
「よくも…よくもアタクシのお姉さまを誑かしてくれたわね!この発情男おお
おおおおおお!!」
「誑かしてねえし!?発情男でもねえし!?ツッコみどころが満載なんですけ
ど!?」
「うっさい!!昨日からのお姉さまのアンタへの激甘っぷりときたらなに!何
かにつけてアンタに抱き着いてくるしそれと同じくらい甘えて…あまつさえア
ンタにあ~んなんて…アタクシはしてもらったことがないのにいいいいいいい
いいいい!!」
「思いっきり私情が入っとる!?」
昨日からこの人のベールさんへの執着は異常かもと思ったけどまさかここまで
とは…
そしてクワッと目を見開き槍を思いっきり振り切ってこようとする、ちょっ!?
怖えええええええええええええええええ!?
「ダイジョウブヨ、チョットドタマカチワッテアノヨニイッテモラウダケダカ
ラ…」
「全然大丈夫じゃねええええええええええ!?」
「ジャア…シネエエエエエエエエエエエエエ!!」
「それ思いっきり私情おおおおおおおおおおおおお!?」
ガキン!
チカさんの槍は何者かによって弾かれる、それは…
「チカ…真ちゃんに何をしているんですの?」
「べ、ベル姉…」
「お、お姉さま…」
ベル姉だった、その表情は完全に怒っている表情である。チカさんに近づくとグーで
頭を小突いた。
「きゃん!?」
「まったく、真ちゃんが怪我をしたらどうするつもりでしたの?」
「でもお姉さま~」
「でももですもありませんわ、それに真ちゃんはプラネテューヌからこの国に体験入
国をしている身。もし怪我でもさせれば外交問題に発展してしまうかもしれなかった
んですのよ?チカは私の顔に泥を塗るつもり?」
「う…そんなことは…」
「それならちゃんと真ちゃんに謝ってくださいな、真ちゃん、チカがこんなことをし
てしまって…ごめんなさい」
冷静に、そして尚且つ素早く軽やかにチカさんを納得させ落ち着かせたベル姉。そし
てチカさんとともに頭を下げ謝ってくれた、正直すごいと思う、こんなに早く対処が
できるなんて…さすがだ。
「い、いいよ!俺全然気にしてないから!」
「ほら、チカも真ちゃんに謝って?」
「なんで私が…」
「何か言ったかしら?」
「すいませんでした!!」
そして威圧感半端ねえ…ルウィーの時もそうだったがベル姉を怒らせたら絶対ただじゃ
すまないんだろうなあ…気をつけないと。
「よろしい、それじゃあ仕事に取り掛かりましょうか。チカには資料室でやってもらい
たい用事があるのでお願いしますわ、真ちゃんはこのまま残って私と書類整理をお願い
します」
「書類整理ならアタクシが…」
「これは真ちゃんの勉強でもあるのよ?それにチカに頼んだことは貴女にしかできない
ことなのですわ、ですからお願いできない?」
「全身全霊を持ってやらせていただきます!!」
「ありがとう、ではこの資料を今日中に纏めておいてくださいな」
「了解です!お姉さま!!」
と、全力ダッシュで資料室へ向かうチカさん。その速さは脱兎のごとく…身体は弱いん
じゃなかったっけ?
「それじゃあ真ちゃん、私たちも始めましょうか?」
「あ、うん。了解」
俺とベル姉はそのまま机に向い合せに座り書類に手を伸ばしていく。
――静かに時は過ぎていく、書類に目を通すのと同時にベル姉をチラッと見上げた。
「…」
真剣に、そして繊細に書類に目を通してはそれを片付けていく。昨日までの姿は何処へ
やら…でも本当にすごいとも思ったし、すごく綺麗に感じた。
「真ちゃん?何かわからないところがありますの?」
俺の視線に気が付いたのかベル姉は俺に話しかけてきた、その時にふわりと髪が靡く。
ほのかに甘い香りが漂い俺はドキッとなった、その恥ずかしさを隠すように俺はそっぽ
を向く。
「え?あ!な、なんでもないよ…」
「ふふ♪本当に真ちゃんは可愛いですわね♪」
そう言って俺の頭をふわりと撫でる、前にも言ったと思うが俺は一人っ子だ。ベル姉の
ようなお姉さんがいたらなと思ったことは少なからずある、正直今はすごく恥ずかしい
のだが…悪くない。
「甘えたいのでしたら…もっと甘えてもいいんですのよ?」
「いや、別に甘えたいとかそういうのじゃなくて…」
「真ちゃんは恥ずかしがり屋なのですわね、でも…嫌いじゃないですわ!!」
「どわああああああああああ!?」
悪くないと思ったけど前言撤回!!ベル姉はまた全力のハグをかましてきた!だからそ
んなことしたら俺の身が持たないってばああああああああ!?
「さっきはチカがいたから躊躇してしまいましたが…今なら遠慮はいりませんわ!真ちゃ
~ん♪ぎゅ~♪」
「うにゃああああああああああ!?だ、だからそれは止めてくれと何度も…」
「それは却下です、貴方は私の弟!よって可愛がる権利を行使しますわ!」
あかん!?目がマジや!?たしかに男としてベル姉のような女性に抱きしめられたら誰
でも嬉しいだろう、でも物には限度がある、さすがに俺も我慢の限界が来た。
「だああああああ!もう!ベル姉!!それ以上は止めてって言ってるだろ!!俺の身が
持たないし仕事に集中できないよ!!」
「し、真ちゃん…」
「恥ずかしいにも程があるしそう何度も抱き着かれたらこっちの身が持たないの!わか
る?可愛がるのいいけど限度があるだろ!」
「わ、私は…」
「これ以上はノー!今からは仕事!いい?」
「…わかりましたわ」
少し言い過ぎたかな?いやいや!これくらい言わないとベル姉は絶対に何度も俺に抱き
着いてくる、心を鬼にしないと!
ここから先の作業はなにもされることなく終わった、だが…ベル姉の表情はなぜか悲し
そうだった…
◇
「ふう…」
その日の夜、一人ため息をつく。確かに俺が怒ってからベル姉は何もしなくなった。だ
けどやっぱり悲しそうな表情が脳裏に浮かぶ…俺そんなにきつく怒ってしまったのだろ
うか?
「謝った方がいいのかな…」
そう思い俺は重い腰を上げる、その時だ。
ドバン!!
「加賀美真司いいいいいいいいい!!お姉さまになにをしてくれたのよおおおおおおお
おおおおお!!」
「ギャアアアアア!?チカさん!?」
ものっそい鬼の形相のチカさんがドアを蹴破り押しかけてきた!?やっぱり怖ええええ
ええええええええええ!?
「お姉さまが全然元気がないのよ!話しかけても上の空ですごく悲しい表情を見せるし!!
アンタが何かやったとしか思えないのよ!!」
「俺が一体何を…あ」
「想いたる節があるのね!?さあ言いなさい!すべて吐きなさい!!言わないとどうな
るか…わかってるわよねえ?」
「洗いざらい話させていただきます!?」
チカさんの眼からハイライトが消えていました…俺はそれに抗えるわけもなく俺は昼の
仕事の時ベル姉に怒ったことを話した。
「何?アンタはお姉さまの愛を受けなかった挙句怒ったというの?この贅沢物があああ
あああ!!」
「いやだからあれは恥ずかしかっただけで!?それに過度にするのもどうかと思ったか
ら怒ったわけだが!?」
「それでもよ!まったく!!アンタ本当にわかってないのね!!なんでお姉さまがそこ
までアンタに過剰なまでに接してくるのかが!!」
散々怒号を浴びせた後、チカさんは真剣な表情で俺を見た。ベル姉がそこまで過剰に俺
に接してくる理由…それは一体?
「お姉さまはね、すごく嬉しかったのよ。アンタが弟になってくれたことだけじゃない、
お姉さま自身をお姉さまと見てくれる存在ができたことが」
「ベル姉自身を見る?」
「そうよ、お姉さまはこの国の女神。国民も…この教会の人たちもお姉さまを女神とし
て見ているわ、アタクシは違うけども!」
「あ…うん」
「でもそれはお姉さま自身をちゃんと見ていないことに他ならない、辛いはずよ…自分
自身としてじゃなく女神としか見られていないというのは…」
その言葉でノワールが言ったことを思い出す、国のお手本、なんでもできて当たり前…
そのプレッシャーがずっしりとのしかかっていたのは事実だ。
「そんな時よ、アンタがお姉さまの前に現れたのは。ルウィーの一件の時アンタはこう
言ったそうじゃない、お姉さまのことも守りたいって…あの時の言葉…本当に嬉しかっ
たって言ってたわ、女神としてじゃなく一人の人として、純粋に自分自身を心配してく
れたアンタの言葉が」
まさかベル姉がそこまで思っていたなんて…俺、全然気が付かなかった…
そう思う中チカさんの話は続く。
「そして昨日、お姉さまはアンタに弟にならないかってせがまれたわよね?アタクシは
非常に腹ただしいけど!!普通なら断ってるわ、弟になってと言っても相手は一国の女
神、そう易々と手を出していいものではないのだから」
「…」
「でもアンタはそうじゃなかった、お姉さまの気持ちを無下にせず受け入れた…それが
お姉さまにとってどれほど嬉しかったかわかる?だからアンタにあれほどまでに過剰な
接し方をしたのよ、受け入れてくれたのが嬉しくて…アンタが可愛くて仕方がないの」
ただ単に弟ができたからとか、ネプテューヌたちが羨ましかったとかそればかりじゃな
かったんだ…自分自身を見てくれる存在ができて…その俺が弟になって…そのことが堪
らなく嬉しかったんだ。
「まあ?それでもアタクシがお姉さまを一番に思ってることには変わりないんだけどね!」
「チカさん…」
「え?な、何よ…」
「ありがとう、そして…ちょっと行ってくる!」
「あ!ちょっ!?どこに行く気よ!?」
俺は部屋を思いっきり飛び出す、向かうのはあの人がいる場所…ベル姉がいる場所だ!
◇
ベールSide
「…はあ」
一人ベランダでグラスを片手にちびちびとワインを飲む私、今私はちょっと落ち込み気
味ですわ…何故ですかって?
昼の一件のこと、真ちゃんに接し過ぎてしまったからか彼は怒ってしまった。怒らせる
つもりは全くありませんでしたのに…でも、結果的には真ちゃんに不快な思いをさせて
しまった…
「真ちゃん…私のことを嫌いになっていないでしょうか…」
ズキッ…
胸が痛む、嫌わないでほしい…やっと…女神たち以外で私を私と見てくれる人ができた
のだから…
ルウィーでの事件の時、真ちゃんは本気で私を心配してくれた…私を守りたいと言って
くれた…その時胸が熱くなるのを感じましたわ、この気持ち…温かくて、ドキドキして…
私は女神、いつも守る側の存在でした。まさかあの時逆に守るなんて言われるとは思っ
てもみませんでしたの、でも同時に…とても嬉しかった…あの言葉だけで私はどれだけ
勇気を貰えたか…
そんな彼がこの国に来た、最初の印象が最悪だったことは今も反省していますわ…真ちゃ
んも怒っていましたし、でも怒ってくれたことが逆に嬉しくも思いましたの。
あの時の真ちゃんは私を女神としてではなくベールとして、私を見て怒ってくれました
わ。教会の人はチカも含めて一線を超えない程度にしか怒りませんでしたし、真ちゃん
みたいに真剣に怒ってくれたことはなかったですわ。
「だから…私は真ちゃんにあんなこと言ったんですわよね」
――弟になりませんか?
心配してくれたこと、真剣に怒ってくれたこと…まさにネプギアちゃんたち妹たちのよ
うな存在。私には妹がいない、だからこそネプテューヌたちが羨ましかった。笑い合い、
時に喧嘩をして、支え合う存在が…
真ちゃんがまさにそれだった、だから声をかけた。彼に話しかけてみると…
――おねえ…ちゃ…うう…やっぱり恥ずかしい!
やっぱり厚かましかったのでしょうか?その言葉にちょっとばかりしゅんとなりました
わ、やっぱり弟になってほしいというのが無理な話だったのでしょうか…でも真ちゃん
は私の予想をいい意味で裏切りました。
――その…お姉ちゃんは恥ずかしいから…ベル姉でもいい?その方が呼びやすいから…
その時私は心が躍った。私に義理でも弟ができたことに、真ちゃんが私を姉と受け入れ
てくれたことに…思わず彼を抱きしめていましたわ、真ちゃんは顔を真っ赤に染めてい
ましたが…私だってドキドキしたんですのよ?
「真ちゃん…」
少し涙がこぼれてしまいましたわ、私らしくない…でも今日のことはちゃんと謝らない
といけませんわ。そうしたら彼は…真ちゃんはまた私に接してくれるでしょうか?また
私を見てくれるでしょうか…不安が頭を過る、その時でしたわ…
「ハア…ハア…あ…!ベル姉!」
「真ちゃん?」
真ちゃんが息を切らせながら私の名前を呼びましたの。
ベールSide END
「どこだ…ベル姉…」
俺は走る、ただひたすらに走る。ベル姉は何処にいるんだ?教会の人に聞いたが知らな
いと言うし、念のためベル姉の部屋には行ったけど中はもぬけの殻だった。
「ハア…ん…あれは…」
息を切らした俺は上を見上げる、そこにはベランダで一人たたずんでいるベル姉がいた。
あんなところにいたのか!
「ベル姉…今行くから!」
俺はまた走り出した、ベル姉がいる場所まで…
―――――
「ハア…ハア…あ…!ベル姉!」
「真ちゃん?」
ベル姉は俺の声に振り向いた、その眼からは少しだけだか涙がこぼれていたのがわかった。
「ごめんベル姉、昼はその…言い過ぎた…」
「そんなことないですわ、私も些か接し過ぎましたもの。真ちゃんが気に病む必要はない
ですわ」
「ベル姉、俺さ…本当はすごく嬉しかったんだ」
「え?」
ベル姉は俺を見つめた、俺は深呼吸してちゃんとベル姉を見て話しだす。
「俺って一人っ子だからさ、ずっと兄とか姉みたいな存在に憧れてたんだ。ベル姉が俺に
弟にならないかって言ってくれた時は…恥ずかしかったけど、でも嬉しかった」
「真ちゃん…」
「でも俺…ベル姉の気持ちも考えないで弟面なんかしちゃって…あんなに怒っちゃって…
ごめん」
「…真ちゃんは優しすぎますわ」
ベル姉は俺をそっと優しく抱き止めた、俺は頬を赤くしたが今はそれを受け入れる。
「私もはしゃぎ過ぎましたわ、真ちゃんが弟になってくれて…私を見てくれるのが嬉しく
て…ごめんなさいね」
「いや、別にベル姉は…「だからどうか…」?」
「私を嫌わないでいてくれますか?私の弟でいてくれますか?」
「…当たり前だよ、俺はベル姉の弟だ」
「っ!真ちゃん!」
ベル姉は抱きしめる力をより一層強くする、耳元からは泣き声も僅かに聞こえた…俺は
ただベル姉を優しく抱き止める、今はそれしかできないから…
―――――
「真ちゃんありがとう、なんだか吹っ切れましたわ」
「よかった…のかな?」
あの後ずっと抱き合っていた、正直恥ずかしかった…ベル姉の甘い香り、柔らかな感触
が…今思い出しただけで顔が熱くなる!
「それじゃあ俺はこれで…」
「真ちゃん、今お暇ならどうです?一緒に…」
「え?」
そう言われベル姉が取り出したのはワインとグラス、お酒はちょっと苦手だが…誘われ
て断ることもない。
「是非ご一緒させてもらうよ」
「ふふ♪それでは…」
グラスを渡された俺はベル姉からワインを注がれる、お互いのグラスにワインが注がれ
た後俺とベル姉は乾杯した。
「それじゃあ私に弟ができたことに…」
「俺に姉ができたことに」
「「乾杯」」
カチン…
ワインを一口、優しい味…俺でも飲みやすい。
「お口に合いまして?」
「うん、すごく飲みやすいや」
「それはなによりですわ♪」
お互いに微笑み合う、この時間が続けばいいのにと思うほどこの空間は居心地が良いも
のだった。
「これからもよろしくお願いしますわ、真ちゃん♪」
そう行ってさぞ当然のように抱き着くベル姉、その時に豊満な胸が…
おうふ…
「やっぱり…抱き着くのは止めないのね…」
「当然ですわ!弟を愛でるのは姉の特権ですもの!」
「はは…やっぱり…」
こればっかりはしょうがないよなあ…でも、まあいいか。
「うふふ~♪真ちゃんの抱き心地はいいですわ~♪」
「それと同時に理性が削られるんですが…ふう…」
「真ちゃん?」
少し一息ついた俺にベル姉が気になって声をかけてきた、俺はベル姉を見て笑顔で答
える。
「俺の方もこれからよろしく、弟としてもそうだけど…一人の人としてもベル姉を支
えられるように…頼りにされるように頑張るよ、頑張るだけじゃなくてなってみせる!
絶対に!」
「っ!真ちゃん…」
「え?ベル姉?…え?」
ベル姉は俺の頬に手を置く、すると…ベル姉の顔がドアップに!?さらに段々と近づ
いてきて…
俺は反射的に目を閉じる、その時…
ピンッ!
「あ痛!?」
「ふふ♪冗談ですわ、真ちゃんったらすぐに騙されるんですから」
でこピンされた…地味に痛い…
「え…?あ…ベル姉!!からかったのか!?」
「どうでしょう?ご想像にお任せしますわ」
「男の純情を弄んだなああああああああああああ!!」
趣味が悪いよもう!!俺が叫んでいる姿を見て微笑んでるベル姉、俺は叫んだ後思いっ
きり項垂れた。ベル姉ェ…
ベールSide
私が姉で嬉しい、真ちゃんの言葉が堪らなく嬉しくてついまた抱きしめてしまいました
わ。そして本音まで…でも真ちゃんは優しく受け止めてくれました、胸がポカポカして…
ドキドキもする、とても居心地がよかったですわ。
――一人の人としてもベル姉を支えられるように…頼りにされるように頑張るよ、頑張る
だけじゃなくてなってみせる!絶対に!
っ!真ちゃんの言葉が浮かぶ、あれでは思いっきり告白ではないですか!不意打ちなん
て…卑怯ですわ。
何の気の迷いからか私は真ちゃんの頬に手を置きそっと唇を近づける…真ちゃんは反射
的に目を閉じた、後少しで…
私は何をしてるんですの!?真ちゃんにき、き、キスだなんて!?我に返った私は真
ちゃんにでこピンをした、真ちゃんは顔を真っ赤にして叫んでしまいましたけど…
真ちゃんのこと弟としても見ていましたが…それだけではないようですわね。
私を守ると言ってくれたこと…支えると言ってくれたこと…私がずっと求めてきたこと
を言ってくれた、そんな彼が…真ちゃんが一人の異性として…
好きになってしまったのですのね…
ふふ♪恋愛ゲームは嫌と言うほどしてきたのですがまさかこの私がこんなことになるな
んて思いませんでしたわ。
でも、ライバルは多そうですわね…ネプテューヌ然り、ノワール然り、ブラン然り…特
にブランに限っては真ちゃんを好きになる理由が多すぎますわ!ノワールだって…ネプ
テューヌは…まだわかりませんが。
それでも私は負けませんわ、真ちゃんを絶対にものにしてみせます!だから真ちゃん、
覚悟していいてくださいね?
ベールSide END
ベル姉の心情の回でした、ちゃんと書けているか心配です…
次回はいよいよ彼女が登場!リーンボックスの歌姫と言えば…わかりますよね?