とりあえず修正です。
次回はバトル回です。明日か明後日投稿予定。
あ、ちなみに次編は皆さんお待ちかねのシフ+蜘蛛姫+ソラールさんになる予定です。お楽しみにぃ(ねっとり)
(゚∀゚)ラビィ!←編集中の作者の状態
いつものようにその独特な見た目でロールプレイしながら戦場を駆け回っていたある日、あの親切な方からメッセージが飛んできた。すぐに戦闘を中断し近くのセーフエリアに避難して慌ててメッセージボックスを開く。
「貴殿、巨人に挑んでみないか?」
読んでみてすぐに?マークが頭に浮かぶ。巨人?そんなモンスターがいたか?疑問に思いその問いに対しすぐさま質問をする。
「巨人?そんなモンスターがいたのか?」
「最近話題になっているモンスターでこれが恐ろしく強くてな。高ランクのプレイヤーが軒並みやられている。未だ誰も勝てなくて掲示板では誰が最初の巨人殺しになるか競っているようだ。どうだ、貴殿も興味があるなら巨人に挑戦して最初の巨人殺しになってみないか?」
うーむ・・・と思わず考える。挑戦しても良いがそんなに強いボスなのか?メッセージを見ても強いのはわかる。だが巨人が物凄く強いイメージがあまり湧かなかった。悩んでも仕方ないので直接掲示板を確認しようと思い早速話題になってる掲示板を開く。
(野郎ぉ!)巨人被害者の会(殺す!)4スレ目
1:ここは巨人被害者が集う対策スレです。
誹謗中傷や嵐行為は巨人に向けて遣りましょう。
指名手配 巨人の英雄「ヨハン」
特徴 大盾と大鉈を装備。鎧も装備。
対策 にげろ
弱点 特になし
解説 勇敢な被害者のお陰でHPは4万あることが判明。高い防御力と圧倒的な攻撃力を兼ね備えている。もし戦う際は持久戦だと確実にこちらが不利なので出来るだけ速攻を意識して戦おう。出し惜しみは無しだ!
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502:勝てねぇしこえぇよ!誰だ最初の巨人殺しになるって言った奴は!?
503:つぇぇw回避しても無理だわありゃw
504:>>502おまいう
505:>>502おかえり。生半可な覚悟じゃトラウマになるからやめときゃよかったのに
506:他の巨人はそうでもないのにヨハンが出てくるから大概負ける。しかもお供についてる近衛騎士も強いんだよなぁ
507:近衛騎士の巨人なんていた?
508:最近出てきたぞ。ヨハンじゃなくても糞強いから気をつけろ。鉈じゃなくて剣だけど虫けらのように潰してくるからな
509:>>508マジかぁ・・・ヨハン並みの戦闘力なのか?
510:強さはヨハン以下だけどそれでも強い。しかも小隊組んでるから迂闊に刺激しない方が良い。もれなく潰される。どれくらいかと言うと高ランク30人パーティーでも近衛騎士一個小隊に負ける。それぐらいにやばい
511:ダメだぁ、お終いだぁ・・・
512:お客様の中に運営はいらっしゃらないですか!?
513:対巨人特攻の属性とかわかる人おる?
514:>>513魔法で試して見ても全部盾に吸われるから正直わからん。雷属性が多分一番効くと思うんだけど・・・間違えてたらごめん。
515:おっしゃぁ!いいこと聞いたぜ!試してくる!
516:あっ・・・
517:これは負けてトラウマになるフラグw
・・・・・・
思わず掲示板を閉じる。正直巨人にそこまでのイメージは無かったが掲示板では巨人に対して阿鼻叫喚のようだ。過去ログを読んでもその理不尽な強さは充分に伝わる。これと戦おうと思うのは自身に満ちた強者かただの馬鹿だと思う。馬鹿馬鹿しい。自分もそう思ったがすぐにその考えが変わった。その巨人と戦えればあの感覚が蘇るのでは?
そう思った時は既に自分は挑んでみたいと思った。初めて戦った時のあのスリルと恐怖、そしてなんとも言えない高揚感をもう一度味わってみたい。最近はレベルが上がってきたからか普通のレイドボスでもソロで戦ってもあまり感じなくなってきた所だ。
戦ってみたい。
あの感覚をもう一度。
・・・我ながらバトルジャンキー思考だと思うけど考えないことにした。挑んでみたいと思う気持ちだけで充分だ。巨人と戦うことを決意して親切な方に挑戦すると返信する。するとすぐにメッセージが返って来た。
「そうかそうか!巨人に挑むか!ならば我と貴殿で競争だな!最初の巨人殺しがどちらかになるか!我は一足先に挑んでくる。貴殿も早く挑戦するといい。誰かに取られては元もこうも無いからな。遅れて悔しがるマネはよせよ?」
どうやらあの人も巨人に挑むようだ。自分も遅れてはならないと急いで街に戻る。街に戻った後、市場で消耗品を買いながら装備を整えている間にあの巨人に勝算があるか考えてみる。
「うーむ、うーむ・・・」
「あ、玉ねぎさんだ。また何か考え込んでるみたいね」
「ありゃ邪魔しちゃ悪いな。そっとしとこう」
何やら聞こえた気がするが無視。市場の隅で腕組みをして最近ではお決まりの熟考スタイルで考える。考える。考え・・・
・・・・・考えてみたがはっきりしているのは正直今回の敵、巨人は自分の戦闘スタイルでは明らかに不利だ。重装甲な鎧と対人に特化した丸い盾。そしてあの人から譲り受けてからずっと使用し続けている特大剣。けどロールプレイをしている手前、このスタイルは崩すことはできない。
どうしたものか・・・あの巨大な鉈を小さい丸盾で受け止める?潰されるのがオチだ。回避スキルを駆使してずっと避ける?無理だ。重装甲な鎧のせいで回避スキルは思うように使えない。ならば遠距離はどうだ?ダメだ、巨人は走ると掲示板に書いてあった。毒による奇襲は?レジストされて反撃されるだろうな。
「うーむ、うーむ・・・うーむぅ・・・」
・・・・・・・・
ええぃ考えても埒があかん!とにかく戦って見てから対策を考えよう!そう思った自分は装備を整え終えるとオーランからあの巨人がいる西の森を目指して出発した。
西の巨人がいる森は案外徒歩では遠く、時間がかかってしまい気づけばゲーム内時間で深夜になってた。やはり重装甲はこういう長距離の移動には不向きだな。今度からは貯金して馬を買おうと心に静かに誓う。そんなことを思いながらあの巨人が居ないか周りを探し始める。
・・・数十分探したがやはり居ない様子。流石にこの時間はいないか。がっくり肩にを落とし帰ろうと踵を返そうとした所に、森の中で複数の小さな火の光が見えた。
「む?他のパーティか?何にしろ丁度いい、聞くだけ聞いてみよう」
他のパーティーに巨人がどこにいるかダメ元で聞いてみようと思いその光目指して森の中を進む玉ねぎ騎士。しかし距離が近づくにつれて光の大きさが明らかに人がもつ松明ではない大きさになっていく。
・・・まずい、新手のモンスターか?
この森は巨人に合わせて作られているのか雑草は小さいが木は巨大だ。隠れる場所が殆ど無い。俊敏性が高ければ木に登り隠れることもできるのだが自分は見ての通りそんな物は無い。すぐに戦闘態勢に身構える。数十秒後に会敵する。さぁ鬼がでるか天使がでるか。緊張しながら待っていると・・・
出てきたのはあの噂になっている巨人だ。しかも最悪なことに近衛のような巨人が8人もいてその中心には他と違う鎧を着てる巨人が居た。あれが恐らくヨハンと呼ばれる者だろうか。暫し圧倒され立ち尽くしていると近衛騎士が自分を見つけ素早く反応しヨハンの前で剣を構える。拙い、この人数では無理だ!気を見て逃げるしかない!そう思いすぐさま逃げ出せるように身構える。だが、
ポンッ
中央にいるヨハンが近衛の肩に手を置き近衛を下がらせる様指示した。近衛は困惑していたが素早くヨハンの両横に並び剣を儀礼式に持ち待機する。その後ヨハンが前に出て来た。相対する玉ねぎ騎士と巨人の王。
・・・・・・舐められているのか?そしてそれを肯定するかのようにまるでかかってこいと言わんばかりに立ち尽くすヨハン。ギュッと剣を持つ手に力が入る。
・・・・・・いいだろう、そっちがその気なら近衛を参戦させないことを後悔させてやる。グツグツと自分の中で憤怒の感情が渦巻く。いつまで経っても動かないヨハンは相変わらず無表情のままだ。その態度に自分は思わずうつむき言葉を漏らす。
「人を・・・・・」
自分の声が震える。それが怒りからなのかそれとも恐怖からなのかはわからない。ただ一つ言えるのはこの巨人に一泡ふかせたいと強く思っていることだ。
「人類を、騎士ジークフリートを舐めるなよぉ!!!
ヘイヤァーーーーー!!!!!」
雄叫びをあげながら特大剣で斬りかかろうと走る。それに対しヨハンがようやく反応し鉈と盾を構える。こうして玉ねぎ騎士と巨人の王との初めての戦いが始まった。
アイテム名 近衛騎士隊長の特大剣
巨人の王に付く近衛騎士隊長が持つ特大剣。
巨人からみてはただの剣だが人からだととてつもない大きさを誇る特大剣。代々王に付く近衛騎士はその巨大な剣を用いて王の障害になる者を薙ぎ払ってきた。
だが近衛騎士隊長が持つこの剣は一度だけ王に向けて振るわれたことがある。王が誤ちを犯した時に振るわれる剣としてヨハン亡き今は近衛騎士隊長に代々受け継がれるようになった。
臣下が唯一王に反逆できる剣として。
王を正しく導くために。