そこで待っていたものとは...!?
ー初登場艦娘ー
瑞鳳 Lv.4 大湊警備府出身。艦載機運用はあまり経験ないが、大湊は人員不足のため機銃と15.2cm単装砲で近海哨戒に出ていた経験をもつ。射撃は縁日から対空までなんでも得意。
雲龍 Lv.10 佐世保鎮守府出身。仙人。大きい(ナニかが)
千歳(水母) Lv.3 名古屋鎮守府出身。水母強化のため最近建造された。大きい(同じく)
葛城 Lv.3 佐世保鎮守府出身。仙人の(本当の)妹。戦時中の記憶が濃いらしく、どんな鎮守府の瑞鶴に対しても先輩と呼ぶ。(絶壁)
4月10日火曜日
空母級時間割
1限 (9:00〜10:30):艦載機運用学
2限(10:40〜12:10):秘書艦学
3限(13:00〜14:30):空きコマ
4限(14:40〜16:10):指揮官学
5限(16:20〜17:50):空きコマ
ー午前8時30分ー
朝食を終えた瑞鶴は同室となった瑞鳳に連れられ、空母級の教室へと向かった。
全6クラス。教室は2つある教室棟の各階にあり、訓練用の艤装格納庫から簡易工廠、演習で使用するPCが置いてある演習室や艦種ごとの資料を揃えた図書室まで備えられている。
空母級は第1教室棟の2階にある。
瑞鶴「ここが『教室』かあ」
瑞鶴は初めて見る「学校」に目を輝かせる。
瑞鳳「瑞鶴、まだ1限目までは時間あるからゆっくりしててね」
そういうと瑞鳳は教室から急いで出て行った。どうやら彼女は空母級の担任に呼ばれているらしい。
自由席のため、適当なところに座って外を眺めていると、続々と空母艦娘たちが入ってきた。
赤城「あら、おはようございます。瑞鶴さん」
加賀「...おはようございます」
雲龍「おはよう、瑞鶴さん」
千歳「おはようございます」
葛城「おはようございます!瑞鶴先輩!!」
瑞鶴「おはようございまーす。もー葛城、あんたの方がここじゃ先輩なんだから、瑞鶴先輩なんて言わないでよ」
葛城「いいじゃないですか、私は瑞鶴先輩をリスペクトしてるんですよ!」
そんなこんなで会話に花が咲く。ほんと、いい学級に恵まれたものだ。
そんなとき、
瑞鶴「そういえば、ここの担任の先生ってどんな人?」
??「その担任が私ですよ。瑞鶴」
振り返った。なんと見慣れた姉がいる。柱島にいるはずの翔鶴姉が。うん、私は夢を見ているんだ。
顔を振り、頬をつねった。痛い。間違いない、私は現実にいる。
もう一度目を開けて見る。やはり翔鶴姉がいる。
瑞鶴「なんで翔鶴姉がいるのおおおおお!!!」
柱島鎮守府の翔鶴は瑞鶴よりもずっと前に艦娘学校を卒業し、第一艦隊の旗艦として艦娘たちを指導している。
いつも優しく、甘えさせてくれた翔鶴がいつもの空母艦娘の装束ではなく、凛々しく練習艦の装束に身を包んでいる。
瑞鶴には信じがたいことだった。
「あー、やっぱりその反応ね。瑞鶴は知らないのね」
翔鶴の後ろからついてきた瑞鳳が言った。
瑞鶴「え、なんで!?なんで翔鶴姉がいるの?」
葛城「全国の『翔鶴』の名を持つ艦娘は皆ほとんど同じ顔、同じ体格になるんです。瑞鶴先輩が柱島の翔鶴さんと見間違えても無理ないですよ」
艦娘は一つの艦名が複数の艦娘になる。深海棲艦から還元した者(ドロップ艦)以外は全員記憶が異なるクローンだ。だから艦娘たちは互いの装束を変えて同じ艦名の艦娘を見分けている。
翔鶴教官「そういうこと。あなたのお姉さんの翔鶴も私が指導したわ。あの子の妹があなたね。これからよろしく。翔鶴教官と呼んで」
瑞鶴「あ、はい。よろしくお願いします」
翔鶴教官「わかっていると思うけど、私はあなたを空母級の一員としてしか見るつもりはないわ。妹艦だからって甘えないようにしなさい」
わかってる。目の前にいる人は翔鶴だけど姉じゃない。でもずっと姉にべったりだったためか、姉と同じ人にこう言われると複雑な気持ちだ。
気持ちを引き締めろ、瑞鶴。今日から私の居場所はここなんだから。
瑞鶴「了解です」
翔鶴教官「ふふ、いい顔になったわね。そろそろ9時よ、席に着きなさい。葛城、今日は前回の復習からやるから覚悟しておきなさい」
葛城「えー、また当てられるんですかあ。そろそろ勘弁してくださいよお」
瑞鶴「それは今度の小テストに合格してから言いなさい」
こうして1日の始業ベルがなる。
TIPS:
・授業時間は駆逐・軽巡・潜水級は基本45分授業、重巡・戦艦・空母級は基本90分授業
・卒業試験合格と練度さえ足りていれば卒業できるため、授業出席は任意であり基本的に出欠を取らない(このおかげで何人かはスピード卒業し、何人か退学する羽目になります)
・艦娘学校の教官たちは基本的に香取・鹿島たちのような練習艦の装束を着ている。
翔鶴はタイトスカートorフリルスカート、どっちが似合うかな。
姉にべったりの瑞鶴、可愛いですよね、ね?
僕も母親が先生をしていた珠算塾に通っていたのでなんとなく複雑な気持ちでした。
ここで瑞鶴の学校デビューは一旦区切って、次の小話に行きたいと思います。
【次回予告】
「なんで覚えられないの??」
時は遡り数年前、ある一人の艦娘は勉強に悩んでいた。
しかし、提督と一緒に努力する彼女は伝説の教官へと成長する。
「コツさえ掴んでしまったら勉強なんて、なんてことない」
次回:足柄過去編