五歳になりました。
カグヤ一族の前世真中だよ。
この種族不味いや、カグヤって前世の敵対種族だけどあれ程おかしな種族は他に無いと思ったけど甘かったよ、母さんのオッパイくらい甘かったんだ。
なんとこの種族メッチャ戦闘狂、男達はひたすら戦争に行って死んだり死なせたり、殺したり殺されたり。
おかしいよ〜
葵さん助けてよ〜
ある日起きたら里がうるさい、何かと思ったら霧隠れの里から襲撃を受けてますよ、確か馬鹿な男達が戦争仕掛けてる国でしたよね。
あっママンの首輪外されて戦いに行っちゃった。
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー
ママン……私はどうしたらいいの?
おぃーーーーー
燃えてる、燃えてるよ〜
タースーケーテー
どうしようかわちゃわちゃしていた私。
さっさと逃げろとか言わないでよ。仕方ないじゃん首輪付いたまんまなんだよ、犬みたいに床に突き刺さった棒につながれたままなんだよ。
どうしようもなく途方に暮れていたら空間にドアが現れて開いた先には。
あおいしゃん〜
「メッチャ燃えてんじゃん、俺の前世の名前を知ってるって事はお前が真中だな?」
そうだよあおいしゃん私が真中だよー、会いたかったよ、寂しかったよ。
「鎖外すから反対向いとけ」
はいはーい
金属が切れる音とともに首輪を引っ張られた。
グェ
変な声が出ちゃった。恥ずかしい、あああおいしゃんに犬みたいに首輪を付けられて引っ張られてる。
ここは抵抗しなきゃ、あおいしゃんは反抗すればするほどご褒美くれるから頑張っちゃうよ〜
「おい、引っ張んな襲撃されてんだぞ時間ねぇんだ」
ムゥまだ言葉で言い聞かせてるって事はまだまだ余裕があるな、あっ階段から忍びが走ってきた真中イッキまーす。
「オィィィィイ。何考えてんのォ」
グェィエ
キッ気持ちィィィイ!
もっ回もっ回、レッツゴー。
「行かない‼︎」
キャン‼︎
今度はチョップキタァァア。
えへ、えへへぇ
あおいしゃんに物みたいに担がれて運ばれていきますよ。これはきっととっても激しいお仕置きが貰える予感!
ーーーーー
ご主人様が戻ってきましたがだいぶお疲れのようです、真中様は相変わらずお元気ですね。
「ご褒美くださいあおいしゃん」
「ご褒美じゃないこれはお仕置きだ!」
ご主人様が真中様の履物をずり下ろしてその白いお尻を叩いています。ケイ様が止めようかとオロオロしていますが止める必要はございません。
真中様の気がすむまでこの流れは終わりませんので、下手をするとご主人様が疲れ果ててもちょっかいとイタズラをする様なお方ですので。
「ふっ不思議なご関係なんですね」
さてでは真中様がお好きだった激辛チゲ鍋を作りましょうか。
キッチンに着いた私は先ず昨日作った豆腐を取り出し常温に戻す、鍋にごま油刻んだニンニク、生姜を入れて香りが立ったら豚肉を炒める。
豚肉に火が通ったら鍋にキムチと豆板醤、コチュジャンを入れる。
火が通ったら水を入れてシメジ・エリンギの石づきを外し入れて長ネギを斜め切りで入れる。
豆腐を手でちぎりながら入れて一煮立ち、最後に粉末唐辛子と練り唐辛子、山椒をたっぷりと振りかける。
「お待たせしました、ご飯ですよ。」
「おお、この匂いは懐かしき激辛チゲ鍋‼︎」
「これか、イルご飯はあるか?」
「昨日の残りの冷や飯がございます。後牛乳もご用意いたしました。」
「あっあの目が痛いし鼻もズキズキするんですけどこれ食べ物何ですか?」
「はい食べ物です。」
「はじめましてケイさん、これは私の大好きな料理だよ。絶対病みつきになるから食べてみて」
前世では食べれなかったのでどのような味かわかりませんでしたので楽しみです。
「「「頂きます」」」
はい、頂きます
先ず一口…………………………………………………………
グフ…ウゥかっ辛い?いえ痛い痛い痛いデスゥ〜
なんで真中様はこんなのを食べたがるのでしょう。
ケイさんなんて一口食べたら吹き出してますよ、唇が真っ赤に腫れて可愛そうです。
ご主人様は冷やご飯にチゲ鍋の汁をかけて一口食べては牛乳を飲んでます。
ああすれば食べれるんですね、私もそうしましょう、そう言えば真中様は。
あり得ないのデスゥ、美味しそうに食べてます。これは舌も食道も胃も焼けますよ。真中様美味しいですか?
「美味しいよすっごく美味しい。口に入れた瞬間の口の中を焼き尽くす辛さと噛むごとに刺激される舌の激痛。
喉を通る際の熱さと痛みそしてその中に残る確かな旨味。スッゴイですよ美味しすぎて逝っちゃいそうですよ〜」
「そっそうですか……この料理は封印です二度と作りません。ご主人様申し訳ありません今すぐ新しいものをご用意いたします。」
「頼む」
「ええ〜こんなに美味しいのに〜、前世でだっていつも作ってくれたじゃん」
「当時は私に味を感じる機能がなかったからです。」
その後辛い舌を刺激しないように冷やし中華をご用意いたしましたが、旦那様とケイさんは喜んで食べていただけました、勿論私も美味しく頂きました。
ーーーーー
6歳になったよ
聖改ヒナタです。この世界の人間は異常だと思う何でナノマシン注入した強化人間と同じ動きができんのそう思わないハナビちゃん。
「シズカでも良いよお姉ちゃん、私的にはそれよりもお兄ちゃんの事が気になるかなこの世界に転生してると良いんだけどね」
そうだね、葵は寂しがり屋だから私が面倒見てやんないと何処かで泣いてるかもしれないし。
そろそろ修行の時間か、ハナビちゃんはどうする?
「一緒に行くよ、でも不思議な感覚だよね〜、聖ちゃんと兄弟だなんて」
ハナビちゃんどこで誰が聞いてるかわかんないから私の事はヒナタって呼んで
「はいはーい」
しっかしこの屋敷廊下長過ぎ、やっと玄関に着いてもそこから離れの道場まで歩くなんて非効率的だよ。
早く葵に会いたいな何処に居るんだろう。
道場に入ったらいつも通りお父様が正座で待っていた、ネジ兄様とおじ様も居るんだ。
なんか重い雰囲気だなお父様の前で正座嫌だなぁ
「ヒナタ」
何ですかお父様。
「お前も6歳になったのだから今度の入試試験を受けアカデミーに入りなさい」
アカデミー?良いですけど修行はどうするんですか?
「出来る限り家にいる間は修行に当たる、話は以上だ修行を始める」
「は〜い」
アカデミー入学しました。
さてと私の教室はっと。ここかぁアカデミーって言ったって小学校でしょ学ぶこと有るのかなぁ?
アカデミーのドアを開いたその先には金の髪に青い瞳頬には三番線。姿は前世の彼には似ても似つかない彼は私の目をしっかりとみていている。
まさか?
いえ間違いない!
思いを胸に彼の隣に座ると、彼は私の耳に優しく私の名前を呼んでくれた。
「聖」
「葵」
もう止まれないこのまま死ぬまで一緒に溶け合ってしまいたい。
前世ではともに生き抜くことが出来なかった、私が先に死んで彼はどれだけ寂しかったろう辛かったろう。私に置き換えれば耐えられない。
涙が流れそうになるのを必死に止めて彼の差し出した手を握った。
正直アカデミーは直ぐに終わって欲しいと願ったが、中々終わらない初日だったから半日で済んだがそれだけでもあまりにも長く感じた。
今まで六年間も耐えられたのに、彼に出会ってたった数時間だって耐えられない。
放課後彼は直ぐに私を、彼が買った家に連れて着てくれた。
そして家に入って玄関を閉じた途端に、強く私を抱きしめた、私も受け入れるように静かに目を閉じる、前世なんども重ねた彼の唇、触れた瞬間に涙が溢れた。
ただ一人あの世界においてきてしまった愛しい人。もう止まれないお互い貪るようにキスをする周りの目なんて気にならない、この場で本番を始めても良い。
会いたかった。彼に会えなかった時間があまりにも長すぎて。誰に見られようと構わない離させない私達はこの触れ合った状態が正しい姿なのだから。魂まで捕らえて欲しいと願いながら強く強く彼を抱きしめ深く彼の口内に自分を押し込んだ。