「やべえ、英語は寝落ちして覚えきれてねえ」
須藤の慌てた叫び声が、教室中に響き渡る。
あとは英語を残すのみとなり、緩みかけていたクラスの雰囲気が一瞬で豹変した。
テストとテストの間の休み時間は、10分しかない。
他の教科ならそれでもごまかしが効くかもしれないが、英語は答えを暗記するにも基礎が必要だ。須藤の場合だと、英単語の
思い返せば、朝から須藤の様子はどこかおかしかった。
単に、頭に詰め込んだ知識を漏らさないようにしているだけだと思っていたが、まさかこんなことになろうとは。
見かねた堀北が須藤のところへと向かい、どこを覚えてどこを捨てるのかの指示を始める。こうなっては、大勢で向かっても逆に慌てさせるだけでマイナスだ。須藤の点数をどこまで引き上げることができるのかは、堀北に任せるしかない。
「須藤くん、大丈夫かな?」
櫛田がオレのところまで来て、心配そうに2人を見守る。手出しできないのがもどかしいのだろう。
「…………」
さて、どうするか。
須藤本人に対しては、これ以上できることはない。あとは堀北の絞り込みと須藤の踏ん張りがどこまで点数に結びつくかだ。
「櫛田は、自分の評価が落ちても須藤を助けたいか?」
「助けられるものなら、私は助けたいよ」
「分かった。なら、1つだけ方法がないこともない」
「本当?」
「この方法があっているのか確証はないし、クラスの協力が得られるか分からないけどな。ぐだぐだしている時間はない、か」
須藤に対して何ができるのか?
方法を聞きたそうな櫛田を手で制して、オレは教卓へと向かう。
残り時間は5分強。
今からやって欲しいことの説明するだけで、説得する時間はほとんど無いに等しい。
「みんな、ちょっと聞いて欲しいんだが」
最後の悪あがきに、櫛田の用意した過去問と向き合う生徒が多い中、オレは大きめの声で呼びかけた。邪魔すんな、という視線に心が挫けそうになるも、息を大きく吐いて気合を入れなおす。
「あ、須藤と堀北はそのまま暗記に集中しろ。聞かなくていい」
須藤は何か言いたそうだったが、堀北に過去問と向き合わされて再び暗記に入った。それでいい。
「今回、須藤の英語の点数がやばそうなんだ。それは須藤が悪いし、須藤がどうにかするしかない」
丸暗記さえできれば突破できる武器まで与えている。これ以上のサポートとか無理で、あとは本人の問題でしかない。
「ただ、須藤の退学を避けるって意味では、オレ達にも協力できることがある。
ヒントは前回のミニテストだ。ミニテストのときの赤点が32点未満。
この32点というのは、クラスの平均点÷2と一致していた。そこから導き出される答えは」
「あ、クラスの平均点を下げれば、赤点の基準も下がる?」
須藤を助けたいという気持ちが強く、一番熱心に耳を傾けていた櫛田が、オレの言わんとすることに気づいたようだ。
「そうだ。テストで50点以上取る自信がない奴は、自分のことに集中してくれ。で、良い点数を取れる自信がある奴、クラスの平均点を下げるのに協力してくれないか?」
「わざと点数を下げるってことだよね?」
「理想を言えば、トップが60点台。ただ、下げ過ぎるとケアレスミスも怖いから70点台。そうだな……問5を全員空白にするぐらいが良いと思う」
過去問では大きく問1から問5まで分かれており、それぞれ20点が配置されていた。問5の存在を抹消すれば、最高80点のテストになり、必然的に上位陣の点数を引き下げてクラス平均を落とすことができる。
「ふざけんな、なんで俺がそんなことを」
学年でも上位の成績を誇る幸村が反発してくる。これも当然の反応だ。
「もちろん強制はできないし、しない。点数を下げると個人の評価を落とす可能性が高いからな」
「……俺は協力しない。須藤の件は須藤が悪いからな」
「わかった」
幸村は成績優秀者だ。
限りなく100点に近い点数をたたき出すことが予想され、協力して欲しかったが、強制はできない。
幸村に引っ張られてか、他のクラスメイトも協力するか決めかねているようだ。
「綾小路くん。質問いいかな? その赤点の基準に確証はあるのか聞きたいんだけど」
「……確証はない。ミニテストの時がたまたまという可能性もある」
判断に迷う周囲を代表して、クラスのリーダー格である平田が質問してきた。
できればして欲しくなかった質問だ。反応を見る限り、堀北も同じ答えに辿りついていたようだが、提案しなかったのは確証がないからだろう。
いや、堀北に限っては単にコミュ障だからかもしれんが。
「理不尽なお願いだってことは分かっている。須藤が点数を取り損ねるとしたら、幸村の言う通り須藤が悪いし、自分の成績を下げたところで、それが赤点のラインには何も関係なく単に評価を落とすだけかもしれない」
「…………」
「それでも須藤の退学が避けられる可能性をわずかでもいいから高めたい。それはオレだけじゃできない。みんなの協力がいる。20点下げろとは言わない。10点でもいい。いや、5点以下、少しだけでもいいから、協力してくれないか? 頼む」
オレは教卓へと頭をつけるようにして頼み込む。
静まり返る教室。
はたしてどちらに転ぶだろうか。
「…………」
「分かった。点数下げればいいんだよね? 私はやるよ。友達が退学なんて嫌だもん。私からもお願い。点数に余裕がある子は、協力してくれないかな?」
先陣を切って櫛田が賛成してくれた。さすが大天使櫛田桔梗である。
「そうだね。僕たちにできることがあるならやるべきだよね?」
続いて、厳しい質問を投げかけてきた平田も乗ってきた。櫛田と平田という男女それぞれの中心的人物が動けば、流れも変わる。次々に賛同の声が上がり
「よっし、平均点下げるのに俺も協力するぜ」
「ばーか、池は最初から平均より下だろ。真面目にやらないと赤点になるぞ」
などといった冗談まで聞こえてきたら、あとは大丈夫だろう。
「みんな、ありがとう。くれぐれも50点以下の奴は、自分の成績だけ考えてくれ。あと1教科、最後まで頑張ろう」
最後に、須藤の退学を救うつもりで他に退学者が出たらシャレにもならないので釘を刺して、オレは自分の席へと戻った。
「お疲れさま」
「櫛田のおかげで助かった」
「ううん、助けたいのは本当だもん。あ、もう時間ないね。頑張ろうね」
チャイムが鳴り響く前に、櫛田は自分の席へと戻っていった。
「その……あり、がとう」
ほぼチャイムと同時に席へと戻った堀北の声は、半分以上チャイムに隠れていたが、なぜかはっきりと耳に残る。
これで本当にやれることはすべてやったと言える。あとは結果次第だ。
◇◇◇
「「「かんぱーい」」」
全員無事に試験を突破した。
須藤の点数は39点と正直やばい点数だったが、クラスの平均点は70点弱で落ちつき、英語の赤点ラインは35点未満で、須藤の赤点は免れていた。平均点が赤点ラインに連動するという予想は、当たっていたようだ。
俺はやらないと宣言していた幸村も終わってみれば80点と他の教科のできに比べたら低い点数に落ち着いており(なんだこのツンデレ)、クラス中の協力があっての結果だろう。もっとも唯我独尊という四文字熟語のままに突き進む高円寺(95点でクラス1位)を除いてだったが。高円寺はそういう存在だと受け入れるしかない。
というわけで、中間テスト突破の祝勝会が開かれることになったんだが。
「なんで、オレの部屋なんだ?」
「それにしても危なかったよな。櫛田ちゃんが過去問持ってきてくれなかったら、須藤は完全にアウトだったよなぁ」
「お前もあぶなかっただろ」
「は? 本気出してないだけだし」
山内。お前は人の話を聞け。
あと本気出してないだけだって、お前に本気なんか無いだろ。
メンバーは、オレ、須藤、山内、池、櫛田、堀北の六人だ。できれば深く関わりたくはない
さっきまで平田グループのお疲れ様会にも顔を出したところで、良い感じにワイワイ騒いできたあとだけに、落差がひどい。
おまけにあっちは、1500ポイントの会費で娯楽施設を使ってサービスを利用して楽しんだのに対して、こっちはオレの部屋でお菓子を床に広げるという有様。まだ清算前だが推定1人当たり300ポイントがいいところだろう。
まあ、軽井沢みたいに、他人にたかったポイントで遊ぶのはどうかと思うけど。
ちなみにこの中だとオレの他に櫛田も平田打ち上げへの参加者だ。この落差に何も感じずに笑顔を崩さない櫛田は、マジで大天使過ぎる。
とはいえ、Dクラスの誇る3バカらしく、徐々にだがクラスでの立ち位置ができ始めているので、関係を深めても無駄にはならない……のか。
池は、騒がしいムードメーカーになりつつある。
須藤は、怒鳴りやすいトラブルメーカーになりつつある。
山内は、お前はもうちょっと特徴持て。池か須藤の腰ぎんちゃくキャラになっている。
いや、やっぱ無駄でしかないような。
あと須藤。堀北との間で何があったかは知らんが、そんな目で堀北を見ても、お前じゃ絶対無理な相手だぞ。
堀北も参加しただけ大幅に前進しているが、打ち上げに参加しておいて1人で本に没頭するな。
櫛田だけが3人の話題に乗っかり、適度に行ったり来たりをしながら場を盛り上げることに貢献している。
ただ、こうやってみたら櫛田がオタサーの姫にしか見えない。
「ダメだこいつら。自分勝手すぎる……」
聞こえるように言った愚痴のつもりだが、池たちには届かず、堀北にはスルーされ、櫛田には同情の笑みを浮かべられて終わった。
とりあえず、ポイントでコロコロを買っておくべきだったな。菓子くずで床がひどいことになってそうだ。
1時間後。
わーわーしゃべりながら、菓子を食い散らかすだけ食い散らかして、池たち3バカと堀北は去っていった。
片づけを手伝ってくれたのは、大天使だけである。
「悪いな。手伝ってもらって」
「こっちこそ。場所を提供してくれてありがとう。これでよしっと。じゃあ、部屋に戻るね」
掃除機とかはあとで掛けることにして、とりあえずゴミをまとめて片付けるだけ。
櫛田になら喜んで場所を提供したいところだが、そのおまけで3バカがついてくるなら悩ましいところだ。
「ああ」
「おやすみ」
玄関が締まるのを見送った。
「あ、携帯」
櫛田が携帯を忘れていることに気づく。
1、中を見る 2、中を見ない
いや、普通にロックしてあるだろう。
「……追いかけるか」
部屋の外へ出たときには、既にエレベーターの扉は閉まっていた。
女子は上の階だったはずだが、下へと向かっていき、そのまま1階で止まった。
エレベーターが戻るのを待って、オレもその後に続く。
「こんな時間にどこへ行くんだ?」
寮の外へと出たところで、遠くに櫛田の背中を見つけて追いかけていく。
時刻は9時過ぎ。夜遅くというほどでもないが、完全に日は沈み暗くなっている。少なくとも女子が1人で気安く出歩くような時間ではない。
何の用事だろうか。
海岸沿いに出たところで櫛田の足が止まった。
声を掛けて携帯を渡せばそれで終わりだが、誰かと待ち合わせている可能性もある。
邪魔にならないように、木の陰に身を潜めるようにして様子をうかがった。
「ああ、うざい」
聞き覚えのない声に、周囲を見回した。
「…………」
他に誰もいない。
今のは櫛田か?
「自分が可愛いと思ってお高くとまりやがって。ああ、最悪最悪最悪」
「…………」
「死ねばいいのに、堀北なんか。うざい、くそうざい」
海岸沿いに設置された手すりを蹴りつける音が響く。
男との密会を見るのとどっちがマシだったのか。
♪♪♪
「誰? そこに誰かいるの?」
タイミング悪く櫛田の携帯が鳴り響き、潜んでいたのがばれた。
「オレだ。綾小路だ」
一瞬だけ逃げることも考えたが、諦めて携帯を差し出しながら姿を表して近づいていく。
「櫛田、携帯忘れて──」
手を叩く勢いで奪い取られた。
「聞いたの?」
ぞっとするような低い声。
「聞いてないって言ったら信じるか?」
「誰かに話したら容赦しないから」
「もし話したら?」
「あんたにレイプされそうになったって言いふらしてやる」
「冤罪だし、それ」
「大丈夫。冤罪じゃないから」
いつも笑顔を絶やさない櫛田が見たことも無いような鋭い眼光でオレを睨みつけ、両手でオレの右手を掴めば、そのまま引き込むようにして胸へと押し当てた。
「あんたの指紋、これでべっとりついたから証拠もある。私は本気」
ぐ、とさらに押し込むようにして櫛田が自ら胸へと食い込ませていく。
「いい? 裏切ったら許さないから」
入学式の日に出会ってから2月近く。常に笑顔と優しさを振りまいていた大天使の姿はそこにはない。
人間味を感じさせないほど冷たく相手を追い込んでいく悪魔でしかなかった。
「綾小路くん。私が聞きたいのは1つだけ。ここで知ったことを誰にも話さないと誓えるかどうか」
何が彼女をここまで動かすのか。
人間誰しも隠していることの1つや2つはあるもので、二面性のある人間は別に珍しくもなんともない。死ね死ねと文句を言いながら物に当たるのは少し行き過ぎだが、その対象が堀北であれば、そこまで引かれたりはしないだろう。
「誰にも話さない」
「分かった。綾小路くんを信じるよ」
なによりも、オレも多少は人間関係を築いているつもりだが、櫛田には到底及ばない。仮にオレが今見た光景を話したとしても、大抵の人間は信じたりしないだろうし、多少聞く耳を持つ人間でもちょっと疑うかどうか程度で、櫛田のことをそれだけでそういう人間だと思う奴はいないだろう。
脅迫までして止めようとするのは、常軌を逸している。
普段の櫛田は皆から愛される完璧な美少女だ。それを維持するためならなりふり構わず、その反動が今の一種の暴走を産んでいるのだとしたら──
「やっぱ、止めた。弱い。弱すぎる」
されるがままに胸へと押し当てられた手を強引に引き抜いて、手首を振って拘束を外す。
「何?」
「お前は本当は信じたりなんかしていない。いや、信じたりなんかできないって言った方が正しいか」
思考はまだまとまっていない。
自分の発する言葉を追いかけながら、理屈を組み上げていく。
「レイプされそうになった? 証拠がある? そんな安い脅しに何の価値があるんだ?」
「私が本気じゃないとでも?」
「いや、櫛田はやるときはやるだろうな。ただお前の秘密はそんなに安くないんじゃないか?」
今の櫛田の目は、覚悟を決めた人間の目だ。誰かに話せばその時点でオレはアウトだろう。
「仮にお前の秘密を周囲に知られたら、報復でその後オレを追い出したとしても、お前にとっては何の意味もない」
「…………」
「お前はバラされたくない。オレはレイプ犯になりたくない。一見すると同じように見える。ただその感じ方はそれぞれによって異なる。お前の中ではバラされたくないっていうのが絶対で、レイプ犯とされる方がまだマシだ。つまり、デメリットが釣り合っていない。その状態で話さないと信じているとか、ありえない話だな」
「綾小路くんは黙っている。私も何も言わない。これでお互いが幸せだと思うけど?」
互いに武器を持ちあったまま牽制しあう。
それは互いに同程度の武器を持っていてこそ成り立つもので、相手の武器の方が強いと感じている以上、どうにかして出し抜こうと動くことが想定される未来だ。
いつか秘密をバラされるかもしれないという恐れは、相手より優位に立つまでは消せない。
「腹の探り合いを続ける関係で幸せとかないだろ」
「じゃあ、どうしろ、と」
じゃあ、どうやって櫛田を優位に立たせるか。
「櫛田。1つ取引をしよう」
「取引?」
「オレはお前の秘密を知った。その秘密をばらすデメリットではなく秘密を守るメリットが欲しい」
一度言葉を区切って間を取る。
櫛田が息を飲むのを待ち、
「オレはセックスに興味がある。めちゃくちゃある。秘密を守る代わりにオレとのセックスを要求する」
取引の内容をぶちまけた。
「なにそれ、脅迫する気?」
「違う。提案だ」
「脅迫にしか聞こえないんだけど」
「嫌なら断ればいい。断ったところでどうせ現状維持だ」
櫛田は知らないことだが、オレは何が何だろうがこの学校を追放されるつもりはない。オレからすれば互いに持つデメリットは既に釣り合っており、オレは誰にも話す気は微塵もないからな。
それをわざわざ櫛田に言うつもりもないが。
「話が見えないんだけど、私が受ける意味は?」
「脅しは信じられなくても、取引なら信じられる。違うか?」
もっともらしく口にしているがほとんど戯言に近い。
「お前は秘密をバラされたくない。オレはお前とセックスがしたい。だからこそ取引が成り立つ」
「私はセックスもしたくないんだけど?」
でも、オレはセックスしたい。
「そこは諦めてくれ」
「最低」
「なんとでも言え。セックスで安心を買うのか買わないのか」
もしくは脅しで当面の安心を買うという選択肢もある。
どちらを選んでも本当の意味で櫛田が安心できることはないのだが、あとは櫛田がどれを選びどれだけ納得できるのかどうかだ。
「絶対に言わないっていう保証はないんだけ──」
「──櫛田とのセックスは手放さない」
間髪入れずに断言した。
「やっぱり脅迫に聞こえるんだけど?」
「いや、取引の提案だ。どうする?」
「…………」
「…………」
無言で睨みあったのは数秒。櫛田から険が取れていつもの櫛田に戻った。
「はじめてだから優しくしてくれる?」
「偶然だな。オレも初めてだから任せておけ、大丈夫だ」
小首を傾げた櫛田に胸を張って応える。
「それ全然大丈夫じゃないような」
「運命だと思って諦めろ」
「綾小路くんってその言葉好きみたいだけど、あんまり使わない方が良いよダサいから」
嫌な事実の発覚だった。
天使モードの櫛田に言われるのはダメージが大きい。
「…………契約成立だな。オレの部屋でいいか?」
「今、間があったよね?」
「気のせいだ」
「はいはい。じゃあ、よろしくお願いします」
「オレでよければ喜んで」
「綾小路くんじゃよくないけどね」
「ノリ悪くないか?」
「綾小路くんじゃよくないけどね」
「2回も言うな」
ひどい言われようだが、一度覚悟が決まったら、それを取り消されるようなことはなかった。
オレが前を歩き、櫛田が数歩分離れて後ろを着いてくるようにして、来た道を戻って寮へ入り、オレの部屋へと向かった。
こうして充実した学園生活のスタートは、櫛田からとなった。
「櫛田」
「綾小路くん」
「「綾小路ティーーレーーーーーックス」」
色々と最高でした。
◇◇◇
「綾小路くん。大きすぎっ」
ことが終わったあと睨まれながら怒られた。
綾小路Tレックスだからな。櫛田、そこは諦めてくれ。