もう一個の方が行き詰まったのと1回fate書いて見たかったので書きました。
ちなみにリア友にして同じ投稿者の羽倉さんも1週間以内に投稿する約束をしました( ・∀・) ニヤニヤ
では本編どうぞ!
降り注ぐ死。
あれが落ちてくればここら一帯で生き残れる人間など存在しないだろう。
万物を死へと追いやる目に見える破滅。
生き残る可能性など万に一つもない。
何とかしてあれを止めなければならない。
しかし方法は1つ。
あまりにも無情。
夢1つ叶えられないなんて。
2014年 夏門市
朝、6時ぴったりに起床し、顔を洗い朝食を食べ、学校に行く。
何の変哲もない退屈な日常。だが俺は、いや俺の家は非日常側の存在なのだ。一般的には知られて居ない魔術、俺の家はその魔術を使うことが出来る家系なのだ。
それも魔術界ではそれなりに有名な家系だった・・・
しかしそれも過去の話だ。今では、没落し全盛期の様な華やかさは微塵も無い。ある物といえば、父親から幼少の頃からずっと教えられ続けた魔術だけだ。
曾祖父も聖杯戦争に敗れ死亡した。祖父と父は、自分の家が没落していく現状に耐えられず自ら命をたった。
だが俺は諦めてはいなかった。前回の聖杯戦争からそろそろ10年経つ。前回の第5次聖杯戦争は、第四次聖杯戦争の際に聖杯が破壊されたために第四次聖杯戦争から第五次聖杯戦争までの間が10年だった。そしてこの前の第五次聖杯戦争の際も聖杯は破壊された。
ならば、また聖杯戦争が起こるかもしれない。
そしてその聖杯を手に入れ没落した家柄を取り戻し、北条ほうじょう家の名誉をもう一度知らしめるのだ。
それが現北条家当主
だが決して魔術師の課題であり目標でもある根源への到達を諦めるつもりは無い。だがまずは家を復活させない事には出来ることはあまりにも少ない。
その為にもまずは聖杯が現れてくれることを願うだけだ。
学校に着くと少し早く来たためかあまり人がいなかった。
まぁたとえ知り合いがいたとしても自分から話しかけることは絶対にないのだが。
そしてその中に1人自分の知っている顔がいた。
「おはよう!千夜!」
「おはよう
千夏は幼馴染でお互いが小さい頃からの数少ない友人だ。
二人とも名前に千がつくが全くの偶然であり、親同士が友人だったなんていうことは無く、本当に偶然なのである。
そして千夏は誰が見ても美少女と言えるレベルであり、正直周りの目線がとても鬱陶しいがまぁいつものことなので気にしない。
千夏は俺が魔術師の家系であることを知らない。そもそも魔術というものは自分の弟子や身内にしか見せないものなのだ。そんなものをただの一般人の千夏に教えるわけがなかった。
「相変わらず来るの早いね!」
「お前はさらに早く来てんだろ何言ってんだ?」
「まぁそうなんだけどね?まるで私がおかしいみたいに言うのはやめよ?私傷つくよ?」
そんなことを言いながら拗ねた様に上目遣いで見上げるように睨むのだから周りからの視線に軽く殺気がこもり始めた。
周りの様子に頭を痛めながら周囲を見渡すと、特に強い視線を向けてくる者を見つけた。
確か名前は・・・
「よぉてめーら朝から人の目の前でイチャついてんじゃねーよ」
「た、
思い出した。
そこでチャイムがなったため武瑠はこちらをひと睨みした後席に戻って行った。
高校生活が始まってからまだ2ヶ月も経っていないのにどうしてこんな目に合わなければいけないのか。
こうして今日も退屈でつまらない日常を過ごしていく。
******************
学校が終わり帰路につく、千夏はバレー部に所属しているため一緒には帰れない。俺は別に気にしてないのだが千夏は俺と一緒に帰りたいそうだ。
家に着き勉強をして夜飯を作り風呂に入り眠りに着く。いつもと何も変わることがない退屈な日常
そうなるはずだった。
「ッ!!」
突如 霊脈に魔力による干渉が行われる。
街中で魔力を堂々と使用するという暴挙にしばらくの間唖然としていたが、10秒ほどで復帰し急いで魔力の使用が行われた場所に向かう。
だがその距離は普通の魔術師では探知することは叶わないほど遠くでいかに街中といえど駆けつけるには少しばかり時間が足りない。
そしてこんな街中で堂々と魔術を行使する訳にも行かないので全力で走る事になる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
千夜は身体能力は人並みのレベルなのでその距離を全力疾走するには体力という問題があった。
結局10分程かけて現場にたどり着いた千夜が見たものは水浸しとなった地面と微かに残る魔力の痕跡だった。
「クソが、一体ここで何をやってやがったんだ?」
珍しく真面目に考えるが答えが出ることはなく今日はそのまま帰ることにした。
とりあえず家に帰ったあと全力疾走をしたために疲れたのでまず風呂に入り飯を食べそのまま寝た。
翌朝起きるとまた6時ぴったりに起床し顔を洗い朝食を食べ学校に行く。
いつもと変わらない日常だが心の片隅には昨日の出来事がちらついていた。
そしてまた魔力の行使が行われた。
「チィ!またかよ!」
この後に学校があることも忘れ現場に向かう。だが運動神経が一般人程度しかない千夜の足は、昨日の全力疾走のこともありそれ程速いものではなかった。
だが今度の現場は前よりも近くにあった。
そして千夜がたどり着き見たものは、魔法陣の前にたっている金髪の男と魔法陣の上に居る赤と黄金の鎧をまとう腰まで届くであろう赤髪をなびかせる女だった。
だがその女に感じたものは畏怖だった。
「あん?何でガキがこんな所にいんだァ?今は学校のお時間だろうがよォ」
「お前ら・・・誰だ!」
「いやそれはこっちのセリフだろうがよォ何で一般人くんがこんな所にいるんですかねぇ?」
「おい金髪。お前が俺様のマスターでいいんだよな?」
「ん?あぁそうだよよろしくなぁ?セイバー」
「ッ!やっぱりサーヴァントか!」
「なんだよそれが分かるって事はお前も同業者かよまあいい。セイバー!最初の仕事だ!こいつもマスターかもしれんしな、殺せ」
「チィ!やっぱそうなるか!」
言い終える頃にはとっくに走り出していた。
そして次の瞬間ゾッとする感覚が背中に走り直感に任せしゃがんでいた。
直後に頭の上を赤い剣がありえない速さで通過していった。
勢いのまましゃがんだためにそのままもんどおりを打ちながら地面を転がっていった。
「ほぅよく避けるじゃねえか」
「はぁ・・・はぁ・・・さすがはサーヴァントってところか?当たってたら確実に首が飛んでたな...」
「いやそうでもねぇと思うぜ?」
「?どういう意味だ?」
「そのまんまだよ。セイバーの奴剣を鞘から抜いてねぇ」
「はぁ?」
驚きながらもセイバーの方向を見れば確かにセイバーは剣を鞘から抜いておらず鞘に剣を収めたままこちらを見つめていた。
「どういうつもりだセイバー?まさか従えねぇってんじゃねえだろなぁ?」
「いや?殺す気で剣を振ったぜ?でもこいつがそれを避けやがっただけだ。」
「ちげーよ何で剣を抜かねぇーんだって聞いてんだよ!」
「あ?俺の剣は真名解放しなきゃ抜けねんだよ」
「ほぅさすがは魔剣ってところか…まぁいいそれならそれでそのガキをさっさと…あん?」
金髪の男が千夜のいたところに目を向けると既にそこにはいなかった。
「クソが!あのガキ逃げやがった!」
「追うか?」
「ちっいやいい。それよりもさっさと帰って夜に備えるぞ」
「オーケーだマスター」
その頃千夜は魔術を使ってあの場から一目散に逃げ出していた。
「ふぅ。まさかサーヴァントに遭遇するとは…でも何でこの街で聖杯戦争が?」
そもそも聖杯戦争戦争とは冬木市で御三家によって行われているサーヴァントと呼ばれる7騎の英霊同士の殺し合いである。
それが何故この街で行われるのか気になるところではあるが今は取り敢えず待ちに待った聖杯戦争の開催を喜ぶべきだろう。
そして自分のやるべき事は聖杯戦争に参加して勝ち残り、家の復興を成し遂げることだろう。
故にまずはサーヴァントを用意しなければ話にならない。だが家にはサーヴァントを召喚するための触媒もなければ、聖杯や霊脈に干渉しサーヴァントを召喚する技量もない。
さてどうするべきか…
「...奪うか」
そう。千夜が聖杯戦争に参加する方法は今のところそれしかない。
ニヤリと笑みを浮かべる。当然だろう待ちに待った聖杯戦争が今自分の街で行われたれようとしているのだから。
鳴り響く学校のチャイムを聞きながら千夜は今日からとるべき行動を考えるのだった。
楽しんでいただけましたか?
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9/19導入を少し加筆