八つの大罪   作:野良風

9 / 24
到着バステ監獄と新たな仲間

ハチマンは、自分の影を実体化させその影に乗りバステ監獄に到着した

 

「(到着)」

 

ハチマンは、バステ監獄の所々穴が空いている所から中に忍び込んだ

 

「(ステルスヒッキーを活用して進むか)」

 

しかし進んでも進んでも敵の聖騎士や騎士が現れない

 

「(外には、たくさんいたんだけどな)」

 

ハチマンは、一人で進んでいると人影が前方に見える

その人影が見えてきたそれは

 

「バン」

 

「ハチマン」

 

<八つの大罪>の一人強欲の罪バンだった

そしてバンは

 

「ハチマン~♪」

 

笑いながらハチマンに抱きついてきた

 

「離れろ気色悪い」

 

ハチマンは、バンを引き離す

バンは、素直に戻り

 

「久しぶりだな♪」

 

「久しぶり」

 

「で、何しに来たんだ♪」

 

「お前を助けに来たが無駄だったな」

 

「自分で逃げたけどありがとうよ助けに来てくれて♪」

 

バンは、ハチマンの肩に手を置いた

すると

物凄い轟音が聞こえたそしてバステ監獄自体も揺れた

 

「団長も到着したのかな♪」

 

「来たみたいだな早く合流するぞ」

 

前に進もうとした時にバンが肩を叩き

 

「なな、ハチマン何で俺の場所すぐ分かったんだ♪」

 

「俺の技の一つ記憶探り。相手の影を触れば見たこと聞いたことがわかる」

 

「相変わらずすげえなお前は♪」

 

「早く行くぞバン」

 

二人は、しばらく歩き

そしてとうとう

 

「あ、団長」

 

「バン」

 

メリオダス達と再開した

 

「団長~♪」

 

「バン」

 

二人は、近づき手と手を叩き合ってその後から

殴りあいが始まった

バンがメリオダスを殴ると吹き飛び壁を突き破って行き

そのお返しに今度は、メリオダスがバンに頭突きをすると同じように吹き飛び壁を突き破って行った

二人は、それをしばらく続けている

そしてハチマンは、ディアンヌ達の方に行き

 

「お前ら大丈夫か」

 

「ボクは、大丈夫」

 

ハチマンが質問するとホークが怒り

 

「大丈夫じゃねえ見ろあの二人」

 

ホークがさす指の先には、まだメリオダスとバンが殴り合いをしている

 

「いつものことだ心配するな」

 

「しかもお前が先に行ったから色々と大変な目に会ったんだぞエリザベスちゃんは、怪我するしよ」

 

「エリザベスは、何処に」

 

「ディアンヌの鞄の中だよ」

 

「レディ・・・」

 

二人は、腕相撲を始めた

 

「ヤバい」

 

「ゴッ!!!」

 

二人の腕相撲によりバステ監獄が崩れ始めてきた

 

「ホーク此方に来い」

 

ハチマンは、ホークを引っ張り

 

「シャドーボックス」

 

ハチマンの周りに立方体の黒い箱ができハチマンとホークは、黒い箱の中に入った

 

「なんだこれ」

 

「俺の技の一つシャドーボックス外からの攻撃を防いでくれる」

 

シャドーボックスは、瓦礫の衝撃から守りバステ監獄が完全に崩壊した

 

「解除」

 

ハチマンが解除するとシャドーボックスは、消えた

中にいたハチマン、ホークは、無傷

 

「何で僕は、助けてくれなかったの」

 

ディアンヌは、ハチマンのシャドーボックスには、入っていなかったのだ

 

「悪いディアンヌ俺の今の力じゃまだディアンヌを包みこめるほどの大きなのは、作れないんだよ」

 

ディアンヌは、一様それに納得した

 

「夕方になってるしよ」

 

「帰って飯だな」

 

「お腹すいたしね」

 

「とりあえずまあ~なんだ・・・団ちょ達にまた会えて嬉しいぜ~♪」

 

メリオダス達は、村に戻り

エリザベスの手当てをした

 

「おいハチマンお前手当て出来るのか」

 

「ホーク俺は、医者じゃない軽い手当て程度だ」

 

すると後ろから

 

「私にも手当てをさせてください」

 

ダナ先生が来た

 

「お願いします」

 

「ハチマンくんあの時は、私を助けてくれありがとう私も娘を人質に取られていてしかも娘までも助けていただきなんてお礼を言って良いのか」

 

「いえ別に気にしてませんよ」

 

「そうかならこの手当てが終わったら食事くらい礼をさせて欲しい」

 

「それじゃお言葉に甘えさせていただきます」

 

二人は、手当てをし続けた

そして手当てが終わり食事が始まった

 

「さて・・・とエリザベス改めて紹介する強欲の罪(フォックス・シン)バンだ」

 

「ま~ヨロシクたのむわ♪」

 

「ん?その服は、どうしてバン」

 

バンは、ハチマンとバステ監獄で出会った時には、上半身裸だった

 

「王女様の御前で裸でいるわけには、いかね~だろ♪」

 

「お前服買う金なんて持ってたのかよ?」

 

「落ちてたんだよたまたま偶然」

 

ディアンヌは、やれやれとため息をつき

エリザベスは、クスクスと笑っている

ハチマンは、バンが盗んできたんだろうなと思っていた

 

「そういえばディアンヌも久しぶりだな」

 

ディアンヌは、そっぽを向き

 

「ボクは、もう百年キミと会わなくてもよかったんだけど?」

 

「(いや百年ってもしハチマンだったら死んじゃてるよまさかディアンヌも俺と百年会いたくなかったとかハチマン泣いちゃうよ」

 

「声出てるぞハチマン~♪」

 

「マジ」

 

「大丈夫バンとは、百年会いたくなかったけどハチマンは、そこまでじゃないから」

 

「(えーマジそんなこと言われたら照れちゃう」

 

「だからハチマン声出てるぞ♪」

 

「も~ハチマンだったら冗談好きなんだから」

 

バンは、小馬鹿にして笑っている

ディアンヌは、ハチマンの言葉を冗談だと思い笑っている

 

「(なぜ声が出てるんだ)」

 

「ハチマン様は、隠し事は苦手なんですね」

 

エリザベスにも笑われた

笑えるほどの元気があれば言いか

 

バンは、エリザベスに近づき

 

「エリザベスです・・・こんな格好で申し訳ありません」

 

「いえいえ王女様<八つの大罪>(うちら)はいつでも無礼講だ五人仲良くしよーぜ?」

 

「六人だろ。六人」

 

声が聞こえた

バンは、辺りを見渡すがメリオダスが喋ったと思い

 

「ボケんなよ団ちょ五人だろ~が♪」

 

かっかっと笑いながら喋るがメリオダスは、手を振り喋ってないとアピールする

 

「しっかしとんだイカレ野郎だぜ仲間とはぐれて暇だから監獄にとっ捕まってたとか仲間が生きてるとわかった途端に脱獄・・・あげくにぶっ壊しちまうんだ頭のネジゆるみすぎじゃね?」

 

「・・・誰だ?」

 

バンは、声が聞こえた方を睨み付けたがその先にいたのは

 

「俺だ!!」

 

ホークだった

バンは、ホークをしばらく見て

 

「豚が喋ってる~」

 

バンは、驚き後ろへ下がった

 

「今更そこでびびるか」

 

「うそだろ~人の言葉を喋る豚なんてよ全くの無意味だろ」

 

バンの言葉は、ホークの心に刺さった

 

「てっきりディアンヌの飯とばかり」

 

「なんですぐ人を食用豚にする」

 

「言っとくが俺は、ただの豚じゃねえ残飯処理騎士団団長ホークだ」

 

「すげ~♪全く聞いたことねえ」

 

ホークのことを信じた

それを聞いてハチマンは

 

「バンこいつの妄想だからな」

 

そしてダナ先生が来た

 

「さぁみんなどんどん食べてくれ」

 

「本当にいいの」

 

ディアンヌは、遠慮しているが

 

「もちろん遠慮なくどうぞ」

 

「君だけ一人立食ですまないね」

 

「大丈夫」

 

「ディアンヌ椅子ぐらいなら俺の力で作ろうか」

 

ハチマンは、ディアンヌに聞いた

 

「本当じゃお願い」

 

「じゃ行くぞ」

 

ハチマンは、手をかざしするとディアンヌの下の影が立体になり椅子の形になった

 

「ありがとう」

 

ディアンヌは、その椅子に座った

そして宴会が始まった

飲み食いをしていると

 

「空が」

 

「これはまるでブリタニアの古い歌の一節の・・・一天を流星が十字に斬り裂く時ブリタニアを至大の脅威が見舞うそれは古より定められし試練にて光の導き手と黒き血脈の聖戦の始まりの兆しとならん」

 

 




<おまけ>
ホ「この間のシャドーマンに引き続きすげえなお前は、あの瓦礫の中を助けるなんって」

ハ「ホーク良いかこのシャドーボックスは、中からの声は外には聞こえないだから」

ホ「だから何なんだ」

ハ「例えば一人に成りたいとき叫びたい時に凄く良い」

メ「それってどんな状態なんだハチマン」

ハ「例えば俺の友達の友達が言ってたんだが複数で修行とかしているときに」

モブ「ちょっと、マジ暑くない?」

ハ「むしろ、蒸し暑いよね」

モブ「え? ・・・・・・あ、ああ、うん、まぁ」

ハ「まぁ、その子は俺じゃなくて斜め後ろの女子に話しかけてたんだけどね。それに返事をしてしまい凄く恥ずかしく叫びたかったそんな時に作り出した技だ」

メ「お前の実話だったんだな」

ハ「俺じゃねえ」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。