ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕 作:ULTRA-7
女神ピンチ回、正直まずいです。真司がどのような心情なのかはみなさんもよくわかると思います!
――そして夕方
「みなさん、お待たせしましたわね!我が家のホームパーティへようこそですわ!」
パーティの準備もできみんなが広間に集まってきた、テーブルにはたくさんの料理
が並べられている。どれもこれもおいしそうな匂いがたちこめていた。
「とりあえず、間に合ってよかったな…」
「ええ…まさか自分が参加するパーティの準備を自分たちでやるとは思ってもみな
かったけど」
「…本当ね」
「うう…すみませんわ…」
俯き気味で謝罪するベル姉、後でフォロー入れてあげようかな。
「さっき立ちくらみしたんだって?」
「うん、もう平気だよ。真司さんにも言われてベッドで横になってたし」
ネプギアのことを聞いたのかネプテューヌは心配そうに声をかける、ネプギアの方
は調子が戻ってきたみたいで何よりだ。
「とにかく…さあ、みなさん!食べて、飲んで、騒ぎましょう!今日のためにとび
っきりのゲームも用意しておりますわ!」
んむ?ゲームとな?ゲーマーのベル姉が言うんだからそれはもうとびっきりのもの
に違いない、俺は内心ワクワクしていた。
「ネプテューヌ、ノワール、少し後ろに立ってくださいな」
「ほいな!」
「え?なに?」
と、言われるままに移動する二人。するとなにかの機械音がする、一体これは…
「では、華麗に戦ってくださいまし♪」
ピッ!
ベル姉がなにかのコントローラーのボタンを押す、すると機械から光が放たれて
ネプテューヌとノワールに当たる。そしてそれだけではない、周りの景色が森に
変わったのだ。
「すっげ…」
「わあ~!」
「あ、見てください!ねぷねぷが…」
コンパが指を指す方へ向いて見るとそこには…
「ねぷう!?スライヌになってる!?」
「こ、これ…私なの!?」
二人の姿がスライヌに変わった!?心なしかなんだか可愛い…
「二人の動きを特殊なカメラで読み取って立体投影しているのですわ、中々の技
術でしょう?」
成程、確かにとびっきりのものだ。こんなもの俺の世界じゃまずお目にかかれな
い代物、すごいの一言に尽きる。
「じゃあこの格好でノワールと戦えばいいんだね!やい!ノワスライヌ!ねっぷ
ねぷにしてやんよ!」
「え?なによノワスライヌって!」
「てや!!」
「きゃあ!?」
ネプテューヌがノワールに先制攻撃、そしたらなにか数字のようなものが浮かび
出ていた。何かのポイントか?
「いぇ~い!ポイント先取!」
「私を怒らせたわね~!!覚悟しなさい!ネプライヌ!!」
と、ノワールも負けじと攻撃するが…軽やかに躱されて逆さになってしまう。
なんだかかわええ…
「や~い!逆さノワイヌ~!」
「き~!!」
「ちなみに、もっと実戦寄りのシュミレーションも用意してありますから。戦闘
の訓練にも使えますのよ」
「それいいな、俺もそう言った訓練はしたいと思ってたし。さすがベル姉」
「ふふ♪真ちゃんに喜んでもらえて何よりですわ」
「面白そう…!」
「私もやる~!」
「ええ!どんどん遊んでくださいな!」
ロムちゃんもラムちゃんも俄然やる気になっている、でも本当に面白そう!俺も
早速…
「それともう一つ、みなさんにも楽しんでいただけるものを用意していますわ」
「え?ベール、なになに?」
ゲーム以外にも楽しめるもの?そして出て来たるは大迫力のテレビ画面?一体何
をするつもりなんだろう?
「ベール、一体何をするつもりなの?」
「ふふ…真ちゃんの…仮面シンガーのライブ映像ですわ!」
「…はあ!?」
な、なんでベル姉がそんなものを!?それよりなんでそんなものをこんなところ
で流そうとするんだよ!?
「テレビ局の方に映像を譲ってもらったのですわ、せっかくの真ちゃんの晴れ舞
台の映像なんですのよ?私がそのまま何もしないとでもお思いですか?」
「いやいやいや!?それ見たってみんなが楽しむことは…」
「お兄ちゃんのライブ映像!?見たい見たい!」
「私も見て見たいです!」
「んなあ!?」
ラムちゃんとコンパがキラキラした眼をして心躍らせとる!?いやいやいや!?
あんなの見ても楽しめないから!?俺すげえ恥ずかしいんだよ!?と言うか何で
見たいと思うんだよ!?
「言ったじゃない、真司の歌はみんな気に入ってるって…ロムもラムも真司が歌
った歌を気にいってるのよ…」
「コンパも今日のライブを見て一気に気に入っちゃったのよねえ…」
「…なんでやねん」
「そ、そんなにげんなりしないで下さい!私も真司さんの歌、すごくいいなって
思ったんですから!」
「ユニちゃん…」
羞恥で俺の心はいっぱいになるが…みんなが気に入ってくれたのならそれはそれ
でよかったのかも、でもそれはそれとして…恥ずかしいものは恥ずかしい!!
「「「ベール!!」」」
「ネプテューヌ?ノワール?ブラン?どうしたんですの?」
ネプテューヌたちがベル姉に強気な声で呼び止める、次の瞬間…
「「「その映像ダビングさせてください!!」」」
またもや見たよ、綺麗な土下座…ところでなんでノワールとブランまでそんなこ
としてるんだよ…しかもネプテューヌとノワールに至ってはスライヌ姿のまんま
だし。
それを見たベル姉は苦笑いを浮かべていた…
◇
「ちゅ…ちゅ…ちゅ~…」
夕暮れの中、あの時海底にいたワレチューが走っていた。その先には女性が…あ
の時ルウィーにいた怪しげな女性が佇んでいた。
「遅い!計画を台無しにするつもりか!!」
「これでも精一杯急いだっちゅよ!余裕のないスケジュールを組んだおばはんが
悪いっちゅ!」
「雇い主をそう呼ぶなと何度言えば…ま、まあいいネズミ風情にいちいち腹を立
ててはいられん…例のものを早くよこせ」
「わかってるっちゅよ」
おばはんって…それはともかくワレチューは女性に何かを渡す、それはルウィー
で彼女が持っていた怪しげな石と同じものであった。
「ふふ…これで四つ揃った、今夜…世界と言うゲームのルールが塗り替えられる」
怪しげな笑み、不吉な予感は刻一刻と迫ってきていた…
――――――
「ふい~…結構遊んだなあ…」
ゲームを一段落させて一息つく、何気に体力使うよなこれ。みんなはまだ遊んで
いるけど…
コンコン…
ふとドアをノックする音が聞こえた、ベル姉がそれに対応しドアを開ける。そこ
にいたのは教会の職員の人であった。
「どうしたんですの?パーティの最中に…」
「ベール様、実は…」
俺は部屋の片隅にいたので何かは聞き取れなかったが、ベル姉の表情が真剣な顔
つきになったことから何か重要なことだと感じた。ベル姉は職員の人が去った後
、ドアを静かに閉める。
それと同時にノワールがコントローラーのスイッチを切りゲームを終了させた。
「ベル姉、何かあったのか?」
「真ちゃん…いえ、ズーネ地区にある廃棄物処理場に多数のモンスターが出現し
たという知らせを受けたのですわ」
「モンスターが?」
ベル姉は移動し、ノートパソコンを取りだしキーボードを叩く。何かを調べてる
ようだ。
「ズーネ地区…離れ小島ね…引き潮の時だけ地続きになるという…」
「モンスターくらいどこでも普通出るっしょ?」
俺もそうだと思ったのだが…ベル姉はそれを否定した。
「国が管理している場所ですから、そんなことはありえませんわ。でも…」
パソコンのモニターにはモンスターの情報や数も乗っていた、これは即ち…
「事実…の、ようですわね…」
そういう事になる、そしてベル姉は徐に立ち上がった。
「私、今から行ってきますわ」
「私も行くよ!」
ベル姉に賛同し、一緒に行こうとするネプテューヌ。それを聞いたベル姉は
少し戸惑いの表情を見せた。
「けれど…これは私の国のことですから…」
だがそれを聞いたネプテューヌたちは…
「こうして私たちがいるのも何かの縁だしさ、手伝わせてよ!」
「またお決まりの友好条約を結んだ以上仲間ってやつ?でもまあ…そうね、
私も手伝うわよ」
「私も…誘拐事件の時の恩を返すいい機会だから…」
「みなさん…」
ベル姉の表情から暗さが無くなり笑顔が戻る、なんだかこの光景を見ている
とホッとする自分がいた。でも…
「わかりましたわ、それじゃあ四人で参りましょう」
「あの…さ」
「真ちゃん?」
「…俺も行く」
少しだけ俯いた後俺は真剣な表情でネプテューヌたちを見た、俺はさらに話
を続ける。
「俺だって少しはましに戦えるようにはなったんだ、力になれると思う…」
「真ちゃん…気持ちだけで十分ですわ、でもこれは普通のクエストとは違う
もの…真ちゃんにはまだ早すぎると思いますし…」
「ベル姉…だけど…」
不安だ…あの時感じた気持ちが今になって出てきている、このままみんなを
行かせたらいけない…そんな感じがして…
「大丈夫だよ真司!なんたって女神が全員勢揃いだよ?どんな敵だってやっ
つけちゃうよ!」
「ネプテューヌ…」
「心配してくれるのはすごく嬉しいわ、でも私たちだって女神よ?私たちの
ことも頼りにしてくれないかしら?」
「ノワール…」
「安心して…モンスターを全部討伐したらすぐに帰ってくるから…」
「ブラン…」
そう、だよな…俺がみんなを信じないでどうするんだよ。
少しだけ、不安が消えた。だけど完全に消えたわけじゃない…
「そ、それだったら…私が行きます!」
するとネプギアが自分も行くと言い出す、それに即発され…
「わ、私も!」
「私も行く!」
「私も…」
ユニちゃん、ロムちゃん、ラムちゃんも賛同してきた。だけどそれを女神た
ちが待ったをかけた。
「貴方たちはダメ…遊びじゃないの…」
「ユニも当然留守番よ、貴女まだ変身もできないんだから」
「あう…」
ノワールの言葉に少ししょんぼりするユニちゃん、そして次にネプテューヌ
がネプギアに声をかける。
「ネプギア、ここはお姉ちゃんに任せといて!たまにはいいとこみせないと
ね!!」
「あ…うん」
―――――
「それじゃあ…変身!!」
ベランダにて女神一同は変身する、そして四人が飛び立とうとする時…
「ネプテューヌ!ノワール!ブラン!ベル姉!」
俺は声を張り上げ少しだけみんなを呼びとめた。
「真司?」
「絶対…絶対帰ってきてくれよ!!」
「…ええ!」
「大丈夫よ、必ず戻ってくるわ!」
「だからそこでのんびり待っておいてくれよ?」
「真ちゃん、すぐに戻ってきますから…待っておいてくださいな!」
ネプテューヌたちは勢いよく飛び立った、…まただ、またこの胸の中のざわ
つき…
頼む、この予感が外れてくれますように…そう願わずにはいられなかった。
◇
「よくもまあ…こんなにザコモンスターを集めたもんっちゅねえ…」
廃棄物処理場には無数の機械系モンスターがはびこっていた、ワレチューの
言葉を聞いた女性は不敵に笑う。
「なあに、これくらいのことをしなければ女神をまとめておびき出すことは
できないからな」
さらに不敵に、邪悪な笑みを浮かべる。女神をおびき寄せるとはいったい…
「さあ、女神よ。早く来るがいい」
―――――
「…」
「真司さん?」
「ネプギア?」
俺はバルコニーで一人佇んでいた、みんなが…ネプテューヌたちのことが心配
で休む気にはなれなかったからだ。ただ一人ボーッとしていると、ネプギアか
ら声をかけられた。
「何でこんなところに?」
「んー…ちょっとな、みんなのことが心配で…」
「真司さんもなんですか?」
「ネプギアもそうなのか?」
ネプギアも心配でここに来たのか、心配なんかで意気投合したくはないんだが
こればかりはしょうがないことだろう。
「はい…お姉ちゃんのこと、信じてないわけじゃないんです。でも…今日に限
って妙な胸騒ぎがして…」
「奇遇だな、俺もだよ。なんでだろうな…この胸がざわつくようなこの感じ…」
そう言いながら頬杖をつく、今は考えてもしょうがない…か。
「とりあえず中に戻ろうか、みんなも心配してるかもしれないし」
「そう…ですね」
俺とネプギアはみんなが待っている部屋へと戻って行った。
――――――
「そう…わかった、ありがとうオトメちゃん」
俺とネプギアが部屋に戻って行ったとき、アイエフが誰かと電話をしているのが
聞こえた。何かあったのだろうか?俺は気になってアイエフに尋ねる。
「アイエフ、何かあったのか?」
「真司、いやね。今日のお昼に私とコンパたちが食料の買い出しに行ったじゃな
い?その時コンパと一緒にいたネズミの姿が妙に引っかかったのよ」
ネズミ…?うん、あえて何も聞かないことにしよう。
「それを諜報部に同僚に聞いてみたところ案の定…各国のブラックリストに載っ
てたやつだったわ、要注意人物…というか要注意ネズミとしてね」
「ええ!?あのネズミさん…悪い人だったです?…悲しいです…」
コンパは本当に純粋でいい子だな、そう思ってる間にアイエフの話は続く。
「しかも数時間前にズーネ地区に船で向かっていたこともわかったの」
「おい、それって…」
「推測でしかないけど…廃棄物処理場にモンスターが大量発生したのは何か裏が
あるかもしれないってこと」
ネプテューヌたちがもしかしたら…嵌められたかもしれないということか…まず
い!!みんなが…危ない!?
「今ならまだ引き潮に間に合う、私今から様子を見に行ってくるわ」
「俺も行く!俺も連れて行ってくれ!」
「真司!?ダメよ、貴方を危険な目に合わせるわけには…」
アイエフは俺の身を案じてくれているのだろう、だけど…どうしても俺は行かない
といけない、俺の決心は揺らがなかった。
「私も…私もお願いします!」
ここでまさかのネプギアもついて行きたいとの声を上げる、ネプギアも俺と同じ気
持ち何だと思う。
「ネプギアまで…」
「どうしても気になるんです!お願い!!アイエフさん!!」
「アイエフ…頼む!!」
その場には沈黙が漂った…
◇
――ズーネ地区付近
ネプテューヌたちは廃棄物処理場のすぐ近くまで来ていた、目的地を見て見るとそ
こには…
「けっ…うじゃうじゃいやがる」
そこには無数のモンスターの群れがはびこっていた、だがそれを見たノワールは不
敵に笑う。
「数は多いけど…大したことないやつばっかじゃない」
「だけど万が一、街に渡ったりしたら大変よ。ここで早めに…っ!?」
すると地面が割れ中から大型の砲台を持つモンスターが出現した!モンスターはそ
の砲台の標準をネプテューヌたちに向けてくる。
「このデカブツが真打か!」
「敵に不足なし…ですわね!」
ベールは槍を回転させ攻撃を防ぎ、ネプテューヌたちは得物で攻撃を薙ぎ払う!
「おあつらえ向きに一人一体…競争ね!!」
ノワールは砲台モンスターに向かって一直線に向かう!
「抜け駆けはさせねえ!!」
それに続きブラン、ベール、も向かった。だがネプテューヌはそれに待ったをかける。
「三人とも待って!ここはみんなで一体ずつ倒すのがセオリーじゃ…」
「…腰抜けのセオリーね!」
ノワールはネプテューヌにそう言い放つ、それを聞いたネプテューヌは少し呆れた顔
をしていた。
「まったく…変身するとみんな妙に強気なんだから…まあ、私もそうだけど!!」
負けじとネプテューヌも突っ込んでいった――
―――――
ここはズーネ地区に繋がる海岸、俺とアイエフ、ネプギアはネプテューヌたちの後を
追うためにバイクで走っていた。俺は教会の人から借り受けたものを使っている、こ
れでもバイクの免許は持ってるからな。
ネプギアはアイエフの後ろの席でしっかりと捕まっている。
「いい?真司、ネプギア!絶対に無理はしないこと、危険だと感じたらすぐに撤退だ
からね!!」
「わかってる!それを承知でここまで来たんだから!!」
「はい!!ありがとう、アイエフさん!」
俺たちは向かう、みんなが…ネプテューヌたちがいるところへ…
―――――
「やあ!!」
ノワールが砲台モンスターに一閃、そして…
「レイシーズダンス!!」
技が決まりモンスターは粒子となって消えた。
「ふふ…私が一番ね」
「うおおおおおおおおおお!!テンツェリントロンべ!!」
ブランも負けじと斧での一閃!倒しはしたが本人は少し不機嫌そうだ。
「チッ…二番かよ」
「あっちはまだ見たいね」
ノワールの視線の先にはベールとネプテューヌが、先に仕掛けたのはベールの方だ。
それに続きネプテューヌも攻撃する。
「レイニーラトナピュラ!!」
「クロスコンビネーション!!」
砲台モンスターは跡形もなく消え去った、そしてここから感想戦に入る…
「二人は引き分けかしら?」
「どっちもビリ、とも言うな」
「私の方がほんの少し早かったですわよ?」
「はいはい…私がビリで…っ!?」
すると地面から何かコードのようなものが生えてくる、それはノワールとブランに
襲い掛かってきた!
「ノワール!ブラン!!」
気づいたときはすでに遅く、二人はコードに拘束され身動きが取れない状態になっ
てしまう。だがそれはベールとネプテューヌにも襲い掛かってきた!
「な、なんなの!?これは!?」
「ざけんなよ!!」
「気持ち悪いわね!!」
「こんなもの…!!」
女神たちはコードを引きちぎろうとする、だがそこに…
「ふふ…そろそろか」
あの女性が佇んでいた、手にはあの怪しい石が握られている。
「あれが黒幕…!」
「女神たちよ、我がサンクチュアリへ堕ちるがいい!!」
そう言うと石を何かの機械に埋め込みネプテューヌたちの方へと放り投げた、すると…
「ああっ!?」
結果のようなものが張られ何故か身動きが取れなくなる、それはネプテューヌたち以外
も同じのようだ。
「この光は…うあ!?」
「くうっ!?」
「力が…どうして!?」
次々に身動きが取れなくなる女神たち、その原因は先ほど投げた機械によるものだ。そ
れにいち早く気づいたネプテューヌは…
「あれを破壊すれば!!」
自身の剣を機械に向かって投げる、だが…剣は光の粒子となって消えた。
「なっ!?くっ…うう!?」
再び拘束されるネプテューヌ、そして黒幕であろう女性は怪しげな笑みを浮かべて女神
たちを見下ろした。
「シェアエナジーを力の源としてるものはその石には近づけない、それが武器だろうが
女神自身であろうがな」
「どういうことですの…」
女性の言葉にベールが苦しみながらも尋ねる。
「その石の名はアンチクリスタル、シェアクリスタルとお前たちとのリンクを遮断し力
を失わせる石だ」
「アンチクリスタル…っ!?」
どこからかシャッター音が聞こえる、音の正体はワレチュー。彼は女神たちが捕縛され
ている姿を写真に収めていたのだ。
「おお~いい写真っちゅね~、これは世間に大旋風を巻き起こすっちゅ!」
「くうっ…!」
シャッター音が無情にも鳴り響く、それでも女神は抵抗できない。非常にまずい事態と
なってしまった…
「コンチクショウが…!」
「うあ…」
「こんなこと…ただじゃ済まさないわよ…すぐにぶっとばしてやるんだから!!」
ノワールの怒りの咆哮、だが女性はそれにも動じず話を続けた。
「それはどうかな?アンチクリスタルの中では女神は力を失っていく、お前たちの勝ち
目は刻一刻と無くなるのだ!ふふふ…あーはっはっは!!」
勝ち誇った笑い、そんな中でも何もできない…歯がゆく悔しい気持ちが女神たちを支配
していた…
―――――
「静かだ…」
俺たちはとうとうズーネ地区まできた、だがここまで来てモンスターに一体も遭遇して
いない…あまりにも不自然だ。
「もう退治し終わっちゃったのかな?」
「それだったらいいんだけ…っ!?」
目の前にいきなりモンスターが出現した!俺は転倒しそうになったがなんとか堪える、
アイエフはそれを冷静に対処し銃でモンスターを撃ち抜いた。モンスターは光の粒子と
なって消え去る。
「まだいるじゃない!!ネプ子たちは…」
「アイエフさん!あれ!!」
ネプギアが見ている方へ視線を移す、そこには…
「っ!?」
信じたくなかった、だけどそこには…
「お姉ちゃん…お姉ちゃん!!」
「ネプテューヌ…ノワール…ブラン…ベル姉!!」
女神が、ネプテューヌたちが拘束され身動きが取れない光景が映し出されていた…
次回、『真司の決断』