流「・・・ふぇ?」
時「あ!流星起きたんだ!よかったぁ・・・」
扶「では、すぐに向かいましょう。」
ーー『第十八鎮守府、会議室』ーー
天龍が
八「・・・。」
七「・・・なぁ、はっちゃん?」
八「・・・。」
七「お前・・・無理して「ねぇよ」・・・そうか。」
八「それよりも、今は目の前のことに集中しろ。」
そう言って、机の上に広げられている2枚の海図を睨みつける。
片方が七塚の所で作った海図でもう片方がここで作った海図だ。
八「敵の進行方向と思われるのは、
七「あ、ああ・・・交戦記録から見て、お前の所と敵の部隊が多く戦っているしな。」
八「・・・。」
七「・・・なあ、はっちゃん。おまえやっぱ「くどい」・・・すまん。」
八「まだ第六駆逐隊も、流星も轟沈とは聞いてない。だからまだ、希望を持てる」
といっても、不安なものはやっぱり不安。
捜索隊を出そうにも、木乃伊取りが木乃伊になる可能性がある。更には、今日も含めてあと3日で何とかしないといけない時に、無駄な資源を使いたくない。
だからと言って六駆の四人を見捨てる事なんて絶対したくない。
だからまずは、この目の前のでかい壁をさっさとぶち壊す。
八「・・・。」
七「・・・。」
八「なぁ・・・。」
七「・・・どうした?」
八「いい案・・・ない?」
七「・・・そっちこそ、はよなんか考えろや。」
さっさとぶち壊したいのだが、なかなかいい作戦が思いつかない。
八「だったら、単縦陣で一気に突っ込んで・・・」
七「お前・・・殺す気か?」
八「いや、ごめん。なんでもないっす。」
この一大事の時なのにバカみたいな冗談を言っていると、突然会議室のドアをノックする音が響く。
俺はその音に対して。
七「今忙しい、カエレ!」
八「なんでやねん!!誰だ!!入れ!!!」
入るよう促すはずだったが、ふざける七塚。
ゆっくりと扉が開きそこから顔を出したのは・・・
吹「えっと・・・し、失礼・・・します?」
おどおどした表情を見せる吹雪。
七「ん?どうした吹雪君?早く入ってきたまへ」
キリリとした表情で今度は七塚が入ることを促す。
二人の
八「それで、どうした?」
吹「はい、先ほど流星さんが目を覚ましました。」
八「!!・・・そ、そうか・・・起きたか・・・!」
吹雪からの報告を受けて、少しだけ笑みがこぼれる。
それと同時に一つ疑問が現れる。
八「そういえば、天龍はどうした?流星が目を覚ましたら天龍が報告にくるよう聞いていたが・・・?」
そう聞くと、吹雪は苦笑いをしながら目をそらす。
吹「天龍さんは・・・その、山城さんと衝突して、今は医務室に・・・」
そう吹雪から言われ、軽く肩を落とす俺。
七「む?山城・・・?お前の所のか??」
八「おめぇのところのだよ!」
七「そうかそうか!ならば後で賞でもやるか。『ぶつかったで賞』でもな!ハハハ・・・・」
くそ寒いことを言い笑っていると、突然うなじを抑え真顔になる。
俺が「大丈夫か?」と聞こうとする前に、ハンドサインで「大丈夫だ」と伝えてくる七塚。
そして少し顔を下げ、眉間に皺を寄せる。
七「なぁ、八谷・・・」
八「お、おう?どうした、唐突に・・・」
七「
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ーー『作戦司令室』ーー
時「お、遅くなりました!!」
息を切らしながら入ってくるのは白露型の二人。『時雨』と『夕立』。
放送が終わり、なかなか来ない夕立を探しに行ってくれた時雨。
七「うむ、ちなみに夕立君。遅れた理由はなにかな?」
立「ポイっ!寝てました!」ケイレイッ
七「うむ、素直でよろしい!では、席についてくれ。」
いやよくねぇよと思いながらも時雨と夕立が席についたことを確認する。
八「よし、ではこれより『敵連合艦隊迎撃作戦』の
そう言うとここにいる全員の目の色が変わる。
八「君たちには航空戦艦2隻、駆逐艦2隻で隊を作ってもらい、敵集結地点を大きく左右に迂回し敵艦隊の後方より攻撃を開始、殲滅してもらう。」
伊「え?!私達だけで敵艦隊を潰すの?!」
日「伊勢、落ち着け。我々は陽動をかけるだけだ。」
七「まあ、陽動というより挟撃だな。真正面から艦全員で敵を殲滅する中、君達は後方より敵を殲滅するってことだ。」
朝「なるほど、敵は2方向からの攻撃に混乱し、一瞬かもしれないけど動きが鈍り、そこを徹底的に突く。ということですね。」
八「そういう事だ。君たちは明日、マルゴーマルマルより出撃、ヒトフタマルマルまでにこの地点まで到達、合流してほしい。」
そう言って、黒板に張り出されている海図を指し棒でたたく。
七「そして、こちらから合図を送るので合図の後、攻撃を開始してくれ。」
荒「ちなみに、その合図とはなんですかぁ~?」
七「む・・・詳しく決めてなかったな・・・どうする八谷?」
八「ん?・・・『各員、奮励努力せよ』でいいんじゃないのか?」
立「なんか、ちょっと古臭いっぽい。」
荒「そしてあじけないわねぇ~」
時「提督・・・君には失望したよ・・・」
八「おめぇらそれでも軍艦か!?」
俺の提案に大半の者達は不評を訴える。
七「ここはやはり・・・『イスラエルニトルネェドスピィィィン』ってのは?」
八「どこのキー〇ードクラッシャーだ?!」
伊「お、それでいいんじゃない?」
日「アリだな!」bグッ
朝「いいと思います。」
なんでや!なんでそんなパクリがいいんだよ!!しかもなぜ日向は木曾の真似してるんだ!
山「いえ・・・提督!それじゃだめよ!!」
よかった、真面目なやつがいてくれて・・・。
山「ここはやはり!『扶桑おねぇ様万歳!!』で行きましょう!!」
真面目な奴なんていなかったよこんちくしょう。
七「まあ、おふざけはこの辺にして。合図は『第49艦隊、陣形崩れる』だ。」
扶「なんだか・・・不吉な言葉ね・・・。」
八「おまえ・・・そーいうのはあんまり・・・」
七「まあ落ち着け。確かに”4”やら”9”やら不吉な数字に”崩れる”とかあまり戦場で聞きたくない言葉だが。だからこそ敵にバレにくいのだよ。」
確かに、敵に通信傍受されても後方艦隊のことは悟られにくいし、敵はその”崩れる”という言葉に反応するかもしれない。
七「とまぁ、合図も決まった。時間も決まった。あとは編成だが・・・」
七塚が編成を言う前に、手を挙げる者が一人。
七「・・・発言を許可。どうした、
ゆっくりと椅子から立ち上がるのは、扶桑型戦艦『扶桑』。
扶「はい・・・今回の作戦。私の様な「今回の作戦は、」?」
扶桑が意見を言いきる前に答えだす七塚。
七「今回の作戦は、足の遅い早いや、運の有無は関係ない。それに君達航空戦艦はとても優秀だ。戦艦としての大口径砲を装備し、かつ航空母艦又は水上機母艦に準じた航空機運用能力を有する軍艦。それが君達、『航空戦艦』だろ?」
そう言って、まっすぐ扶桑を見る七塚。
七「・・・頼りにしているぞ。扶桑。」
その言葉が決め手となったのか、扶桑の顔は少し紅潮し頷き、座る。
伊「アツいねぇ・・・」
日「アツいな・・・。」
時「アツいね・・・。」
立「お鍋食べたいっぽい」
荒「あらあらぁ~♡」
朝「窓を開けましょうか?」
皆が皆口をそろえてアツいアツいという中・・・
山「ワタサナイワタサナイワタサナイワタサナイワタサナイ・・・・・」ブツブツ
一人爪を噛みながら黒いオーラを出す者が一人・・・。
八「よ~し、砂糖吐き出す前に、今回の編成を言う。」
その言葉で、全員が背筋を伸ばし真剣な顔になる。
八「まず右回りは、旗艦『伊勢』とし、『日向』、『朝潮』、『荒潮』。左回りは旗艦『扶桑』とし、『山城』、『時雨』、『夕立』。この編成で臨む!」
編成を言いきると各々のメンバーが顔を合わせる。
八「お前たち、全員必ず戻ってこい!敵前逃亡しても構わん。だから必ず戻ってこい!!以上!各員解散。作戦開始時刻まで待機!」
バッ
俺の最後の一言の後、全員が立ち上がり敬礼をする。
七「必ず・・・帰ってこいか・・・。」
八「?何か言ったか?」
七「いや、何もないさ。」
俺の隣で寂しい顔をし、うつむく七塚。
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ーー『大議堂』ーー
時雨さんたちが呼ばれてからしばらくして。放送で全艦娘招集の指示があった。
今ここには私が所属している第十八鎮守府の人達以外にも、第十七鎮守府の人達もいる。
初めて見る顔が多く、少し緊張する。
そうして大議堂の隅で立っていると
?「あら?あなたはたしか・・・」
茶髪の少しボブカットで頭に角?のカチューシャを付けた人がこちらに気が付いた。どことなく長門さんに似ている・・・
流「は、はい!特務艦 流星です!えっと・・・」
陸「長門型戦艦2番艦『陸奥』よ。第十七鎮守府の秘書艦を任されている者よ。」
流「え?!失礼しました!」
陸「気にしなくていいのよ。まともに話したの今が初めてだし。」
長「む?陸奥!七塚指令が呼んでおられたぞ~!!」
突然、長門さんが陸奥さんを呼び出す。
陸「あらあら、呼び出されちゃった。流星さん?もしよかったら後でお茶しましょ?」
流「あ、はい!ぜひとも!」
陸「フフッ、ありがと。それじゃあ、後でね。」
そう言ってステージの脇にむかって歩いていく陸奥さん。
その後ろ姿をぼーっと見ていると。
?「流星さ~ん!そろそろ整列ですよ~!」
そう言われ。周りの人に誘導されつつ場所につく。
八「・・・各隊の編成は以上!最後にこれだけは言っておく。敵を深追いするな。よく自分を見て行動しろ!諸君らの命を捨てるのはいまではない!これからもない!!諸君らが優先すべき命令は、『帰って最高の笑顔をする』ことである!!以上!!!」
バッ!!
大議堂での今回の作戦の概要を聞き終え、全員が敬礼する。
私の所属は『主力攻撃隊』に任命された。メンバーは、旗艦『長門』さん、『陸奥』さん、『吹雪』さん、『綾波』さん、『夕張』さん達である。
『主力攻撃隊』・・・その名の通り、強力な火力で敵を殲滅する艦隊・・・果たして、私にその隊で任を果たせるのだろうか?
また撃てなかったらどうしよう。
また見てるだけだったらどうしよう。
また・・・恐怖してしまったらどうしよう。
色々なことを考え、不安になる。卯月との戦闘を思い出し、胸が苦しくなる。怖くなる。
その時、なぜかスカートのポケットに手が行ってしまった。
カランという軽い音がする。卯月から
『射てば射つほど強くなる』
まだいまいちその言葉の意味が分からない。
いくら筋力が上がったって、頭が撃つことを否定しては意味がないのでは?
だいたい、筋力が上がっても砲の威力が変わるわけでもないし・・・。
そんな風に考えている時だった。
?「何か悩み事?」
突然呼びかけられてドキッとする。急いでポケットから手を放し。声の主の方を見る。
陸「さぁ。行くわよ。」
声の主は、陸奥さん。陸奥さんの先には、長門さん、吹雪さん、綾波さん、夕張さん。『主力攻撃隊』の人が集まっている。
陸「団結力や各々の得意分野を再確認するために。みんなでお茶することになったのだけど・・・大丈夫?」
流「は、はい!大丈夫です!!」
陸「そう、良かったわ・・・じゃあ行きましょ。」
そう言われ。少し不安を残したまま。6人でいろいろ話合いをして、その日を過ごした。
ハァ・・・ハァ・・・ま、まにあったぁぁぁぁ・・・
赤「ギリギリですね。」
加「え?不定期更新だから別に期限とかないのでは・・・?」
いや、なんとな~く月に3話更新みたいな流れになっていたから・・・
加「ならば、『鎮守府』から離れて、『母港』や『S09地区』に行かなければよいのでは?」
加賀さんおだまり!!
赤「それと、この『もしドラ』っていうタイトルは何かしら?」
赤城さんまって!それだしちゃらめぇぇぇぇぇ!!!
感想、誤字脱字等あれば作者のテンションという名の棒がサイズアップします。
台風24号で笑顔が見れなくなる人が出ないことを大きく望みます!!