白き鋼 ー Fog Fleet YAMATO ー   作:Arcelf

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4000/7000/7000/2000の資材で何故 ㋴ が出来るのか。
そのボディの何処に資材が詰まっているんでしょうか。
不思議です。

ルビ機能使ってみたのですが盛大にバグりました。



大和ト大鯨ノ服

―――ヤマト第二艦橋―――

 

ヤマトは窓際まで行きカーテンを広げた。

 

(7時・・時間合っているのかしら?この地と時間の同期が必要ね・・・あら・・無線通信網有るじゃないの・・)

 

今更ながらネットワークが飛んでいる事に気づいた。

そうと分かれば霧お得意の通信制御もといハッキングするのであった。

 

霧のヤマトからすると人類のセキュリティは卵の殻を割る程度の感覚であり、セキュリティが皆無に等しい。

 

腐っても貧弱な物ではない。

人類の最後の防壁である場所であり使用されるセキュリティも最高レベルのものであった。

 

 

ヤマトによって呆気なく破れたが。

それ以前に霧と比較するのは無理があった。

 

 

(・・・時間は合っているのね)

 

ハッキングし真っ先に調べたのは時間であった。ブレない。

それからパラオ泊地の情報、周囲の鎮守府、現在の状勢と調べていった。

 

お世辞にも良いとは言えない回線にヤマトの情報収集は時間が掛かっていた。

辺境まで高速回線を引く理由がない上に、現在では船舶の航行も出来ず海底ケーブルを引くことが出来ない。

 

 

(へぇ?人類ピンチじゃないの。それより此処の艦娘は全員携帯端末持っているのね?大鯨に作って上げなくちゃっ)

 

 

大鯨だけ持っていないのは困るとヤマトは携帯端末もといスマホを作るのだった。

 

人類のピンチは大鯨のスマホ以下である。

 

そして作られた霧式スマホ。

 

5インチ程で厚さ5ミリ程の透明のガラス板で、厚さ1ミリ程の金の枠で囲まれている。

金の枠で囲まれて無ければ、どう見てもただのガラス板だ。

 

いやガラス板である。

 

その作り上げた霧式スマホを立ち上げた。

青白いイデアクレストが浮かび、システムが立ち上がった。非常に早い。

ホームには幾つかのアイコンが浮かび上がっており、アイコン以外の場所は反対側が透けて見えており。

持っている手が、床が見えていて非常に高い浸透率という事が分かる。

 

 

(良い出来ね・・此方のOSに操作を合わせたのだけど・・使い方は・・?そうよ!手取り足取り教えてあげれば良いのよっ!!)

 

「ふふふっ」

 

満足したヤマトは作った霧式スマホをタンスの上に置いた、ぬいぐるみの横に。

 

そして両手でぬいぐるみを持ち上げ、霧熊の事を思い出していた。

 

(霧熊で行動するのも良いけど・・・コアを移すのは嫌ね。概念伝達での遠隔操作が無難かしら?)

 

ぬいぐるみを弄りながら霧熊で行動しようか無駄な事を考えていると横で動く気配を感じ取った。

 

「ていとく・・?」

 

大鯨が起き上がり辺りを見回している。

 

「おはよう、大鯨」

 

「おはようございますっ」

 

(・・・ネグリジェにして正解ね!凄くイイわっ)

 

起き上がった大鯨はネグリジェがはだけていて、その姿に興奮していた。

左の肩紐が二の腕の位置まで下がっている、それ以上にネグリジェの裾が捲れ太ももが殆ど見えているが下着までは見えず絶対領域化していてた。

 

 

その事はあえて言わない。

 

その瞳に焼き付ける為に。

 

「ていとく?」

 

「・・何かしら?」

 

「ぬいぐるみを持ってどうしたんですか?」

 

一瞬不埒な視線を大鯨に気づかれたかとドッキリていた。心臓は無いが。

それでもバレたらバレたで開き直るつもりでもある。

 

「これね?」

 

聞かれたヤマトはぬいぐるみを大鯨に向かって投げた。

 

投げられたぬいぐるみは大鯨の手前に落ち、足から華麗に着地した。

そのまま倒れずに大鯨の元まで歩いていった。

 

眼の前まで来ると右手を上げた。

 

ぬいぐるみ式挨拶らしい。

 

「可愛いっ」

 

ヤマトの予想とは全然違う反応をした。

驚く事を期待していたが、驚かずにそのまま頭を撫でている。

 

「この子、名前あるんですか?」

 

ヤマトの異常に順応していた。

 

「霧熊よ」

 

「きりくまですか?」

 

「そう、ミストの霧に、熊はあの熊よ」

 

「霧くまですね~。凄いですね、どうなっているんですか?」

 

『私の分身よ』

 

霧熊が喋った。

その事に流石の大鯨も驚いている。

ヤマトと霧熊を交互に見て3往復した辺りで反応した。

 

「ふぇ?」

 

「ふふふっ」

 

「これが・・提督ですか?」

 

『そうね』

 

「へぇ~」

 

霧熊は興味津々の大鯨に捕まり弄られていた。

驚いたのは一瞬だけであった。

 

「それと、コレをあげるわ」

 

そう言いヤマトは霧式スマホを投げ、霧熊が受け取り大鯨に差し出した。

 

「これは、なんですか?」

 

何も知らない大鯨には金の枠にガラス板が塡められた物にしか見えない。

 

「携帯端末・・スマホね」

 

「スマホですか・・何をする物なんですか?」

 

「遠隔との通話や情報のやり取りが出来るわ」

 

「ええっ、コレでですか?」

 

聞いた大鯨は両手で持って裏表と何度も回しながら見ている。

 

「そうね、後で使い方を教えてあげるわ」

 

「こんなもの、頂いて良いのでしょうか・・?」

 

「気にしなくて良いわ、ここの艦娘は皆持っているのよ?」

 

「そうなんですか~」

 

皆持っているとの発言で大鯨は気にしなくなった。

言った通りではあるが、流石に超技術で作られたスマホまでは誰も持っていない。

 

「そうねぇ~、使い方は後にして登録を済ませてしまいましょう」

 

「登録ですか?」

 

「そう。それを片手で持って親指を何処でも良いから押し付けて」

 

言われた通り霧式スマホを手のひらに乗せ親指を端っこの方に押し付けた。

 

「そう、それで良いわ。それをもう片方の手でやって頂戴」

 

大鯨の指紋登録が完了した。

 

「こう・・ですか?」

 

「大丈夫よ、それで貴方だけの物になったわ」

 

「ありがとうございますっ!」

 

霧式スマホを見ながらおもちゃを貰った子供の様に目がキラキラさせている。

その様子を見て簡単な操作だけ教えようと思ったヤマトである。

 

「そうねぇ、簡単な使い方だけ今教えるわ」

 

「はいっ」

 

「登録と同じ様に片手で持って親指を何処かに触れて」

 

大鯨は言われた通りに親指で触れると登録時とは違い、触れた部分から青白い回路の様な模様が広がり消えていった。

無駄な演出である。

そして霧式スマホが起動し、ホーム画面が表示された。

 

「それが起動よ。操作は殆ど音声操作ね、何かやりたい事や調べたい事をソレに向かって話すと良いわ」

 

「分かりました~。えーっと・・え~~っと?」

 

いざ使い方説明されても意外と分からないのである。

 

「・・・ソレに向かって料理でも言ってみなさい」

 

「う~ん・・」

 

(そこ悩む所かしら・・?)

 

「鯖の味噌煮?」

 

何故か疑問系であり、鯖の味噌煮が疑問系で検索された。

 

検索欄には[ 鯖の味噌煮? ]と入っていて機能は正常。

その下には検索された結果が表示されている。

基本色が白地であり、挿し画像が入っていて分かりやすい。

 

某Googl(ry)の様な見た目である。

 

「表示されたわね?そしたら気になるものに指で触れると良いわ」

 

「わぁ、すごいです!レシピが出てきましたっ」

 

 

― ぐ~ ―

 

 

大鯨のお腹が鳴った。

 

「鯖の味噌煮・・有ると良いわね?」

 

「はい・・」

 

大鯨は顔を赤くし俯いてしまった。

 

「行く前に・・着替えましょう」

 

そう言ってヤマトはタンスから改巫女服を取り出して、差し出した。

 

「着替えですか、昨日のは?」

 

「まだ洗っていないわ」

 

「分かりました」

 

受け取った大鯨はベッドから降り、重ねてある一番上の服を服を広げた。

広げた服は羽織だ構造的に一体どの様に着るのだろうと思った大鯨である。

 

「あの、これは?」

 

「羽織ね」

 

「分からないです・・着方が・・」

 

「教えてあげるわ」

(手取り足取り・・ふふふっ)

 

「ありがとうございます」

 

「良いのよ、私が用意したのだから」

 

そして大鯨はヤマトの前でネグリジェを脱いだ。

昨日と違い目の前で手を伸ばせば届く距離にいて、色白の肌と上下黒の下着がヤマトを刺激している。

 

(お・・お、押し倒して・・良い?かしら・・・)

 

「ていとく?」

 

固まっているのに疑問を感じて声を掛けた。

そのヤマトは思考が飛んでいて、声を掛けられた事にビクッと反応していた。

そして直ぐに気を持ち直した。

 

「まず、この襦袢ね。羽織ったら左が上に来るように重ねて・・」

 

紅い襦袢を大鯨の正面から着付けてあげるヤマトである。

正面からが重要である。

 

よく見える。

 

「首が苦しくない程の位置で腰紐巻いて、次は白衣ね。これも同じ様に羽織って・・」

 

襦袢は袖の無いものも有るが、上から着る白衣に袖が無いのに違和感を感じていた。

 

「あの、袖は・・?」

 

「この後よ。で帯を巻いたら緋袴・・らしき物ね」

 

「らしき物!?・・この服は・・・?」

 

「金剛型一番艦金剛の服よ」

 

緋袴らしき物と呼んだのは、緋袴が紅ではなく黒く、あまりにも短かったからだ。

さらに内側には少し出る程度にフリルがあしらっており、緋袴の原型が殆ど無いものである。

所謂ミニスカートと呼ばれるものだ。

 

「金剛・・さんの服ですか・・着るの大変ですね」

 

「そうねぇ、緋袴をヘソの辺りまで上げたら一体になっている帯を・・」

 

大鯨の正面から帯を後ろにと腕を回し、体にペタペタと触れるヤマトであった。

 

「よし。最後に羽織らしき物を・・」

 

「らしき物・・」

 

少し気になったがぐっと飲み込んだ様だ。

そんな大鯨を気にせずヤマトは大鯨が最初に触れた羽織を持ち出し、首に掛けた。

首から後ろは背中全体を覆う一枚の布状で膝下まであり、首から前は2枚の布に別れ膝辺りまでの長さがある。

その胸元には金の紐が垂れ下がっている。

 

「よし、帯巻いて・・最後に分離袖ね」

 

最後に残っていた布は分離袖であった。

 

「腕を横に伸ばしてくれる?」

 

「こう・・ですか?」

 

「そうそう」

 

大鯨は両腕を真横、水平に伸ばした。

その腕に分離袖を二の腕まで通し、袖括りを絞って留めた。

 

袖括りとは基本的に手首の袖を絞って動きやすくする紐だが、この場合は二の腕に分離袖を固定するのに使用する。

 

右腕に左腕と分離袖を通していき、されるがままの大鯨はくすぐったいのか色めかしい声が口から漏れていた。

 

「んっ・・」

 

(・・眼の前でそんな声出されると襲いたくなるじゃないの?)

 

そんな大鯨が気になりながらも両腕の分離袖を着せ終えた。

 

「よし、出来上がりっ!」

 

 

金剛型の服を着せられた大鯨であった。

 

 

「あの、足がスースーしますぅ~」

 

「・・・・・」

 

うぅ・・っと声を漏らしなが緋袴もといスカートを抑えながら少し内股になっている。

その非常に唆る姿にヤマトの短い自制心が遂に限界を迎えようとしていた。

 

 

(すこ・・少しぐらい・・ね?大丈夫よね?)

「ねぇ・・大鯨?」

 

近づき右手で頬に優しく触れた。

 

「?・・なん・・ですか?」

 

気づいた。

 

ヤマトの様子がおかしいのに。

先程とは様子が違い、そのうえ顔が近い。

 

雰囲気がころころ変わるのは少し接して慣れた。

 

でも、これは可笑しい。

 

 

「あの・・ていとく?」

 

「ふふふっ・・可愛い」

 

 

顔を更に近づけて口を。

 

空いた手を腰に回して逃しまいと。

 

下がるならそのまま押し倒そうと。

 

 

 

 

 

 

―――チリン―――

 

 

 

 

 

エラーがエレベーターでやってきた。

 

頭に銃を乗せ両腕を組んで仁王立ちしている。

 

 

(・・・・・エレベーター止めておくべきだったわ)

「あら・・おはよう?エラーちゃん」

 

―おはようです!―

 

何も知らないエラーは元気よく右手を上げて挨拶してきた。

 

「さて、行きましょ?」

 

気がそれてしまったヤマトは雰囲気が一変していた、まるで少し前までの事が無かったように。

 

「?。はい・・」

 

「もーっ可愛いんだから!」

 

「ひゃっ」

 

抱きしめた。

性的な意味合いは無くただのスキンシップと言った雰囲気だ。

 

(・・・純粋な巫女装束もありね。着てくれるかしら?)

「ふふふっ」

 

「ていとく・・?」

 

「あら・・?ブーツを忘れていたわね」

 

素足のままである。

大鯨の足に自らの足を絡ませようと、何も履いていない足に目ざとく気づいた。

 

少し離れ素足の大鯨をジーッと見ている。

 

足を眺め、ほんの数秒が過ぎた辺りでヤマトの手に粒子が集まり、ブーツが形成された。

 

金剛が履いているサイハイブーツである。

黒と茶で落ち着いた色合いで、膝上10センチ程まである長さだ。

 

「はい。サイズはコレくらいかしら?」

 

「ブーツですか?随分と長いですね・・」

 

「そうね。それ履いたら行きましょ」

 

サイハイブーツを渡した。

履かせようかとも思ったが、ブーツ履くのに手こずるのを見たかったのである。

 

しかし、予想は裏切られた。

 

何事も無く履き終えたのである。

 

 

(履き慣れてるのかしら・・?)

「・・・」

 

「えっと。履けました」

 

「ふふふっ・・・似合っているわ・・凄く・・」

 

「ありがとう・・ございます」

 

 

―これお返しするです―

 

 

そして会話のタイミングを伺っていたのかエレベーターでやってきてから静かだった妖精が銃を差し出してきた。

 

その事に妖精の存在を忘れていた2人であった。

 

「銃の事忘れていたわ・・」

 

そう言いながら大鯨を見みては何処に装備させようかと迷っていた。

金剛型の服を着た大鯨、装備出来る所が少ない。

 

「あの・・ここでは必要ないと思うのですけど・・」

 

「だめよ・・用心は常に必要よ」

 

ヤマトはガンホルスターを作り上げた。

腰に巻くベルトと太ももで固定するホルスターをセットである。

 

所謂レッグホルスターと呼ばれ、腰のベルトから吊り下げ太ももに固定する物だ。

 

「はい。これを付けて頂戴」

 

「これ・・付け方がわからないです」

 

(キマシタ!分かっていたともーっ・・・ふふふっ)

「そうね、付けてあげるわ。動かないでねー」

 

そう言いながらホルスターのベルト部分を持ち大鯨の目の前でしゃがみ込み。

 

 

スカートに手を突っ込んだ。

 

 

「きゃ!?何をっ」

 

咄嗟にスカートを手で抑えた。

 

しかし既に手を突っ込んでいるので意味があまりない。

 

「このベルト腰に巻くのよ」

 

「腰に・・?」

 

「ほら、出来たわ」

 

大鯨は若干赤面している。

下着で居るのはあまり気にしないらしいがスカートに手を突っ込まれるのはダメなようだ。

 

 

当り前である。

 

 

そんな事関係なしとヤマトは腰のベルトに太もものベルトを固定し終わっていた。

銃も既に装着されている。

 

「うぅ・・やるならひとこと言ってくださいっ!」

 

(ひとこと言えば大丈夫なのね・・)

「ふふっ、ごめんなさい?」

 

「う~・・」

 

 

― ぐ~っ ―

 

 

抗議的な目を向けていたが、お腹が鳴り俯いてしまった。

 

顔を赤らめている。

 

 

「ふふふっ。ご飯・・行きましょ?」

 

「はい・・」

 

 

こうして金剛型の服を着た大鯨である。

金剛型との違いは頭の電探と太ももの荷電粒子射出装置である。

太もものホルスターは隠す気が更々無く、スカートとサイハイブーツの間にあり丸見えであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの・・」

 

「何かしら?」

 

「その格好で行くんですか・・?」

 

「あら・・忘れていたわ」

 

ネグリジェのままである。

艦娘の事になると周りが見えなくなるヤマトであった。

 

 




霧式スマホほしいです。

それと分離袖は1人ではどうやって着けているんでしょうか・・実は中にマジッk ―ゴッ―

作者が退場しました。
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