蛇の元夫   作:病んでるくらいが一番

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一身合体ミズネや五身合体ミズネよりも中学高校生くらいの三身合体ミズネの方が好き。
若干巻いている感じがあるけど二話分割は無理な内容だから許して。

あと注意ですが、この作品は独自設定が結構あります。クロナの性別とかがそれに当たります。


第23話:迸る稲妻

「何やってんだよキッド!」

「見ればわかるはずだ。あの魔眼と戦って、」

「居ねえ幻と戦って何になんだよ!」

「……なに!?」

 

 キッドはクロナをスルーし、一番初めにその奥にある広間に来ていた。そこにはロンドンで戦った不死族で魔眼を持つ男、フリーが開幕から魔眼砲を放ってきた。

 フリーは終始中遠距離攻撃ばかりでキッドの近接攻撃を避け戦っていたところ、ブラック☆スターがその場に来て上記のやり取りがあった。

 

 ブラック☆スターは広間に来て、()()()()した魔眼の男がいるのが見えた。だが、前に戦った時に感じた強烈な気配が今回はとても弱いことに気がつく。

 昔から格上とばかり戦ってきたが故にブラック☆スターは気配に敏感になっていた。

 

 キッドと死闘を演じているのに気配は逆に弱くなる。それを理解したブラック☆スターは視界以外の五感をフル稼働させると、この場にフリーがいるという証拠が見つからなかった。

 地面を蹴っているのに僅かなホコリも舞い上がらない。硬い地面を蹴る音が聞こえない。人狼になっているのに獣のような匂いが感じとれない。ここまで来ればそこにはフリーが居ないとブラック☆スターも分かる。

 

「……ふう、まさか死神ではなく、お前が気がつくか。以前と比べて成長したと見える」

「うっせえ。俺と戦え」

「だが断る」

 

 フリーはエルカが呼び出した大オタマジャクシのオタマ=ジャクソンの上に乗って、空間魔法でライブ映像を送り戦っているように見せていた。

 前回のロンドンの橋での戦いはメデューサにそうお願いされたから戦ったが、フリーがここで戦うのは作戦の成功率を下げるので論外だ。当然ブラック☆スターを拒絶する。

 

「……」

「ブラック☆スター? キッドさんたちと」

「いらねえ」

「おい!」

 

 ブラック☆スターはそう言うならば追いついて()()と内心で決意し、キッドに何も言わずにその場を後にした。

 

「お前は来なくていいのか?」

「……何故鬼神を復活させようとする?」

 

 キッドはフリーとの相対はこれで二回目だが、彼は騙しこそすれ嘘は口にしないかもしれないと感じ取っている。死神としての勘がそう告げていたので、十数秒のロスを覚悟でフリーに問いを投げた。

 

「お前ら死神が出来なかったことをやろうとしているだけだろ」

「は?」

「は? ってなんだよ。魔女が()()()()、」

「バッカ! 一々答えなくていいから!」

「そ、そうか……」

 

 フリーの周りの一定範囲をライブ映像としてキッドのいる場所に投影しているので、その横にいるエルカがフリーに叫ぶとキッドにも聞こえた。

 怒られたフリーはキッドの目を数秒見てからライブ映像を送っていた魔法を解除した。

 

「魔女が世界をすく……救うだと?」

 

 キッドは敵の戯言だと()()撃ち捨ててから、ブラック☆スターの後を追った。

 

 

 ***

 

 

 十数秒のロスがあったが、常に妖刀モードの速度で移動している訳では無いブラック☆スターにキッドは追いつき追い抜いて、鬼神が封印されている封印の間に到着した。

 

 ここに来るまでに嫌という程の鬼神の狂気を浴びてきたが、その中は鬼神の波長がとても強烈だ。

 

「くらえ!」

「させるかよ!!」

 

 キッドは乗ってきたスケボーを大きな注射器を持っているエルカに蹴り飛ばした。だが、それをフリーが体を張ってガードする。

 キッドは直ぐに追撃をしようとしたが、真横に現れた顔を隠した男(幻覚の鬼神)に反応し、そちらに向けて二丁拳銃(リズパティ)をぶっぱなす。

 

「俺が止めるから行け」

「分かってるわ!」

 

 フリーはキッドが鬼神の狂気で幻覚を見ているうちに、道を遮るように氷の壁を魔法で作ろうとしたが、彼の腕の上に鬼神がいた。

 

 互いに気が狂いそうになりながらも、これが幻覚である事を分かっているので一度動きを止めて落ち着く。

 

『『これは幻覚だ』』

「させぬ!」

「やらせねえよ」

 

 二人は幻覚から目覚めた。

 

 キッドは即座に狂気の波長が流れてきている方に二丁拳銃を撃ち放つ。それを大柄なフリーが体を広げて止める。確かにキッドの攻撃は止められたが、フリーはエルカの肉盾になっているのでその場から動けなくなった。

 

「今だブラック☆スター!」

「分かってる!!」

 

 キッドは撃ち続けながら背後から近づいてきた主張の激しい魂の持ち主(ブラック☆スター)を先に行かせる。フリーがブラック☆スターを止めようと動こうとするが、キッドの銃撃がそれを許さない。

 

「妖刀モード……」

「はい!」

「カエロッグ・フロエル・ゲコエル・フロッグ。これでも喰らいなさい!」

「……」

 

 注射器を破壊するために近づいてくるブラック☆スターに、エルカはオタマボムで迎撃すべく、飛び上がったブラック☆スターに投擲した。飛び上がったブラック☆スターはそのまま悲鳴もあげないでオタマボムに巻き込まれる。

 

 

 ブラック☆スターの今の目標はBIGになること……の前にBIGであるはずの彼に泥をつけ続け、毎度の如くボコボコにしてきたハヤテを殺す(倒す)事だ。

 しかしブラック☆スターも分かっている。今の自分ではまだ勝てないことを。今の実力では勝てないのなら、トリッキーな動きで隙を作り、一刀で殺す(倒す)しかない。だが強者は簡単に隙を作らない。作らないからこそ強者なのだが、ないなら無理やり作ってしまえばいい。

 

 オタマボムを受けて爆発したブラック☆スターはそのまま形を解き、黒い影の蛇になった。飛び上がったブラック☆スター(フェイク)の下で気配を殺しながら接近していたブラック☆スターの腕に巻き付く。

 

 特攻を掛けてくるブラック☆スターを迎撃するためにエルカは魔法を使った。その時ブラック☆スターから意識がほんの僅かにズレた。そのタイミングで椿は影をブラック☆スターの形に変え、飛び上がっていたのだ。もししっかりと見ていれば黒いブラック☆スターのような何かが飛び上がっただけだったとわかるが、ここは鬼神の狂気で充ちていて常に緊張を強いられ、一瞬のミスで負けが確定する状況。相手が飛び上がったという情報にエルカは惑わされてしまった結果だった。

 

 後日ブラック☆スターはハヤテに影ブラック☆スターをフェイクにして襲いかかるという方法を取ったが、両方ともぶん殴られるという結果で終わったとか終わらなかったとか。

 

「もらったぁ!!」

「ジャクソン!」

 

 エルカは無理矢理な姿勢で投げつけたので背中から倒れる。そんなエルカが持つ注射器にブラック☆スターは妖刀モードの椿を振り下ろす。

 エルカは逆転の一手としてオタマ=ジャクソンを呼ぶが、フリーという倒すべき相手が戦いを拒否し、鬼神の波長で憎悪が増幅しているブラック☆スターに既に殺されている。

 

 ガシャン

 

 エルカの体に()()液体がぶっ掛かった。

 

「勝った!!」

 

 鬼神が封印される肉袋に近づかせる前に、ブラック☆スターはエルカの持つ鬼神復活に必要であろう注射器をぶった斬ることに成功した。

 幻覚や思い込みではなく、確実にエルカの注射器を破壊することに成功した。

 

 

 ***

 

 

 さて今封印の間では戦いが起こり、それに続く道ではマカが倒れていたり()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、ハヤテがメデューサと決着をつけようとしている。死武専のパーティー会場は空間魔法無干渉領域(インディペンデント・キューブ)で封印されている。

 ならば死武専の周りにある街はどうなっているか? メデューサが陽動のために別の魔女や悪人を暴れさせている? 魔女と猫の魔女がキャットファイトして魚屋さんが鼻血を出している?

 

「さかにゃ屋さ〜ん」

「ブレアちゃん!……このお魚をどうぞ♡」

「下心丸見えにゃ。でも貰ってやるにゃ。刺身にして欲しいわ」

「喜んで!!」

 

 襲撃などされることなく日常がそこには存在した。

 いつもと同じように猫の姿のブレアを前に、人間形態のブレアを想像して、鼻をモフンモフンさせながら魚屋さんが魚を貢いでいる。そんな普通の日常だ。

 ちょっと死武専のパーティー会場が変なキューブに囲まれているが、死武専のやることだからきっとなにか意味があるのだろう。もしやばい事だったら死神様や職人が対処してくれる。

 

 デスシティーは死神様のお膝元だからこそ、とてものんびりとした思考で人々は暮らしていた。

 

 

 ここまで説明して何を言いたかったのか?

 

 メデューサ陣営には蛇の魔女、不死族の男、蛙の魔女……そして鼠の魔女が居るという事だ。

 

 

 

「勝った!!」

 

 ブラック☆スターが勝利の雄叫びを轟かせる中、エルカやフリーにすら教えられていないもう一人の仲間達は既に鬼神の肉袋の前にいた。

 

「……まだ敵がいるぞ!!」

「は?」

「「「「「「チチチッ」」」」」」

 

 鼠の魔女ミズネは六人姉妹だ。他の姉妹と合体することによって、魔女としての力を増幅させていく。逆に言えば合体しなければブレアのパンプキン魔法すらまともに避けられず、一撃食らっただけで気絶する程度の力しかない。

 だが今回はその弱さ故に戦いに勝利した。

 

 ミズネ姉妹は六匹のネズミに変身して、ソウルプロテクトで人間と比べたら弱すぎて、職人が魂感知したら無視する程度の魂の波長まで押さえ込んだ。

 その後エルカやフリーとは別の道、小動物くらいしか通らない道を六個の注射器を引っ張りながら駆けていく。

 

 そしてブラック☆スターがエルカの注射器をぶった斬り、気を抜いた時に六匹のネズミは六人の魔女に変身した。そのまま六人の中心にある鬼神の肉袋に()()()()が入った注射器を、六つ突き刺してそのまま中身を注ぎ込む。

 

 

 空気が揺れる。大地が悲鳴をあげる。死武専はそれの復活を拒否するように復活による揺れを外には漏らさない。

 肉袋に何かが集まる。周りのエネルギーを吸い取っているかのように空気が渦を巻く。

 

「ふざけるな。まともに俺と戦えよ!!」

「フリー!」

「ああ、逃げるぞ。ミズネも早く逃げろ!」

「「「「「「チチチッ」」」」」」

「チッ! 逃がす、」

「星族の小僧を放置するな。あいつ死ぬぞ」

 

 ブラック☆スターは今まで強い敵に負けてきた。実力が自分の遥か上にいる敵に負けてきた。相手が強く負けてしまったのなら、それを殺せるだけの力を手に入れればいい。そうやってブラック☆スターは己を抑え込んできた。

 だが今回の戦いはどうだろう? 明らかに弱いネズミの魔女にブラック☆スターは勝負で負けた。戦いには勝てるはずなのに勝負に負けた。

 

「あ、ああ……あああああああ。ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

「すまん、ブラック☆スター。ふんっ!」

「ガハッ!」

 

 ブラック☆スターの強さへの執着が精神を蝕み、強さだけではどうにもならない事があるという当たり前のことを知ってしまった。彼は()()()()()()()発狂しそうになったが、キッドがブラック☆スターを強制的に眠らせる。

 キッドは鬼神や魔女達に集中するあまり、フリーに言われるまでブラック☆スターの状態を把握していなかった。言われてすぐにブラック☆スターを気絶させたが、その間にフリーやエルカ、ミズネ達は封印の間から逃げ出していた。

 当然鬼神の復活も進んでいる。

 

「怖えええええええ!! 体の節々が痛い! 俺を復活させたのに()()()()()()()()()()()()()()!! 注ぎ込まれた血液のせいか。ああ、怖い」

 

 全裸の初代鬼神『阿修羅』は自分の皮を引き伸ばして、服のように体に巻きつけた。そして自分が()()()()()()()()()()()()に気が付き、デスシティーから逃げるべく一目散に天井をぶっ壊しながら地上へと向かった。

 

「どういう……ことだ?」

「さあ?」

「キッドは行かなくていいの?」

「そ、そうだな」

 

 鬼神は血液を抜かれた状態で封印されていた。鬼神阿修羅を復活させるには血を与えればいい。

 黒血で魔剣を作った奴らが鬼神を復活させるのなら、当然鬼神復活に使われる血液は黒血だと思っていた。だが予想に反してメデューサ陣営がやった事は赤い血を打ち込み、弱体化した鬼神を復活させた。鬼神本人がそう言っていたので間違いはないだろう。

 キッドは開けられた穴を蹴っ飛ばしたスケボーで滑走しながら地上に向かう。その時あの男の言葉を思い出した。

 

「魔女が世界を救う……まさか目的は!?」

 

 キッドは出来上がった考えを否定しながら、地上へと急ぐ。

 

 

 ***

 

 

「グハッ!!」

「昔に比べてヒョロヒョロだと思ったけど、なんか凄い弱体化してるねぇ」

「そのひょうきんな話し方は虫酸が走る」

「君を苦しめられるならとてもいい事だ」

 

 復活した鬼神阿修羅は地上に出てすぐに死神様の奇襲を受けた。死神チョップ(本気)を受けた阿修羅は、頭からタダでさえ少ない血を吹き出しながら重い体を持ち上げる。

 

「見ましたよ、あなたの新しい子供を」

「それで?」

「殆ど何も知らない純粋な目をしていた。俺の教育を間違えたから、情報を絞り、道徳を植え付ける。人形遊びは楽しいか?」

「どうしたのかな? 恐怖以外のことでそんなにも君が饒舌になるなんて珍しいね」

「……」

「だんまりか、まあいい。もう一回は君を殺すよ」

 

 空に飛び上がってきた鬼神に向けて、死神様は衝撃波を放つ。ただ「喝ッ!」と凄んだだけだが、その衝撃波は殺意を帯びて阿修羅を殺すべく迫る。

 

「バジュ……ゴハッ、グムッ!!」

 

 その衝撃波に対して、阿修羅が昔組んでいて今では阿修羅と一体となっている武器バジュラを使おうとする。口を開き、喉奥から捻り出したバジュラで雷撃を放とうとした。しかし自分と一体となったはずのバジュラに魂の波長を一定量送ると、阿修羅の体が悲鳴をあげる。

 魂の共鳴技を放てるレベルまで魂の波長を与えると、武器が拒絶するかのように体にバックファイヤーが襲う。

 

 体を蝕む痛みに体勢を崩し、阿修羅は死神様の衝撃波をモロに喰らい、空に打ち上げられる。

 無防備に空へと上がった阿修羅を無視するほど、今の死神様は優しくない。

 

「終わりだ鬼神」

 

 本来ならデスサイズが無いと撃退すら危ういはずの鬼神阿修羅が、何故か弱体化しているこの最高のタイミングを逃すべからず。死神様は最大威力の死神チョップで鬼神の首を跳ね飛ばそうとした。

 しかしそこに鬼神とは別の狂気が近づいてくる。

 

「○カミゴロシイィィィィィ!!!」

 

 鬼神が出てきた場所とは別の地面から、全身真っ赤に染まり、人とは思えない剣を持った化け物(ハヤテ)が、一太刀でデスシティーを両断出来るのでは? と思えるほどの大きさの真っ赤な剣を二人の神に向けながら空を飛ぶ。

 その化け物(ハヤテ)の叫び声は雑音混じりで上手く聞こえないが、どちらかもしくは両方の神を殺すために作り上げたであろうその一撃は、無防備な鬼神と鬼神を殺すために力を貯めていて無防備になっている死神様へと近づいてくる。

 

 化け物は雑音混じりの声だったが、それが誰なのかが死神様は分かり、その化け物が愛しの妻を殺して壊れてしまったのだろうと瞬時に理解する。理解はするが、鬼神を殺すために全力を出している最中なので、このままではシャレにならないダメージを受けてしまう。

 

「シネェェェェ!!」

 

 死神様と鬼神、その化け物の距離が残りわずかとなった時に、その間に一人の人間が割り込んできた。

 

「やっと逢えた!」

「ゴハッ!!」

 

 眼帯を付けてもう片方の目を雷で光らせている金髪の女性が、左腕を大きな槌に変化させ、稲妻と言っても過言ではない雷撃を纏ったそれを、化け物(ハヤテ)に抱きつくように押し当てた。

 化け物と化していたハヤテはその身に赤き硬質化させた血を纏っていただけだ。当然絶縁体を纏っていた訳ではなく、圧倒的威力の雷撃を押し付けられれば死……気絶する。

 

 化け物の見た目を維持していた血の鎧は、気絶したおかげか解除され、そのまま金髪眼帯の女性の腕の中で全身から肉の焼けた()()を漂わせ続ける。

 

 

 アリスに似たような金髪の女性、雷撃の鎚に変化できるデスサイズ、マリー・ミョルニルの乱入によって、死神様の即死級の死神様チョップは鬼神を仕留めるに至らなかった。

 しかし死神様のツキは決して悪くない結果を運び込む。

 

「死神様!」

「梓くん! デスサイズがあれば今のお前を殺しきれる! 死ねよ阿修羅ァ!!」

 

 マリーが乱入してきた場所から()が飛んでくる。それはマリーと同じデスサイズの一人である弓梓であり、死神様は()をキャッチすると、瞬時に練り上げた魂の波長を使って、吹き飛ばされている鬼神阿修羅に向かってトドメの一撃を放つ。

 弩から放たれたのは魂の波長で作られた矢……ではなく、極太レーザーのような何かであった。

 

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!! だから貴様とはもう話さない」

 

 鬼神阿修羅は恐怖で体を震えさせながら、死なないように防御を固め、()を使って放たれた極太レーザーの威力に逆らわずにそのまま死にそうになりながらも、デスシティーから吹き飛ばされていった。

 

「……力を込め過ぎたか」

 

 鋭利な弓矢を放てば鬼神阿修羅をデスシティーに縫い付けることも出来たかもしれないが、死神様も久しぶりの本気の実戦だったので、鬼神を殺しきることばかりが先行し、威力を絞りきれなかった。

 

 死神様は辺りを魂感知で見てみる。

 

 幸いな事に死傷者は()()()()()()()()。ただシュタインの魂は発狂してしまっているのか挙動がおかしく、ハヤテの魂はボロボロに傷ついている。

 これから動かないといけないというのに、死武専トップ1と2がすぐに動けないかもしれないことに、仮面の奥で死神様は頭を悩ませる。




現在のシュタインの狂気進行度:ぶっ殺しジョー死亡直後
何故マリーや梓が鬼神復活編でデスシティーに居るのか。七話の後書きの幕間SSから繋がっています。

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