白き罪人更新です。
なんかいつのまにか、閲覧数がえらいことになってて驚きました。ランキング入りありがとうございます。
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「怪盗キッドだ―――――――――!!!」
「追え―――――――――っ!!!!」
不意に邸の外から聞こえてきた声に、運ばれてきた夕食に
「キッドが?!」
「キッド様?!」
まずは“
そこにいたのは、ちょうど大金庫の部屋から出て来た相談役と、先程までは姿が見えなかった相談役の愛犬‐ルパン。
「い、犬?!どこから……!?」
怪盗キッド発見の声に、“
「あれ?ルパン君って入院してたんじゃ……?」
「い、いや…。実はのォ………。」
コナンに遅れて数秒後に登場した園子の一言に、相談役がバツの悪そうな顔で事の
「ハァア?!閉じ込めちまった犬を助ける為にキッドを呼び出したァ?!!」
「実はそうなんじゃ……。」
相談役の説明に、その場の一同は開いた口が塞がらない。
「あんた、そんな事の為にマスコミを動かしたってのか?!」
「じゃから散々偽者じゃと言ったろうが…。それに、
「あ、いや……。」
(オイオイ…。ハートフルにも程があんだろ……。)
中森警部と相談役のやり取りの半眼で聞きながら、奴は国際指名手配犯という意識が薄いんじゃなかろうか、という想いがコナンの頭を
仮にも
「
園子の目はもはやうっとりと
「いやぁ―――――…。
アッアッアッ!!!
と高笑いする相談役に、その場に居合わせた一同は何とコメントしたものか
「そ、そう言えばキッドって結局どうやって金庫の部屋に入ったのかな?」
その場の空気を変えるべく放たれた蘭の疑問に、中森警部が
「そ、そう言えばあの“
相談役と一緒に部屋に入った
「うむ…。それも当然……。
「何ィ?!」
「しょ、正体って……。」
「あの
中森警部、蘭、園子の驚愕の声に、声に出さないまでも小五郎やコナンたちも驚きを
「バカな…!アイツは
(入れ替わったのだとしたら、おれたちの側から離れた10分前後の間……。いや、代わりのメイドさんが来た時間を計算すれば、実際には2~3分しか無かった
小五郎の推測にコナンが考え込む中、中森警部の声が響く。
「いや、あの男があんたたちを案内する為に姿を消してから再びワシたちの前に現れるまでの時間は5分も経っていない…。この厳重警戒の邸の中で誰にも気付かれる事無く入れ替わるのは難しいだろう…。まぁ、奴にとっては不可能では無いだろうが、奴が毛利探偵たちの前から姿を消し、相談役の前に現れるまでの時間は実質3分弱!しかし、自分の代わりにメイドさんに話を通していたとなると、誰とも顔を合わせていない時間は1分にも満たない
「ウッソ―――――――!!?」
中森警部の推測に園子が黄色い声を上げた。
「でも、いくら何でも素顔でこんなところに来るかなぁ?」
「奴は変装の達人!奴程の変装技術があれば、例え素顔を知られたところで何の支障も無いという挑発だろう!!現に、奴はこれまでに何度もワシやワシの娘に変装して盗みを成功させている…!!!」
無邪気なフリで上げた疑問の声も、中森警部によって一刀両断される。
確かに筋は通るが、何か
そもそも、アイツ程のマジシャンが
常に十手二十手先を読む“平成のアルセーヌ・ルパン”とも思えない。
すっかり“
そう、全ては
ただでさえ、“パンドラ”を狙う組織は父‐黒羽
おまけに、先日“名探偵”に貸しを作る為に、間接的とは言え
仮に正体がバレ、狙われる事になったとしても
しかし、万が一幼馴染である青子やその家族である中森警部が狙われるような事態に発展した場合、守り切れる自信は無い。
そこで新たな
もちろん、それで完全に“
要は“怪盗キッド”=変装の名人=“常に変装”というイメージを固定化出来ればそれで良いのだ。今後しばらくの間は、別の変装をしてもその下に“
仮に“
隣にいる人間が“怪盗キッド”かもしれない、という疑念は捜査陣のチームワークに小さな、しかし確かな
“瀬戸瑞貴”が生まれた裏話でした。