キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、授業が終わる。
日常、それは、この様に学校へ行き、授業を受け、家に帰宅すると言うものなのだろう。
そう思っていた。これからもそう思っていくと思い、いやそもそもこんなことすら考えなかっただろう。
「お、シュウもう帰るのか、バイバイ」
「うん、タケシ、また明日ね」
話しかけてきたのは俺の親友で
マジではなく、人の気持ちの敏感だということだ。
そして俺は
「あ、シュウ帰るの?一緒に帰ろー」
「うん!」
こいつは久藤マヤ。幼馴染みで、家の事情など、いろいろにている。だから仲がよくなったという訳でもないが。
「ねえ、シュウ~」
「何?」
「シュウってさー料理作るのうまいよね♪」
「なんだよー恥ずかしいよー照れるよー」
家の事情というのは、つまり家族が居ないと言うことである。よくは知らないが、物心ついたときには既に親は居なかった。今は近所の家に住まわせてもらっている。
学校の帰り道。小石を蹴りながら帰るのはもはや当たり前。
最初に家まで蹴ってこれた石は俺の引き出しの奥で眠っている。
いつも気になる道路の大きな石。いつもいるしろい猫。すべてが日常という普通の毎日。それがとても幸せだったんだ。
いきなり暗くなるが許してくれ。
僕その日の帰り道に死んだ。原因はトラックの運転手の前方不注意。はねられたのではない。ひかれたのだ。
マヤをたすけようとした。しかし、かっこよく自分も助かるなどということはできなかった。
肋骨が粉砕し、肺をすりつぶされた。勿論心臓が無事なわけがない。即死だ。
死ぬ前にマヤの顔が目にはいった。目を見開いてこっちをみている。体に鮮血が飛び散った。
「い、、、、や、、シュ、、、きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
僕は死んだ。
ゴトッッ
目が覚める。たぶんそのときには5~6時間が経過していた。
ピッ ピッ ピッ ピッ
よく見ると俺の体には沢山のチューブが繋がれていた。
しかし、残念なことに最初に言葉を交わす相手はマヤではなかった。
帽子もマスクも付けていない。しかし、顔は見えない。
そいつは言った。ゾッとするような笑みを浮かべて。
«自分の命のためだったら、、、、人を殺せるよね、、、、»
鳥肌が立った
怖くて怖くて仕方がなかった。
ソイツから逃げようと、ベッドからおきようとした瞬間、胸に鋭い痛みがはしった。
その次に押し寄せてきたのは
"死"の恐怖
ソイツはもう一度言った。
«君は、、、、死にたくないんだろう?、、、なら人間を殺せるよね、、、»
押し寄せてくる恐怖に、小学生の俺が耐えられるはずなどなかった。
必死で首を縦にふるおれをみて
ソイツはけたたましい大きな声で笑った。
マヤに起きてと心の中で叫んだ。
こんなにうるさい笑い声なのに、何で起きてくれないの?と
そしてソイツは俺に手を伸ばし、首を掴んだ。
«憎むなら、、、お前を生んだ奴をにくめ。そして自分自身の運命を憎め!!!!!»
僕は気を失った、、、、、、、、
あとのことはよく覚えていない
しかし俺は、今までどうりに生活出来るまで回復した。
しかし、今までどうりの幸せな生活は送れなかった。