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以上!!
カタカタカタとキーボードを叩く音が響く。
僕は課題研究の為プログラム組んでいる。マウスを動かし実行ボタンを押し、プログラムを動かすがエラーが表示される。
細野「だぁめだぁ〜」
画面から目を離し後ろに仰け反るような形をとる。
これで、かれこれ1時間ほどパソコンと向き合っているが一向に進まない。
無影「細野氏、そっちの調子はどう?」
細野「ダメ。全然上手くいかない」
同じ研究班である
無影「そっか······
雷「こっちもダメ。まず、使い方が全然分からない」
同じ班で回路設計をしている雷君の方も上手くいっていないようだ。
無影「あれ、
雷「寝てる」
無影「マジ?······起こす?」
細野「部活で疲れているんだろう、寝かせておいてあげよ」
最後の班員の金剛君は力尽きてキーボードに顔をのせて寝ていた。
パソコンには、“あ”が押され続け画面が大変なことになっていた。
キーボードが顔に刺さって痛くないのかな?それに“あ”の“A”って結構端の方にあるよね。どれだけ端の方で寝てんの?あと、どうやって一点だけ押しているの?と、疑問が尽きない。
無影「とりあえず、皆そのまま頑張って」
雷・細野「「ほーい」」
金剛「Zzz」
金剛君タイミング良すぎでしょ。今のは返事なの?
▼▼▼
────ダメだ。
何度やっても何度やってもエラーが表示される。何がいけないかが解らず段々イライラしてきた。
細野「あ〜もぉ!!」
金剛「うぉ!?」
イライラをキーボードにぶつける。ガンっとキーボードが音を立てた。その音で横で寝ていた金剛君が飛び起きる。
金剛「あれ?俺、寝てた?」
細野「うん、結構長いこと」
金剛「嘘!悪ぃ────うぉ!?何コレ、めちゃくちゃ“あ”が押してある!?」
細野「はははは···」
軽く会話をしたあと画面に目を向け直すと何かが表示されていた。
細野「何だこれ?」
『It is called from another world. Are you going to a different world?』
英語なので勿論読めない。何故か赤色のバツのボタンが右上になくYESとNOだけが表示されていた。
細野「ねぇ金剛君、コレ読める?」
金剛「わからん。と言うか、英語追試ギリギリの俺に聞くなや」
どうやら分からないようだ。それにしても本当に何だこれ?Yesでいいのかな。でも、データを消しますかとかだったらヤダな······スマホのグーグル翻訳使うか······
鞄からスマホを取り出して写真をとる。その時、肘がマウスに当たりYESをクリックしてしまった。
瞬間、その部屋一帯を包む光が画面から溢れだした。
そして、光が収まった時にはその場は誰もいなかった。
机の上に放り出されたスマホの画面には翻訳結果が映し出されていた。
『異世界から呼ばれています。異世界に行きますか?』と。