~ある日の事~
カランッ
「いらっしゃい」
「オジサンこんにちは」
「透じゃねーか、久しぶりだな」
「うん、久しぶり」
こいつは浅倉 透、昔からの知り合いで、幼馴染って感じの歳ではないんだが、まぁそんな感じの付き合いの奴だ、確か最近283プロの方に入ったみたいだ、その報告に家に来たことを覚えてる、何でも俺が運命の人だとか何だとからしい。
「お前が店の方に来るなんて珍しいじゃねぇか」
「うん、一回みんなにオジサンの料理を食べてもらいたくてね」
「みんな?」
「ほら」
「おじさまこんにちは」
「雛奈かおまえは相変わらずだな」
こいつは市川 雛奈、付き合い的には透と同じだが如何せん違いがあるとしたらこいつは自分一番人間って事だな。
「もー、そんな言い方しなくても良いじゃないですか~」
「いつも通りだろ」
「お、お、おお、お二人ともケンカはだめですよ!」
「前にも言ったがこれはこいつに対しての挨拶みたいなもんだからな、小糸」
こいつは福丸 小糸、透と雛奈と同じグループで内弁慶な女の子だ、たまにお姉さんぶる時があるがその度にてんぱってのちに支離滅裂な事を言って暴走する癖のある、面白い子だ。
「は!そそ、そうでしたね!」
「小糸はもうちょっと落ち着いた方が良いと思うよ?」
「そう言いながら背中に引っ付くのをやめような、円香」
こいつは樋口 円香、見た目はクールでシニカルな感じの女の子何だが、何故か俺に対するときの行動だけめちゃめちゃがっついてくる、透から聞いた話しだとプロデューサーには何やら冷たい態度を取っているらしい。
「あ、円香ズルい、私も抱きつく」
「いや、抱きつく、じゃなくてお前等飯を食いに来たんだろうが」
「私は幸人さんを食べに来たけど」
「私も」
「お前さっき飯を食いに来たって言っただろうが」
「うん、ご飯も食べに来た」
「”ご飯も”じゃなくて、”ご飯を”な?」
「そうとも言うね」
「そうとしか言わねぇよ、ほら円香離せ、飯作れねぇから」
「仕方ないね」
「仕方なくねぇよ」
「おじさま~、私の先輩を取らないでくださいよ~」
「いや、知らねーよ」
「そうだね、透は雛奈の相手をしてあげないとね」
「それは樋口がおじさんを独り占めしたいからでしょ」
「幸人さん!!」
「ん?どうした?」
「ハンバーグ定食をお願いします!!」
「あいよ、お前等は?」
「それじゃあ私は唐揚げ定食かな」
「私は~、オムライスで」
「私は・・・・私もハンバーグ定食にしよっかな」
「了解、作るから待ってろ」
その後は特に暴走するわけでもなく飯を食って帰ってった。
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~その日の夜~
「ん?何々」
俺は部屋でSNSを見ていると、こんなものを見つけた。
『カワイイ僕にこんなしょぼい料理を出すなんて全くなってませんね!!カワイイ僕がこんな料理で満足するとでも思ってるんでしょうか』by346輿〇幸〇
『このioriちゃんにこんなへぼい料理を出すなんてありえないわ!こんな店早く潰さないといけないわね、みんなはこんな店行っちゃだめだからね!!』by765でこ
『冬がこんなおんぼろの店で食事だなんて、ホント最悪、こんな店早く潰れないかしら』by283黛〇優〇
そこにはうちの店とうちの店の料理の写真が載せられていた。
この投稿を見た俺はあるものを作り始めた。
活動報告の方でご報告がございますので、良ければ見てください。
ネタギレなのでゴール(終了)してもよろしいでしょうか?
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OK
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NO