恋愛要素0です。
以上です。
僕は、気がつくとよくわからない所にいた。
あぁ、夢か。
僕はそう判断した。
早く起きないとやばいな。ただでさえ僕の担当のプログラムの部分は遅れているのにこれ以上遅れるわけにはいけない。
金剛「異世界転移来たぁー!」
細野「えっ?金剛君、何言ってんの?」
隣にいた金剛君が叫ぶ。やけにテンションが高い。
金剛「えっ?これ、異世界転移じゃないの?」
細野「夢だと思うんだけど······」
金剛「共通の夢を見ているってことか?不思議なことがあるんだな。────急にだけど夢って確認する時って痛覚で調べるじゃん」
細野「本当に急だね。まぁ、関連ではあるけど。それで?」
金剛「ほっぺを引っ張ってもあんまり痛くないじゃん。なんで引っ張るのほっぺなんだろう?別にち⚪ことかで良くない?絶対痛いし」
細野「いや、やめておいた方が良くない?」
無影「そうだぞ、金剛氏」
無影君が話に参加する。
そうだ、言ってあげて。それをやって、もし現実だったら二つの意味で痛いから。
無影「女性だったら出来ないだろ?」
違う、そうじゃない。
金剛「成程······」
納得しないで!!
金剛「とりあえず、引っ張って見ればよくね?────細野を」
無影「引っ張ってみるか────細野氏を」
細野「なんで僕限定!?」
金剛「大丈夫、大丈夫痛いのは一瞬だから」
細野「一瞬でもやだよ!ちょ、無影君!無言で拘束しないで!」
金剛「はい、チクッとしますからね」
細野「しなくていいよ!────あっ!ちょ!痛い!痛いから!」
▼▼▼
無影「夢では無いな」
金剛「やっぱ、異世界転移じゃねぇ?」
細野「いや、まだドッキリというせんが······」
無影「誰がやるんだよ」
細野「────確かに」
それでも僕は、諦めない。出てきて[ドッキリ成功]って書かれた看板。今なら怒らないからさ。
その時、奥の扉が開かれた。
そこから出てきたのは────
国王「控えよ、我が王である」
────まるまる太った自称王だった。
金剛「あっ、ダメなパターンだコレ」
と隣で金剛君が呟いた。何がダメなんだろう?
国王「貴様ら、全員跪け!」
もちろん、跪く人はいない。
国王「なっ、何故だ!?────おい、召喚された勇者は全員奴隷化するのでは無かったのか?」
代官「文献にはそうありましたが、違ったようです」
国王「どうするの?奴隷化すると思っていたからすごい強気で言っちゃったよ」
代官「下手に態度を変えると怪しまれるのでそのまま行きましょう」
えっと······丸聞こえなんですけど。
1番王様に近い所にいる僕達の耳には、そのひそひそ話は丸聞こえだった。
金剛君がダメなパターンって言ったのはこういうことかな?本当にどういうパターンなんだろう。
国王「よくぞ、召喚された勇者達よ!貴様らには「お父様!」───!?」
王様の前に一人の少女が出てきた。整った容姿をしており、美しいと言うよりは可愛いという感じだった。お父様ってことは王女様か?
王女「せっかく、勇者様方が来てくださったのになんですかその言い方は!」
国王「それは、王として威厳を見せて······」
王女「王としての威厳を見せるよりも大人としての威厳を見せてください」
国王「はい、すみません」
王様弱っ。
金剛「成程。そういうパターンか」
だから、どんなにパターンなの!?
こんな感じで僕の異世界生活が始まった。