コードギアス 白蛇は勘違い   作:砂岩改(やや復活)

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バブみを感じるわぁ…

「なぁ、ミレイ」

 

「なに?」

 

「俺はお前の後輩だよな」

 

「そうね」

 

 どうも皆さん薫です。突然ですが俺はミレイの膝で眠っていました。まぁ、自分がしてほしいとかそんなことは言っていない。昼寝して起きたらこうなってただけだ。

 

「他の奴に見られたら、俺の百合疑惑がさらに上がるんだが?」

 

「じゃあ、女の子は嫌いなの?」

 

「大好きだな!」

 

 モチのロン!だって俺は心は男ですからね、女の体になってしばらく経つけどこればっかりは譲れない。

 

「じゃあ、良いじゃない!」

 

「お前に懐疑の目が向けられるのが嫌なんだよ」

 

「私は別に構わないわよ。むしろ、謎のある会長なんてロマンじゃない?」

 

 なぜか一層元気になるミレイを見てため息をつく。本人がそういうならそれでいいが。向こうは完全にこっちをからかってるのは丸分かりだ。

 

(なんか、弄られてばっかりって言うのも癪にさわるな…)

 

 そう思った薫はミレイの腹に顔を埋めて抱き締める。

 

(バブみを感じる…)

 

 女性とのスキンシップは苦手なのだがミレイは別である。いつも抱きつかれたり触られたりしているせいで彼女に対してだけはこうして強く出る事が出来るのだ。

 

「ちょっとくすぐったいわよ」

 

「……」

 

 慌てるミレイに対して薫は遠慮せずに強く抱き締める。女の子同士ってこんなことするんでしょ?(完全なる偏見)。

 

「…なにかあったの?」

 

「いや、なにもないさ…」

 

「無理は駄目よ…」

 

「わかってるさ…」

 

 人肌ってのは良いもんだ。今になってあの時の潜入作戦が怖くなってきた。自覚は無かったが今まで緊張してたらしい。

 

「ミレイといるとホッとするな」

 

「そう?もっと甘えてもいいのよ」

 

「もうやめとく…」

 

 なんか違うモードになってしまったせいで急に恥ずかしくなってきた。すぐに腹から離れると立ち上がる。その際に彼女は少し残念そうだったが気にしないでおく。

 

「じゃあ、みんなが来る前に仕事を用意しないとね!」

 

「ミレイ?」

 

「あれ?」

 

 立ち上がったミレイだったが急にふらつく。膝枕のせいで足が痺れていたのだろう。というかこっちも寝起きなので足元が確かじゃない。

 

(男の意地!)

 

 ここで彼女に怪我をさせては男としての面子に関わる。無事にキャッチしたのはいいがそのまま机と椅子に激突。

 

「いっつぅ!」

 

「大丈夫!?」

 

 ミレイは無事だったがこっちは色んな所を打ってメチャクチャ痛い。おかげで目が完全に覚めた。痛がるカオルを心配するミレイ。

 

「大丈夫、怪我はないか?」

 

「えぇ」

 

「それは良かった」

 

 手を取り立ち上がらせるとミレイに湿布を背中に張って貰う。

 

「そういえばミレイに話があるんだ」

 

「え、なに?」

 

 話を終えた頃にはリヴァルたちが生徒会室に到着。いつも通りの作業に進むのだった。

 

「遅れました」

 

「遅いじゃないルルーシュ。なにしてたの?」

 

「色々としてました」

 

「またまた、そうやってサボってたんでしょ」

 

 生徒会の仕事を行っていると遅れてルルーシュが登場。待ってましたとばかりにミレイが席を立つ。

 

「ここでお知らせがあります!」

 

「なんですか急に?」

 

「また追加ですかぁ?」

 

「違います!」

 

 ルルーシュとリヴァルは興味ゼロで答えると彼女は少し怒ったフリをしながら話を進める。

 

「カオルの推薦で新たに生徒会に参加してくれる子が居ます。今日は部活でいないけどね」

 

「誰なんだ?」

 

「シャーリーだよ」

 

「あぁ、薫といつもいる」

 

「そうだ」

 

 実は先日。シャーリーを生徒会に勧誘した。彼女も薫と一緒に帰れるしと了承してくれた。こちらの本命としてはルルーシュと親密になってほしいからなのだが。そこは黙っておく。

 

(これでシャーリーも生徒会入り。原作メンバーがついに揃ったか…)

 

 着実に原作の開始が近づいてくる。それまでになんとしても作戦を成功させなければ。

 

ーーーー

 

「なるほど、やはり政庁内で何かしらの実験を…」

 

 生徒会の仕事を終えて帰宅した後。薫は桐原と話をしていた。

 

「うむ、クロヴィスが主動で進められておるらしい。なんの実験かは分からなかったがの」

 

 俺個人としてもC.Cの実験内容はよく分かっていない。C.Cは不老不死らしいのでそれに関係した実験ではあるだろうが。

 

「詳しくは分からんが何人かが特殊なケースに閉じ込められておるらしい。現在、よく使われておるのは二つらしいが」

 

「よくここまでの情報を。ありがとうございます」

 

「いや、政庁に侵入するための用意も送っておく」

 

「ありがとうございます」

 

 キョウトの情報網を持ってしてもここまでが限界か。いや、ここまでよく集められたと言うべきか。

 

(やっぱりこの目で見るしかないか…)

 

 だいたいの場所は絞り込めている。それならなんとかなるだろう。

 

「日本のトップとして顕在する政庁に侵入か…」

 

 ジェシカの定時連絡では組織は現在。大改革の途中でまだ行動するには少し時間がいるというし…。

 

 無理矢理盗み出しても映画の最初あたりみたいに軍に追いかけ回されてしまう。

 

(中身だけこっそり盗み出すしかないか…)

 

 スニーキングミッションなんてやったことがない。メタ◯ギアでも即刻敵に見つかるぐらいだったからな。

 桐原もなんとか準備はしてくれるらしいが…。

 

「むずかしいなぁ…」

 

 

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