龍牙視点
冬華と一緒に公園を突っ切ってしばらく歩くと文月学園の正門が見えてきた
冬華「学校に着いたね。 あそこにいるのは西村先生かな?」
龍牙「そうだろうな。 にしても、あそこで何をしているんだ?」
冬華「あそこまで行けばわかると思うよ」
龍牙「それもそうだな。 まだ時間もあるからゆっくり歩くか」
そう言い、正門のところまで歩いていくと
西村先生「おはよう。 紅条、鳥泉」
「「おはようございます、西村先生」」
西村先生に挨拶されたので返事をすると、
西村先生「二人とも、少々待ってくれお前達に渡すものがある」
そう言って隣においてある机の上の封筒から取り出した小さな封筒を俺達二人に手渡してきた。
西村先生「お前達の振り分け試験の結果だ。 と、言っても俺達二人の結果は決まっていたがな」
龍牙「わかっています」
冬華「少し、残念だけどね」
西村先生「俺からも、別の時間に受けさせる事ができないか奮闘したんだがな。 例外を作る訳にはいかないそうだ」
龍牙「先生、気にしないでください。 この結果は自分達で選んだ道ですから」
冬華「この結果というだけで、人の命を救えたんです! むしろ、誇れますよ!」
西村先生「そう言ってくれると、とても助かる。 この1年このクラスで頑張ってくれると期待しているぞ!」
“紅条 龍牙 Fクラス”“鳥泉 冬華 Fクラス”
西村先生と別れて昇降口で上履きに履き替えた後は自分達のクラスに向かうだけなのだがまだ時間もあるのでこの後どう動きたいか聞いてみることにした
龍牙「さてと、自分達のクラスを知った事だし教室に直行するか?」
冬華「ううん、Aクラスの方を廻ってからFクラスの方に行こうよ」
冬華の言葉通り、他のクラス設備も気になるし少しばかし覗いても良いだろう。
たった今2年Aクラスの前に来たんだかここは本当に教室なのだろうかという気持ちになってしまう。
各個人の机はパソコン機能付きシステムデスクだし(しかもパソコン事態最新式のやつでマザーコンピュータにスパコンが使われている)、ロッカーは光彩と指紋のダブルキーという鉄壁ぶり、大型のスクリーンや備え付けのドリンクバーと、お菓子の食べ放題等税金等をどこに注ぎ込むんでんだ!と、言いたくなる優遇っぷり、あまりの豪華絢爛差に言葉を失った
冬華「あはは……‥」
冬華も乾いた笑いしか出ないようだ
???「あら、あなた達もAクラスなの?」
声がしたので振り替えると、昨年度隣のクラスだった
木下優子が立っていた
龍牙「いや、俺達はAクラスじゃない。 ただなんとなく最高クラスの設備がどんなものか見に来たんだ」
優子「なら、BクラスかCクラスかしら? あなた達二人は結構成績は良かったはずよね」
冬華「実は、私たちは振り分け試験を受けれてないからFクラスなんだ♪」
優子「ええっ?! これは思ったよりFクラスが試験召喚戦争のライバルになりそうね」
龍牙「戦う時があったらよろしく」
冬華「負けないからね♪」
優子「えぇ、その時はね」
龍牙「じゃあ、俺達はそろそろFクラスの方に向かわさせてもらうよ」
冬華「またね、優子さん」
優子「またね、私の愚弟が行くと思うからよろしくね」
龍牙「わかった」
そうして、優子さんと別れた後自分達のクラスに向かったがそこでもまた絶句することになる(Aクラスと違った意味で)
ひび割れた窓ガラス、ボロボロのちゃぶ台、綿のほとんど入っていない座布団、所々腐ったような誇りまみれの畳にかなり古い黒板
どこの廃校だっ!て言うクラス設備が広がっていた
冬華「…これ、教室?」
龍牙「そうだろうな、一応ちゃんと二―Fって書いてある。 西村先生がこんな教室で授業を受けさせないように頑張ってくれたことに感謝しょうか」
冬華「そうだね、それはそうと入ろっか。」
龍牙「そうだな、席は決まって無いようだから隣に座るか?」
冬華「うん♪///」
こうして、この教室で新しい生活が始まると考えると頭が痛くなりそうだが冬華が一緒だし一応なんとかなるかと、思いながら席に着いて残りのクラスメイトを待つことにしよう