うちの喫茶店にはアイドルの方がいらっしゃる   作:テンツク

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第十五話

 

あれから俺達は律子の車でライブ会場まで乗せてもらい、今はライブ会場に来ている。

 

「ありがとうな」

「ありがとう」

 

「いえ、お役に立てて良かったです!」

 

「相変わらずだな、ほらあずさ起きろ」

 

「ふわぁ~、どうしましたか~?」

 

「着いたから離れなさいって言ってんだよ」

 

「あら~そうですか、よいしょ」

 

「ったく」

 

「うふふ、幸人さんのお膝、気持ち良かったですよ」

 

「それは普通はだけど、多分俺が言う事だと思うんだがな、まあ良いか、それじゃあ俺達は行くな」

 

「はい!お気をつけて!」

 

「頑張ってくださいね~」

 

「それじゃあまたな、行くか」

 

「そうだね、秋月さん、ありがとうね」

 

「いえ、天城さんもお気をつけて!」

 

そう言い終えた所で、俺たちはライブ会場の中へと向かった。

 

 

 

 

-----------------------------------------

 

ライブ会場にはいろうとしたときに、一人の見知った顔を見つけた。

 

「?あれって」

 

「どうかした?」

 

「いや、知ってるやつがいてな」

 

「そうなの?挨拶に行く?」

 

「そうだな」

 

そう言って俺たちはその人物のもとへと向かい。

 

「おう、大丈夫か?」

 

「え?・・・・ゆゆゆゆ、幸人さん!?」

 

「落ち着け、ほら、ゆっくり深呼吸しな」

 

「あ、はい・・・スーー、ハーー」

 

「落ち着いたか?」

 

「は、はい!」

 

「よし、大丈夫だな」

 

「大丈夫なんだ」

 

「それで?こんなとこで何をしてるんだ?ほたる」

 

俺が今話してるのは白菊 ほたる、346プロのアイドルで何やら不運な事がよく起こるらしいが、俺と居る時は一回も見た事ないけどな、気のせいか?

 

「これからライブのはずだろ?」

 

「は、はい、そうんんですけど、私の衣装がどこかにいっちゃって」

 

「ステージ衣装がどっかにいった?そんなことあんのか?」

 

「どうだろうね、ねえ白菊ちゃんだっけ、その衣装って、自分で持ってくるの?」

 

「い、いえ、プロデューサーさんとちひろさんが用意してあるって言ってました」

 

「だったら中のどこかにあるのかもね」

 

「だな、てかなんで外に居るんだ?」

 

「えっと、衣装が見つからなくて、落ち込んでて、それで外に気分転換しようと出たのは良かったんですけど」

 

「「??」」

 

「カ、カードキーを控え室に忘れてきちゃって」

 

「なるほど、それで入れなくなったのか、携帯は?」

 

「携帯も一緒です・・・・・グスッ」

 

「なるほどな、とりあえず誰か呼ぶから、泣くなっての・・・よしよし」

 

「は、はい、も、もう大丈夫です////」

 

「そうか?それじゃあ誰を呼ぶか・・・・・こいつかな」

 

そう言って俺はある人物に連絡をいれた。

 

「あ、もしもし?俺だけど・・・・うんそう・・・・悪いんだけど・・・・ってな事で・・・そうそう・・・・・分かった、頼むわ」

 

「どうだった?」

 

「大丈夫だ、もう少ししたら迎えが来る」

 

「そう、良かったね」

 

「は、はい!・・・・あ、あの」

 

「??ボク?」

 

「は、はい!あの・・もしかして、天城 光さんですか?」

 

「うん、そうだよ」

 

「なんだほたる、知ってんのか?光の事」

 

「はい!わ、私!天城さんと楓さんの写真を見て、一度で良いからお会いしたいと思っていました」

 

「そうなんだ、あの写真を見たんだね」

 

「良かったじゃねーか、またお前のファンがまた一人増えて」

 

「その言い方はどうかと思うけど、まあ良いや」

 

「あ、あの!サ、サ、サ、ササササササ」

 

「落ち着けほたる、光、ほたるにサインあげてくんねーか?」

 

「サイン?良いけど、書くものも、書けるものもないから、どうしようっか?」

 

「そうだな、そんじゃあ、また今度色紙に書いて店に持ってきてくれよ、その後にほたるに渡すから」

 

「そうだね、それが良いかも」

 

「そ、そう・・ですよね」

 

「ほれほれー、ほたるー笑わないと変な顔になってんぞー」

 

「いつカメラの用意をしたのさ、まったく、ほらほたるちゃんこっちに来て」

 

「は、はい」

 

「お、いいね!そんじゃあ撮るぞ、ハイ、チーズ!」

 

 

カシャ

 

「・・・うんOK、後で送っといてやるから今回はそれを見て頑張りな」

 

「は、はい!!」

 

「よしっと・・・・うぉっと!!」

 

写真を撮り終えて、ポケットにしまった瞬間に、後ろから誰かに抱き着かれた。

 

「誰だよ、ってお前か・・・・茄子」

 

「はいー、あなたの茄子ですよー」

 

「誰がだ、誰が、ったく、呼ぶ奴間違えたか?」

 

「間違えてないですよー」

 

「・・・間違えたな、まあ良いや、そんじゃあほたるの事よろしくな」

 

「はい、それじゃあ行きましょうか」

 

「おい待て」

 

「どうかしましたか?」

 

「どうかしたじゃねーよ、なんで俺の手も一緒に引いてるんだよ」

 

「うふふふふふ」

 

「怖いよ」

 

「そんなの決まってるじゃないか、幸人さんも一緒に行くんですから」

 

「俺部外者だけど?」

 

「関係ないですよー」

 

「どうする?」

 

「行くしかないんじゃないかなと思うよ」

 

「だよな・・・・はぁー」

 

「それじゃあレッツゴー!」

 

「ゴ、ゴー」

 

「「・・・」」

 

そんなこんなで俺と光も一緒に関係者入り口から中へと入って行った、だが中に入ったのは良いが。

 

「なんかえらいバタバタしてるな、何か不備でもあったのか?」

 

「いえ、さっきまでそんな事はなかったですよ、どうしたんでしょうか?」

 

「どうしたんだろうね?」

 

「ど、どうしたんでしょうか?」

 

スタッフらしき人の話を聞いていると。

 

「おいおい、死んだってほんとかよ」

 

「いや、まだ決まった訳じゃないが、なんでも動かないらしいぞ」

 

「それって死んでね?」

 

 

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

俺達はその話を聞いて、驚きを隠せずにいた。

 

「え?ライブ当日に事件ってか?」

 

「い、いえ、先ほどまでは特に何もなかったですよ、あ!そ、そうだ!・・・あの!」

 

「ん?ああ、茄子ちゃんどうかしたかい?」

 

「いえ、さっき死んでるとかなんとかって聞こえて」

 

「ああ、その事かい」

 

「は、はい!それで一体誰が動かないんですか?」

 

「ああ、幸子ちゃんだよ」

 

「幸子ちゃんですか」

 

「誰だっけ?」

 

「幸人も知らないの?」

 

「え、えっと、幸子ちゃんは、輿水 幸子ちゃんの事です」

 

「「・・・・・あ!」」

 

「思い出しましたか?」

 

「ああ、あの、ナルシスト?みたいな奴か、ボクカワとか何とか言ってたような気がする」

 

「は、はい、それであってると思います」

 

「そ、それで、幸子ちゃんに何があったんですか?」

 

「なんでも控え室に行った女性スタッフが、その現場を見たらしいんだけど、何やら幸子ちゃんが何かを言った後に、幸子ちゃんをアイドルほぼ全員でボコボコにしたとかなんとか」

 

「どんなことを言ったんですか?」

 

「なんでも、あの店はつぶした方が良いとか、ボクを待たせすぎるとか、あんな人のどこが良いのか分かりませんねとか、ボクには不釣り合いです!とかなんとか言ってたらしいよ」

 

「は、はあ、名前とかは?」

 

「何でも、さか、とか、ゆき、とか言ってたらしいよ」

 

「「「さか、ゆき・・・」」」

 

「俺の方を見るなよ、心当たりしかないから」

 

俺がそう言うと、茄子からなにやら凄まじい殺気が、ほたるからはなんかよく分らんが、負?不?のオーラが、見えてはないけど、何か感じ取れたような気がした。

 

「そうですか、ありがとうございます」

 

「うん、それじゃあ俺は行くよ」

 

「はい・・・・それじゃあ幸人さん、幸子ちゃんを殺、心配なので見に行きましょうか」

 

「そうですね、幸子ちゃんの事が殺、心配なので見に行きましょう」

 

「今お前ら殺すって言おうとしたd」

 

「「してませんよ」」

 

「いやs」

 

「してませんよ!!」

 

「「女/女の子って、怖いな/ね」」

 

そう思いつつ、俺達はその現場へと向かったのであった。

 

ネタギレなのでゴール(終了)してもよろしいでしょうか?

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