そして、予想以上に長くなったので次回に続きます。
予定では前後編で終わらせるつもりだったのですが…(汗)。
「偽者かもしれない!?今回予告状を送ってきた怪盗キッドが!?」
「ええ。次郎吉おじ様はそう言ってたわ!ねぇ?」
ここにきて知らされた事実に驚愕の声を上げた蘭に、園子が
「はい。今回送られてきた予告状に書かれていたイラストが、普段怪盗キッドの予告状に書かれているものと微妙に異なるという事で、恐らくキッドの名を
やや園子たちの方を振り返りながら、しれっと答える。
「送ったでしょ?その予告状の写メ!何か変じゃなかった?」
「え、ええ…。確かにいつものイラストとは違う感じがしたけど…。」
園子と蘭のやり取りをよそに、コナンは難しい顔で考え込んでいた。
(まだ確証までには至っていないって事か……。)
どうやら違和感を感じつつも、物事の核心には至っていないらしい。
(大丈夫?“名探偵”…。ボヤボヤしてたら、
さて、
「
「おお。ご苦労じゃったな。」
鈴木相談役に一礼し、その
「いいか!偽者かもしれないと思って気を抜くなよ!今夜は予告状にあった“月が闇に呑れる”新月の夜だ!金庫のある部屋の周りをしっかり固めるんだぞ!!」
「中森警部…。来てたのね…。」
気合の入りまくった中森警部の号令に、小五郎が半ば呆れたような顔でそれを眺める。
「でも、何で部屋の周りなんだ?どーせなら部屋ん中の金庫の前で張り込んでりゃいいものを……。」
「無用だからじゃよ毛利探偵…。」
中森警部の指示に疑問を
「え?」
「何なら見てみなさるか?
(まずは下見とシミュレーション…。)
何食わぬ顔で相談役の後ろに控えながら、実際に金庫が
「ホォ~…。あれが
(金庫以外に何も無いって事は、やっぱり部屋そのものが大きな
小五郎がコメントしている後ろで、部屋の中を確認した
「でも壁に
「そうじゃ…。中の広さは奥行き4m弱の約6
蘭の呟きに、相談役が“
「じゃあ、空気穴とかあるんだね…。」
「ああ…。中に設置された棚の上には小窓があり…、扉の下にはホレ!3cmぐらいの隙間もあるしのォ…。」
「でも、外に出る時誰に開けてもらったんですか?」
「中からは簡単に開けられるんじゃよ…。外からの開け方を知っているのはもう
コナンと蘭の疑問に答えながら、相談役が“
「んじゃあ、近くで見させてもらいましょうか!」
「待たれィ!」
すぐにでも部屋に足を踏み入れようとした小五郎を相談役が制止する。
「確か、毛利探偵は煙草を吸われておりましたな?」
「え、ええ…。」
「1本
「じゃあ1本…。」
相談役の求めに応じて自身の
「え?」
「ああ…。彼は先日雇ったボディーガードじゃ!無口じゃが頼りになるぞ!」
「そ、そうっスね…。」
面食らう小五郎に、チェックの終わった煙草を受け取りながら相談役が紹介した。
「では失礼して…。」
相談役が、受け取った
ポトッと軽い音と共に
「な、何スか?この音…。」
「まぁ見ていなされ!」
小五郎の疑問に鈴木相談役が返した時、ズオオオオッと床や天井、壁の全てが一瞬にして
「い、一瞬にして
「重量センサーじゃよ!
(また無駄に大掛かりな仕掛けを…。本当に助けて欲しいと思ってんのこの人………。)
半ば
「
防犯システムのスイッチを切りながら、相談役が
「あ、でも…。中に入ったら今みたいに…、ガシャーンってなるんじゃ…?」
「
「あ、はい!」
鈴木相談役の
「―――――――ったく、彼も先日雇った新入りなんじゃが…。使えん奴じゃわい…。」
キョドキョドと自信の無さ気な態度が余計にそう見せるのか、相談役が小五郎や中森警部たちにも聞こえるようにぼやく。
「あの―――…。この煙草は毛利さんにお返しした方が…?」
「馬鹿者!床に落ちた物を吸わせる気か!?さっさとゴミ箱にでも捨てて来んか!!」
「は、はいぃぃ!!」
「
「おお!それが良い。頼んだぞ
「――――承りました。」
気を
「用が済んだら扉の前から離れてくれませんかねぇ…。警備の邪魔なんで…。」
「フン!無駄じゃと言っておろうが!偽者なんじゃから!」
相談役が中森警部と押し
手首のスナップを
「今夜は何もありゃせんよ!毛利探偵たちの出番も無いじゃろう。もちろん
「は、はぁ…。それじゃ、お言葉に甘えてご
相談役の言葉に押されるようにして小五郎が招待を受ける。
「では、夕食までしばらくかかる。それまで
「
客間へと
「おいジイさん!!今すぐ防犯装置を切ってくれ!!」
「ん?」
「「「「え?」」」」
何事かとたった今後にしたばかりの部屋を振り返る相談役と小五郎たちに、中森警部が続ける。
「部屋ん中に落ちてんだよ!!さっきは無かったカードが!!」
「何じゃとォ!?」
その言葉に、相談役も急いで“
『 月が闇に呑まれし