ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕 作:ULTRA-7
でもこの話は100%ギャグで行きます!!みんなのトラウマを笑いとエロスに変える…
それではどうぞ!!
ギャリンッッッ!!!!
「くっ!?」
ネプテューヌが攻撃を防ぐ。剣同士のぶつかり合いで激しい金属音が鳴り響き、火花が
散った。ネプテューヌの表情は芳しくない…攻撃をしたくてもできないのだ。
(なんで…どうしてこうなってしまったの…!?)
ネプテューヌを攻撃している相手、それは…
「真司!!正気を取り戻して!!」
「……ひひっ」
正気を失った表情をした真司だった――
◇
話しは数時間前に遡る――
「俺の武器を?」
「うん、そう!」
プラネテューヌの教会に女神一同が集まっていた、一体何事かと思ったがどうやら俺が
使う武器を新たに購入しようと言うことらしい。それにしたって何でそんなことでみん
なが集まるんだ?
「別に武器なら自分で選べるのに…」
「いやいやいや!こういったことは他者からの意見も必要だと思うな!もしかしたら他
にも真司に合う武器が見つかるかもしれないよ?例えば私の太刀とか!」
「う~ん…太刀は確かにかっこいいな、俺の世界にもあったし」
日本刀、鎧武者…うん、仮面ライダー鎧武を連想するなあ…無双セイバーのような武器
があったら尚よしだと思う。
「でしょでしょ!だから私と同じ武器を…」
「ちょっと!ネプテューヌ!!何真司に貴女と同じ武器を勧めているのよ!!」
「ねぷっ!?いいじゃん!ノワールだってお揃いにしてたんだし!!」
…何故にネプテューヌとノワールは揉めているのでしょうか?ノワールがくれたナイト
ストライカーは使いやすかったなあ…あれと同じものもいいかも。
「真司、せっかくだからハンマーも使ってみない?重い一撃にあの形状…ロマンが溢れ
ているわ…」
「あら、それなら槍の方がいいですわ。攻撃のリーチは長いですし広い範囲に対応でき
ますもの、ハンマーは重いうえに扱いづらいですわ」
「んだと!?それなら槍だって剣先が無くなったらただの棒じゃねえか!!」
「なんですって!!」
あのさあ…二人とも喧嘩は止めようよ…どっちの武器もいいところあるんだからさあ。
でも、う~ん…結構悩むな。でも俺としては剣の方がしっくりくる、長い間使ったもの
だし愛着があるし。
「お兄ちゃん、ビームソードもお勧めだよ!軽いし振りやすいし高威力!なんだったら
私がお兄ちゃんの武器作ってあげる!」
「それは聞き捨てならないわ!お兄ちゃん、ライフルみたいな銃火器もいいと思うの。
ライフルなら遠くの敵も狙い打てるし拳銃ならとっさの時にすぐ対応できるわ!」
「それならステッキもいいよねー!魔法でズバーンと一撃だよ!」
「お兄ちゃんと…お揃い…♪」
…みんなが武器を勧めてくれるのは非常にありがたい、でもさ…何?このカオス、俺
はただ苦笑いするほかなかった。
「真司さん、すごく人気者ですね♪」
「まったくね、ただ若干カオスな感じはするけど…」
コンパは微笑みアイエフは苦笑い、とりあえず俺たちは外に出てそこから探すことに
した。みんなの意見はとりあえず置いておく、俺に合う武器が見つかるといいなあ…
「それはそうと…」
「?」
「何でネプギアちゃんとユニちゃんが真ちゃんのことをお兄ちゃんと呼んでるのかが
非常に気になるのですが…?」
「へ?」
「それは私も…それに何か二人が真司に対して甘え過ぎてるような気がするんだけど
それはどういうことなのかしら…?」
「ふ、二人とも?」
「「説明願えますか(るか)?」」
「にぎゃああああああああああああああああああ!?」
ブランとベル姉の気迫が半端なかった、正直怖かったです…
「ネプギアにユニちゃん、お兄ちゃんのことお兄ちゃんって呼ぶようになったんだ!」
「私たちと…一緒…♪」
ロムちゃんとラムちゃんは天使だなあ…
◇
「武器屋~♪武器屋~♪どっこにある~♪」
「何なんだよその歌…」
ネプテューヌは鼻歌を歌いながらスキップで前進する、俺は呆れた眼でネプテューヌ
を見つめていた。
「でもそれはそれとして、武器屋に行くの初めてなんだよな」
「そうなんですの?それじゃあ真ちゃんが今使っている剣は…」
「教会の支給品だよ、アイエフが用意してくれたんだ」
剣が使えるように鍛えてもらった時にくれたんだよな、今思えばあのころがいと懐か
しい…俺は年寄りかっつうの、自分で自分をツッコむ。
「だから結構楽しみだったりするんだよな、かっこいい武器とかあったらそれだけで
もワクワクするし。早く着かないかな~」
「まあ、真ちゃんったら♪(男の子ですわね、それがまたいいですわ)」
「気持ちはわからないでもないわね(真司ったら本当に男の子なのね♪)」
「私も少なからずそう思ったこともあるわ…(真司って男の子ね…可愛い…)」
「気持ちはわかるよ、私もロボットとか機械系等をみたらすぐ興奮しちゃうしかっこ
いいもの見たら尚更だもん(お兄ちゃん男の子なんだな~♪)」
「私も銃火器やそれに合う付属品見たらそうなっちゃうな(えへへ♪お兄ちゃん本当
に男の子だよね、そこがまたいいかも♪)」
「私も可愛いものとか見たらそうなる!」
「私も…♪」
みんなと雑談しながら武器屋へと向かう、どんなものがあるのかな?やばい…すごく
ワクワクしてきた!興奮が冷めない俺であった。
「なんか私たち空気みたいです…」
「コンパ、気にしたら負けよ…」
―――――――
そして到着しました武器屋!中に入るとそこには大剣や槍、それに限らず様々なタイ
プの武器が揃えられていた。見ていただけでも目移りしてしまう、これはすごい。
「おお~!武器屋に行くのは初めてじゃないけどここはかなりの品ぞろえだね!」
「ネプ子、子供じゃないんだからそう騒がないの!」
「あいた!?」
と、アイエフにどつかれるネプテューヌ。頭を押さえて涙目になっているがこれは自
業自得だからしょうがないであろう、まあ頑張れ。
「いやあ、そこまで喜んでもらえるとは何よりですな。しかも女神様御一行とは、何
かお探しですかな?」
「貴方は…?」
店の奥から出てきたのはお爺さん、穏やかな表情で笑いながら俺たちの方へ歩み寄っ
てくる。
「私はここで武器屋の店主を務めさせていただいておるものです、まさかこんな古ぼ
けた私の店に女神様たちが来ていただけるとは…嬉しい限りです」
「そんなことないよ、武器の品ぞろえもすごいものだし!これは惜しいところを見逃
しちゃったね!」
ネプテューヌの言う通りだと思う、これだけの品が揃ってるところはそうそうないだ
ろう。これはイストワールさんにも報告してみようか?もしかしたら教会専属の武器
屋になれると思う。
「ありがとうございます!それで、今日はどういったご用件で…」
「すいません、俺の新しい武器を購入しようと思いまして…」
店主の声に俺は手を上げる、そしてまじまじと俺を見つめた店主は微笑みながら口を
開いた。
「そうですか、武器との出会いは一期一会…しっかり見極めて選んでください。新た
な出会いに幸有らんことを祈ります」
「ありがとうございます、それじゃあ早速…」
「ねーねー!真司!!この太刀かっこいいよ!!」
「こっちの剣も悪くないわよ?」
「いい形のハンマーもあるわ…」
「この槍の造形は素晴らしいですわよ!」
「店主さんの話聞かなかったんですかねえ!?」
そりゃあもう畳み掛けてくるように迫ってくるネプテューヌたち、店主はその光景を
見て苦笑いを浮かべていた。
「真司さん大変ですねえ…」
「しょうがないんじゃないかしら?この勢いは私でも止められないし…」
それでも止めてくれたら非常にありがたいんだけど!?助けを求める視線をコンパと
アイエフに送ったが眼を逸らされてしまう、チクショウ!?ここには俺の味方はいな
いのか!?若干涙目になりながらそう思うのであった。
◇
「ふぃ~…何とか話が纏まってよかった…」
頑張って説得してどうにかまずは全部見回って選ぼうという形にまで持ってこれた…
これでやっと静かに回ることが出来るよ、さて…どんな武器があるかな?
「それにしてもいっぱいあるよな、本当に目移りして…ん?」
ふと店の奥が気になる、俺は何かに導かれるように足を進めた。ゆっくりと…そして
辿り着いたその先には一本の剣が飾られていた。
「これは…」
不思議な感覚に陥る、触ってみたい…振ってみたい…自然に手が伸びる。俺はその剣
を掴んだ、すると俺の意識がシャットダウンされた――
―――――
「真司何処に行ったんだろ?折角一緒に武器を選ぼうと思ったのに、ねぷぅ…」
そう言って項垂れるネプテューヌ、そして店の奥へ行こうとすると…
「そこから先は行ってはなりません!」
「ねぷ!?び、びっくりした…」
店主に大声で呼び止められる、その声には他のみんなも反応したようですぐに集まって
きた。
「どうしたんですの?そのような大声を上げて」
「すみません…ですがその奥には入ってはなりません」
「どうして?もしかして何かいわくつきの武器があるとか?」
ネプテューヌは半分冗談で店主に聞くが…店主の方は押し黙る。
「え?まさか本当に…あるの?」
「ええ…一つだけあります、我が家がずっと守って行き封印していたとされる一本の剣
なのですが…」
店主の言葉にその場の全員が重い空気にさらされる、その時だ…その店の奥からゆらり
と一つの人影が現れる。
「え?真司?よかった~、何処に行ったか心配したんだよ?それより店の奥に入ったら
行けないんだって!そこにはいわきくつきの…」
「………」
「真司?どうしたの?さっきからずっとだんまりになってるけど…」
ネプテューヌが真司に話しかけても真司はずっと黙ったまんまだ、そしてその手に一本
の何やら禍々しい剣が握られている。
「あれ?そんな剣があったんだ、でも真司には似合わな…」
「いかん!?その人から離れなされ!!」
「え?何言って…ねぷぅっ!?!?!?!?」
店主の言葉に疑問を持ったネプテューヌが慌てた声を上げその場を離れた、信じられな
いことが起こっていた…真司がネプテューヌに向けて剣を手加減なしで振り下ろしたか
らだ。
「な、ななな!?いきなり何するの!?」
「………くくっ」
「え?え?ちょっ!?待っ!?」
真司はネプテューヌの方へ向き直ると邪悪な笑みで手にする剣を振り回し始めた、それ
をネプテューヌは必死になって避ける。そのやり取りで周りの装飾品や武器が辺りに散
乱した、これを見ていたノワールたちも黙ってはいない。
「真司!?何で!?どうしたのよ!?」
「真司の眼…正気じゃない…!」
「一体何が…」
「やはり…あの魔剣を手にしてしまった…」
店主の言葉に一同が振り向く、そしてノワールが詰め寄り店主を揺さぶり声を荒げた。
「どういうことよ!それに魔剣って…あれがさっき言ってたいわくつきの剣なの!?」
「そ、その通りです…名前やどのような性質を持っているかはわからなく…」
「代々守ってきたのに!?」
「も、申し訳ありません…」
「ノワール、店主の方を責めてもしかたがありませんわ。今は一刻も早く真ちゃんを止
めないと!」
ベールがノワールを制止させ落ち着かせる、ため息をつきながらも店主から揺さぶって
いた手を引いた。そうだ、まずは真司をどうにかしないと元もこうもない…
「まず一旦外に出ましょう、そこから被害を出さないために真司を誘い込むわよ!」
全員が頷き合い店を出る、真司は狂気の笑いを浮かべながら皆の後を追った。店主はそ
れをあわあわ言いながら見ているしかできなかった…
―――――
「あわわ!?くっ!!この!!」
ネプテューヌは太刀で真司の攻撃を受け流しながらも市街地へ誘導する、他の者たちも
自身の武器で応戦しながらも真司を助け出すための方法を模索した。
「武器を取り上げるか壊すかしないといけないかもしれないわね…」
「前者は却下ね…もしかしたら私たちも真司のように正気を失う可能性も不定はできな
いわ…」
「それでは後者の方で…参りましょう!」
ノワール、ブラン、ベールも真司の下へ向かい交戦を始めた。ノワールはナイトストラ
イカーで剣を受け止め、ブランはハンマーでそれに応戦。ベールは槍での一閃で一撃を
加えた、だが…
「………」
「「「っ!?」」」
「…ひはは!!」
「「「きゃああああああああああああ!?」」」
真司はそれをものともせず逆に三人を薙ぎ払った、その光景を見ていたアイエフ、コン
パ、ネプギア、ユニ、ロムとラムは驚愕の表情を浮かべていた。
「嘘っ!?お姉ちゃんたちをあんなにあっさり!?」
「信じられないわ…いくら真司が強くなってきてるからっていきなり女神四人を相手に
戦うことなんて…もしかしたらあの剣に関係があるのかしら?」
考え込むアイエフ、そして何やらピンときて自身の電話を取りだし何処かにかける。そ
の相手はどうやらすぐに出てくれたようだ、相手は…イストワール。
『どうしたのですかアイエフさん?』
「すみません、イストワール様。実は…」
アイエフは今現在の現状と真司が手に持つ魔剣のことをイストワールに説明する、その
話を聞いて何やら考え込むイストワール。少ししてからイストワールはアイエフに頼み
ごとをした。
『アイエフさん、その魔剣の画像をこちらに送っていただけますか?』
「ええ、構いません。少しお待ちください…よし、画像そちらに送りました」
『っ!?こ、これは!?』
「イストワール様?一体どうなさったんですか?」
驚愕の声を上げるイストワールに質問するアイエフ、その後すぐにイストワールからの
返答がきた。その声はとても荒く、慌てている様子だった。
『今すぐネプテューヌさんたち女神のみなさんを引かせてください!!』
「え?それはどういう…」
『あれは魔剣ゲハバーン!!女神殺しの魔剣です!!このままじゃネプテューヌさんた
ちが…』
「っ!?ネプ子!!」
アイエフは走り出す、それに続きコンパたちも後を追った。女神殺しの魔剣、一体どん
なに恐ろしいものなのか…アイエフはネプテューヌたちの下へ向かう際にそんなことを
思っていた。
◇
「やあああああああああああっ!!!!」
「………ききっ!」
ノワールの攻撃を真司はゲハバーンで捌く、今では女神のみんなが肩で息をしている程
だ。対する真司は顔色一つ変えない、邪悪な笑みを浮かべたままだ…
「ハア…ハア…こうなったら…女神化するしか…」
「ちょっ!?ノワール!?真司相手にそんな…」
「躊躇してる暇はないわ!真司を一刻も早く助けるためにも、街に被害を出さないため
にもやるしかないでしょ!」
そういうとノワールは女神化し、ブラックハートの姿となる。ブランにベールも同様に
女神化した。ネプテューヌは渋っていたが割り切り変身する、今ここに四か国の女神が
勢ぞろいした。
「真司、待ってて…今助けるから!」
ノワールは真司に切りかかりゲハバーンを破壊しようとする、だが真司も負けてはいな
い。ノワールの攻撃を受け止めそのままかち上げるようにノワールをぶっ飛ばした!
「うああああああああっ!?」
「ノワール!?」
「ひははっ!!」
真司は駆け出し吹き飛ばされたノワールに――
―――斬ッ!!!!!
「かはっ…!?」
「の、ノワールッ!!!!!!!!!!!!!!!」
力の限り切りつけた、ノワールはそのまま地面に墜落してしまう…
「真司っ!!!!!!!何で…何でノワールを!!」
「ひははははははははっ!!!!!!!!!!!」
ネプテューヌは悲痛な叫びを真司に投げかけるが…今の真司には何一つ届かない、真司
は凶器の笑い声を出し続けた。だがその時…
「いたた…あら?切れて…ない?」
「ノワール!!無事だったのね!!」
「でもあれ…思いっきり切りつけられてたよな?」
「どういうことなのかしら?」
ブランとベールは疑問に思う、あの時真司は全力でノワールを切りにかかったはずなの
に…一体何があったのだろうか?
ピッ…ピピピッ!
「ん?何?この音は…」
「どこから聞こえるのかしら?」
「この音…何か物が切れていく音のような気が…」
「ですわ…よね?」
ピシッ!パアァァァァァァァァァァァァアアン!!!!!!!!
「…え?きゃああああああああああああああああああああああああ!?」
ノワールの叫びがその場一帯に木霊した、それもそのはず。ノワールが身に纏っていたは
ずのプロセッサがすべて切り裂かれ丸裸になってしまったからだ!
「…はい?」
「こ、これは…」
「なんと…まあ…」
「な、なんなのよこれええええええええええええええええええ!!」
ノワールは自身の身体を押さえ丸くなる、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして涙目だ。
女神化でのこんな姿はある意味お目にかかれないものだろう…
「ハア…ハア…っ!?の、ノワール様!?」
「お姉ちゃん!?」
後追って来たアイエフたちもその場の光景を目にすると驚愕の表情を浮かべた、その声を
電話越しに聞いていたイストワールが叫びながらアイエフを呼ぶ。
『アイエフさん!!何かあったんですか!!』
「ノワール様が…その…丸裸になってるんですが…」
『…遅かったですか』
「イストワール様?それはどういう…」
『とにかく皆さんに説明します!回線を皆さんに聞こえるようにしていただけませんか?』
「は、はい!」
アイエフはイストワールの指示通りに動く、するとイストワールの姿がホログラム化され
る。ネプテューヌたちは一斉にイストワールの方へ向き直った、イストワールは真剣な表
情で話し始める…その姿に誰もが息をのんだ。
『みなさん、今真司さんが手にしている魔剣はゲハバーンと言って通称女神殺しの魔剣と
呼ばれるものです』
「女神…殺し?」
「いやノワール死んでねえけど…」
「そうですわよね…何で女神殺しなどと…」
みんなの疑問ももっともだ、ノワールは丸裸にされただけで殺されてはいない。それなの
に何で女神殺しの魔剣と呼ばれているのかと…その疑問にイストワールが答える、だが…
その内容はとんでもないものだった。
『あの魔剣は女神様の…』
「女神の?まさか時間差で命を奪うものなんじゃ!?」
『いえ、命は奪いませんよ?』
「え…?それじゃあ何なの?いーすん?」
『それは…』
「…それは?」
『あの魔剣は女神様の纏うもの、プロセッサのみを切り裂き丸裸にしてしまうそれはそれ
は恐ろしい魔剣なのです!!』
「「「「「…はああああああああああああああああああああああ!?」」」」」
全員が驚きと呆れた様な大声を上げた、それもそうだろうと思う。だって内容があまりに
も間抜けなものだったから…
「丸裸って…何でそんな魔剣があるのよ!?」
「馬鹿げてるにもほどがあるだろうが!?」
「それにノワールが負けたと…ハア…」
「ちょっと!?ため息つきたいのはこっちの方なんですけど!?」
口々に文句を言う四女神たち、ある意味笑いたくなる光景だ。
『あの魔剣は女神様の生まれたままの姿を見たいと言う願望から生まれたものなのです、
でも馬鹿にはできません…女神様を裸にするためなら相手がどれだけ強くても何度でも切
りかかる性質が…』
「それ以上間抜けな設定は要らねえよ!!」
「ブランッ!?」
「へ?うああああああああああああ!?」
真司は今度はブランに切りかかってきた、必死で防御しようにも間に合わず――
スパアァァァァァァァァァァァァアアン!!!!!!!!
「ひっ!?ひああああああああああああああああああ!?」
「ぶ、ブランまで…」
ブランのプロセッサも全て切り裂かれ丸裸にされてしまう、恥ずかしさで絶叫の声を上げ
てしまうブラン。
『ね?ある意味女神(女)殺しでしょ?男性の方には目の保養にはなりますが…女性の…
特に女神様にとっては天敵ともいえるものなのです!』
「だから間抜けな設定は要らねえって言ってんだろうがああああああ!!」
「と、とにかく…真司を止めないと私たちも丸裸にされてしまうと言うことね…」
「真ちゃんになら見られても別に構いませんが…外でと言うのは些かマニアックすぎます
わね、早く手を打たなければ!」
ネプテューヌとベールは互いの武器を構えて真司を見据える、真司もゲハバーンを構えい
かにも臨戦態勢ばっちりと言った感じだ。その様子を見ていたネプギアたちは…
「私たちもお姉ちゃんたちに加勢しよう!」
「そうね、お兄ちゃんにこれ以上あんなことさせないようにしなきゃ!」
ネプギアとユニは女神化しネプテューヌたちの下へ向かう、ロムとラムも女神化して一緒
に行こうとするが…
「お、お二人はダメです!」
「えー!何で!!」
「私たちも…お姉ちゃんたち助けたい…!」
『お二人が出てしまうとどう考えてもまずいんです!主に容姿的な意味で!!』
その後必死に説得してどうにかこの場に止まらせることが出来た、どうして止めたかって?
幼女のドレスブレイクを見たいと言うのか!?皆様は紳士のはずだろう!!
…メタ発言ゴメンナサイ、何はともあれ女神と真司との望まぬ戦いが始まろうとしていた。
―――――
「ブレイズブレイク!!」
「フォーミュラーエッジ!!」
ネプテューヌとネプギアの剣技が真司を襲う、だが…
「…ひひっ」
「っ!?くっ!!」
「きゃあ!?」
その二つを受け止め薙ぎ払う、まさに無駄のない動き。二人は真司に翻弄されていた…
(真司…今の真司は私たちと同等、もしくはそれ以上の力を身につけてる。…エッチな
ことにだけだけど…)
確かにその通りだが…正直馬鹿にはできない、ネプテューヌたち以上と言うことは対処
が困難を極めるからだ。
「せめて…せめて何か隙が出来れば…」
「お姉ちゃん!危ない!!」
「っ!?」
ネプギアの声に思わず振り向く、そこにはゲハバーンを振り下ろそうとする真司の姿が
あった。ネプギアはM・P・B・Lを楯にしてネプテューヌを間一髪で守りきった。
「お姉ちゃん!大丈夫!?」
「ええ、助かったわネプギア」
「このままじゃ防戦一方ですわね…」
「それだったら、ネプギア!!」
ユニはネプギアに合図を送りネプギアはそれに答えるように頷く。そして空高く飛び立
ちユニはX・M・Bを、ネプギアはM・P・B・Lを射撃モードにして構えた。
「接近戦がダメなら…っ!」
「狙い打つまでです!!」
二人の最大火力の砲撃がゲハバーンに向かって放たれる!
「これなら!」
「行けますでしょうか?」
期待するネプテューヌとベール、だが人はそれをやってないフラグと言う!!
「うるあああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!」
「う、嘘っ!?」
「そんな…っ!?」
真司が咆哮とともに二人が放った砲撃をゲハバーンで薙ぎ払ったのだ!その光景をユニ
とネプギアは唖然として見つめる、その隙を真司が見逃すはずもなく…
「きゃははははははっ!!!!!!!」
「ひあっ!?いやああああああああああああああっ!?」
「ひっ!?きゃああああああああああああああああああああああっ!?」
ユニとネプギアのプロセッサは見事に全て切り裂かれてしまった、恥ずかしさのあまり
その場に蹲ってしまう二人…これで残るはネプテューヌとベールのみとなった。
「本当に打つ手がない…一体どうしたら…」
(確かに打つ手がありませんわ、何かしら隙ができないことには…ん?あれは…)
――スウッ…
ベールはふと真司を見る、すると真司は一瞬だが動きが止まっているように見えた。ど
うしてそのようなことが…ベールは考え込む。
(魔剣ゲハバーンは女神の生まれたままの姿を見たいという思念によってできたもの、
即ち女神を裸にしたらそれを凝視することは必然。裸にされてしまったネプギアちゃん
たちを見て動きが止まったとしたら…)
そしてベールは何やらピンときた、その顔は何かを確信した表情をしている。その確信
染みた表情のまま傍にいたネプテューヌに相槌を送った。
「ネプテューヌ、もしかしたらどうにかなるかもしれませんわ」
「ベール?それは本当なの!?」
「ええ、それにはまず真ちゃんをここから引き離さなければなりませんわ」
「…わかった、今はベールの案に賭けるしかないわ。行きましょう!」
二人は攻撃しつつその場から離れ真司を誘き出す、それに乗ったのか真司はゲハバーン
を構え二人の後を追った。
「作戦はいいけど…私たちのこと忘れてないでしょうねえええええええ!?」
「何か羽織るもの持って来いよおおおおおおおおおお!?」
「こんな街中で、私裸に…」
「うわああああああん!?お嫁に行けないよおおおおおおお!?」
叫んでいる丸裸にされたノワールたちをアイエフたちがどうにかフォローするのであっ
た…
◇
「はあっ!せい!!」
「やあ!!せやっ!!」
ネプテューヌとベールは真司の攻撃を捌きつつ反撃する、その工程を何度も繰り返しど
うにか誘い込むことができた。
「ハア…ハア…ベール、まだなの?」
「そろそろ頃合いかもしれませんわ、ネプテューヌ!一旦下がったのちに一気に真ちゃ
ん目掛けて突っ込みますわよ!」
「え?ええ…わかったわ」
ネプテューヌは疑問に思う、ベールの話のままの通りにしてしまったら自分たちは真司
の、ゲハバーンの餌食となって丸裸にされてしまうのにと…
でもベールの案以外に何も思い浮かばない以上やる他はない、ネプテューヌは覚悟を決
めた。
「それじゃあ…行きますわよ!!」
「ええ!!」
二人は真司に向かって全力で飛び立つ、互いに武器を構えゲハバーンを狙う!
「ひひひっ…」
真司もそれに気づいたのかゲハバーンを構え切りかかる体制を取る、このままだと二人
より真司が剣を振る方が早い!
「まずい!?このままじゃ…」
「然らば…」
「え?ベール?」
ベールが何かを呟く声が聞こえ振り向くネプテューヌ、そこには自身の槍を振り上げて
いるベールの姿が…
「御免!!」
スパアァァァァァァァァァァァァアアン!!!!!!!!
「え…?~~~~~~っ!?!?!?きゃああああああああああああっ!?」
ネプテューヌが絶叫を上げる。それもそのはず、ベールはネプテューヌの纏っているプ
ロセッサを全て切り裂き真っ裸にしたからだ。その恥ずかしさから顔を真っ赤にし身体
を押さえるネプテューヌ、そしてネプテューヌは真っ赤な顔で怒りの声をベールに投げ
かけた。
「ベールッ!!!!!!!貴女一体何をするの!!」
――スウッ…
「捕えましたわ!!」
「…え?」
ベールはそのままの勢いで真司に突撃する、何故か真司は無防備状態だ。ゲハバーンを
構える素振りも一切見せない、そしてそのまま…
「成敗っ!!」
バキィンッ!!!!!!
「がっ!?」
ゲハバーンを切り砕いた、ゲハバーンが壊れた影響なのか真司はその場で気絶してしま
う。倒れる瞬間にベールは真司を抱き止めた、そして優しく頭を撫でて真司に囁く。
「まったく…世話のかかる弟ですわね、こんなお痛をしちゃメッ!ですわよ?真ちゃん
のせいではないのですけどね」
「何がどうなって…」
ネプテューヌは混乱した、さっきまであれだけの猛攻を繰り出していたはずの真司が急
に動きを止めベールの攻撃を受けたからだ。その疑問に答えるようにベールは話し出し
た。
「真ちゃんがネプギアちゃんたちを裸にした時一瞬だけ動きが止まっているように見え
ましたの、ゲハバーンは女神の生まれたままの姿を見たいという思念からできた魔剣…
もしやと思い試してみたのですが案の定でしたわ」
要するに女神を裸にしたらそれを凝視するために動きが止まると言った方が早い、なん
となく納得するネプテューヌだが…
「…それならベールが裸になってもよかったんじゃ?」
「…あ」
「あ、じゃないわよ!!」
「まあまあ、無事解決できたことですしよかったじゃありませんの。そうカリカリした
らいけませんわ」
「それは貴女が被害を被っていないからでしょうがあああああああああ!!!!!!」
憤慨するネプテューヌを宥めるベール、彼女の攻撃の仕方わかりますか?『安全な場所
から一刺し』ですよ?わーお、大人だ…
とにかく魔剣は無事に壊すことに成功した。女神五人の犠牲を出して…
―――――――――
「う…う~ん…あ、あれ?ここは…」
俺確かみんなと武器屋に行って変な剣を手に持ってから…そこから先が思い出せない、
それにここ…俺の部屋のベッドじゃん、一体どうしてこんなところに?
「あら?真ちゃん、眼が覚めたのですね」
「ベル姉?あれ?俺たち確か武器屋にいたよな?」
起き上がるとそこにはベル姉が柔らかな笑みを浮かべて俺を見つめていた、俺は起きる
や否やベル姉に疑問を投げかける。そしたら…なんというか非常に答えにくいという様
な表情をしていた。何故に?
「ベル姉?俺に何かあったのか?」
「え~っと…あると言えばあったのですが…非常に答えにくいもので…」
「それはどういう…」
もう一度ベル姉に聞き返そうとしたその時…
「「「「「真司いいいいいいいっ!!!!!!((お兄ちゃん!!!!!!))」」」」」
「おわ!?え…?ネプテューヌ?ノワールにブラン?ネプギアにユニちゃん?ど、どうし
たんだよ?そんなに怒ったような顔して…」
五人の顔は何故か真っ赤で、中にはもじもじしながら俯いている子もいた。そしたらブラ
ンが俺に掴みかかる、うえぃ!?俺何かしたのか!?
「あんな大衆の面前の場所で私をは、は…~~~~~っ!!!!!私の口から言わすな!」
「はあ!?一体何のこと…」
「そうよ!!私のあんな姿…真司だけにならいくらでも見せてあげる覚悟があるのに!!
あんなところでだなんて!!どんな羞恥プレイよ!!」
「何のことか説明願いたいんですけども!?」
「私なんか真司を助けるためにベールにあんな姿にされちゃったんだからね!!」
「何が何だかサッパリなんですけども!?」
言ってることがまるで理解できない、俺の意識がない間に何があったというんだ!?
「私まであんな姿に…グスン、もうお嫁に行けないよ!」
「お兄ちゃん、責任…取ってよね!」
「お嫁!?責任!?」
ネプギアとユニちゃんまで!?俺本当に何かしたのか!?責任を取らされるような重大な
何かをしでかしたというのか!?チクショウ!!全然思い出せないぞ!!
「あー…やっぱり…」
「こうなっちゃったです…」
「ですねえ…」
「アイエフ!コンパ!イストワールさん!」
苦笑いを浮かべる三人とロムちゃんラムちゃんが部屋に入ってきてた、もしかしたら三人
なら俺とみんなに何がったのか知ってるかも!!
「頼む!教えてくれ!!俺この五人に一体何したんだ!?」
「え!?え~っと…ねえ?」
「それは…」
「私たちの口からは…」
…ガッデム!?俺は本当に何をやらかしたと言うんだ!?三人がこんな反応をするなんて
信じられん!?意識がなかった俺が恨めしい!!
「何でみんな黙ってるの?」
「お兄ちゃん…お姉ちゃんたちをはd「「「わああああああああああ!?」」…むう」
…ロムちゃんとラムちゃんが何か話そうとした時にアイエフたち三人が全力で止めに入っ
た、そこまでして言いたくないことなのだろうか?
「これ以上は言っちゃダメです!!」
「そうです!このまま言ったら真司さんの名誉に関わることなんです!!」
「真司さんの名誉のためにもここは黙っていてください!!」
「…は?」
俺の名誉?そこまで重大なことなのか!?…なあ?誰でもいいから教えてくれない?頼む
よ本当に!?俺一体何をしたんだよ!?そんなにひどいことなのか!?
誰か教えてくれええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!
余談だがこの数日後、プラネテューヌ、ラステイション、ルウィーのシェアが大幅に上がっ
たそうな…
次回は動物ものかな、その次はいーすん主役で!
…バレンタインの話は書きたいけど時間がねえ…