少し余裕が出来たので投稿。
最後の方に皆様に対してのアンケートみたいなものもありますのでよろしくお願いいたします!
ブラックリベリオンから二ヶ月が過ぎた頃。白蛇が乗ってきたタンカーがユーロピア軍の秘密軍港に停泊した。休憩を挟んだとはいえ、彼女たちが地面に足を着けたのは半月ぶりであった。
「ようやく、ユーロピアか」
「なかなか、骨の折れる旅でしたね」
右目の傷はすっかりと塞がっているが見苦しいためにバイザーを装着している。仮面は砕けてしまい半分しかない、まだバイザーの方が顔を隠せる。
「白蛇隊の皆様ですね。スマイラス将軍より聞いております。どうぞこちらへ」
「あぁ、じゃあ。ジェシカ、頼む」
「分かりました」
薫とクリミア、桐原はスマイラス将軍に挨拶に向かうのに対してジェシカたちは向こうが指定した基地に向かって移動することになっていた。
積み荷を満載にした無頼やサザーランドたちが指定された場所まで移動を開始する。ジェシカは白夜叉に乗り込み目的地まで移動を開始するのだった。
「めんどくさいな…」
「仕方あるまい。こちらは向かいいれて貰っておる身。誠意は見せんとな」
「桐原さんの交渉のおかげですよ。お陰で、ナイトメアの修理だけじゃなく新型の製造も出来ます」
リムジンに乗り込んだ三人は数人の侍女隊メンバーを引き連れてユーロピア軍の本部に向かう。
「白蛇、私は貴方に最高の機体を渡したつもりだったわ」
「白夜叉はいい機体だ。それは俺が保証するが?」
「いや、私はまだ最高に至らない事を日本で思い知らされたわ」
MVS、ヴァリス、ブレイズルミナス、輻射波動それとフロートシステム。あんなものを見せつけられて黙っていられるほどプライドを捨ててはいなかった。
「私は天才を踏み台にして作り出して見せる!究極のナイトメアを!」
彼女は技術革新を行えるほどの天才ではない、だが彼女も科学者だ。天才たちの知識を使って越えて見せる、天才たちを。
ーー
そして薫たちがユーロピア軍の本部についた頃。ジェシカたちも指定されたポイント、古城に到着していた。
ヴァイスボルフ城。それがジェシカたちが逃げ込んだ基地の名前であった。
「これが基地ですか…」
外見は完全に古城。だが所々に手を加えられたような痕跡もあり最新設備も見える。ただの城ではなさそうだが…。
「あれが通知にあった白蛇隊ってやつかぁ」
副司令官であるクラウスは眼下に映る敗走兵たちを見ながら酒を呷る。
「厄介なものを押し付けられたわね…」
「どうすればいいんだろう…」
ソフィがため息をつく他所でジョンはわずかに怯える。
「なんてひどい状態のナイトメアなの…」
その中でクレマンはボロボロのナイトメアを見て悲しむ。彼女もつい先日。自身の手掛けたナイトメアを大量に失っていたためについ同情してしまったのだろう。
ヴァイスボルフ城の人々が見守る中、ジェシカたちは取りあえずの目的地に到着し、一息つくのだった。
ーーーー
「こちらの先です」
「ご苦労…」
スマイラスの執務室に案内された薫たちは先にある部屋に向かうと反対の方向から二人組の男女が姿を現す。金髪の美しい少女と青髪のクールな少年。
(日本人か?)
一瞬だけ目が合ったので微笑んでおく。すると少年は少女を庇うように前に出た。
(まぁ、こっちは不審者だしな…)
警戒するのは当たり前だと思った薫はそのままスマイラスの執務室にお邪魔することにした。
ーー
「どうしたのですか日向中尉?」
「いえ……」
バイザーに黒スーツと明らかに怪しい人物。彼女と目が合った瞬間。彼、日向アキトはとてつもない悪寒に晒されたのだ。獲物を睨む蛇のような視線。
ユーロピア軍の関係者はあり得ない彼女は人を殺し慣れている人間の目だった。
「この後の予定ですが。ナルヴァ撤退戦の成功記念パーティーがテュイルリー宮殿にて行われます」
「成功記念パーティーですか…」
「司令?」
「いえ、ありがとうございます。日向中尉、それでは行きましょうか」
「はい」
ーー
「目を見せられぬご無礼をお許しを人目には曝せぬ顔ですので…」
「うむ、まさかあの黒の騎士団のナンバー2が女性であったとはな。世の中、才覚のある者は世に出るべきして出るのだな」
スマイラスとの挨拶や今後の事を話し合う。ユーロピアにいる間は《wZERO》部隊のヴァイスボルフ城を貸し与える。と言うものだった。
「しかし君たちの分の物資は流石に私の一存では決められないな…」
「そうでしょうね…貴方はあくまで一介の軍人でしかない」
交渉はクリミアと桐原が主に進めていたが突然。薫が言葉を放つ。髭面の将校、こういうタイプは腹に黒いものを敷き詰めているものだ。
「貴方は随分と若い将校たちに気に入られているようだ」
「そうだな、私としても嬉しい限りだよ」
「ユーロピア内部だけでは動き辛いのでは?」
「……」
うん、鎌かけに引っ掛かった。こいつはユーロピア革命を目論む鷹派ってやつだな。マッキーですね、分かります。座っていた椅子から立ち上がりスマイラスの近くに歩み寄る。こう言うのは雰囲気よ!(たぶん)
「ブリタニアと貴方の思い通りに動くか分からない。ユーロ・ブリタニアは本国と折り合いが悪い。少しでも隙を見せれば接収されてしまう」
タンカーの船旅は死ぬ程暇であった。なので寄港する度に新聞やゴシップ雑誌を買って読み潰していたのでユーロピアやブリタニアの状況はしっかりと頭の中だ。
「だが貴方には今の態度次第で保険を得られる。我々というイレギュラーは使いやすいと思いますが?」
「うむ…」
スマイラスにはバイザーの女性。白蛇に心臓を捕まれているような錯覚に陥る。ユーロピアに来たのは今日の筈、だが彼女は自身の企みまで全て知っている。彼はすでに彼女に絡めとられてしまっていた。
「我々の目的は日本への帰還。ユーロピア政権なんてどうでもいい。良い話なのでは?」
「分かった。最大の援助を取り付けよう」
「契約、成立ですね」
「あぁ…」
全ての確認事項を終えると世話になるWzero部隊の話になる。
「あぁ、先程の女性が司令官でしたか」
「あぁ、レイラ・マルカルという。彼女はイレブンと下に見ることはない。うまくやってくれ」
「分かりました」
ーーーー
「レイラ・マルカルねぇ…」
「白蛇さま?」
先程すれ違った金髪の女性、文句なしの美人だった。ミレイが居なければ完全に惚れていた見た目だ。性格は分からないが少しどじっ子な感じならなお良いんだが。
(まぁ、そんな完璧な子いないよなぁ…)
「いや、個人的な打算だよ」
「はぁ、悪巧みもほどほどになさってくださいね」
「あぁ、肝に命じておこう」
侍従隊募集のお知らせ
ジェシカを隊長とする侍従隊の実働部隊約9名のキャラを募集します。
是非登場させたいという皆さんのオリキャラを登場させる容姿、性格、年齢、過去などみなさんのお好きな設定をお送りください。
アンケートに投稿されたキャラたちは出来るだけ採用しますが応募が上限を越えるとこちらで勝手に選定しますのでよろしくお願いします。
貴方の考えたキャラが活躍するかも!?ぜひご応募ください!
応募は活動報告、または砂岩に直接メッセージをお送りください!
箸休め話のアンケート。幻のストーリーを見せちゃいます!皆さまのおかげでここまで来れた訳ですがこれまでの話でボツになった話をお見せします!ちなみに本編のお相手はミレイですが他のキャラのルートもしっかりありました。そのままお蔵にするのは勿体ないので公開するためのアンケートを取ります!
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王道のルルーシュ√
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手堅くスザク√
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みんな大好きライ√
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え!?まさかのC.C√
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いや!全部見せろ!