まだそんなに経ってないだろとか余裕かましてたら気づいたら年明けてました……本当に申し訳ない(メタルマン)
どんな風に書いてたのかほぼ忘れてしまったので申し訳ないのですが文字数少ない上に進んでないです……。
亀更新が続いてますが今年もよろしくお願いします!
それと、後書きの方にアンケートがありますので答えて頂ければ幸いです。
倒れ込んでくる八百万を受け止め、お姫様抱っこをする。なんとも言えない空気の中、ミッドナイトの声が響いた。
《勝者、雷麒麟!》
沸き立つ会場。それに相対するように私の熱は冷めていく。一方的な蹂躙、相手の隙を潰し戦うのは正当な戦い方ではあるのだろう。
天敵から身を守るためありとあらゆる方法を取るのはモンスターなら尚更だ。ああ、それなのに何かが物足りない。
『良くも悪くも闘争が芽生えてきているな。ふむ、我としては喜ばしいことではあるが……まだ人間の身である麒麟にはちと要らぬものか』
少しだけしんみりとしたキリンにクスリと笑みをこぼしながら、私は八百万をリカバリーガールのところへと連れて行った。
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「リカバリーガール、宜しくお願いします」
「来たね。そこのベッドに寝かせてくれるかい?」
「分かりました」
リカバリーガールの指示通りに八百万を寝かせる。外傷は無いけど、多分痛みとかはあるかもしれない。
「しんみりするんじゃないよ。二人共良く戦ったんだからね」
「はい…ありがとうございます」
頭を下げてから部屋を出る。ふぅ、と息をつくと隣に気配を感じて隣を見た。
「お疲れ様、麒麟さん」
「ありがとう」
微笑む出久に微笑み返す。その後出久は周りをキョロキョロと見た後に私を見る。
「麒麟さん次の次に始まる試合はかっちゃんと麗日さんの試合なんだ」
「ええ、分かってるわ」
「付け焼き刃かもしれないけど、かっちゃんの癖とかを麒麟さんと確認しながら戦略を考えたいんだ。少しでも麗日さんが勝てるように」
お茶子の勝率が上がる。それは私としても嬉しいことだ。だけど、それと同時に勝己が負けるのはなんとも言えない感情が私の中に生まれた。
「……勿論、と言いたい所だけど、私は協力出来ないわ」
「え……?」
驚いた表情でフリーズする出久。気持ちは分かるけどそれは無理だ。どうせなら勝己とお茶子の全力のぶつかり合いが見たい。
「私はどっちも応援してるのよ。だからどっちかに肩入れするのは無理ね」
勿論、お茶子には勝って欲しい。でも、勝己にも勝って欲しい。そう思ってもそんな事は絶対にあり得ない。だから私は見守ることにした。二人の戦いに余計な介入は不要だから。
「それじゃあ、私は先にお茶子と会ってくるわ」
「う、うん。分かった」
驚きを隠せてない出久の横を通り抜け、お茶子が居るだろう控え室へと向かう。一言かけた後は勝己の所にも行くつもりだ。
「おっ?」
「……?」
某少女漫画の如く、曲がり角をはじめとして曲がるとぶつかるシチュエーションの一歩手前で私は立ち止まる。私は目の前の大男……
「おォ…此処に居たか」
「何かご用ですか?」
「君の数々の活躍を見させてもらった。素晴らしい“個性”だね。宣言通り周りを圧倒し続けるのには驚いたよ」
「ありがとうございます。では、急いでいるので」
「君もあの緑色の癖っ毛の少年も実にいい“個性”だ。君達はウチの焦凍にテストベットとしてとても有益なものとなる」
「……そうですか」
私は足を止め少しだけ振り返る。目を細め、微量の雷を発生させて古龍の風格を出す。
「テストベットですか。それはさぞかし有益になるかもしれませんね」
「あ、ああ、そうだ。君達との戦いで焦凍は予想よりも早くオールマイトを超えることができるだろう」
「オールマイトを超える……? 何を言ってるんですか? これからの戦いで利益を出すのは私だけ。安心してくださいエンデヴァー。貴方のご自慢の息子さんは私には勝てませんから」
「一体何を……?」
「私が轟を勝たせないと言ったんです。貴方は少し考え方を変えた方が良いですよ。そんなんだから万年二位なんです」
「っ…貴様…!」
最悪の気分だ。本当に最悪だ。私と出久をヒーローが実験台呼ばわり。出久が知ったらどんな顔をするだろうか。
『ククク、ハハハハハ! よい、よいな! 見たか麒麟よあの男の瞳の奥に宿るくだらぬ憎悪と劣等感が! 久方振りにあの様な人間を見たぞ!』
キリンは愉快、愉快と言いながら再び笑い出す。今の私にはそれが少しうるさくて、眉を顰めしまった。
『む……? すまぬな麒麟。負の感情しか持ち得ぬ人間を見るのは久方振りだったのだ許せ。いや、負だけではないか……ふむ、どちらにせよ歪んでおる』
歪んでいようが、歪んでなかろうが関係ない。あんなヒーローとして終わってしまっている奴のことなんか考えたところで時間の無駄だ。余計な時間がかかったせいで控え室から出てくるお茶子とばったり会う。本当なら少し話したかったんだけど。
「お茶子」
「あ、麒麟ちゃん! 応援に来てくれたの?」
「ええ……知っての通り勝己は強いわ。でも、彼奴だって万能じゃない」
そう言って私は右手の拳を前に出す。
「虚を付けば彼奴だって反応が鈍る筈よ。頑張ってお茶子。応援してるわ」
「うん……ありがとう麒麟ちゃん!」
互いの拳をぶつけた後、お茶子はステージに向かう。勝己の所にも行く予定だったがまぁ、仕方がない。
『さて、麒麟。あの少女の戦いを見学するとしようではないか』
確かに早く席に行かないと始まっちゃう。
「急がないとね」
私は少しだけ雷を纏い走り出した。
友達がモンハン関連の小説なのに祖龍居ないの可笑しいよと言っていたのですが、居た方がいいのでしょうか?
1月24日に投票終了します!
この世界に祖龍は必要?
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当然だよなぁ?
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古塔に居たままでいいと思う