コードギアス 白蛇は勘違い   作:砂岩改(やや復活)

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ちょっとダイジェスト気味にお送りしております。





ゼロの初舞台だけど当事者じゃないから裏でウロウロすることしか出来ない

「ナナリーは寝かしつけたのか?」

 

「あぁ、不安そうにしていた」

 

「まさか、スザクが人身御供として吊し上げられるとはな」

 

 スザクのニュースを見た夜。ナナリーを寝かしつけたルルーシュはリビングで待っていたカオルと話をしていた。

 

「お前、スザクが生きてること知ってたな」

 

「知っていたが知らなかった。生きてるなんて思ってなかった」

 

 シンジュクでスザクに会ったのは分かっているがシラを切って知らないフリをする。

 

「どうする。スザクが処刑されるのを見過ごすのか?」

 

「そんなことはさせない!」

 

「手伝うぞ」

 

 スザクの救出作戦は俺にとっても大切なイベントだ。原作通りに動くのなら介入しない方が良いのだろうが中身のカオルがざわついて仕方がない。

 

「薫…」

 

「助けるんだろ?俺も手伝ってやる。血にまみれようが死のうが構わない。俺にも手伝わせてくれ」

 

「っ、駄目だ。お前まで巻き込むわけにはいかない!」

 

「ははっ!」

 

 結構真剣に言ったというのに全力で拒否されてしまう。だが

ルルーシュの反応に対して俺は思わず笑ってしまった。

 

「何がおかしい?」

 

「その言い草。スザクの件に介入するって言っていると同義だぞ」

 

「っ!?」

 

 ルルーシュと肩を組むと顔の距離をゼロにする。おでこをぶつけ、目を見る。

 

「ルルーシュ、頼む。役に立たないかもしれないけど俺もスザクを救いたいんだ。例え、血にまみれても…」

 

「薫…。分かった、手伝って欲しいことがある」

 

「ありがとう」

 

ーーーー

 

「この携帯を東京タワーの受付でカレン・シュタットフェルトの落とし物と言うことで届けてくれ。時間は指定通りにな」

 

「それだけでいいのか?」

 

 翌日、朝にクラブハウスに呼び出された薫はルルーシュから携帯を受けとる。

 

「あぁ、それと。お前なら分かるだろうから言っておく。その後、テロリストが現れるだろうが一切関わるな」

 

「嫌だと言わせてくれるか?」

 

「これは俺の問題でもある。薫を巻き込みたくない、俺の大切な友の一人として…」

 

 泣きそうな顔をするルルーシュにこっちも思わず泣きそうになるが堪える。ルルーシュはあくまでも一人で背負おうとしてるのだ。現時点では彼の思いを無下にはできない。

 

「分かった。でも覚えててくれ。お前の理解者は俺だ。お前が困ったとき、苦しい時、俺を頼ってくれ」

 

「…ありがとう」

 

 ルルーシュに抱き締められる、彼も内心一杯一杯なのだろう。彼には母はいない、ずっと頑張ってきた。だからこそ、俺程度で少しでも楽になるのなら俺は命を掛けてやる。

 

 親友として。

 

ーーーー

 

「ミレイ、悪いけど今日は…」

 

 そして放課後、生徒会を休むと告げるために生徒会室に訪れたが誰も居なかった。

 

「ニーナは居たみたいだな…」

 

 生徒会の隅っこ、ニーナ専用のデスクに置かれたパソコンを見る。彼女はいつもここで何かの研究をしている。こんなことならそう言う学校に行けば良かったのに。

 

「ウラン235?」

 

 何故だろう、どこかで聞いた気がする。なにかの素材だったか、結構シリアス系の洋画とかで名前を聞いた気がするが…。

 

「まぁ、いいか」

 

 思い出せないのは仕方がない。悩んでいてもあれなのでさっさと東京タワーに向かうことにした。

 

ーーーー

 

「これ、落とし物なんですけど」

 

「はい、携帯ですね。心当たりはありますか?」

 

「えぇ、カレン・シュタットフェルトって子なんですけど。どこにいるのか分からなくて」

 

「そうですか、ありがとうございます。すぐにお呼びしますね」

 

 受付に指定の携帯を渡した俺はすぐにその場を離れる。念のために手袋をして指紋も残していない。

 

(さて、こっちも動くとするか…)

 

「伊丹、枢木スザクの件だが」

 

「白蛇さま、どうされるおつもりですか?」

 

「無論助けるさ。だが俺たちじゃないがな」

 

「はい?」

 

ーーーー

 

「ナイトポリスを?」

 

「あぁ、その中に紛れてお前が判断して援護するんだ」

 

「判断って…」

 

「ヤバそうなら助けてやれ」

 

 スザクが移送される通りはブリタニア軍が固めるがその下は警察が警備している当然ながらナイトポリスもで張ってくる。アニメ通りならルルーシュたちは下に降りてくるはずその援護をライに恃んでいるのだ。

 

「薫は?」

 

「昔馴染みに会ってくるのさ」

 

 スザクと学園で再会する前に確かめたいことがある。ルルーシュが助け出した後、スザクは一人でブリタニアサイドに戻っていくその時に接触したい。

 

「薫って枢木スザクと知り合いだったんだね」

 

「あぁ、愛しい愛しい幼馴染みさ」

 

「ふーん」

 

 まぁ、こっちには記憶が一切ないんだが仕方がない。

 シンジュクゲットー付近の監視カメラと公衆電話の位置を確認しておく。こんなところで無様に姿を見られるわけにはいかない。

 

「さて、頼むよ。ライ」

 

「分かった」

 

 こちらはあくまでも裏方に徹する。まだルルーシュに俺の存在を知られる訳にはいかないからな。

 

ーー

 

 そしてゼロの初めてのショーが幕を開けた。毒ガスのブラフとオレンジ疑惑。二つの爆弾を納めたゼロは見事に枢木スザクを助けだしその場から飛び降りる。

 

「飛び降りた、やはり仲間が」

 

 下で待機していた扇がなんとか受け止めるもキューエルがハーケンを使い扇に照準を合わせる。

 

「馬鹿者、警備網のど真ん中で!」

 

「今かな?」

 

 キューエルのライフルが火を吹く直前。下で警備をしていたライがナイトポリスのリボルバーで狙撃。キューエルのライフルを弾き飛ばす。

 

「え?」

 

「なに?」

 

「キューエル卿。私の命令に従えないのか?これ以上の行為は処罰の対象となる。いいか、全力をあげて奴らを見逃すんだ!」

 

 こうしてゼロの初舞台、オレンジ事件は終息したのだった。

 

ーーーー

 

「そろそろかな?」

 

 シンジュクゲットー外縁。そこにはバイクに股がり、フルフェイスのヘルメットを被ってスザクを待っていた。ルルーシュたちの位置も把握している。そこから最短でゲットーを出ようとすればここにたどり着く筈だ。

 

「来たか、枢木スザク…」

 

「君は…誰だい?」

 

 姿を表したスザク、明らかにこちらを警戒している。無理もないこの状況なら誰だって警戒する。

 俺はヘルメットを脱ぎ捨てて改めてスザクと向き合う。バイクから降りて顔がよく見えるだろう位置まで移動する。

 

「スザク…俺を知っているか?」

 

「あぁ、薫…」

 

「あぁ、俺は佐脇薫だ…」

 

「薫!」

 

 次の瞬間、薫は押し倒され固いコンクリートに叩きつけられる。

 

「会いたかったよ、薫!」

 

(なんか思ってたより激しめだな!)

 

 質問 スザクと再会したらどうなる?

 

 結論 会った瞬間に押し倒され抱きつかれました

 

 ホワイ?

 

 

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