朝食を食べ終わった俺たちは、近くの商店街へ向かった。
商店街には、どちらかというと野菜や魚、パン屋などの店が多かった。
商店街の人たち(50代位の人が多い)は朝から活気に満ちていて、とても気持ちよかった。
「あら、タケちゃんじゃない.。ひさしぶり!おはようさん。」
「あ、吉田のオバチャンじゃん。おはよー」
ここではタケシは人気らしい。まぁ学校でも気さくで皆に好かれるやつなのだが。
「いつ帰ってきたの?」
「昨日の夜だよ。あ、こちら俺のダチのシュウ」
おっと。自己紹介か。
「シュウっす。ヨロシク」
「あーら!シュウちゃんって言うの。かわいいわねー(^^)」
う、、、、、、
シュウちゃんって、、、、
隣ではタケシがケラケラ笑っている。
「これ持ってきなさい。あげたてよ!!」
そういって、そのおばちゃんは暖かいコロッケを渡してくれた。
「お、、なんか悪いけど、、美味しそうなんで頂きます!!」
「あーら、言うじゃない♪やっぱりかわいいわねー(^^)」
むむ、、、、、、、、ありがとうございます。
俺はそれから商店街をぬけ、タケシのあとをついていくと見晴らしのいい丘についた。
「このいいだろーw人も来ないし絶好のリラックススポットなんだ!!」
「確かにいいな。気持ちがいいいしなw」
しかし俺はいつラスゴが現れるか気が気ではない。常に意識を集中させておいて、ラスゴを感じたらスグにここを離れるつもりだ。
タケシを巻き込むわけにはいかない。
「んじゃあさっきもらったコロッケでも食べようかなー」
「お、タケシももらってたのかw」
「目の前でもらってたよっw」
「そうだっけ??」
「にゃろう(笑)」
そのコロッケはサクッとしていてなんというか、、、、、田舎の味???、、、まあそんな感じだった。
コンビニでは絶対に味わえない味だ。
そして2口目をかじった瞬間。
ビシィッッッッッッッッ
背筋が凍りついた。
背後にいる、暗殺者の気配。ラスゴだ。しかしその気配は今までよりも禍々しいものだった。
「う、、、、、」
俺は瞬時にあらかじめ決めておいた場所に行こうと構えた。ラスゴのいる場所はそう近くない。まだ余裕がある。
ラスゴの気配を常に感じつつ、唱えた。
「瞬か、、、、、」
ゾク、、、、、、
ラスゴの気配が、、、、、真後ろに移動していた。
「え、、、、、」
殺気
「ちょまっっ、、、、、!!!!」
俺は思い切り体をひねる。
ヒュンッ
動いたのは、、、風だった。俺の頬を風がわずかにかすめ、、、、きずをつけた。
傷口から血が流れる。
「シュウ、、、これって、、、、え、、、、」
しまった、、、、、、
みられたっ、、、、、、、、でも、いまそこにきをおいている暇はなさそうだ。
手をひらいて地面につけ、叫ぶ。
「二門っっ固有結界!!!」
俺とラスゴをドーム状の赤い膜のようなものがつつむ。
少し小さい。俺は手を地面からはなし、胸の辺りにもってきて合わせ、ゆっくり開いた。
「むう、、、、、、、う、、、」
ドームが大きく拡大する。
このドームは、中から外には出ることの出来ない結界だ。俺がラスゴと一緒に入っているわけは、俺は接近戦が主で、格闘術を使う。それと、タケシをこいつから守るためでもある。
よくこいつをみると、二足歩行しているイタチというとこだ。しかし、その目は赤くギラツき、恐ろしく長い爪がある。
「シャアアアァァァ!!!」
ソイツは突進してきた。しかし、おそい。
「テレポート」
実は言う言葉は瞬間移動だけではない。というか、なんでもいいだろう。
言わなくてもいいだろうが、、イメージを作るために俺は出来るだけ発言をしている。
その際、瞬間移動と言うよりテレポートの方が短いのでそちらをよく使う。
俺はラスゴから10メートル程離れた場所にいどうした。
さあこっからどうやって、、、、
目の前の獣をじっとみつめる。
え、、、、、、
一瞬ラスゴがいなく、、、、、、
ヒュッッッッッッッッッ
俺の前髪がフワッと舞い上がった。
目に入ったのは、、、、赤い光。
「うわっっっっっ!!!」
「ウガァァァァァッッッ!!!!!」
ソイツは大きく口を開き、右手を大きく振りかぶった。
「っっ!!、、、、、、」
身をかがめ、必死に避ける。
俺はラスゴの真上にテレポートした。もう発言している暇さえない。
「三門!!!第一章、岩山天撃波っっっ!!」
俺は両手を組み合わせ、全力でラスゴの頭に降り下ろした。
俺の手はラスゴの頭をとらえ、、、、拳とラスゴの体毛が触れあい、チリッと音をたてた刹那、、、、、
俺の拳は宙をきっていた。対象物を無くし、止まれない拳が地面に深さ50センチ程の大穴を開ける。
「んなぁっっっ、、、、、」
顔を上げると、少し離れたところにラスゴの姿がみてとれた。
うそやん、、、、
えーーー、、、、、、、、、うそやん、、、、、、。