コードギアス 白蛇は勘違い   作:砂岩改(やや復活)

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始まり

「やーやー!ソキアさんがお見舞いに来たよぉ!?」

 

 帝都《ペンドラゴン》中央軍病院。そこにはベジャイヤの作戦にて負傷したグリンダ騎士団のメンバーが入院していた。

 そこに訪れていたソキアは先客を見て驚く。それはベジャイヤにて救援に来てくれたナイトオブラウンズ。シュンだったからだ。

 

「君の団員は元気だね」

 

「申し訳ありません。騒がしくて」

 

「良いんだよ。元気そうで何よりだ」

 

「その怪我は…」

 

 無傷のオズに対してシュンは頬に大きな湿布を張り付けていた。

 

「あぁ、モニカに一発入れられてね。グーで」

 

「あぁ…」

 

 まぁ、彼に一発。お見舞いできるのはモニカぐらいだろう。ブリタニアの騎士からすればナイトオブラウンズは雲の上の存在なのだが彼は噂に対して随分と柔らかな物腰を感じさせる。

 

 その後はオルドリンやレオンハルトを漫画で弄った後に先日の戦闘の話になる。

 

「覚悟してたつもりだったんだけどにゃ。今でも震えが止まらないんだにゃ」

 

「僕もです、機体性能に頼っていました。格上の敵機に手も足も出ないなんて」

 

「うん、自分の無力さを実感できたのはとても良いことだ。実戦において恐怖を感じない兵はすぐ死ぬからね」

 

 空気がどんよりしてきた頃にシュンが口を開く。その場にいた全員が彼の言葉を聞き、真剣に見つめる。あの戦場でハッキリした、彼は別次元に生きている人間だと。だがそのレベルを皆からは求められているのだと。

 

「君たちの騎士団名は?」

 

「え、はい。私たちは対テロ遊撃機甲部隊のグリンダ騎士団です!」

 

 オルドリンの凛とした答えに彼は満足そうに頷くと眼光を鋭くして一同を見つめる。

 

「じゃあ、君たちはいつか死ぬね」

 

「「「………」」」

 

「今の君たちは黒の騎士団の足元にも及ばない」

 

 彼女たちグリンダ騎士団の設立理由は黒の騎士団のようなテロ集団を撲滅すること。当然、その殲滅目標は黒の騎士団も含まれる。

 

「そんなに…」

 

「奴等はナイトオブラウンズ級、いやそれ以上の戦力を持ってる。しかも全員が捕まっていない」

 

 紅月カレン、ライ、白蛇にC.Cも候補に入るだろう。奴等の強さは異常だ。残念ながら彼女たちには太刀打ちできないだろう。

 

「でも黒の騎士団は壊滅状態じゃ」

 

「アイツらは復活するよ必ずね。そう言う奴等だ」

 

 レオンハルトの言葉を一蹴するシュンは完全に落ち込んでしまった一同を見て言い過ぎたのを実感した。だから必死に頑張れと言いたかったんだがやり過ぎてしまったらしい。

 

「なに新人を脅してるのよ。貴方は」

 

「すまん…」

 

「く、クルシェフスキー卿!?」

 

 やれやれと言わんばかりの顔でシュンを小突いたモニカは笑顔をオズたちに向ける。

 

「初戦での戦果としては上々よ。誇りなさい、貴方たちは磨けば良くなるわ」

 

 モニカの言葉に少しだけ元気を取り戻した一同を余所にシュンは疑問を口にする。

 

「どうしてここに?」

 

「ユーロピアの件なんだけど。代理が行くことになったわ」

 

「代理?」

 

「えぇ、あの枢木スザクとジュリアス・キングスレイっていう軍師よ」

 

「へぇ…」

 

 《ジュリアス・キングスレイ》その名前を聞いたシュンは原作を思い出して笑みを浮かべる。

 

「踏み絵か…」

 

「ん?」

 

「いや、どっちにしろEUには出向かなきゃならんだろうさ」

 

 面白そうに笑みを浮かべたシュンに対してモニカは首を傾げるがまだ話は残っている。

 

「それと次の作戦が決まったわ」

 

「作戦?」

 

「えぇ、ドロテアと私たちで」

 

 ナイトオブラウンズ三人を投入しての作戦。本気で落としたい国でもあるのか。

 

「国は小国だけど確かな力を持った国。戦士の国《ジルクスタン王国》よ」

 

 

ーーーー

 

「良かったの?」

 

「えぇ、良かったわ…」

 

 日本。とある空港では日本から脱出した神楽耶たちを見送ったカレンたちの姿があった。ディートハルトたちが築き上げた中華連邦のルートで残存していたディートハルトの部下たちを含め、多数の団員の脱出した。

 

「いつ残党狩りが襲ってくるか分からないのに」

 

「私は黒の騎士団のエースよ。私が居なかったら誰がみんなを守るのよ」

 

「…そうだね」

 

 すっかり元気になったカレンを見て安堵するライ。正直なところ、状況はよろしくない。キョウト六家の刑部辰紀、公方院秀信、宗像唐斎、吉野ヒロシらはブリタニアによって処刑。

 

 日本テログループの枢軸は砕かれ、各地のテログループたちは孤立した状態で身を潜めることしか出来なかった。

 

 それに加え、ナナリー救出の功で日本の総督となったカラレス総督の徹底した残党処理に日に日に数が減っている。

 

「こうして神楽耶さまを脱出させれたのはかなり大きい。彼女は日本の象徴的な存在だからね」

 

 神楽耶は日本の皇族の血を引く存在。彼女が難を逃れたのは結果的に助かった。

 

「桐原公は白蛇と逃げたみたいだしね」

 

 たまたまであったが桐原の生存はかなり大きい。日本のテログループを実質的に纏め上げていたのは桐原だ。

 

「薫…」

 

「心配?」

 

「そうだね。少し…寂しいかな」

 

「その代わりに私が居てあげるから、元気出しなさいよ」

 

「カレン…ありがとう」

 

「ふふっ」

 

 ゼロ、白蛇、キョウト。日本は持ち得る戦力を全て失ってしまった。だが…まだだ、まだ手はある。諦めない限り勝機はあるはずだ。自分達はあと一歩の所まで迫ったのだから。

 

 

箸休め話のアンケート。幻のストーリーを見せちゃいます!皆さまのおかげでここまで来れた訳ですがこれまでの話でボツになった話をお見せします!ちなみに本編のお相手はミレイですが他のキャラのルートもしっかりありました。そのままお蔵にするのは勿体ないので公開するためのアンケートを取ります!

  • 王道のルルーシュ√
  • 手堅くスザク√
  • みんな大好きライ√
  • え!?まさかのC.C√
  • いや!全部見せろ!
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