侍従隊
全20名の白蛇親衛隊。侍従長のジェシカ、侍従副長のバレットを中心に編成された部隊。
人種は多種多様。日本人が多いがジェシカはブリタニア人でバレットはユーピア人である。カヴァリルの奴隷として扱われていたが白蛇に助けられ忠誠を誓う。
服はメイド服を常時着用。ナイトメア操縦以外は基本的にメイド服。その下に全身黒のインナーを着けているので肌が露出しているのは顔だけ。なのでスカートの中が見えようと問題はない。
「こちらに桐原さまが居られますよ」
「そうですか、ありがとうございます」
部屋の前まで来て零子はその違和感に気づく。若手の将校だというのは分かる。スマイラス将軍の指示しているのは若手の将校が主だと白蛇さまが言っていた。
(よく見れば完全武装じゃない。なんなのよ?)
「では我々は中へ」
「いえ、待ってください。その前に確認したい事が…」
「必要ありません」
零子が振り向くと心臓の位置に拳銃を突き付けられた。サイレンサーをつけられた拳銃を見た彼女は緊急用アラームを押そうとした瞬間。
プシュ!
「うっ!」
一瞬の呻き声と共に零子が倒れる。
「よし、子供と桐原を確保するぞ」
「はい、よし。始めろ」
その一言と共にユーピアの特殊部隊が城に侵入。一斉に侍従隊に襲い掛かる。
ーー
「なんの騒ぎです!許可なく立ち入ることは許されません!」
「参謀本部からの命令です。ハメル少佐」
城の警備を監督している特務のハメルは正式な作戦書を見せつけられ黙るしかない。そんな時にも彼の目の前から特殊部隊が城に入っていく。
「だからなんの任務ですか!」
「白蛇は危険人物です。不安要素となる部下たちの処理を命令されています」
「処理って…まさか!」
ーー
「なんだお前らは!」
「黙れ、さっさと渡せ」
「ふざけるな!」
「今は抑えて!」
銃を突き付けられながらも果敢に食って掛かるクリミアを開発班は必死に止める。
「でも折角の
「貴方に死なれるのは困ります!」
乗り込んできた部隊たちは稼働実験までこぎ着けていた高級量産機《白夜》は4機。そして白蛇用に作られたワンオフ機《清白》の接収する部隊。
「貴様ら何者だ!この機体は白蛇さまの…きゃ!」
「こちら二班、敵襲です!応援を!」
間髪入れずに銃撃され倒れる侍従隊二班。クリミアはそれを黙って見つめることしか出来なかった。
ーー
「純白ちゃんをどうするつもりだ!」
「バレットに連絡を!」
「排除しろ…」
ガガガガッ!
駆け付けた侍従隊を攻撃する部隊。駆け付けた彼女たちに向けて腹や胸に弾丸を容赦なく浴びせる。突然の出来事で装備を持っていない彼女たちが次々と倒れていく。
「こちら侍従隊第三班。二班がやられました」
「白蛇さまが留守のときを狙われたか」
「こちら四班。純白ちゃんが敵の手に!反撃できまっ…!」
「なんだと!」
wZERO部隊の人員は部屋に押し込められ城に居た侍従隊たちは次々と銃撃される。
「四班応答しろ!」
ーー
「バレット…」
「零子、無事か、桐原さんは?」
「弥生が…でも純白ちゃんが…」
「分かってる!」
三点射の無駄のない攻撃を体に受けて倒れる仲間たち。次々と通信が途切れる中。バレットも敵と遭遇する。
「純白っ!」
バンッ!
この侍従隊に対する襲撃は薫がヴァイスヴォルフ城を後にした一週間後に起きた出来事であった。
ーーーー
「毎日司令部に確認してもらっているのですが。中々、手配できないみたいで」
「こんなところさっさと出ていきたいの!」
そんな事も知らず。薫は遥か遠くのワルシャワで一ヶ月もの間、足止めを食らっていた。
「それにここの奴等…」
「確かに前線の補給基地なんて思えないほどの気楽さだな。この基地は」
「そうでしょ。だから薫の力でなんとかならないの?」
「ツテはあるがなにしろこっちは居候なのでなぁ」
一ヶ月の間に完全に仲良くなったアヤノと薫。すでにジェシカもアヤノの態度に口を出すことを止めていた。
「バレットたちとも連絡が取れないのが痛いですね」
「流石にフロートシステムの資料だけでごねるのも限界があるからな」
「wZERO部隊に対する嫌がらせに巻き込まれてしまいましたね」
「仕方ないよねぇ。ブラックリベリオンから日本人の立場はどんどん悪化してるからさぁ」
流石に一ヶ月も明けるのは辛いが駄々をこねて変な借りを作るより待って我慢していた方がまだいい。それにバレットだって有能な人間だ。ジェシカと薫の不在ぐらいはなんともないだろう。
「ヴァイスヴォルフ城との連絡が取れないのも嫌ですね」
「あの城は一種の秘密基地みたいな物だ。それに有事の際は侍従隊がいる。あいつらなら何とかしてくれるさ」
「そうですね。本当に助かってます」
「お世話になってるからな」
wZERO部隊と薫たちの隙間も一ヶ月もの共同生活のお陰で完全に消え去り、今では毎夜。薫の日本での話を聞くのが日課と化していた。
「気分転換に市場でも行きますか」
「それもそうだな。ユーピア観光はまだしていなかった」
ーーーー
レイラの提案で市場に来た一同はそれぞれの好みの商品を選び出して楽しくショッピングに興じる。
「薫もどうしますか?」
「そうだな。服は確かに欲しい、一ヶ月も同じパイロットスーツだからな。それに純白のお土産も買っておこう」
「そうだねぇ、毎日洗濯と風呂は欠かしてないけど気分がねぇ」
「遥も気にするんだね」
「まぁ…一応、女子だからねぇ」
柏木とユキヤこの二人が仲良くなったのは意外だった。同じスナイパー機を使う身として通じるところがあったのか二人は軽口を叩く仲となっていた。
《可愛そうに…可愛そうに……》
「「っ!?」」
頭に響くような変な声が耳に届く。それに反応したのはアキトと薫。二人は声の主を探すが人混みのせいでうまく見つけられない。お互いに目を合わせて同じ立場だと知った瞬間。その意識はアヤノの声によって遮られた。
「それ壊れてるんじゃないの?」
「んなことないよ。点検したばかりだぜこれ、ほらこれは使えないよ」
「そんな筈は…」
トラブル発生にため息をつくと胸に仕舞っていたIDを取り出す薫。
「とにかく服は手に入れたい。俺が払う、お土産は諦めろ」
「分かったよ」
「すいません、助かります」
レイラ程ではないが薫のIDにも20万ユーロほどの金が入ってる。それで払っておいてとりあえず、基地に戻る。
ーー
「コードエラー、登録情報がありませんね」
「そのIDでは入場できません」
「私たちが出ていくときには確認できたじゃありませんか!」
どうやら基地にも入れない感じらしい。
「白蛇さま、まさか…」
「いや、スマイラスにしては稚拙すぎる。他の奴の嫌がらせだろう」
レイラが必死に話をしていたのも虚しく。ついに追い返されてしまうのだった。
ーー
薫のお陰で服こそ手に入れられたものの完全に立ち往生してしまった一同は市場の端で腰を降ろしていた。
「これからどうしましょう」
「自力で基地まで帰るしかないだろう」
「ワルシャワからあの城までか、無茶だろ?」
一括りにユーロピアといっても日本の何倍もの面積を誇っている。それにあの城は自力で帰るには都市部からも離れすぎている。
「ユキヤ、どうにかならないのぉ?」
「流石の僕でも機械がないとダメだよ」
「そうだな、取り返すにしても場所と資金が…」
薫は現状を打破するために思案を巡らせていると周囲の世界が止まっていることに気づく。
「なんだ?」
《やっと見つけたぞ…》
「なに?」
謎の美女が一瞬だけ現れるとすぐに消える。それを見届け、慌てる薫の様子をジェシカは不思議そうに見つめる。
「どうされましたか?」
「いや、なんでもない」
先ほどの変な声といい変な事ばかりで思わずこめかみを押さえる。
(なんだったんだ?)
「可愛そうに…」
そんな時に先ほど、市場で出会った老婆と再び再会するのだった。
箸休め話のアンケート。幻のストーリーを見せちゃいます!皆さまのおかげでここまで来れた訳ですがこれまでの話でボツになった話をお見せします!ちなみに本編のお相手はミレイですが他のキャラのルートもしっかりありました。そのままお蔵にするのは勿体ないので公開するためのアンケートを取ります!
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王道のルルーシュ√
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手堅くスザク√
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みんな大好きライ√
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え!?まさかのC.C√
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いや!全部見せろ!