チーム決めが終わり王女様に次は武器庫に連れてこられた。
王女「こちらからお好きな武器を選んでください」
武器庫には様々な武器が並んでいた。
どれがいいかな。やっぱり剣かな。
一応、中学時代に剣道をやっていたからそれなりに戦えると思う。
剣が置いてあるコーナーへ行き、並んでいる武器を見る。
直剣、曲剣、長剣、短剣、大剣など様々な剣が置いてある。
一通り見てから無難な直剣を選んだ。幅は細めで軽い物だ。具体的に言うと剣道で使っていた竹刀ぐらいの細さと長さだ。
剣を柄にしまい、入口に戻るともう既にみんなが戻っていた。
細野「みんな早いね。みんなは何にした?僕はこの剣────あれ?みんな武器持ってる?」
パッと見誰一人と武器を持っていない。
細野「雷君は······杖?」
雷「うん?あぁ、魔法専門で行こうと思って」
それなら納得いく。雷君が持っていたのは金属製の短めの杖だ。いかにも魔法使いだな。
細野「次、無影君は?」
無影「持ってるぞ?今は隠してあるけど」
細野「隠してある?」
無影「ちょっと、待ってろ」
そう言って無影君は服の中をガサガサと漁り始めた。すると、中から無数の武器が出てきた。
無影「えっと、短剣×2に投擲用の鏢×10、あと撒菱」
細野「よくそんなに持っているね」
無影「一つ一つは軽いし大した重さじゃないぞ?それに制服は入れるところ少ないから、服はもうちょっと暗器を仕込めるやつがいいな」
細野「次は鉄羅君」
鉄羅「俺はナイフ1本」
細野「それだけ?」
流石にそれは心伴いのでは無いか。
鉄羅「いや、あとから銃を作る」
細野「銃!?」
銃って作れるの?何、鍛治でもするつもりなの?鍛治スキル取っちゃうの?
鉄羅「弓もいいと思ったけどな」
なら、弓にしておこうよ。何でそこで冒険するの!?
鉄羅「あっ、因みに弾も自分で作る予定だ」
いらない情報ありがとう!!
鉄羅「うーん。銃は何にしよう。スナイパーライフルはひとつ確定としてハンドガンも1つ······」
もういいや。次に行こう。
細野「それで、金剛君は?」
金剛「小盾」
金剛君は左腕に付けられたホームベース型の盾を見せてくる。
細野「うん。それで?」
金剛「盾」
細野「うん。続きは?」
金剛「終わり」
細野「盾だけってどういう事!?武器は!?どうやって戦うの?」
金剛「殴る」
細野「まさかの素手!?」
金剛「あと、蹴る」
細野「たいして変わらない!」
金剛「それが一番戦いやすいからな」
細野「そうもしれないけど······」
えっ?おかしいと思っているの僕だけ?もしかして僕がおかしいの?
雷「いや、金剛。それではダメだ」
無影「そうだ。雷氏の言う通りだ」
鉄羅「うんうん」
よかった······
みんなおかしいと思ってくれていた────
無影「それじゃあ、打撃無効の相手と当たったとき攻撃が効かないだろ?」
細野「そこ!?」
確かに大事だけども!そこなの?もっと、言うことあるでしょ!?この子、魔物相手に素手で勝負挑もうとしてるんだよ!?
金剛「大丈夫だ問題ない」
問題ない大ありだよ!
金剛「俺が何故、ホームベースの先を手の方につけていると思う?それは、この先っぽで突き刺す為だ」
雷・無・鉄「「「な、なんだってー!!」」」
もう、嫌だ。
▼▼▼
次は服選びだ。
流石に制服のまま戦うことは出来ないし、しっかり装備は整えないと。
鎧やローブ様々な衣装が置いてある。
剣士だから鎧が欲しい。
鎧コーナーに行くと金属や革など様々な鎧がある。
僕は、無難に革製の鎧をえらんだ。防御力を上げつつ俊敏性も落とさない。物理防御力+5される。
さて、みんなはどんな装備を選んだかな。
さっき、みたいに変じゃなきゃいいけど────あっ、これフラグだ。
そんなことを思いつつ、みんながいる場所へ戻った。
▼▼▼
細野「うん。よしまずは鉄羅君は迷彩?」
鉄羅「おう、いいだろ?」
上下が迷彩柄の服で胸当てを装備している。
良かった。今回はまともそうだ。
細野「次は雷君······何それ?ダ◯ボー?」
雷君の装備はまるでダンボール見たいなゴテゴテの鎧だ。身体を全て茶色い箱が覆っている。
もう、まともじゃなくなったよ。
雷「コレ、魔法攻撃力と魔法防御力がそれぞれ+15されるんだよ。すごいだろ?」
細野「すごいよ、すごいけども!その見た目は······」
マスコットにしか見えない。
雷「大丈夫、性能さえよければいい」
細野「まぁ、君がいいならいいけど。次は無影君はローブ?」
黒いローブに身を包んだ無影君を見る。全身真っ黒だ。
無影「おう、暗器類が多くしまえるのにした。ローブの下は動きやすさを考慮した」
無影君はそう言ってローブを脱ぐ。ローブの下も黒統一でスパイみたいだった。
細野「うん。いかにも暗殺者って感じだね」
無影「だろ?だから、今日細野の首をとるよ」
細野「まさかの暗殺宣言!?前の文からなんでそういう事になるの!?」
無影「冗談だよ」
細野「なら良かった、いや良くないけど。次は······金剛君?」
金剛「うん?」
細野「何でバリバリ私服みたいなコーデなの!?」
黒いインナーに赤のパーカー黒色のズボン。
────本当に戦うにある?
金剛「大丈夫問題ない」
細野「問題しかない!」
金剛「一応ブーツを履いてるからさ」
細野「そこは関係なくない!?」
無影「まぁ、大丈夫だよ細野氏。金剛にも考えがあるんだ」
細野「そうかな」
こんな感じで僕らは装備を手に入れた。