NARUTOは始まりませんでした。   作:ウラウララ

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ヒナタって誰ですかマスター

荒廃した世界

 

外宇宙生命体カグヤの侵略から百年と少し。人類は危機的な状況に今日も陥っていた。

 

「こちらα状況を報告せよ」

 

こちらysーLモモタロウ級及びキンタロウ級と交戦中、すでに半数が死滅、このままの戦闘続行は不可能と判断します。

 

「こちらα了解した、しかし逃げる事は許されない貴君らは人間が退避するまでの5分間その場で時間を稼げ」

 

命令受領。これより全機終末戦争モードに移行残り三百秒に全てをかけます。

 

私がまた一機落とされた。

 

陽電子砲チャージ完了、全機包囲して発射。

直撃を確認対象無傷。

 

相変わらずキンタロウ級はおかしい防御性能を誇ってる。

 

深い雲が空を覆い尽くし、大地は焼け野原となり人類に最早後は無いという状況で私達は実戦投入された。

 

生きた人間の意識を機械の脳に入れて戦闘を行う事を望まれた戦闘機人。

 

小回りが利き、バックアップが有れば何度でも作り出せる安くて使いやすい兵器。

しかし、小回りが効くという事は攻撃力が弱いという事で小さいという事は防御力が弱いという事だ。

 

物語に出てきそうな羽織を着た人間に羽を付けた姿をし、純白に輝くモモタロウ級の羽が弾丸となって降り注ぎ私達は機能を停止した。

 

「ア……コ……ド…イナ」

 

声が聞こえる、まだボディが生きている?

再起動モードを発動…使える武装の殆どは死滅している。

 

瓦礫を退けて起き上がればそこはいくつものクレーターが残る荒野。

周囲にモモタロウ級とキンタロウ級は見つけられない。

 

「オッブジカ」

 

目の前には人間の男性、何故こんな場所にいるのだろうか。

 

「メズラシイナセントウキジンカのメガタカ」

 

声の入力が上手くいかない、昨日確認……破損箇所発見、自己修復までに十五秒

 

五四三二一完了。

 

データ通信開始……遠方に自己機体と同型を確認。現存する機体に通信開始……拒絶確認。

当機は破棄扱いされた可能性が大。

 

「…………お……い……おい……聞いてるか?」

 

確認当機は貴方を認識した。既に破棄された当機に何の用か?

 

「そんな連れないかというなよ。目の前に可愛い子ちゃんが居たらまず心配するのが当然だろ」

 

理解不能。

 

「そんな事はどうでもいい名前を教えてくれよ俺の名は葵だ」

 

……当機の名前はysーL 、Lは指揮個体の認識名だ

 

「成る程イース・エルか…ならこれからはイルな」

 

ーーーーー

 

人の集まるコロニーの一つに着いた、どうやら葵が所属するコロニーらしい。

 

「おいおいアオイ随分面白えモノを拾ってきたな、戦闘機人か女なら何でもいいのかよ聖ちゃん達に刺されるなよ」

 

「はっ俺がそんなヘマをするかよ皆んな揃って愛してやるぜ」

 

ハンガーには珍しく最新式の武士が待機している。この型ならばここは日本帝国だろうか。あそこは技術大国として優れていると認識している。

 

「なんだ?武士に興味があるのか。そんなことよりも綺麗にしようぜ、せっかく別嬪さんなのに勿体ねぇよ」

 

身体の各部を分解され必要なパーツを繋ぎ合わされる。OSとCPUも変更しレーザー核融合炉も最新の物に変えられた。

ほぼ新品に変えられた。残っているのは外装と人口頭脳だけだ。

その後初めてお風呂というものに入った。

 

「どうよ、気持ちいいだろ。」

 

理解不能。当機に入浴する必要性は無い。

 

「そっかそっか、それよりも人口スキンは問題ないか?」

 

 

風呂のドアが勢いよく開き女性が一人裸で駆け込んで着た。

 

「また女を連れ込んだの葵」

 

「生身の女はお前達が怒るからな今度は戦闘機人だ」

 

アオイの返事に女性は呆れた顔をしてこちらを見てきた。

 

「まあ人形遊びなら良いかな、それよりも今日は私の番なんだから」

 

その後行われた行為は実に興味深かった。人間の排泄器官は性交渉する為の期間でも有ったとは。このデータは何処を探しても無かった。

 

 

 

 

 

 

 

数ヶ月が過ぎた。

ここの武士達は実に強い。モモタロウ級やキンタロウ級程度なら一対一でも倒せる戦力を保持していた。

 

「ムサシ級を確認全機出撃!」

 

彼の部屋の中で用意されたメイド服を着ている当機は静香お嬢様にムサシ級とは何かを聞いてみた。

ちなみに静香お嬢様は彼女がメイド服を着た私に強く求めた為この呼び方をしている。

 

「カグヤ達はそれぞれ特色を持ってるいますよね、キンタロウ級なら圧倒的な防御力、モモタロウ級なら羽や刀を使った全距離対応能力、それで今回のムサシ級はキンタロウ級程ではないけど高い防御力と近接特化の攻撃力を有しています、そして攻撃対象は他と違い私達がいるコロニーなんですよ」

 

成る程ほかのカグヤ級は驚異度の高い相手を攻撃するがムサシ級だけは違うらしい。

当機も戦闘を見たいと言ってみたら部屋の中のスクリーンに外の映像を映してくれた。

 

三機のの武士が背中のバーニアを吹かして激しく攻撃を仕掛けるがムサシ級は気にせずまっすぐコロニーに向かって進んでくる。

 

隊長機だろう蒼く塗装された機体がムサシ級の前に立ち肩担架から近接長刀を抜き放ち切り結び始めた。

 

これは?

 

ムサシ級は出来るだけ戦闘を避けるけど自身を傷付ける可能性がある近接武器が邪魔をした場合だけ戦うそうだ。

 

ムサシ級の腕は6本、真ん中の腕に握られた刀が素早く何度も振るわれるが隊長機は舞うように刀わすり抜ける。

 

上の腕二本には近接散弾が握られていたが使う間も無く隊長機に釘付けにされた状態で背後からの二騎の奇襲で切り飛ばされそちらに意識を向けば隊長機が良い連携だ、さほど時間も掛からずにムサシ級は沈んだ。

 

「いやぁ姉さんも兄さんも強いですね」

 

その晩静香さんが私の身体を求めてきた。

やめてください静香さん当機は生殖を目的に作られていません。

 

「あれ?知らなかったこの前お兄ちゃんがメンテナンスって言って付けてたよ」

 

なんと‼︎

やっやめてください壊れてしまいます。何ですかそれはディルドそんなものを接続する拡張性は当機にはありません。

 

「大丈夫。お兄ちゃんはこれより太いし長いから、イルちゃんも絶対入るよ!」

 

あっあーーーーー

 

その後戦いで興奮した葵さんにも美味しくいただかれました。

 

 

 

 

あの頃は楽しかったです。心無い機械の私が普通の女の子としてご主人様の隣で皆さんと共に生きられたこと。

 

だから

 

目の前には討ち果たしたハゴロモ級、あの方々はカグヤ討伐の為に行きました。家を守るのはメイドの役目です。最後会えなかったのは残念ですが

 

「命ない機械ですが、この心持って逝きます、来世ではどうか人として皆さんのお側に……」

 

 

ーーーーー

 

雲隠れの里

 

 

 

私は生まれた生まれた瞬間に意識はあった。生まれた場所は糞尿塗れで肛門に腕を突っ込まれよがる女性。

 

「おいおい、生まれたぞ」

 

「泣きもしないガキは強くそだだねぇよ廃棄しちまいな」

 

足を掴まれ放り出されたのは腐乱臭漂う地の底、沢山の死体と事切れる寸前の女性達。

このままでは私も遠くない未来死んでしまう。申し訳ありませんがそこら辺の女性から乳を頂きましょう。

 

空腹は時々捨てられる女性の乳で癒し成長してからは腐っていない人肉をいただいて生きながらえました。

 

ここは時間の感覚がありません、でもわかりますご主人様もこの世界で生まれていることを。

 

そんなある日ご主人様の気持ちが流れてきました。その感情は怒りと悲しみ、いつだってご主人様は虐げられた女性・子供を放っては置けない性格ですからきっと今回も酷い目にあっている女性か子供を見てお怒りになったのですね。

 

近くに来てくれました私もここから出ないと行けません。

この世界では不思議な力が溢れています、前世での機能を再現するのも難しくは有りませんでした。

 

穴を出て前世の姿そのままのご主人様に出会いました。

正直不安です、ご主人様は私の事を気がついてくれるでしょうか?

 

「……イル?」

 

「はい、ご主人様。ご主人様のイルです」

 

ああ、その名で呼んでいただけるだけで胸が暖かい。

これが心、これが愛という感情なのですね。

ご主人様が金髪の目鼻立ちの整った少年になり私を強く強く抱きしめてくださいました。

 

ーーーーー

 

イルに出会った。正直こんなに早く会えるとは思っていなかったが会えたそれだけで良かった。

 

他コロニーの防衛戦に出ていた際コロニーが襲撃された事を聞いて戻ったら既に戦闘は終わり、相討ちだったのだろうハゴロモ級とイルが死んでいた。

 

あの時は初めて愛した者を無くしたから手がつけられないくらいふさぎ込んでいたっけな。

 

「マスターお願いがあります。今世でもお側に扱えさせてください、出来るなら一人の女性としてマスターのお情けを」

 

「当然だもう二度と失わない。失わせない」

 

言葉だけで無く魂で答えるつもりで彼女の柔らかな唇にキスをして舌を深く押し込んだ。

 

 

ーーーーー

 

雷影は必至に戦っていたこの里の人々を守る為に。

収容所から始まった大穴の侵食は次々と里の人間を飲み込んでいった、中がどうなっているのか確認の為に行かせた忍びも誰も戻ってこなかった。

 

このままでは拉致があかないと大穴に潜ってみれば。

 

「何だこれは」

 

雷遁モードで全身を覆っている俺は問題ないが他の忍びは大穴に入った瞬間足元から無数の腕が生えて連れ去ってしまった。

ここにキラービーが居ないのが悔やまれる。アイツは今治療中だ前回のGの襲撃の後俺を逃がす為にかなり無茶をしてまだ身体が本調子ではないらしい。封印中の尾獣も弱体化著しく今では殆ど力を失っている。

 

雷遁モードで出来るだけ進んでみる、大穴の中央には階段がありそこを降りて行けばそこには無数にひしめく腐乱死体。

何だこれは腕の一振りでバラバラになったが、その殺した女の顔に見覚えがあった。

アレは霧の里から誘拐した女だ…見回せば顔が崩れた者は分からないが殆どが誘拐した者やその子供が成長した者だ。

 

何だこいつらは亡者が仕返しにでも来たか?

 

そう思い一歩を踏み出せば足を掴まれる、何だと思えば先程バラバラにした死体が身体を修復し足にしがみついていた。

 

クソが貴様らは雲隠れの里に尽力できた事を誇って死ねよ。この里以外の劣等をこの里の為に使ってやったんだ感謝されこそ恨まれる謂れはない。

 

殺しても殺しても亡者は消える事なく、いつしか焦りが頭に浮かぶ、逃げなければそう思い振り返ったら先程まであった上への階段が今まさに消えていくところだった。

 

おい冗談じゃないぞ、ここの壁も床も壊さないほど硬いのにどうしろっていうんだ。

出せ、まだまだこの里を強く大きくしないと、この里に住む家族の為にも。

 

 

 

 

 

多くの人間を秘密裏に誘拐、その優秀な血を里に入れる為子を産む道具としていた雲隠れの里はその女性達を隔離していた場所に突如現れた巨大な穴が里をほぼ飲み込み。その日を境に雷影の姿を見た者は居なかった。

 

ーーーーー

 

俺はイルと一緒に穴を出てから宿に戻りベッドの上でお互いの事を話し合っていた。とは言えイルが話せる事は殆どなかったか。生まれてからずっと穴の中とか俺より酷すぎる。

 

この世界の人間は一部の人間がどうしようもなさすぎる。

 

話しているうちに眠くなったのかイルは寝てしまった安心したのだろう。綺麗な銀髪を撫でながらその浅黒い頬を優しく突く。

ムニュムニュと口を動かす姿が愛らしく続けたくなるが起こすと悪いので我慢する。

 

「ケイさんどうしてここに残っているんですか?」

 

そう聞けばトイレのドアが開きケイさんが出てきた。

 

「その…ミキちゃんは田舎に帰ったんですが、私には帰る場所がありませんので、それにお礼もしていませんから。良かったら抱いて見ませんか?こう見えても抱いた人は名器だって喜んでくれてるんですよ」

 

ふむ、抱きたいのは山々だがまだこの身体は反応しないのだ。

仕方がないから本来の子供の姿に戻ればびっくりしていた。それでも共に行きたいというのでその日は一緒に眠ることにした。

 

ケイさんのおっぱいいいおっぱい。

 

 

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