うちの喫茶店にはアイドルの方がいらっしゃる   作:テンツク

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第一話

どうも初めまして、俺の名前は榊 幸人(さかき ゆきと)、東京の街から少し外れた所で喫茶店のマスターをしているものだ、歳は30になる、え?興味ない?それはすまなかったな。

 

 

カラン

 

おや?どうやらお客さんが来たみたいだ、それでは失礼するよ。

 

「いらっしゃい、二名で良いかな?」

 

「やあマスター、大丈夫かな?」

 

「ええ、大丈夫ですよ、お好きな席にどうぞ」

 

「それでは失礼するよ」

 

そう言って二人の女性はカウンターの席に座った、あ、一人しか話していないがもう一人いるからな。

 

お二人が座ったのを確認し。

 

「今日は何にしましょうか?」

 

「そうだね、じゃあいつものに、今回はチーズケーキにしようかな」

 

「私はそうだな・・・いつものやつに、私はフルーツタルトにしようかな」

 

「かしこまりました」

 

そう言って厨房に向かおうとしたところで。

 

「思ったんだが、いつも通りで話さないかい?」

 

「ダメでした?」

 

「「マスターにそんな話し方されると何かむず痒い」」

 

「二人揃って言うか、了解」

 

そう言って俺は厨房へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

「はい、どうぞ、コーヒーに、あいの方がチーズケーキっと」

 

「ああ、ありがとう」

 

「そんで真奈美の方がフルーツタルトっと」

 

「ああ、いただこう」

 

「どうぞお召しあがれ」

 

「「いただきます」」

 

 

そう言って二人は食事を始めた。

 

二人について説明をしておこう。

まずはあいと言った方だな、名前は東郷あい、346プロって言う芸能事務所、で良いのかな?そこでアイドルをやっている人だ、男の俺から見ても、なんかカッコいいと思えるような容姿と雰囲気を持っている女性だ、ここには最初撮影の休憩がてら寄ってくれて、そこからたまに時間がある時などはここに来てくれたりしている。

 

二人目は木場真奈美、こちらも346プロでアイドルしている、さっき紹介したあいとは何やらグループを組んでいるらしい、彼女も初めはあいと一緒だ、っと言っても、今回みたいに二人で来たんだがな、その後はあいもそうだが、二人とも一緒に来たり、一人でも来てくれたりしている。

 

 

え?何で名前予呼びをしてるのかって?それは何回目かに二人がここに来た時に言われたからだぞ、さて、紹介はこの辺で良いかな。

 

そんな感じで説明していると。

 

カラン

 

おや、どうやらお客さんが来たみたいだ。

 

「いらっしゃい、咲耶一人かい?」

 

「こんにちは幸人さん、ええ、今回は一人で来させてもらったよ、おや?あいさんに真奈美さん?」

 

「やあ咲耶君」

 

「良かったら一緒にどうだい?」

 

「お二人が良いのなら喜んで」

 

そう言って咲耶は真奈美の横に腰かけた。

 

この少女についても説明しておこうか、この子は白瀬咲耶、283プロって言う二人とはまた違った所でアイドルをしている子だ、この子もどちらかと言うとカッコイイ系になるんだと思う、彼女は最初は自分の所属しているグループの子達と来たのが最初だ、それからは二人同様、暇なときには時折店に来てくれたりする。

 

しかし思うが、この三人が揃うと、何か・・・ねえ?嫉妬ではないのだが、なんか自信無くすよね・・・・いかんいかんそんな場合ではなかった、咲耶は最初来た時に、俺が年齢を言うと、何故か名前で呼んでくれと言われたから呼んでいる。

 

ちなみに彼女がいるグループの子達はみんなこんな感じで呼んでいる。

 

 

「咲耶は何にする?」

 

「そだね、それじゃあレモンティーとフルーツタルトで」

 

「了解ちょっと待っててくれな」

 

俺はそう言って厨房に向かい、頼まれたものを用意し、咲耶に出した。

 

「どうぞ」

 

「ああ、いただくとするよ」

 

「お召しあがれ」

 

そう言って食べ始めたのを確認すると、俺は一つ質問をした。

 

「そう言えば、三人とも仲良さそうだけど、知りあいだったのか?」

 

「ああ、雑誌の撮影で一緒になってね、その時にいろいろ話して、仲良くなったんだよ」

 

「へー、雑誌の撮影か」

 

「なんならマスターも見てみるか?」

 

「??あんの?」

 

「ああ、これだ」

 

そう言って真奈美が出してくれた雑誌を手に取った、その雑誌の表紙にはこう書かれていた。

 

『イケメン特集!!』

 

これを見た俺は一つの疑問を投げかけた。

 

「・・・・・なんか、いろいろおかしくね?」

 

俺がそう言う、三人は若干苦笑いをして。

 

「どうやら私達は女性人気があるみたいでね、どうやらかわいいと言うよりは、カッコイイ方になるみたいでね、それでそう言った撮影をしたんだよ」

 

「確かにあいの言う通りだな、男の俺が見てもカッコイイと思えて少し嫉妬するなこりゃあ」

 

「幸人さんもカッコイイと思うが?」

 

「俺?なーいない!こんなおっさん顔がカッコ良くはないよ、ほら、もっとイケメンの子達はいっぱいいるじゃん?」

 

「「「(この人は!、まったく)」」」

 

そんな事を話し合っていると、ふいに真奈美が。

 

「そう言えばずっとマスターが一人でやっているみたいだが?」

 

「ああ、そうだが」

 

「人を雇ったりはしないのかい?」

 

「確かにそうだね、仕込みとかをしてたりしていたら、掃除どころではないのではないのかい?」

 

「ああ、その事か、人は雇わないな、いろいろ書類関係や、給料云々がめんどくさいし、掃除に関してはそうでもないぞ?」

 

「そうなのかい?」

 

「ああ、と言っても、一人は二人が、もう一人は咲耶が良く知っている奴がやってくれるんだよ」

 

「「「と言うと?」」」

 

「一人は響子が、もう一人は恋鐘がわざわざ店まで来て掃除やらなんやらをやってくれるんだよ、俺は頼んではないんだがな、聞いてみたら、『私がやりたくてやってるんです!/うちがやりたくてやっとーよ!』なんて言われてな、まぁそこまで言われたらって事で、手伝って貰ったりしてるよ」

 

「そうだったのかい、だから恋鐘はあんなに嬉しそうに・・・」

 

「?なんか言ったか?」

 

「いや、別に、幸人さん、一つ良いだろうか?」

 

「?どうした?」

 

「その手伝い、私もさせてもらえないだろうか?」

 

「咲耶が?また何で?」

 

「「それなら私達も手伝いをさせてもらおうかな」」

 

「二人もか、それで?なんでなんだ?」

 

「ふふ、なに、私も恋鐘と一緒さ、幸人さんの手伝いをしたいからだよ」

 

「んー、なんで手伝いたいのかなんてもんは分らんが、まぁたまになら良いぞ、さすがに頻繁に来るのはアイドルとしてのあれもあるしな」

 

「それなら私達は気にしなくても良い、うちは恋愛自由な会社だ、寧ろした方が良いのではって話も出ているぐらいだ」

 

「なんで、恋愛の話になったのかは置いておいて、それはそれでどうなんだ?と言ってもそれは会社が良いって話で、ファンの子達とかもいるんだしよ?」

 

「それについては心配ないよ、寧ろここの宣伝にもなるだろうしね」

 

「うーーん、あんまり忙しいのは避けたいんだがな、今まで通り、ゆっくりやりたいしな」

 

「そうなのかい?」

 

「まぁな、忙しくなると、こうやってコミュニケーションがとれなくなるだろ?」

 

「「「確かにそうだな」」」

 

「それに、俺がこの上に住んでるからさ、いろいろうるさくなるのはちょっとな」

 

「「「!!!」」」

 

「?どうした?」

 

「「「ここに住んでいるのかい!?」」」

 

「ああ、店の二階が事務所兼俺の家だ、と言ってもただの俺の家だけどな」

 

「そうかい、ここにマスターが」

「ここに住んでいるのか」

「これは良い事を聞いたね」

 

何やら三人は下を向いて、ぶつぶつと何かを言っているみたいだが、内容までは聞こえなかった。

 

ふと時計を見てみると、良い感じに時間がたっていたので、三人に。

 

「時間の方は良いのか?」

 

っと一応聞いた。

 

「おっと、もうこんな時間かい、それでは私達はこれで失礼するよ、これから仕事なもんでね」

 

「そうなのか?二人で仕事か?」

 

「いや、あと三人いるよ」」

 

「真奈美の言い方だと、グループでの仕事って訳か」

 

「ああ」

 

「なるほど、咲耶はどうする?」

 

「私も帰るとするよ」

 

「そうか、じゃあお勘定でいいな?」

 

「「「ああ」」」

 

その後は三人から料金をいただいて、店の外まで見送っていった、帰り際に、「「「また来るよ」」」って言ってくれたので俺も、「ああ、待ってるよ」と返して、今日はお開きとなった。

 

 

さてと、夜に向けての仕込みをしようかね。

 

そう考えながら俺は厨房へとむかったのであった。

 

 

 

ネタギレなのでゴール(終了)してもよろしいでしょうか?

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