白き鋼 ー Fog Fleet YAMATO ー   作:Arcelf

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ブルースクリーンに勝ちました。
自動保存機能万歳です。




大和ト大鯨ノ夜

―――ヤマト第二艦橋―――

 

 

此処は大和艦橋の下に配置されている第二艦橋、又は夜戦艦橋と呼ばれている場所である。

 

今そこにヤマトと大鯨が来ていた。

 

内装は第一艦橋と同じく計器類が取り払われており、スペースを広く確保していた。

壁一面白を基調にしていて、第一艦橋と同じく青白い模様が入れられている。

窓は金の縁取りがされていて、その手前には紺色のカーテンが設置されている。

 

その第二艦橋の中央にキングサイズのベッドが置かれている、白のピローに濃紺色のベッドカバーが掛けられ中央に白色のイデアクレストが入れられていた。

光の反射具合からシルク質の素材だということが分かるが、ヤマトがナノマテリアルで再現した物なのでシルクらしき物だ。

 

 

そんな第二艦橋は落ち着いた雰囲気がある。

 

もはや艦橋の面影すら無くなっていた、唯一あるとすれば窓から覗く風景に船体が見える事だけだ。

 

 

(来ました・・ついに来ましたともっ!。大鯨ちゃん・・逃しませんよ!?一度は深海の生物に邪魔されたけど今回は邪魔される要素なんてありません!・・エラーちゃんは艦内見て回っているので大丈夫と・・クラインフィールドよし。この時間は絶対邪魔させない)

 

「あの・・ヤマトさん?」

 

「何かしら」

 

「ここは・・?」

 

「寝室ね。もう深夜よ?寝ると良いわ」

 

「ここ・・ヤマトさんの部屋ですよね?」

 

「そうね、でも寝室がここしか無いのよ?」

 

 

困った風を装って言った。

 

この部屋は大鯨と寝るためだけに作られた部屋である、執務室からでて此処に来るまでの間にヤマトの思い付きで作られたのだ。

その気になれば甲板より上の5階層処にでも部屋を作れたのだが、大鯨と寝るために一部屋しかも艦橋という見晴らしの良い場所を用意した。

 

その用意された部屋は高級ホテルの様でもあった。

 

「私、最初に入った部屋のソファーで大丈夫なので・・」

 

「良くないわ、風邪を引いてしまうでしょ?」

 

「その・・服が・・」

 

「あら・・寝間着を考えていなかったわね・・」

 

どうした物かと考えたヤマトは唐突に閃きが浮かびネグリジェを作り出した。

白基調で胸元にクジラが青く描かれていて大鯨をイメージしたネグリジェとなっている。

シルク質に肩紐で支えるワンピースタイプだ。

そして丈がどう見ても膝辺りまでしか無くベビードール―に片足突っ込んでる物であった。

 

(普通のパジャマは作りません!ええ作りませんとも。露出度が低いしその素肌を・・・おっとイケないわ)

 

不埒な事を考えながら、ネグリジェの肩紐を摘んで大鯨に見せる。

 

「これでどうかしら?」

 

「あの、それは・・?」

 

「ネグリジェという寝巻きよ」

 

「寝間着ですか・・凄くお高そうなんですけど・・」

 

「幾らでも作れるのよ?。気にしなくて良いわ」

 

「作れるのですか・・」

 

「そうね、私は物を自由に作れるのよ。妖精みたいな感じかしら?」

 

そう言いながらヤマトはナノマテリアルで熊のぬいぐるみを作り上げた。

ピンク色で額と腹に白色のハートマークが入っている、エラーちゃん程のサイズで抱きかかえるのに丁度良さそうだ。

 

(霧熊・・ふふっ。一度ぬいぐるみで行動してみようかしら・・?)

 

そして作ったぬいぐるみを片手に持ちながらヤマトは言った。

 

「こんな感じかしら?」

 

「凄いです・・」

 

「欲しいものがあれば何でも言いなさい?作ってあげるわ」

 

「いえ・・欲しいものは特に」

 

「別に思いついたときで良いわ。・・それより、もう遅いのよ?」

 

そう言いながらヤマトはネグリジェを大鯨に渡した。

 

「あの・・これ下着とかは・・?」

 

(要らないわ!そんな物っ、触り心地がっ!?)

「・・気になるなら着けても良いわ」

 

遠回しに着けないように言うヤマトであった。

人によって好みが変わるのであながち間違いでもない。ヤマトの好みではあるが。

 

それを聞いた大鯨はヤマトから少し離れ着替え始めた。

 

腰の結び目を解きエプロンを脱ぎ、セーラー服を脱いだ。

その様子にヤマトは固まっていた。

 

(私の前でも気にしないのね・・それよりRECよ!。ふふふっ)

 

ヤマトは視界で見ている物を映像として記録出来るのである。

能力の使い方が正しいかはさておき、録画の為にと目を見開いてはいないがジッと見ているヤマトに大鯨は気になり始めた。

 

「あの・・どうかされました?」

 

「・・気にしなくて良いわ」

 

「気になりますぅ・・」

 

「ふふふっ」

 

ヤマトはニコニコしている。

誤魔化しているつもりであるが、諦めようかとも思っていたりする。

 

大鯨は視線が気になりながらも着替えを再開した。

腰のチャックを下げスカートを脱いだがそのまま床に落とさず手で支えている。

気遣いなのか分からないがその仕草にヤマトは興奮していた。

 

(良い・・凄く良いわ・・それに黒いタイツの下も黒なのね?上も黒なんて誘ってるのかしら?誘ってるのよね?)

 

妙な事を考え記憶している間に大鯨の着替えは終わっていた。

 

 

着替えを終えた大鯨は白いネグリジェにシルク質が光を反射していた。

髪留めを外し髪を下ろしている、一部を除いてクセ毛があまり無くまた違った雰囲気があった。

そして何よりも目立つのはクジラだ。

胸元で押し上げられ丁度良い位置にあるクジラが非常に、非常によく見える。

 

 

 

とても大きいのである。

 

 

 

そんな大鯨はセーラー服にスカート、エプロンを手に抱えて言った。

 

「服は・・どうしたら・・?」

 

(下は脱がないのね・・残念)

「・・・」

 

「あのぉ・・ヤマトさん?」

 

「そう・・そうね・・・考えていなかったわ」

 

そう言いながらヤマトはベッド左側のスペースにタンスとバスケットを作り出した。

タンスは小柄で4段のシンプルな物だ、全体が白く中央に青いクジラが入っている。

バスケットも一緒で白基調に青のクジラが入っている、どう見ても大鯨専用にしか見えない物であった。

 

「今日の所はそこの籠に入れておくと良いわ」

 

「何度見ても凄いです・・」

 

「ふふふっ、私に不可能は特に無いのよ?」

 

ヤマトは作ったタンスの元へ行き熊のぬいぐるみを座らせるように置いた。

白いタンスの上の置かれたピンクの熊は、青と白で彩られた部屋に妙な具合でマッチしていた。

 

その後タンスの1段目を引き何も入っていない中を見て何か用意しなくてはと思っていた。

 

「服も何着か用意する必要・・」

(服・・そうよ!私が作れば色々着せられるじゃない!?取り敢えず・・取り敢えず・・金剛!金剛型の服・・良いわね!タンスに詰めておきましょう)

 

大鯨から見るとタンスの中を見てニコニコしていて不思議な光景である。

そのヤマトはタンスの中に一着の改巫女服(金剛型)をナノマテリアルで作り上げ、タンスを閉じた。

 

(よし・・見せるのは起きてからにしましょう!)

「さぁ・・寝ましょう?」

 

いざベッドに突入しようと思い、自身の服がドレスであるのに気づいた。

 

(忘れていたわ)

 

どうしたものか迷ったヤマトは大鯨と同じネグリジェに決めた。

 

その瞬間ドレスは消え去りネグリジェに変わった。

少し違いがあり、白基調で有るが胸元にはクジラの模様は無くヘソの辺りにイデアクレストの模様が入っている。

 

 

そしてドレスから着替えたヤマトはそのまま何事もなくベッドに潜り込んでいった。

 

「突っ立っていないでいらっしゃい?」

 

「はい・・」

 

大鯨はベッドに手を触れ感触を確かめて、恐る恐るとした様子で入ってきた。

その様子を見て唐突に閃きが浮かんだ。

 

(チャンス・・チャンスよ!?自然にお肌と触れ合うスキンシップが出来るわっ!)

「もうっ、気にしなくて良いのよ!」

 

「きゃっ」

 

ヤマトは大鯨を抱き寄せそのまま倒れた。

勢い良く倒れたのでヤマトは下であり、大鯨は両手をベッドに突いている。

 

傍から見ると大鯨が押し倒している様に見える光景だ。

 

勢いに任せたが為にヤマトも少し予想外であった。

 

「あ・・あのっ、ごめんなさいっ」

 

そのまま離れようとする大鯨を抱き止めた。

 

「!っ・・え・・」

 

(いけないわ、つい抱きしめてしまったわ!何か良い言葉を・・)

「気にしなくて良いのよ?」

(違うっ)

 

「いえ・・・」

 

 

「一々気にしていたら私も気疲れしてしまうわ?」

 

「ごめんなさい・・」

 

 

「いいのよ大鯨。貴方は私の艦娘なのですからもっと堂々と振る舞っていれば良いの」

 

「その・・迷惑では・・」

 

「そんな事ないわ。何か困った事があれば私を頼りなさい?」

 

「・・・」

 

「私は貴方の提督なんですもの」

 

「提督・・」

 

(よし・・少し無理くり感あるけどこんなものかしら・・?)

「支えるのは当り前でしょ?」

 

最後にヤマトは微笑んだ。自然と出てきた笑みである。

そして間近にある大鯨をよく見ると目が潤んでいる。

 

(えぇっ!?何か良くないこと言ったかしら?!)

 

「ていとく・・ていとくっ・・・」

 

少し掠れた声で言いながらヤマトに抱きついた。

 

(おっと。素晴らしい!素肌が触れ合うこの感触・・・・違うわ!!)

「えぇっと、何っ!?。何か気に障る事言ったかしら?」

 

「ちがい・・ます」

 

(違うの・・えっ?なにっ!?・・)

 

「その・・提督が怖い人に見えて・・・」

 

(こわ・・・心当たりが多いわね、一番の原因は拾った時のかしら・・?いや人類駆逐も・・?)

「あら・・怖がらせてしまったのね・・?謝るわ」

 

大体予想通りである、大鯨が自己紹介して間もなく提督らしき人に向かって、その辺に沈めると言ったのだ。

その発言をしたのが光る戦艦の主であるヤマトだ、普通に考えて怖がるのは当り前である。

その後も大鯨の前で物騒な発言が飛び交っており非常に怖い人と思われていた。

 

「いえっ!その・・提督が怖い人と勝手に思い込んでて・・ごめんなさい・・・」

 

(そんなに怖かったのかしら・・?。同じようなことがあれば注意する必要があるわね・・)

「そう・・ならもう怖くないかしら?」

 

「はいっ」

 

返事をした大鯨はそのまま横に倒れた、手を伸ばさなくても触れ合える距離だ。

 

「あの・・このままいてもいいですか?」

 

「ふふっ、良いわ」

 

それを聞いた大鯨は安心して目を閉じた。

 

その様子の大鯨を見て襲う勢いであったヤマトはやるせない気持ちとなっていた。

 

(・・・もう・・ね。そんな顔するなんてズルいじゃないの・・ねぇ大鯨?)

 

「ねぇ、大鯨?」

 

「・・・」

 

反応が無い。

 

(あら、早い・・もう寝てしまったの?。無理して起きてたのねぇ)

 

大鯨は数分もせず寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その寝顔を眺めて30分。

 

 

(寝れないわ・・)

 

 

眠気が全く来ないヤマトである。

 

(寝れない事は薄々分かっていたから良いとして、この体・・疲れも無ければ眠気も無いのね、しかし味覚があり感情があると。まぁ霧として考えたら納得ね)

 

メンタルモデルとしての体は非常に頑丈であり病気や怪我とは縁のない物となっている。

異常や欠損があればナノマテリアルで即座に交換、修復することが出来る。

その上、人外の身体能力に通信妨害、電子的に制御されたあらゆる物の操作。

更にはクラインフィールドの生成にナノマテリアルを使用したあらゆる物の生成、その気になれば素手で陽電子ビームを放つことも出来る。

 

そして、感覚があり味覚あり、そして感情がある。

 

兵器として見ると何処か歪であるが、生物として見れば完璧に近いのでは?

 

霧は一体何を目指していたのか?

 

(それにしても・・私は元々・・誰?。ヤマトの記憶は殆ど無く、別の記憶も自分が誰だったのか。・・何も分からないわね)

 

着実に2つの記憶が融合していくヤマトである。

 

(一体何の目的で此処に居るのか・・)

 

自問自答の様な事を考えはキリが無く別のことを考えようと、ふと横を見ると大鯨の寝顔がある。

 

 

 

安心している様な寝顔。

 

 

 

その顔を見るとヤマトは思案で染まった思考に安らぎが戻る。

 

 

 

(そうね・・私はヤマトよ、誰でもない・・それに今があるわ)

 

「ふふっ、サラサラね」

 

 

大鯨の顔を見ながら頭を撫で、小声で言った。

 

今後の事を思うと今のままでは良くないと考え始めていた。

 

(・・・・だめね・・私)

 

大鯨の寝顔、顔、姿を何時までも見ていたいと思ったヤマトに別の不安が襲ってきた。

 

 

人。

 

人という存在のあり方。

 

人とは排他的で不安要素を排除するだろう。

 

人がその力を手にしたならば他者を降すだろう。

 

人がその力手に入れたならその力を巡って争うだろう。

 

人とは自分より、より優れている、より強い存在に、潜在的な敵意を抱く事に。

 

それは過去の歴史が幾度となく物語っていた。

 

 

 

その事に、完全に融合していない、もう一つの記憶。

 

私が私に強い警告を送っている。

 

今の状態では駄目だと。

 

 

(ッ・・・・・不愉快ね)

 

考えてしまった。

もし大鯨に何かあったのならと。

 

(そうね、今出来る事は・・船体の武装かしら?。チェックしましょう)

 

 

― 超重力砲 三十二基(共用) 超出力収束モード 可 ―

 

― 46cm三連装反物質砲 三基 実体弾モード 可  ―

 

― 15.5cm3連装荷電粒子砲 二基 ―

 

― 12.7cm連装高角荷電粒子砲 一二基 ―

 

― 25mm3連装陽電子射出装置 五二基 ―

 

― 25mm単装陽電子射出装置 六基 ―

 

― 13mm連装陽電子射出装置 二基 ―

 

― 艦首魚雷発射管 八門 二基 侵食魚雷 通常魚雷 可 ―

 

― 後部垂直発射装置128門 侵食ミサイル 通常ミサイル 可 ―

 

― 強制波動装甲 クラインフィールド 可 ―

 

― ミラーリングシステム 三十二基(共用) ワープ(旗艦装備)可 ―

 

{ システム・オールグリーン }

 

(これ以上必要なのかしら・・?いや良くないわ!いざ艦娘に何かあって困ったら大変よっ)

 

艦娘の為になら何処までもするヤマトである。

 

(しかし・・どうしましょう?何か変えられるかしら?記録には・・有るわね)

 

近接火器システム

 

630M Duet

 

PHALANX

 

MILLENNIUM

 

(これは・・機関砲の位置に設置できるサイズね?。火力だけで見るならDuetかしら・・・これで良いわ)

 

 

「ッ・・・」

 

 

そしていざ武装を作り変えようとした、その瞬間不快な感覚が襲った。

 

(・・・何?この感覚・・凄く・・凄く不快ね)

 

自身の武装を作り変えることに、拒絶している感覚がする。

 

(関係ない・・この程度、艦娘の為なら容易いわ!)

 

 

 

― 12.7cm連装高角荷電粒子砲 一二基 ―

 

― 25mm3連装陽電子射出装置 五二基 ―

 

― 25mm単装陽電子射出装置 六基 ―

 

― 13mm連装陽電子射出装置 二基 ―

 

 

― 30mm6連装2重陽電子射出装置 七十二基 ―

 

 

(うぅ、気分最悪ね・・・代わりに武装はスッキリ。他には15.5cmかしら・・?これは良い案が浮かばないから放っておきましょう)

 

細かくて妙にややこしい武装を1種類に統括してしまった。

30mm2重バルカン砲である。

6連装バルカンの砲身が2つ縦に並んでおり、如何にも連射しますといったデザインだ。

某国が生産したが弾をゴミの様に捨てる勢いで撃つために費用対効果が期待されず、あまり採用されなかった兵器である。

 

しかしヤマトにとっては関係無い。

陽電子射出装置、所謂ビームバルカンと言った所であり、ほぼ無限にエネルギーを生成する機関が内蔵されている為に弾の消費を気にしなくて良いのだ。

結論として数撃った者勝ちでしょ?と至ったのである。

 

(後・・46cm砲ね、これは記録にある51cm砲で良いわね・・他・・他はー)

 

 

 

 

そうこう考えている間に5時間経ち武装の作り変えが終わった。

 

 

 

 

 

― 超重力砲 三十二基 超出力収束モード 可 ―

 

― 51cm三連装反物質砲 三基 実体弾モード 可  ―

 

― 20.3cm連装反物質砲 二基 ―

 

― 30mm2重6連装陽電子射出装置 七十二基 ―

 

― 艦首魚雷発射管 八門 四基 侵食魚雷 通常魚雷 可 ―

 

― 垂直発射装置 艦首128門 艦尾128門 侵食ミサイル 通常ミサイル 可 ―

 

― 強制波動装甲 クラインフィールド 可 ―

 

― ミラーリングシステム 八基 ワープ(旗艦装備)可 ―

 

{ システム・オールグリーン }

 

 

青白の砲塔に金の砲身へと色が統合され外観を損なわないでいた。

そしてすべての武装が近代的な物、及びそれに合わせた見た目へと変えられている。

 

こうして改装されたヤマトは、今迄より白さを増していた。

 

 

 

 

 

(うぅっ、弄り過ぎて気分最悪よ・・メンタルモデルのくせに・・)

 

武装を作り変えて船体がスッキリしたと同時に気分が悪くなるヤマトであった。

それでもナノマテリアルで船体を自由に弄れるのを良いことにやりたい放題である。

 

(残りは超重力砲・・これは一度も使用してないし下手に弄れないわ・・射撃データを取ってからね)

 

流石のヤマトも一度も使用してないうえに、超重力砲にもなると何が起こるか分からなく弄れなかった。

 

 

 

(武装以外では機関と物質生成装置ね?機関は・・複製可能と、しかし積める場所が無いと・・それ以前にこれ以上必要無いわね)

 

機関砲及び小口径砲を2重6連装バルカンに変更した所で、全力戦闘でも有り余るエネルギー生成量であった。

現在積んでいる機関は既にオーバースペックなものであった。

 

 

 

(物質生成装置はタナトニウムとナノマテリアルだけども記憶に記録が無い・・周りへの影響が分からない状態では使用は控えたほうが良いと・・主砲同様何処かでテストする必要があるわね)

 

一日消費しっぱなしのナノマテリアルは、早急にでも作り生産量の確認をしたいが、周囲への影響が分からない為に断念した。

そしてナノマテリアルの消費は船体の武装改装が主であり、それ以外の消費は1%以下となっている。

 

(残量はタナトニウム100%にナノマテリアル75%ね。意外と消費しているわ・・)

 

 

その思案に染まりつつあるヤマトは横を向き大鯨を見た。

 

ただそれだけで心に余裕が出来る。

 

ただそれだけ。

 

しかし提督を見たときには何も感じなかった。

 

恐らく他の提督、いや人を見ても同じだろう。

 

けど、それでも良い。

 

ただ艦娘が居る。

 

それだけで良かった。

 

 

 

(ふふっ・・守ってあげるわ・・ずっと・・ずっと・・・)

 

 

 

「もう、朝・・一日過ぎても・・・私は・・わたしのまま・・ね」

 

(それでも良い・・)

 

 

カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。

 

 




やりました。後悔も反省もしていません。
自重?そんな物海に沈めてしまいなさい。

念のためにR-15タグつけました。



それと最近思ったのです。
ムサシなら更に暴走してても良くね?と。
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