ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕 作:ULTRA-7
マーベラスたちがピーシェを知らないと言う設定をなくそうと思います、あの後よく考えたら別に知っていても問題ないんじゃないか?と言う結論になりました。なのでそれに合わせて書き直しも行っています、誠に申し訳ありません!これからもこの作品をよろしくお願いします!
そして来ました!ピーシェの登場!そして忍び寄る黒い影!!どうかお楽しみください!
話は変わりますがこの物語のR-18版も投稿させていただきました、まだ一話だけですが覗きに来てくれたら嬉しいです!
第五十話 パワフルな迷子の子!
「と、言う訳でして…」
「迷子のこの子を連れてきたと…」
教会に戻ってきた俺達はイストワールさんに事の次第を説明した。
後ろでは迷子の女の子がキャイキャイと騒いでいる。
「この子の親御さんの事は?」
「一応本人に聞いてみたのですが…わからないの一点張りで…」
「わからない? それは何ででしょう…?」
それは俺も思った事なんだよな。自分の親がわからない歳ではないはず、…たぶん。
理由があるのだとしたらかなり幼い頃に親と死別したか、考えたくはないが親に捨てられてしまったのか…
「なんにせよこの子の親が見つかるまでは教会で保護しようと思ったんですが…どうでしょうか?」
「そうですね、その方が得策かと。それにこちらからこの子が住んでいる場所も調べることもできますし」
「すいません、イストワールさん。ありがとうございます」
イストワールさんにお礼を言う。
そしたらいいですよと笑いながら言ってくれた。とりあえずこの子の身の安全は保障されたからよかった…
「そう言えばこの子のお名前は?」
「ピーシェという子らしいんです、マーベラスが知っていたんですが…」
俺は現在進行形でネプテューヌと戯れているピーシェをチラッと見た。
「戯れてないよ!? この子無茶苦茶強い力でボコって来るんだから!?」
「あはは!! ねぷてぬー!!」
「えー? 傍から見ると戯れてるようにしか見えないけど…」
ピーシェは何故かネプテューヌのことをねぷてぬと呼んでいる。
あの時この子が誰かを俺がネプテューヌにも尋ねた時に名前を聞いたのだろう。発音が気に入ったのか、その方が呼びやすいのか…
ネプテューヌは自分の名前を間違えて呼ばれるのが嫌だったのか、怒ってそれを訂正
したのだが、ピーシェは笑いながらねぷてぬと連呼。それが我慢できなくなりネテューヌはピーシェに掴みかかったのだが、結果は今の通りである。ピーシェは遊んでもらってると思ってるのだろう、ネプテューヌには人一倍懐いていた。
ピーシェはネプテューヌに抱き着いてはほっぺを引っ張ったり髪の毛を引っ張った
り必殺パンチを喰らわしたり、うんうん…仲がよろしい様で。
「これのどこが仲がいいって思えるの!? あいちゃん! こんぱ!! ネプギア!!何とか言ってよ!!」
「そう? すごく仲がいいって思えるけど?」
「ねぷねぷと仲良しさんですね~」
「私もそう思うけどなぁ…」
アイエフとコンパ、ネプギアに至っては同意見。涙目になっているネプテューヌは、視線を別方向に変える。その先にはマーベラスと5pb.が、今度は彼女達から同意
を受け取ろうとしているらしい。
「マベちゃん!! 5pb.ちゃん!!」
「ネプちゃん、ごめん…私もそう思った」
「右に同じく…」
だがあえなく玉砕。
まさにひび割れ石化状態になるネプテューヌ、最後の望みに希望を託し、今度は相棒の方へと振り向き叫んだ。
「うう…! ドラちゃん!!」
『仲がいいことは素晴らしきことかな…』
「ここには私の味方はいないのかぁぁぁぁあ!?」
ネプテューヌの必死の叫びもみんなには届かず…
しょうがないよ、そう見えてしまうんだから。
「くぉんぬぉおおおおおおおお!! いい加減離れ…」
「ぴぃぱぁあんちっ!!」
「ぐほぁぁぁあ!?」
おお!ピーシェのパンチが綺麗にネプテューヌの顎にクリーンヒット!
この子何気に素質があるのかもしれない。
「あははは! ねぷてぬおもしろ~い!」
「ぐ、ぐふ…」
一撃必殺、恐ろしいくらいまでの威力である。
まさか女神化していないとはいえ、あのネプテューヌをたった一撃で沈めてしまうとは。正直御見それいった。
『素晴らしい一撃であったな』
「ピーシェちゃん相変わらずだねぇ…」
「マーベラスAQLさん、この子とはお知り合いで?」
イストワールさんがマーベラスに尋ねた、マーベラスはコホンと咳払いして質問に答える。
「別次元では友達だったんです。たぶんその子はまた別の次元のピーシェちゃんだと
思うけど…」
「そうだったのか…」
「私達を知ってる理由っていうのは…」
「それは何とも言えないかな? ここにいるピーシェちゃんがこの次元のピーシェちゃ
んなのか、別の次元のピーシェちゃんなのか。後者なら納得がいくんだけど確証がないから…」
確かにそうだ。仮にマーベラスが知っていたピーシェなら真っ先にマーベラスに反応
するはずだし。まあなんにせよこの子の身の安全と保護者の捜索が第一だな、まずはそれからだ。
「あ、それと私が知ってるピーシェちゃんは女神様だったんだよ」
「「「「女神様!?」」」」
それってネプテューヌと同じ存在だったってことか? 俺は再びピーシェを見る、眼をくりくりさせてあどけない笑顔でこちらを見ていた。
ううむ…信じられん。
「でもそのピーシェちゃんは悪い人たちに無理やり女神にされちゃってたんだけどね、ここのピーシェちゃんはそうじゃなさそうだからよかった…」
『なるほど…』
「…そっか」
無理やり、どんな方法を使ったかはわからないが酷いものだったのだと思う。こんな小さな子を巻き込むようなら俺は黙っちゃいないけど…
「みんな、いい加減助けてよ…」
「あははははは~!!!」
「お、悪い」
ネプテューヌの言葉に気づき、俺はネプテューヌにのしかかっているピーシェを抱え上げた。そんな時でもピーシェは屈託のない笑顔と笑い声を出す、本当に元気な子な
んだな。
「おにーちゃんちからもち!!」
「お、そうか? ピーシェは軽くて持ちやすいからな」
「おにーちゃんもぴぃとあそぼ!!」
抱えてるピーシェがキャッキャッとはしゃぎながら声を出す。こうやって小さな子と戯れるのはルウィーの孤児院以来だな、子供はどの世界でも最高の宝という言葉は間違っていないと思う。
「ねぷぅ…もう、散々だよ!」
「まあまあ、お姉ちゃん」
プンプンと頬を膨らませ怒るネプテューヌをネプギアが宥める、その横でマーベラスや5pb.が笑顔で笑っていた。うむ、和やかな光景である。
「んじゃピーシェ、何して遊ぼっか?」
「おいかけっこ!! おにーちゃんがおに! ぴぃはにげるやく!!」
ピーシェがにっかりと笑い言う。
俺も同じ様な笑みを浮かべ背伸びをしながら腕を回す。追いかけっこか、久しぶりに腕が鳴るな~!
「いいぞー、よっし! 待てぇぇえええ!!」
「あはは!! みんなもにげろー!!」
元気よく声を上げ、俺はピーシェを追いかける。その際、ピーシェはマーベラス達も
巻き込み、みんなの後ろに隠れたりして俺から逃げようとする。マーベラス達は戸惑
うものの、笑顔になりながらこの追いかけっこに参戦した。
「えっ!? 僕達も!?」
「いいよ! 忍びの足の速さ、見せてあげる!」
「お兄ちゃん、こっちだよ~!」
「みなさん、くれぐれも怪我だけはしないように!」
『イストワール殿、母親が板についてきたな』
俺はネプテューヌ達を含む全員を追いかけ回した、これはいい!みんな巻き込んだら楽しさは倍増だ。その時イストワールさんと相棒は二人揃って傍観している、傍から
見たら夫婦みたいな感じだ。
とにかく走る走る、ピーシェに狙いを定めた俺はそのまま捕まえようと全力ダッシュ
する。するとピーシェは、にんまりと笑いながら何故かネプテューヌの方へと飛びつ
いたのだ。
「ちょっ!? 何で私に飛びついてくるの!?」
「ねぷてぬ! ねぷてぬー!!」
笑いながらネプテューヌに飛びつくピーシェ、それを慌てて避けようとするネプテュ
ーヌ。今追いかけっこの最中なんですけどなぁ…そんなことを思っている間に…
「ぴぃぃぃぃいぱぁぁぁぁぁぁあんち!!」
「今追いかけっこなのに何でパンチなのねぷぉぉぉぉお!?」
全力全開のぴぃぱんち(俺命名)がネプテューヌにクリティカルヒット! ネプテューヌは大の字になって倒れるはめになってしまったのであった。
―――――
「いやぁ…遊んだ遊んだ」
「あははは!!」
「もう…私の…ライフは…ゼロ…がく…」
顔を突っ伏してへたり込むネプテューヌ。それを哀れだと思うような表情でみんなは
見つめていた。あれだけパワフルに戯れているとこうなるわな。
さってと、たくさん遊んでピーシェとも友好を築けたところで…本題に入ろうかな。
「ピーシェ」
「んー? なーに?」
俺はピーシェと目線が同じになる様にしゃがみ込んだ。ピーシェは相変わらずあどけ
ない表情を向けてくる、俺は微笑みながら話を始めた。
「今日から君のお家や家族が見つかるまでここが君のお家だよ。絶対に見つけてみせるから、一緒に頑張ろうな?」
「おにーちゃんといっしょ? ねぷてぬとも?」
可愛らしく顔を傾げて、俺に尋ねてくるピーシェ。心なしか、機体に目を輝かしてい
る様にも見えた。
それならば期待に応えなければなるまい、にっこりと笑った俺は、ピーシェの頭を撫でながら質問に答えた。
「もちろん、ネプテューヌも俺も一緒だよ」
「…やった!! おにーちゃん! ねぷてぬ!!」
「おわ!?」
いきなり抱き着かれてしまったからこけてしまった、抱き着いてきたピーシェは俺の胸の上で無邪気な笑顔を向けてくる。
「真司くんは子供にも好かれやすいのかな?」
「んー? どうなんだろうな? まあルウィーの孤児院の子供たちはよく懐いてくれたけどさ」
「お兄ちゃんの人徳の賜物じゃない? お兄ちゃん誰にでも優しいし、ちょっと嫉妬しちゃうけど…」
『君の優しさは底なしだからな』
そういうもんなんだろうか? いまいち自覚がないや。
でも子供に懐かれたり好かれたりするのは嫌じゃないし、寧ろ嬉しいと思う。それだけ信頼されていて、心を開いてくれてるってことだしな。
「でもまあ俺はネプテューヌのついでみたいなものかもしれないけど…」
「ねぷぉおおお!?」
「ねぷてぬー!!」
チラッと横目で見ると再びじゃれあってるネプテューヌとピーシェの姿が。どうやらネプテューヌには完全に心を開いてるみたい。他のみんなも同じ様な感じだが、ネプテューヌは特にといった感じだ。
「とりあえず助けてあげようか。おーい、ピーシェ」
「あはははは~!!」
「ちょっ!? まっ!? ねぷぅぅぅぅうううう!?」
ピーシェは全力全開でネプテューヌに戯れていた、そんなネプテューヌを俺は笑いな
がらもフォローに向かうのだった。
* * *
「ひ、酷い目にあった…」
「あはは、まあまあ」
あの後も全力でピーシェの相手をしていたネプテューヌ、今はもう肩で息をしている
ほどだった。遊び疲れたであろうピーシェは今、マーベラスの膝枕で可愛い寝息をたてて眠っている。
「気持ちよさそうだね♪」
「ほんと、子供の寝顔は癒されるわね」
「んにゃ…むにゃむにゃ…」
寝ているピーシェの頭を撫でるマーベラスと、それを見て微笑んでいるアイエフが呟
いた。遠目から見ているネプギアにコンパ、イストワールさんに相棒、5pb.も同じ様な笑顔を浮かべていた。ただ…
「そりゃ寝顔は可愛いかもだけどぉ…」
「ネプテューヌ…まだ引きずってんのか?」
「むぅ~!! だってみんなは被害を被ってないじゃん!! 私だけだよ!! 私だけあれだけピー子にボコられたんだよ!?」
みんなと遊んでる最中からネプテューヌはピーシェのことをピー子と呼び始めていた
、なんだかんだでネプテューヌもピーシェのことを気に入ったみたい。それでもネプテューヌはご機嫌斜めの様子、まああれだけ全力でピーシェにクリーンヒットのパン
チを自分だけ食らわせれ散ればそうなるか。あはは、と俺は苦笑い。まったく…しょ
うがないな。
「ん!? ねぷぅ…」
「これで少しは機嫌直してくれ、な?」
ネプテューヌのおでこにキスした。おでこを押さえて頬を赤く染めて俯くネプテューヌ、そしてモジモジとしながら上目使いで…
「私子供じゃないもん! でも…こんなことされたら許すしかないじゃん…」
「あはは…俺だって結構恥ずかしいんだぞ…?」
照れ笑いながらネプテューヌに話しかける俺。ネプテューヌの機嫌を直すためとはい
えこれはちょっとズルかったかな? でもまあこれで一安心…
「「「真司くん(お兄ちゃん)…?」」」
この悪寒は一体!?
俺は恐る恐る後ろを振り向くとそこには…頬を膨らませ怒っているネプギア、マーベラス、5pb.の姿が。マーベラスに至ってはピーシェをちゃんとソファーに寝かせてあった、そして何故か怖い!?
「ネプちゃんばかりずるよ!! 私だって真司くんにキスされたい!!」
「僕だって! あの告白の時の一回しかしてないんだから!!」
「私だってお兄ちゃんの恋人なのに!! お姉ちゃんばっかりずるいよ!!」
ネプテューヌにキスした事が思いっきり仇に!? しかも隣にはドヤ顔で勝ち誇った
笑みを浮かべるネプテューヌ、おいおい!?
「ふふん! これが一番に選ばれた女の子の実力だよ! 私は真司の本妻なんだから!ドヤァ!!」
「「「いむむむ!! 反論できない…けど!!」」」
目を光らせる三人、思わず後ずさりするほどだ。
…逃げるが勝ち!!
「あ!逃げた!!」
「真司くん待って!!」
「お兄ちゃんからのキス、私も貰いたい!!」
「それなら獲物を喰らう獣の様な目で追いかけて来るなよぉ!?」
捕まったらまずい!?
とにかく走る走る、ある意味でのリアル鬼ごっこの幕が切って降ろされたのだった。
「何やってるのよ、真司達は…」
「こっちも見てて飽きないですね!」
「これを母として喜んでいいのかよくないのか…」
『喜んでもいいのではないか? 好意を持たれ、信頼されてる証だろう』
とまあ呆れて、そして呑気に俺たちを見ながら会話を進めているアイエフ達。
それはいいからこの追いかけてくる三人を止めてくれませんか!? そう切に願う俺であった…
「むにゃむにゃ…おにーちゃん、ねぷてぬ…ふにゅ…」
――ドクン…
ここは闇、右も左も上も下も。四方八方全てが止みで覆われていた…何かの鼓動が
脈打つ、とても不気味で…得体のしれないもの…
周りに写し出される無数の映像、砂嵐が混じり所々見えないが。そこには…
真司とネプテューヌ達女神、そして…ピーシェの姿が映し出されていた。
次回もオリジナルいっちゃいましょう!真司の新たな武器、そして解放される戦闘力をお見逃しなく!