ダークソウルVRMMO   作:南洋

5 / 6
一日遅れ+省エネですみません!
あと後日大幅な修正をします。ご了承下さい。
あ、あと次回の投稿は一週間後です。
その間に短編を二本出すので・・・w
さーて来週の短編はー?
「ガルパン、転生したら戦車になっちゃった!」
「ソラール、ブラボに行く!」
の二本です!多分書く!・・・と思う。

※ここから先はこの小説に関係無いです。
飛ばしておーけー。

今日の昼、昨日投稿し忘れたなと思いつつ
日間ランキングを確認する。
「ダークソウルVRMMO」3位
・・・(゚ω゚)
('A`)ウ~ンウ~ンンンンンウ~ンウ~ンン・ン・ン
テ~ケテ~ケテケテケテン~テ~ケテ~ケテッテッテ
(・∀・)ラヴィ!!

どうせ低評価だろうと思って放置していたUAとお気に入りを急いで確認。
UA15000以上
お気に入り800件以上
・・・・・ふぁっ!?
と、とりあえず投稿しなくちゃ!
↑今ここ!

・・・正直言います。
なんで・・・?
いや、高評価していただき大変有り難いんですが・・・
「あああああ胃がいたぃいいいい!!!」
と、とりあえずお気に入り登録とご評価ありがとうございます!こんな糞団子のような小説をご評価してあまつさえお気に入り登録してくれるなんて・・・
期待に応えられるよう頑張りますが・・・
胃が痛いです・・・
胃薬を用意しろ、水と感想もだ。
マギ、なんとかならねぇのかよ!
くそ、やるだけやるしかってやつか!?





玉ねぎと巨人とその2(修正予定)

玉ねぎ騎士は巨人に向かい走る。ただひたすらに走る。わかっていたが敵の巨人は巨大でその力も未知数だ。掛け声をあげても勝率が上がるわけでもない。それでも前に出なくてはいけない。重たい鎧で必死に走りその距離を縮めていくが近くになるにつれてその巨大な鉈と盾が威圧感も増し反射的に体が恐怖で縮みあがりそうになる。しかし気合でねじ伏せる。そんな体と違い頭の中では体の感覚とは真逆で興奮に満たされていた。

ああ、これなのだよ!

あの感覚をもう一度!もう一度だ!

頭の中はそれで埋め尽くされ、何も考えられない。

ひたすらに走りながら巨大な敵、ヨハンを見据える。

このまま一気に詰める!

そして巨人まで残り10mになった所でヨハンが盾を地面に置き構える。構うものか!と思いそれでも怯む事なく走り、何が来ても避けれる態勢にいたが、

ガンッ

鈍い音が聞こえた瞬間視界が宙を舞っていた。視界の端に映る巨大な盾と木々。周りの景色がスローモーションで流れていく。何故自分は飛んでいる?訳が分からないままそのまま木に叩き付けらる。装甲がひしゃげた嫌な音がした。

 

「ぐぉ・・・ゴホッゲホッ・・・」

 

肺の中の空気が一気に吐き出され呼吸しようにも思うように呼吸できない。あぁ、一体何を食らったんだ?木に叩き付けられた反動で体が鈍く、しんどくてしょうがないが顔だけは正面を見据えた。巨人は盾を構えたまま。なるほど、そういうことか。

なんて事はない、ヨハンは盾を置き構えてそのままシールドバッシュをしたのだ。巨人の体格でやられたら当然体格がまるで違う人は吹っ飛ばされる。四つん這いになりながらも現状を理解したが絶望的だ。今の一撃でHPは8割近く減らされ、自身の自慢の鎧を見ても今は無残に装甲がベコベコに凹み体が鉛のように重い。だがまだだ。まだいける。気合を入れ悲鳴をあげる体にムチを打ち立ち上がる。そのまま巨人は構えを解きじっとこちらを見たままだ。まるでさっさとかかってこいと言わんばかり。自分はボロボロでふらふらだ。視界もぼやけている。しかし不思議とこの状況下で自分は笑っていた。

・・・面白い、面白い!

こんな興奮が!あのスリルが!

また体験できる!忘れたくない!

ずっと続けていたい!

息を吐き荒い呼吸を整える。そして

 

「ヘイヤァーーーー!!!」

 

再び剣を構えて尚も突撃する。何度でも、倒れるまで。

無謀にも走っていく自分にふと影がかかる。一瞬何だと思ったが慌てて上を見ると巨大な鉈が自分の頭上に迫っていた。

 

 

視界が暗転して気づいたら街のリスポーン地点にいた。その景色を見て理解する。あぁ、自分は負けたのかと。それでも今は不思議と清々しい気分だった。興奮は未だ冷めきらず、自分の中で熱を持ったまま。その場で自分は耐えきれず大声で笑う。

 

「アッハッハッハッハァ!」

 

「玉ねぎさんどうしたんだ?あんな笑い声上げて?」

 

「遂に玉ねぎさん狂ったか?」

 

ひとしきり笑うと何故か自分に街の人達の視線がこちらに全て向いていた。・・・流石に不気味だったかと思い素早くログアウトする。ログアウトした後、自室で何もせずあの戦いでの疲れと衝撃でぐったりしていた。だがそれでも思った。また戦いと。そう思った後眠くなってしまい結局明日の昼まで眠った。

 

 

後日再度ログインしてボロボロの装備を修理してからあの親切な人に結果を報告した。

 

「戦ってみたが私では無理だったようだ。貴公はどうなった?」

 

直ぐに返信が返ってくる。

 

「やはり貴殿もか。掲示板で昨日の事が書かれていたぞ?広場で玉ねぎさんが大声で笑っていたとな。そこで我は察したよ。負けたかと。まぁ我も負けたがな・・・」

 

「あの巨人は凄いな。まるで手出し出来なかったぞ?」

 

「そうだな。我も実際に戦ったが一撃も入らなかった。巨人とは凄まじいものだな・・・なぁ、貴殿よ」

 

「あぁ、そうだな。死んだ後、笑うことしか出来なかったな。ガハハハハハハッ」

 

二人して巨人の強さにしみじみと回想する。

 

「我は今回で自分の力不足を痛感したよ。また一から修行してくるとしよう。貴殿も頑張りたまえよ」

 

「あぁ、またな貴公!貴公もあまり無理はするものじゃないぞ?ガハハハハハハッ」

 

返信が終わるとすぐに自分はもう一度あの巨人のいる森へと目指し街を出る。何故向かうのかというと巨人と戦うのではなくあの巨人と祝杯を交わしたいからとあの戦いが終わった後からずっと思っていた。あの見事な自分の負けっぷりと巨人の強さに敬意を表して祝杯をと。曲がりなりにもロールプレイをしてる身。自然とそういう思考になっていた自分だった。

 

そんなこんなでまた馬を買うのを忘れてしまい徒歩での移動でかなり時間を食ってしまった。少し気持ちが萎えたがすぐに森の奥で巨人と会うために向かう。すると運がいいのか昨日と同じ編成の巨人の集団が現れた。今度は近衛ではなくヨハン本人が私に気付いたようでヨハンが戦闘態勢に構えるのをみて自分は慌てて巨人の前に出て弁明する。

 

「ま、待ってくれ貴公!今日は戦いに来たのではないのだ!」

 

いきなりの自分の言葉に周りの近衛も、もちろんヨハンも困惑した。その困惑している隙を逃さずすかさず声をかける。

 

 

「ガハハッ!貴公は凄まじいな!あんな巨体で俊敏に動かれたらこちらはまるで手出しができなかったぞ! だが、貴公との闘いは心踊る闘いだった!その闘いを祝して乾杯しないか!?貴公?」

 

相変わらず困惑したままだが、ヨハンは少し考えた後、構えを解き、近衛にも構えを解くよう指示する。相変わらず無表情で無言のままだが自分に近づき胡座を書いて座る。これは了承したという事でいいのか?ヨハンも胡座のままカップを取り出し乾杯の姿勢をとる。いいみたいだ。自分も同じように胡座で座り乾杯の姿勢を取った。

 

「昨日の戦いに!そして貴公のその真の強さに!祝福あれ!ガハハハハハハッ!」

 

自分が高らかに祝杯を掲げるとヨハンも無言だが同じように杯を掲げた。その後自分はその強さの秘密について質問をヨハンにぶつけた。どうやらヨハンは喋れないらしく必死に身振り手振りで伝えてきたのだがその姿が少しおかしくてヘルムの中で笑ってしまったのは内緒だ。

ちなみに質問内容は

どうしたらあんなに強くなれるのか?

もう一度貴公の武具を見せてくれるか?

普段何を食べたらそんな体になるのか?

などなど。

質問毎にヨハンも必死にジェスチャーで伝えようとするがやっぱりおかしくて吹き出してしまった。吹き出した自分に対しヨハンはその体に見合わず首をコテンッとしていた。更に笑ってしまった自分は悪くない筈。その後も談笑が続き、時々自分も愚痴を言うのだがヨハンは真摯に聞きに徹してくれて落ち込んでいるとそっと肩を叩いてくれた。その瞬間、もうヨハンをモンスターとして見れなくなっていた。

 

「すまんな、貴公。こんな愚痴を聞いても面白くなかろう。聞いて貰って感謝する」

 

ヨハンは首を縦に振り無表情だが少しだけ口角を上げてくれた。その顔を見て唐突に自分は何をおもったのかとあるお願いをした。

 

「その・・・だな・・・」

 

「?」

 

「貴公が良ければ・・・またここへ・・・敵ではなく友としてまた一緒に乾杯をしないか?勿論貴公の都合が悪ければ断って貰っていい。どうだ?貴公」

 

その言葉を言うとすぐに自分は何て馬鹿なことを言ったのだと思い顔を伏せる。どうせ断られる。そううなだれていたが肩をつつかれ顔を上げるとそこには予想とは違いヨハンは首を振り一緒にまた乾杯をしようと杯を掲げていた。

 

「貴公・・・そうだな、貴公!また乾杯をしよう!よし、そうと決まればもう一度乾杯をしようではないか!新たなる友の誕生とその絆に!祝福あれ!ガハハハハハハッ!」

 

友としての祝杯を上げた後、次の日からはちょくちょくヨハンがいる森に行きヨハンと共に談笑と乾杯をした。ヨハンは日没後は毎回必ず乾杯した場所で待っていてくれた。更に3回目の来訪時になんとヨハン自身も酒を持ってきて振舞ってくれてその日の自分は一日中テンションが上がったままだった。更に数日経つと相変わらず無表情に見えるが微かに動くヨハンの顔で喜怒哀楽がわかるようになっていった。ヨハンは意外と顔に出やすいタイプらしい。なんだか嬉しくなりヘルムの中で少し吹き出すとまたヨハンは首コテンッをしていた。なんだ、この巨人可愛いぞ。

それからまた数日経ちいつものようにヨハンと共に乾杯をする。この日は自身が行った場所を話すとヨハンが不意に寂しそうな表情をした。もしや?その時自分はまさかと思い一つ提案をしてみた。

 

「貴公も良ければ一緒にこの大地を冒険してみないか?」




アイテム名 ストームルーラー
巨人の王ヨハンが作らせた対巨人用の魔剣。風を操り雷を纏う竜巻を作り出すことができる。この魔剣をヨハンは小さな友に託した。決別の証か、それとも友情の証か。小さな友もそのことは語らずヨハンの唯一の形見として生涯大事に保管していた。
約束とは例えどんな事が起きようと守らなくてはいけない。その様はまるで一種の呪いのようだ。


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