立てば石楠花、座れば牡丹、戦う姿はゴリってる!!!   作:九十九夜

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今回は長い。


因果

「おや、いらっしゃい。」

 

艶のある声がそう、自分に向けて掛けられて、思わずハッとする。

自分はいったい、何をしていたんだろうか。

どうやってここまで来たのだろうか。

そんなことを言い訳代わりに思案していると、その声の女性のすぐ横に見覚えのある美しい少女が目に入る。

 

そうだ、そうだった。自分は少女を追いかけてきたのだ。

気になって、魔が差したから。

 

「何をお探しで?・・・あ、この場合はどんなお悩みで、が正解か」

 

 

うふふと美女は笑う。

そこで、放棄しかかっていた言い訳探しを再開する。

 

たまたま見かけた少女を追いかけてきた・・・これではただのストーカーだ。

だが、自分にはそれ以外の言い訳も何も思いつかない。

この店らしからぬ店が目的・・・と偽っても残念ながら今は持ち合わせがない。

しかし、妙な意地が湧き上がっており、絶対に冷やかしなどとは言いたくない。

と自分勝手に葛藤していると笑んだままの美女が己の唇に指を置いて言った。

 

「別に理由なんていいわ。・・・ただ、貴方が来た本当の切っ掛けは、言わないほうがいいわね。」

 

ちらりと美女が隣の美少女の方を流し見る。

その仕草に顔に熱が集まっていくのを感じた。

この人には全部知られていたのだ。とてつもなく、恥ずかしい。

 

B.B(ビーツー)。お茶の用意をなさい。」

 

その一言に少女は丁寧な所作でお辞儀をして奥へと引っ込んでいく。

名残惜しいような気もしたが目の前の店主らしき女性が有無を言わせない雰囲気を醸し出していることもあり、声を掛けるのは謀られた。

いつの間にか案内されていた部屋のテーブルセットに座るよう指示され、その通りに椅子に座ると、店主はおもむろに口を開いた。

そのテーブルに、先程B.Bと呼ばれていた少女が紅茶を注いだティーセットをセッティングしていく。

 

「あなた、何か背負ってるわね。」

 

急に言われた一言に思わず「は?」と情けない悪態をついてしまった。

いきなりなんだというのだ、この人は。

 

「ああ、いきなりごめんなさい。ただこの店にこれたのはそのお陰・・・いえ、そのせいだと思っただけよ。」

 

そう言って、店主は自分の首のあたりを見つめて、目を細める。

 

「もうひとつ、いえ二つ聞きたいんだけど。貴方は男兄弟だけだと何番目?」

「ど、どうして「3番目。違う?」っつ」

 

何故自分が三男だとわかったのだろう。というかこんな質問に何の意味が・・・そんなあわただしい思考をしている自分を無視するように彼女は続けた。

 

「・・・一番上のお兄さんが事故死。それから後を継いだ二番目のお兄さんは最近強盗に刺殺された・・・で、次の番は自分だと思って役割を放棄しようと教会に頼るも無下にされて帰ってきた・・・あってるかしら?」

 

血の気が引くのが分かった。

このひとはいったい何なんだ。

どうして兄さんたちを、アレを知っている!?

 

「そう怯えなくていいわ。私に貴方をどうこうする気は無いもの・・・ただ、それの始末は早めにつけないとダメね。今のも、そう長くないみたいだし。」

「た、助けてくれっ頼むっ」

 

恥も外聞もなくその場で椅子から崩れ落ちるように土下座する。

この人ならもしかしたら、という藁にも縋るような思いだった。

 

「・・・そう。じゃあ、それに見合ったものを頂こうかしら。」

「み、見合った、もの・・・?」

 

顔を上げた俺に店主は悠然と微笑んだ。それは、傍から見れば悪い女を彷彿とさせそうなものだった。

 

「ええ、そうよ。」

「お、おいくらほど・・・」

 

その問いに、彼女は先程の笑いから幾分か軟化した笑みのまま答えてはくれなかった。

いつもならここで迷うところだが、今回は既に迷う余裕すらなく「お願いします。」と告げる。

このままだとどのみち八方塞がりなのだ。どうなろうがもう、為る様にしかならないならここで騙されたと思ってやるだけやってみようと、他人事のように自暴自棄になっていたのかもしれない。

 

「そう、なら打ち合わせをしなくてはね・・・貴方の妹さんはご在宅かしら?」

「今は寮に戻ってます。あの・・・」

「そう、B.Bあれをこの人に貸してあげなさい。」

 

俺の言葉などお構いなしに端に立っていた少女に店主が声を掛けると、少女は何やら布?のようなものを俺に渡してきた。

手に乗せられたものを改めて見てみると、それは何の変哲もない白いリボンだった。

とは言っても大体のリボンに見られるような化学繊維特有の光沢は無い。が、かなり作りこまれているらしく手触りも何もかもが恐ろしく良い。かなり上質なものなのだろう。

 

「これを妹さんの部屋から例の箱・・・棺のところまで垂らしておきなさいな。そうすれば明日の朝には全て終わるわ。・・・それから三日後に此処にその棺を持ってきなさい。くれぐれも妹さんに触らせてはだめよ。」

 

その言葉に頷いて店を出る。

これで、これでやっと・・・!!

お代は終わってからでいいわ。という店主の言葉を背に俺は走って家に帰った。

 

 

 

―――――

 

 

「瑩子さん。先程の方の案件ってもしかして・・・。」

「ああ、流石に気付いた?そうよ、あの時の棺の方ね。」

「じゃあ、中身は・・・」

「そ、彼ね。とは言ってもこちら側に封入されてるのは何でもない聖遺物だけど。」

「・・・。」

「うふふ、そんなにむくれないの。大丈夫。彼を好きになんてあの子たちじゃ無理よ。・・・たぶん、たまたま見てしまった首に魅入ってしまったのね。・・・それとも棺の方がストック欲しさに彼女を魅入ったのかしら。後はあの人と包帯が何とかしてくれるわ。」

 

鏡を持ってきて頂戴。と言ってはけていく少女に手を振って、店主、四方瑩子はぽつりとつぶやくように言った。

 

「もっとも、彼はともかく棺の方は彼女を逃す気なんて更々ないでしょうけどね。」

 

はーほんと懐かしいわねーと言って彼女は一つ伸びをした。

此処にあるのは既に未来(こちら)の軸のものであり、過去に送ることはできない。

が、恐らくこうして時間が混じったという事は今からくる方が過去に行くべきものなのだろう。

 

「ま、為る様にしかならないわよね。」

 

 

 

***

 

 

 

時を遡って(元に戻して)

 

 

 

「ヤダ!!あれ素敵!あの陶器はいくらくらいするのかしら」

「へー思ったよりも人来てるのね。」

「や、あの、二人とも、頼むからもう少し大人しくしてて・・・。」

 

 

教授と友人の手綱を握るのに四苦八苦している瑩子の前にするりと人を縫うように和装の夫人が現れる。

 

「あ、日紗子さんっご無沙汰してますっ。」

「あら、誰かと思たら瑩子ちゃんやないの。おおきなったねえ。」

 

後ろの疑問符を浮かべていそうな二人に夫人・・・日紗子を紹介する。

 

「こちらは私の叔母にあたる桜井日紗子さん。日紗子さん。こっちはお世話になってる志鳥ピリカ教授と友人で同期生の明石暁さん。」

 

「どうも、文学史学科で教授をしています。志鳥ピリカです。」

「ははは初めまして、明石暁です!!」

 

まるで観察するかのように無機質な眼光を晒す志鳥教授に、それとは打って変わって緊張が表に出ている明石。

そんな対照的な様子の二人に気後れすることも、逆に気分を害しているわけでもなくにこりと日紗子は微笑んだ。

 

「まあまあ、これはこれは丁寧に・・・改めて、桜井日紗子いいます。今日は姉さんの遺品の件で?」

 

罰が悪そうに瑩子が頷くとゆっくりと日紗子が左右に首を振った。

 

「あれはもう片付けたほうがええね。・・・ここの人たち縁がなさそうやし・・・。」

 

あのまま受け取っても、たぶん合わへんよ。という日紗子の言葉に素直に頷いた瑩子は人が少なくなるのを待って撤収作業に入った。叔母の言う事に従った方がいいという事は幼少期の経験から瑩子にとっては当たり前の事であった。

それを見てぎょっとした様子の二人は慌てて片付ける瑩子を止めに入る。

 

「ちょっ待ってよ。四方さん。私まだ全然見てないんだけど!!」

「他はどうでもいいけど棺と本売って!!」

「あー・・・説明は後でするんで取り敢えず片付けさせてください。」

 

そんな言い合いをしているとまた別の方から叔母ともう一人、聞き覚えのない男の声が響いてくる。

 

「やあ、久しぶりだね。日紗子くん。」

「あら、遠坂さんやないの。久しぶりやねえ。」

 

挨拶は和やかに、されど、同時に一触即発とでも言うべき緊張が、当人たちだけでなく周囲にも走る。

 

「お姉さん・・・月詠さんの遺品はもう・・・?」

「ええ、売れはりました。もう目ぼしいもんは何もあらしまへん。」

「ほう・・・。」

 

状況が読めない瑩子は観察に徹していた。

遠坂という若作りの男は真っ赤なツーピーススーツに恐らく天然ものの宝石がつかわれているであろう留め具の付いたタイを付け、同じように取っ手に宝石の付いたステッキを持っていた。

髪、髭ともにその面貌を縁取るそれは明るめの茶髪で、瞳は緑。日本人にあるまじき精悍な国籍不明な少し角ばった印象の顔立ちを見るにゲルマン系の血が入っているのではなかろうか。

そんな頭からつま先まで意図的に「完璧さ」を強調していながら、何故ステッキだけはカットも碌々されていない不格好な宝石が鎮座するような形のものを使っているのか、瑩子は不思議でたまらなかった。

そんな視線に気が付いたのか、瑩子の方に遠坂氏が歩いてくる。

訝し気にその行動を見ていると瑩子の前あたりで止まって腕を伸ばしてくる。

腕を伸ばした遠坂氏は・・・そのまま瑩子の後ろ、正確にはそこに立てかけるかのように置かれた件の棺に手を当てた。

 

「ふむ、なかなかに良いものじゃあないか。充分目ぼしいものだよ。これはいくらだい?」

「それは」「ちょーーーーっとまったあああああ」

 

渋りつつも何かを言おうとした日紗子を遮って、自分が目を付けたものを奪われたくない明石が声を上げる。

 

「それはあたしのよ!!なに横やり入れて来てんの!おじさんっ。」

 

「お嬢さん、の?」と戸惑いやらなんやらで怪訝そうに顔を歪めた遠坂氏がじっと明石を見る。

 

「せや、遠坂さん。それは明石さんに既に売約済みなんよ。すんませんなあ・・・それにしても遠坂さん、もう例の物は届いた聞きますけど・・・そんでわざわざうちに冷やかしに来られるなんて、ほんともういけずやわあ」

「おや、もう耳に入っていたのかい?相変わらずだね。確かに既に届いているとも。だが、もしもという事があるだろう?何事も、保険を掛けなくてはね。」

「・・・。」

「お嬢さん。どうだろう。私に少し、ほんの少し間だけその棺を貸してはいただけないかね?もちろんそれなりの礼はさせてもらおう。」

「明石さん。無理せんといてええよ?」

「・・・。」

 

二人の必死さと気迫の前に黙っていた明石が口を開いた。

 

「いいですよ、ただし、条件があります。」

 

 

 

***

 

 

「―――祖には我が大師シュバインオーグ。」

 

 

「・・・なんかさ。」

「うん、言わないで。」

「・・・私たち、場違いじゃね?」

「わかってるわよ、そんなこと。」

 

あの後、明石は貸す代わりに何に使うのか見ていてもいいことを条件に遠坂さんにあの棺を貸した。

少し考え込んだ遠坂さんはその場でOKを出し、今に至る、のだが・・・。

並べられた燭台に部屋の中央には何かよくわからない円形の・・・魔法陣?らしきものが描かれている。その中にはこれまたよくわからない石みたいな干物みたいな何かが鎮座しているわけだが・・・。

 

「誰だよ。なんちゃらオーグなんて私知らんぞ。」

「ブツブツ・・・ブツブツ・・・。」

「で、この絶賛ぜってーちげーだろって感じの呪文()唱えてる奴は。」

「・・・そういえばこの人最近カルトにのめりこんでるとかで・・・。」

「カルト。」

「これに乗じてなんか召喚したりとか・・・?」

「召喚。」

「道行く人を熱心に勧誘してるとかで・・・。」

「ただのヤバい奴じゃん。」

 

何それ、教授がヤバいやつとかこの状況で知りたくなかった。

なんてことを言っていると後ろで何やらガサゴソと物音が聞こえる。

明石とイッセーのーせで後ろを見ると後ろにいた神父(お弟子さんだそうだ)さんが何やら隠れて咀嚼していた。

 

「おい、神父さんもぐもぐタイムだぞ。」

「ヤバいこれまじめにやってんの遠坂さんとうちの教授()だけだ。」

「あ、神父さん食いモン隠した。」

「口の端についてんだけどあれ教えたほうがいいの?」

「や、もしかしたら突っ込み待ちかもしれん。」

「こんなドシリアスまっしぐらっぽいところで突っ込みとか勇気ない。」

「なんか零れ・・・っ目がっ目が焼ける!!」

「・・・やばいくらいの異臭放ってんだけど、よく気付かれないな、麻婆豆腐。」

「や、違うよ。よく見て見なよ遠坂氏涙目じゃん。きっと空気読んで何も言わないんだよ。」

 

訳の分からない儀式()をこうして現実逃避気味に見ていた私たちを尻目に遂に儀式()はラストスパートらしく遠坂氏が一際力んだ声で「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」とおっしゃっていた。

いやいくら力んでも来ねーよ天秤の守り手(んなもん)()。

しかも時臣さん何度か詠唱()中咽てた。

「聖杯のゲッホッ寄るべに従いゲホッ、このゴホッ意、この理にゲエッホゲホッ従うガッならば応えよ」

・・・みたいな感じに。たぶん後ろの神父さんが食べてた麻婆が原因ですわ。

因みにその度に「時臣氏っぶなん・・・っとグホッおいた、わ、し・・・ぐふっ。」って苦しんでるのか笑ってんのかわかんない感じに神父さんが麻婆食べながら言ってたんだけど。いやあんたら味方同士じゃないの?

 

いつの間にか魔法陣()からなんか聖闘士星矢かなんだっけあの・・・刀が楽しそうなの・・・あの・・・あれ。そうだ!刀剣コレクション・・・あれ?なんか違うわ・・・まあいいや。その刀剣なんちゃらに出てきそうな金きらなヤンキーが出てきた。あのヤンキー、アメフトに憧れてたんかな?肩パットやかんみたいな大きさだけど。

あとどうしてトサカヘアーにしたよ。絶対下ろしてた方がいいよ。イケメンがちょっとアレな感じになってるよ。

え?あれがサーヴァントなの?あんな可哀そうなヤンキーが!?

 

うん、まああれだ。サーヴァントという名の残念なイケメンが出てきた。

超痛々しい。明石も私の横でなんか可哀そうなものを見る目で奴を見ていた。

 

いや、遠坂氏。あんた何でそんなに平伏してんの?そいつサーヴァントでしょ?サーヴァントって召使って意味だよ。ねえ、言葉分かる!?サーヴァント()に平伏するマスター()なんてどうよ。字面的に。役割知らんけど。

 

「では、次は君の番だね。」

 

頭に疑問符を浮かべる私を前に「君は月詠さんの娘らしいね。期待しているよ。」「月詠さんはね・・・。」と私のお母さんの話を延々と話すこのヒゲ(もう面倒だからヒゲでいいや)は着々と場を整えている。

「や、あの。私は・・・」と遠慮しようにも「君のその手の包帯の下は令呪と呼ばれるものでね・・・今回の戦争の参加権のようなものさ・・・。」お母様はきっとご自身で出るつもりだったから君には話さなかったのかもしれないね・・・でもお母様の意思をついで・・・とかまた勝手な語りが始まる。

いやいやいや、何言ってっかわかんないけどこれレージュとやらじゃないから!!

ただ単にすっころんで派手に手え打って、でかい青あざできて恥ずかしいから包帯まいてるだけだから!!

 

助けてくれの意で周りを見ていると明石は即座に目を逸らし、教授()はヤンキーに夢中。

ヤンキーはなんか超ムカつく顔でニヨニヨしながらこっち見てた。

神父さんは・・・もぐもぐタイムリターンズやった・・・。

ちくしょう!!やりゃーいーんだろやりゃあよ!!

女は度胸じゃ!!

腹を括ってヒゲの用意した本を読んでいく。

いつの間にか魔法陣と一緒に用意されていたのはあの曰く付きの棺だった。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」

 

「―――――Anfang」

 

「――――――告げる」

 

「――――告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。 汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

また、まばゆい光に包まれる。

 

煙が晴れてそこにいたのは―――。

 

「サーヴァント、アサシン。召喚に応じ、馳せ参じました。・・・貴女が私の、マスターですか。」

 

アサシンという名を全く感じさせない全身を甲冑で包んだ美男子だった。

思わず全員が全員唖然とする。

思わず私は心の中で叫んだ。きっともういろいろありすぎてキャパがオーバーし、深夜テンションだったこともあるだろう。

 

―――まともな王子様系イケメンキターーーーーーー!!!!!

 

このすぐ後にその王子様()の首が取れたりとかしたが私は全然気にならなかった。

なんせ、その人の反応がこの場にいる人々(明石除く)のなかで一番まともだったから。

パンドラの箱の中身の最後が希望ってきっとこういう事だろう。

 

―――こうして私、四方瑩子は第四次聖杯戦争に参加することが、図らずも決定してしまったのであった。




一応軸は未来→現在。

棺の入手は実は未来でのことで、何らかの手段を使って入手した棺を過去に流した。

そのため未来軸の時点では一時的ではあるが同じ棺が同時に二つ存在することになる。

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