みなさん、平成最後投稿をされてたので急いで書き上げました。
本格的な投稿はまだ先になります。申し訳ありません。
間幕 序
「吉報です。極東事変にて行方不明となっていたナナリー・ヴィ・ブリタニア皇女殿下が生きておられました。」
タンカーに設置されたテレビを見つめながらお手玉をしていた薫は嫌な顔をする。これでナナリーは正式にブリタニア側へと渡ってしまったと言うことだ。
「キョウトが人質としていたようですが先日のブラックリベリオン失敗によるグループ壊滅に伴い、シュタットフェルト家の協力を得たカラレス公爵が皇女殿下を救出したとのことです」
「お疲れ様です」
「あぁ、遠近感は大方掴めたがやはり片目はダメだな…」
お手玉を使ってリハビリをしていた薫はジェシカのいれた紅茶を飲む。元々タンカーに積まれていたものでブリタニア産だが美味しい。
「ナナリーは捕まえられず。ゼロはスザクに捕まったか…」
「その功績を認められ、枢木スザクはナイトオブラウンズに任命されるとの報道も上がっていますね」
行政特区で保護した赤子は薫の背中でおやすみ中だ。彼女の背中が気に入ったらしくよく寝ている。薫も拾った手前、ほっとけずにずっと背中に乗せているのだ。
「ナンバーズの英雄。これで、あいつは本当にブリタニア恭順派の象徴になったわけだ」
「英雄を売って出世した英雄ですか」
それに加えてスザクは日本人を虐殺したユーフェミアの騎士でもあった。日本人は心底スザクが憎いだろう。
「そうだな、これまで以上にスザクは羨望と憎しみを自身に集めて生きていくんだろうよ」
悲しい生き方だ。彼はずっと後悔を背負って行くのだろう。彼の帰るべき場所を俺たちは奪ってしまったから。
「ミレイ……」
ふと思い出す明るい笑顔。ただひたすらにその笑顔に癒されたかった。
ーー
帝都ペンドラゴン。ナイトオブラウンズが一同に会するその場の扉を開いた人間がいた。ナンバーズの英雄《枢木スザク》ラウンズは彼を値踏みするように静かに見つめる中。ブラッドリーの投げつけたナイフに向けて飛翔する。
「あぁ、やっぱり君が新しいナイトオブラウンズか」
「はい、この度ナイトオブセブンを拝命いたしました枢木スザクです。よろしくお願いします」
何事もないようにナイフを受け取ったスザクはナイトオブラウンズの集まる席にゆっくりと足を運ぶ。
「ナイトオブテン、ルキアーノ・ブラッドリーだ。シュナイゼル殿下の特別派遣嚮導技術部に居たそうだが、そのコネを使ったのか?それとも虐殺皇女ユーフェミアの…」
ブラッドリーの相変わらずの減らず口にジノが立ち上がり制止させる。
「ブラッドリー卿。言葉には気を付けてください、ナイトオブスリー。ジノ・ヴァインベルグ、よろしく」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
「久しぶりだね。スザクくん」
「お久しぶりです。ヴィヨネット卿」
ジノによって和らいだ空気。それに便乗してシュンも話しかける。彼も気さくな雰囲気を出しながらスザクを見つめる。
「君ならナイトオブラウンズになれると思ってたよ」
「それほどの実力なの?」
「俺並みかそれ以上かな、俺なら正面からは殺りあいたくない」
彼の隣に座っていたモニカもその言葉でスザクの見る目を変える。
「それは頼もしい。まぁ、エリア11ではコーネリア殿下も認めていたんだろう。やっとマンフレディの穴が埋まったな」
軽快に笑うアネット。マンフレディもいれば一緒に笑っていただろう。
「まぁ、そう言うことだ。あんまり虐めるなよブラッドリー卿」
「随分と偉くなったもんだな狂犬。私が人殺しの天才だと忘れたか?」
「正面から捩じ伏せてやるよ」
「面白い…」
敵意剥き出しの二人に戸惑うスザク。そらを見てジノは笑みを浮かべながら歩み寄る。
「まぁ、気にするな。いつもの事だからさ」
「そうですか…」
「固いな、もっと柔らかくていいんだよ!」
「ありがとう…」
ーーーー
「そう、薫は海外に…」
「うん、ユーロピア方面に脱出するって連絡があってそのまんま…」
ライたち残留組はなんとか逃げ出し現在は白蛇グループの本部に身を寄せていた。このウラヤスゲットーの本部ならナイトメアの整備に必要な物資、施設が残っている。
さらにツァーリの情報操作により疑惑にも上がっていないだろう。そこを終結地点にして様々なルートで残党が集まってきていた。
「ここは安全と言ってもこれだけ派手に動いてはいずれ察知されてしまうぞ」
「そうですね。卜部さんの言う通り、この場所を過信するのは良くない」
なんとか気を持ち直したカレン。それとライ、卜部が残党軍の実質的な指揮官になる。正直なところライも薫が居なくて不安であったがこの状況を打破しなければならない。
「この施設のおかげで一応、紅蓮は戦えるようになったけど」
「ラクシャータが中華連邦に逃げちゃったからね。仕方ないよ」
現在の紅蓮はライの月下から移植された輻射波動を装備しているがライは代わりにサザラーランドの右腕をつけられ不安定な常態だ。
「とにかく、我々の目的はC.Cの捜索だ。戦闘区域から退避しているはずだしゼロと近しい関係だった。ゼロの奪還はそれからだな」
「そうですね」
卜部の言葉にライも賛成する。とにかく行動せねばこの組織は潰れてしまう。
(薫に連絡を取るのはもう少し後だね)
薫との連絡手段は持っているがほとぼりが冷めてからだろう。ライはそう思って通信機を懐にしまうのだった。
ーー
「薫…」
ブリタニア軍に保護されたミレイたちは事情聴取の為に本国に送られることとなった。
「無事よね…」
あの戦いから彼女は姿を消してしまい会えなくなったのが寂しかった。
最愛の彼女が傷ついて行くのをただ見つめることしか出来ないミレイの心中は察するに余りある。だが約束したのだ、待ち続けると…薫が羽を休める場所になると。
(例え何年たっても貴方を待ち続けるから)
箸休め話のアンケート。幻のストーリーを見せちゃいます!皆さまのおかげでここまで来れた訳ですがこれまでの話でボツになった話をお見せします!ちなみに本編のお相手はミレイですが他のキャラのルートもしっかりありました。そのままお蔵にするのは勿体ないので公開するためのアンケートを取ります!
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王道のルルーシュ√
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手堅くスザク√
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みんな大好きライ√
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え!?まさかのC.C√
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いや!全部見せろ!