白き鋼 ー Fog Fleet YAMATO ー   作:Arcelf

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時系列メモ取りながら書いてるのですが、結局一話前のを読みながら内容合わせてるのよねと、どうでも良い事を悩みました。


泊地ニ突入スル大和

「ぽい!?加速は良くないっぽい!?陸に突っ込んじゃうっぽーい!」

 

「大丈夫よ、問題ないわ」

 

「凄く嫌な予感しかしないぴょん!!」

 

(湾内まで1kmないかな40秒程と..その前に睦月と阿武隈をクラインフィールドで..艤装も囲っておいて、そこの走り回ってる2人はいいか..よし、湾内に障害物なし

─湾内突入─この船体が接舷できそうな場所は...そこ!右回頭最大っ─左舷サイドキック─右舷サイドスラスター起動出力20%─「ぽー!!「びょ!?」」・・ん?・・ダイナミック☆接舷!)

 

 

 

周りの艦載機を気にせず加速し40knotで湾内に突入し右側に見えた港湾に接舷することに決定。

間髪置かず右回頭で急激に船体が揺れたためかクラインフィールドで固定されてない夕立と卯月は浮き上がり、

前部左舷サイドキックと後部右舷サイドスラスターで急減速し斜めに航行しは始めたヤマト付いて行けず左側の窓に張り付いたのだった。

 

 

(よし、うまく行った最ッ高!ふふん~♪)

 

 

 

───ザァァアアア!!───

 

 

「あら、すごい水しぶきね」

 

「ぽ・・い」

 

「・・・」

 

港湾にぴったしとヤマトが高速で接舷したのだ、ヤマトと港湾で圧縮された水は開いてる空間である上部に勢い良く出たのだ。

ヤマトの船体よりも遥かに高く上がった水しぶき、それまた数キロ離れてても認識できるのでは無いかと言う状態である。

それと勢いよく窓に張り付いた2人だが卯月がついにダウンした。

 

「・・・艦載機が結構な数落ちたわね・・後で何か言われるかしら?」

 

「もう・・気にしないっぽい・・」

 

水しぶきで艦載機が落ちたらしい、それと夕立に耐性が付いたようだ。

 

(錨をおろして...どうしましょう? 提督が何処かに居るはず..何か行動を起こすでしょう、それまで待機ですね。・・・卯月床は硬いよ?)

 

「夕立、卯月を此方のソファーに寝かせなさい」

 

「了解っぽい・・」

 

「夕立も疲れてるなら寝なさい?」

 

「うんしょっ・・・違うっぽい精神的に疲れたっぽいぃ」

 

夕立はヤマトの座っているソファーに卯月を寝かせ、向かいのソファーである阿武隈の横に座った。

その光景はどこか疲れた人がすべての力を脱力してどっしりと座る光景であった。

 

(おや・・卯月が此方側に倒れてきた・・コレは少し横に..横に・・・膝枕キタコレ!)

 

ヤマトは倒れてきた卯月を膝枕し楽しんでいるのであった、一方夕立は死んだ目で天井をジーっと見ている。

艦橋では静かな空間が流れるのであった。

 

 

 

 

 

───執務室───

 

 

「祥鳳付いてこい!」

 

泊地に戦艦が突っ込むと聞いて提督は執務室から飛び出し大淀の元へ向かった

 

 

 

───通信室───

 

─バンッ─

 

「提督!?」

 

「大淀そのマイクよこせ!!」

 

提督は大淀からマイクを奪い取り息を大きく吸った。

そして大声で伝えるのである。

 

 

 

 

──泊地全体に告げる!直ちに高台へ避難しろ!──

 

 

──泊地全体に告げる!直ちに高台へ避難しろ!──

 

 

──これは訓練ではない!!──

 

 

──これは訓練ではない!!──

 

 

 

「はぁ..はぁ、位置的に此処は大丈夫か..」

 

「あの..どうされたのですか?」

 

大淀は戦艦突進の無線を聞いていないので理解が追いつけずにいた。

 

「ああ、戦艦がここに突撃してくるようだ」

 

「え・・」

 

大淀は非現実的な事を聞き若干思考がフリーズした。

此方を攻撃するつもりなら既に砲撃してるはずだが、しかし此処に用があるなら何故突撃を?と。

 

「突撃ですか..?」

 

「ああ、龍驤から戦艦が加速したと報告があった」

 

 

 

 

 

───食事処間宮───

 

「瑞鳳さんそちら元栓全部止めてください!」

 

「間宮さん完了です、鳳翔さんっ」

 

「大丈夫です」

 

食堂では慌ただしく避難をしていた。

 

「皆さん付いてきてくださいっ!瑞鳳さんと鳳翔さんはサポートお願いしますっ」

 

「了解ですっ」

 

鳳翔は頷くだけで返事をした、口数の少ない彼女だが真剣になると更に少なくなる。

そして非番でやることがなく早くから食堂に来ていた艦娘達と避難を開始しようと建物から出たときであった。

遠くで巨大な水柱が上がった100mは軽く超えているだろう水柱が空に上っている。

 

「え・・・何アレ」

 

「「・・・」」

 

他の艦娘も気づいたが言葉にならないようである。

まさに白昼夢である、明らかに規模の可笑しい水量が空に上ってるのだから。

 

 

 

 

───通信室───

 

 

「ッ!ここの窓から湾内が見えたよな!」

 

「はい!」

 

提督は内窓を開け木でできた外扉を勢いよく押し開けた、その先には現実離れした光景が広がっていた。

光り輝く戦艦が明らかに可笑しい速度で湾内に侵入する所であった。

 

「アレは何を考えている!?湾内で座礁するきか!」

 

「大和・・」

 

祥鳳は目を閉じている、この異常事態にお前は落ち着きすぎだと心の中で思う提督である。

そして戦艦はあり得ない機動性を見せるのである。

 

「なっ・・」

 

「・・・・」

 

光る戦艦は物理法則無視したようなありえない機動でドリフト接舷したのであった。

その際に一瞬だけ艦橋から見える顔が光る幽霊船を際立たせていた。

 

「提督?あれは幽霊船ですよね??」

 

「いや幽霊船はあんな接舷するか?」

 

「しかし、接舷した一瞬だけ顔を見せしたよ、しかも2人の」

 

「・・しかし幽霊船にしてはロマンチックだな、光輝いてるしご丁寧に虹まで作ったぞ」

 

「提督・・」

 

どうやら理解の限界を超えると一周りして落ち着くようだ。

2人の眼の前には規模の可笑しい水柱による大きな虹が広がっていた。ロマンチックである。

そこですかさず祥鳳が突っ込みを入れる。

 

「提督、現実逃避は程々にしてください」

 

「・・ああ」

 

(どうすんのあれ、非常識な接舷決めやがったぞ・・すんげぇ行きたくないんですけど。はぁ・・膠着してても仕方がない)

 

「大淀、直ぐに武装できる者を集めて、あの戦艦を包囲してくれ」

 

「かしこまりました」

 

(さて幽霊船と接触だぁ..その前に執務室で武器を回収しないと)

 

 

 

 

 

───工廠───

 

 

「キャーっなんでこんな所に津波がぁあああ」

 

「データがぁああデータがぁあああ!?」

 

機材が濡れて発狂してる工作系艦娘2人である、そこへ大淀が突入してきた。

 

「現在動かせる艤装は!?」

 

「お”お”よ”どーおぉお」

 

「データ・・データ・・ふふふ・・・ふふふふ」

 

「そんなことはどうでも良いです!今すぐ動かせる艤装はありますか!?」

 

「うぅ~ありますけどぉ」

 

「今すぐトラックに積み込んでください」

 

大淀は動かせる艤装だけをトラックに積み込んで艤装の合う艦娘を拾っていこうと考えていたのだ。

数分も掛からず艤装を積み終わり艦娘が居るであろう場所に適当に走り回っていたのである。

 

「なんですか・・あれ」

 

「わかりません、予想では幽霊船かと」

 

「幽霊船・・?」

 

「どう見ても戦艦大和にしか見えないんですけどぉ」

 

「戦艦はドリフトできますか・・?」

 

「え?」

 

「あの戦艦は高速で湾内に侵入しドリフトしながら港湾に接舷しました」

 

「へ・・あの?えっと色々と意味がわからないんですけど」

 

「つまり・・戦艦が侵入した上にありえない機動で接舷したので私の機材が濡れたと・・」

 

「!?」

 

「大体そのとおりです」

 

「「ふふふ・・・どう落とし前付けてくれようか」」

 

明石と夕張は不吉な事を考えるのであった。

 

 

 

 

 

───ヤマト戦艦左舷付近───

 

 

(さて、イカれた方法で接舷してから何も動きが無いわけだけど、これ無人何じゃねぇの?人気全然ねぇー、マジ幽霊船じゃないよね?)

 

「さて、タラップ掛けてくれ..乗り込むぞ」

 

「はい」

 

(銃ぐらい持ってても良いよね?だってここ僕の鎮守府だし..?勝手に乗り込んできたんだからいいよね?)

 

妙なことを自問自答してると、祥鳳がすでにタラップを掛け終えていた。

 

「提督、どうぞ」

 

「え、僕が先に行くの?この状況って護衛が先に行くもんじゃない?」

 

「提督はそんなに見たいのですか?」

 

祥鳳はスカートを手でヒラヒラさせながら言った、それを見た提督は無駄に高い位置にある甲板をみてバツが悪そうな顔をした。

 

(なんてこった・・なんでスカートなんだよ・・って艦娘でスカートじゃないのって潜水艦ぐらいじゃねぇの?)

 

「うん・・先行くよ・・」

 

かくして、提督はなんと言えない気持ちでタラップを登るのであった。

 

 

 

 

───ヤマト甲板───

 

 

(ビクビクしながら甲板覗きながら登ったんだけど、何もなくてよかった、嫌よくない・・何これどうなってんの?なんで光ってんの?もう帰りたい・・)

 

「よし..行くか」

 

「・・・」

 

(・・・なんか祥鳳の視線が妙に気になり始めたぞ?スカートの辺りから・・祥鳳さんその半開きのめがすごい気になるんですけど、なんで半開きなのか教えてくれないかなぁ??)

 

 

──ガッコンッ──

 

 

「ッ! 」─カチッ─

 

「・・・」

 

水密扉が開き反射的に銃を構えた提督だが、祥鳳は無反応である。

 

「誰も居ない?」

 

「人の気配はしませんでした」

 

「勝手に開く扉・・本当に幽霊船だったりしてな・・」

 

(入れってかぁああ!?独りでに開かないで!?やめて!!扉の形状がどう見ても手動でしか操作できなさそうな扉なんだけどぉ!?・・っは!?祥鳳よ何故僕をじーっと見るんだい?周り警戒しよ?)

 

「行くか・・」

 

「はい」

 

 

──ガッコンッ──ガッコンッ──

 

(めちゃくちゃ誘導されてます!これやっぱり幽霊船!?いやいやいや水密扉..どう見ても独りでに動く形状してないよね・・)

 

「これ幽霊船だと思わない?」

 

「思いません」

 

「・・・・」

 

 

 

───チリン───

 

(エレベーターが目の前で開きました、乗れってか、此処まで来たら行くしかないよねー・・)

 

「行こうか」

 

「はい」

 

 

 

───チリン───

 

 

 

 

 

 

 

────ようこそ────霧の超戦艦ヤマトへ────

 

 

 

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