オルタちゃんが呼ばれました   作:通りすがりの錬金術師

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更新を楽しみにしていた方たちごめんなさい。この作品の存在を完ッ全に忘れてました(オイ
そんな馬鹿(作者)はオルタちゃんにデュヘられてきます←

これから時間出来たら可能な限り頑張りますので……

後、ゼロ魔の原作は二巻までしか持ってない(探しても店に見つからない)のでそこ以降を書けるのは手に入れてからになるかと……最悪書けなくなるかハーメルン知識でなんとかするしか……


7話

オルタちゃんとギーシュの決闘……もといワイバーン襲撃事件から約一週間。学院ではそんなことなど無かったかのように平和に時が流れていた。

 

「あーもう!アヴェンジャー、街に行くわよ!」

 

「はい?」

 

ルイズとオルタちゃんの二人も平常運転(?)である。

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

学院から借りた一頭の馬にルイズとオルタちゃんの二人が跨がり、街へと行こうとする。

 

「休みの日くらいゆっくりしててもいいじゃない……」

 

「『虚無の曜日』くらいしか街に行ける時間がないのだから仕方ないじゃない。そ・れ・に、あんたが私のベッドの上を食べ滓だらけにするからでしょうが!」

 

そう、オルタちゃんはあの後から特に何もすることが無く暇を持て余していて、今日は食堂でシエスタから軽食を貰い、ルイズのベッドの上で薄着になって寝転びながら本を読みつつ食べていた所をルイズが発見したのだ。そして食べ滓で汚れたベッドを学院のメイドに掃除させるのと、暇を持て余したオルタちゃんの暇潰しの為に、街に連れだすことにしたのだ。

 

 

 

 

 

一方その頃、学院では。

 

――コンコン――

 

「ルイズ?アヴェンジャー?………いないのかしら?」

 

ルイズとオルタちゃんの隣の部屋のキュルケが部屋の扉をノックするが、返事がない。『アンロック』の魔法を使いルイズの部屋の鍵を(無断で)開け、中に入るも誰もいない。

 

「全く、『虚無の曜日』だというのにどこ行ったのかしら?……ってあら?」

 

首を傾げたその時、偶然にも馬に乗り学院から出ていく二人をキュルケは窓から見ることが出来た。

 

「あっちの方向は……確かトリステインの首都だったかしら」

 

そうと分かればキュルケの行動は早い。即座に友人であるタバサの部屋へと行き、(またもや無断で)『アンロック』を使い部屋へと押し入り叫ぶ。

 

「タバサ!あんたの使い魔貸して!」

 

しかし、当のタバサは全く反応しない。本を読んでいるのはわかるが、こうもキュルケが煩く騒いで気にならないのだろうか。

 

「『サイレント』ね。それなら……」

 

そこでキュルケはタバサが音を遮断する『サイレント』の魔法を使って読書していることに気付いた。そこでキュルケはタバサの後ろから近づき、さっと本を取り上げ肩を掴み自身の方を無理矢理向かせた。

そこでタバサは『サイレント』を解くと、キュルケの声が耳に届いた。

 

「タバサ。今から出るわよ!早く支度をしてちょうだい!」

 

しかし、タバサは出掛けずに読書の続きがしたいのか、

 

「虚無の曜日」

 

とだけ呟いて、本を取り返そうと手を伸ばした。

 

「ルイズとアヴェンジャーが出掛けたのよ!馬に乗って!あなたの使い魔じゃないと追い付けないから貸してほしいのよ!

それに、あなたも知りたくない?アヴェンジャーのあの炎についてより詳しく!過去の英雄とも言ってたしあなたの知らない物語とか、アヴェンジャーについての話とか聞けるかも知れないわよ」

 

「行く」

 

数少ない友人に自分しか頼りにならないと言われては、そして自分の知らない物語を知れるかもしれないとなれば、タバサは即座に意見を翻し口笛を吹いた。そして二人は窓から飛び降りた。

飛び降りた二人を空中で受け止めたのは青い鱗を持つウインドドラゴンの幼生。タバサの使い魔であるシルフィードだ。

 

「どっち?」

 

「首都の方よ!たぶん!」

 

「……馬一頭。食べちゃダメ」

 

「キュイ!」

 

タバサの言葉に反応したシルフィードは翼を振りルイズたちの乗る馬を探し始めた。

 

 

 

 

 

トリステインの首都へと着いたルイズとオルタちゃん。彼女たちは今、平民用の服屋へと来ていた。

 

「さあ!アヴェンジャーに合う服を買うわよ!」

 

「服なら今着ているのがあるから別にいいでしょう……」

 

「アヴェンジャーのその服装が目立つから普通の服を買いに来たのよ」

 

外出するに当たってオルタちゃんは新宿1999の服装をしてきたのだが、この世界には存在しないスタイルなので街の人々の眼を強く引いているのだ。

 

「アヴェンジャーもジロジロ見られるのは嫌でしょう?」

 

「……まあ、そうね」

 

「話は聞かせてもらったわ!それなら私たちも手伝うわよ!」

 

と、そこに街に着く前にシルフィードで追い付いて、こっそり後をつけていたキュルケとタバサが合流した。

 

「キュルケ!?それにタバサまで。なんであんたたちがここにいるのよ!?」

 

「あんた、気付いて無かったの?途中からついてきてたわよ、竜に乗って」

 

「気付いていたなら言いなさいよ!」

 

その後、タバサに「迷惑」と、店の前で騒いでいたことを注意され、四人で店へと入っていった。貴族が店に来たことに店員は驚いたが、ルイズたちは気にすることなくさっとオルタちゃんに合うサイズの(平民からして)ちょっとお高めの服を何着か買い、次の所へ。

 

「で?次はどこに行くのよ、ルイズ」

 

「そうね……武器屋にいきましょう」

 

「は?マスター、あんた武器使えんの?」

 

「違うわよ!アヴェンジャーのを買うためよ!」

 

「いや、ルイズ。アヴェンジャーは既に剣持ってるじゃない」

 

「でも、いちいち呼び出すんじゃなくて常備用の予備も一本くらいあった方がいいんじゃないかと思って……」

 

「一理ある」

 

「そうよね!流石タバサ、話がわかる!」

 

そうと決まれば早速四人は武器屋を目指す。

そこには面白い出会いが待っているのだった。




久々にこっち書いたから上手く出来てるか分からない……大丈夫かな?

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