白き鋼 ー Fog Fleet YAMATO ー 作:Arcelf
巨大化してナナテスカトリに関節技決めると言う謎の夢を見ました。
最近は寒暖差が激しいです、体調には注意しましょう。
気合で書いたのですが少し短めです。
―――入渠―――
そこではヤマト1人崩れ落ちていた。
(誰も居ないじゃないの・・なんてこと・・・。仕方ないですね、せっかく来たので湯?に入りましょう)
入渠まで来たが誰も居ないことに落ち込むヤマト、淡い希望をもって入ってみたが誰も居なかったでのある。
眼の前には無人の浴槽、規模的には銭湯並だ。
(見た目銭湯そのままね、無駄に広いのではなくて・・?湯が緑色・・私入って大丈夫なのかしら?)
眼の前に広がっている湯船はすべて緑色をしている。
そして湯船の一つに手を突っ込んで成分を調べようとしたところ、入渠タイマーが動いたのである。
―512時間―
(あら、私でも反応するのね。半月以上入渠する必要があるの?怪我してないと思うのだけど・・?)
どうやらヤマトでも使用可能のようである、入渠時間に関しては先程消費したナノマテリアルなのだが其れに気づくのはまだ先である。
(鉄・・?アルミナ・・なにこれ微量に資材が含まれてるわね・・うん?・・情報に無い物質・・これが大本ね)
マテリアルを操作し手のひらに謎の物質を集めると濃い緑色になっていき、そのまま手で掬った。
(なんかヌメヌメしてる・・キモいわね。これが艦娘の入渠に必要なものね?お持ち帰りしましょう!)
ヤマトは自身のナノマテリアルで金属容器を作り出し、謎物質を詰めたのだった。
これは妖精が作り出す謎の物質なのだが操作できるようである。
「しかし・・せっかく来たのです、入ってみましょう!。・・成分は問題なし、突入!」
―ザバンッ―
(・・・・お湯ね・・この体・・疲労が無いのか疲れを癒やす感覚が無いのねぇ~、湯が楽しめないわ・・。誰か来ないかしら?・・先程夕立はごはんごはん言ってたし他の子も来そうにないわねぇ~・・・暇ね)
ヤマトはナノマテリアルボディなので疲労と言ったものが無く、人間と同じ様にお湯や疲れを癒やす感覚が無いのである。
そして誰も来ない入渠に飽きていた、誰かしら居るかと期待していたがいざ入ってみると物静かで水が流れる音だけが響いていた。
(・・・来ないわね。・・それにしてもこの体・・ヤマトよね、過去の記憶?体?では男性であったはず・・もっと取り乱しても良いと思ったのだけど・・感情の起伏が少ないのはこの体の影響かね)
ヤマトは自身の体を確認して記憶を整理していた、しかし過去の記憶を整理した所で男性であり自分のがどの様な性格をしたのか思い出せないでいた。
メンタルモデルの身体という事は記憶や感情はデルタコア内であり、引き出せないということは完全に欠落していると考えている。
(思い出せないものは仕方ないわね。・・それにしても・・・大きいわね、愛宕並みかしら?・・ふふふ・・愛宕・・良いわね)
元の性格はこんな性格をしていたかと思うと否である、過去の記憶とヤマトの記憶がフュージョンした結果この様な危ない性格になってしまったと言えよう。
そしてどちらの性格でもない真新しい人格として形成されたのである。
(誰も来ないわ・・・・・こうなったら食堂に突入ね!・・決まればさっさと行動・・・よ?)
ヤマトは目の前に妖精が居ることに気づく。
妖精は此方をジーっと見ている。
茶毛の髪を耳元でツインテールに纏め白いベレーの様な物をしておりセーラー服を着ている。
俗に言うエラー娘と呼ばれる妖精が目の前に居る。
― ジー ―
(この子は・・たしかエラー娘ね・・凄く見られてるわ、何かあるのかしら?)
― この異常は貴方でしたか ―
(!?・・随分と流暢にしゃべるのね。それと異常ねぇ・・この表示されてる入渠時間かしら)
「異常ってこの入渠時間のこと?」
― そうです、故障かと思ったのですが違ったようです ―
「あら、ごめんなさいね?。初めて入渠に入ったものだからよくわからなかったわ」
― !貴方は私の言葉がかるのですね ―
「言葉?分かるわよ?。・・もしかして他の人達には分からないの?」
― そうです、声を掛けても誰も反応しません。独り言だったのですが貴方が反応しました、初めてです ―
(へぇ・・誰とも会話できないなんて随分と寂しいじゃないの・・・妖精もお持ち帰りしたいわねぇ)
「そうなの。随分と寂しいわね、私ならいつでも相手してあげるわよ?」
世間一般的に妖精はジェスチャーのみで意思疎通をする、会話できない存在として認識されている。
親和性の高い艦娘でも意思疎通がしやすくなる程度である。
そこへ初めて会話出来たヤマトである。
― 初めてです 初めてです それはそうと 756時間も入っているつもりですか? ─
振り向いて壁に設置してるタイマー見ると756時間に増えていた。
ヤマトは今までの行動を振り返り時間が増える原因を理解した。
(あら・・・もしかしてナノマテリアルかしら?軽く何か作ってみようかしら)
そう思いヤマトは黄色いアヒルを作った、バレーボールサイズと特大である。
すると時間が1024時間に増えたのである。
どうやらナノマテリアルを消費すると時間が増えるようだ。
(・・・増え過ぎじゃないの?これ・・下手にナノマテリアル使わない方が良いかしら?。本体の生産量早めに確認した方が良いわね・・)
― 凄いです! 私達の作り方とはぜんぜん違うです! どうやったのです? ―
「そうねぇ、体の一部を切り取ってる感じかしら?」
ヤマトの発言は体内に保管してるナノマテリアルを使用してるのであながち間違いではないと思っている。
それより妖精は切り取ると言う発言が気になっている。
― 痛くないです? ―
「痛くないわよ、それより妖精の作り方が気になるわ?」
― 私達はね力を込めると出ます こう ふ~んっ って 今は資材が無いので出来ませんが この入渠のお湯もそうなんですよ? ―
どうやら妖精は気合を入れると資材と引き換えに何かを作れるらしい。
気合で物を作る不思議な存在であった。
そしてヤマトはこのお湯もといった時点で、先程集めた謎物質は妖精のナニかであると判断した。
(このお湯の成分で謎なのって妖精が作ったのね、・・妖精汁・・っ!いかん変なことを考えてしまった・・気にしないでおきましょう)
「そ、そうなのね。所でこれが・・そうなの?」
そう言い先程金属の容器に入った妖精汁を取り出した。
すると妖精は目を見開いた。
― これは高速修復材の原液です、資材と溶かし込んで高速修復材を作れるのです。これ一本で2杯は作れるです ―
ヤマトは凄く良いことを聞いた。この妖精汁は入渠に使う素材であり高速修復材の原料だったのだ。
あとはこの原料を作れれば艦内で運用出来ると。
(良いわねこれ・・凄く良いわね、これがアレばお持ち帰りしてもやっていけそうね・・ふふふ・・ふふふふっ)
― 此処までの純度は見たことないです。何処で手に入れたです? ―
「集めたのよ、この様に」
ヤマトは手を湯から手を上げ妖精汁をだけを掬って見せた、手を上げるときに周囲の妖精汁だけをかき集めたようだ。
すくい上げた妖精汁が指の隙間から滴り落ちている、粘度が高いのか糸を引いて垂れている。
それを見たヤマトは閃きが浮かび目を見開いた。
(ふふっ・・ふふふふっ!?なんてことなの!入渠っ・・恐ろしい場所ね・・)
― すごいです!どうやったです?? ―
「ふ..ふふ....ふふっ」
― のぼせたです? ―
「! ・・そうね・・出ようかしら」
ヤマトは良からぬ事を考えていたようである。
それを見た妖精はのぼせてると勘違いしたようだ。
「さて・・・妖精?・・何と呼べば良いのかしら?」
― 妖精は妖精です ふとした時に現れてふとした時に消えるです 名前があったらたいへんです ―
「そうなのぉ?でも不便ねぇ・・貴方はエラー・・エラーちゃんね。うん、そうしましょう」
――カッ――
光で辺り一面白くなった。
妖精が・・大きくなった。
みかんサイズの頭がハンドボールサイズになった。
胴体も相応に大きくなったようだ。
「・・・・」
ー ヤマトさんと繋がりました! ―
(あら・・・何かマズイ事したかしら?)
「大きくなったわね?」
― はい! これからヤマトさんの専属になります! よろしくお願いするですっ ―
(何も分からないわ・・)
「繋がりとは何かしら?」
― 私達妖精は基本的に土地に繋がっています。土地から存在する力を得ています。なので土地によって妖精の特色が変わります ―
(察したわ・・凄く・・・適当に名付けるのはやめましょうか・・)
「・・・・」
― そして私はヤマトさんから名付けていただきました。そしたらヤマトさんと繋がりました! ―
(妖精を一体?テイクアウトしました・・適当に名付けるのはやめよう・・)
どうやら随分と大きい妖精が仲間になったようだ。
ペットボトルにハンドボールをぶっ刺した様なサイズ感である。
非常に大きい。
「そうなの・・貴方は何が出来るの?」
― うーん・・う~ん・・他の妖精が出来ること全般的に出来るようになったようです! ―
(・・・妖精汁解決しましたっ。ありがとうございますぅっ)
「素晴らしいわ・・ふふふっ・・」
ヤマトは口に出してしまったが小さいつぶやきのようであり妖精にはよく聞こえなかった。
― どうしました? ―
「けほん・・そうね。他には何か出来るようになっているの?」
― 他・・う~ん 出来ないようです・・ ―
妖精は妖精が出来ること以外は出来ないようで少し落ち込んでしまった。
しかしヤマトには十分すぎる収穫であった。
「気にすることは無いわ・・素晴らしいわ・・非常に・・素晴らしい・・」
― ありがとうございますです! ―
ヤマトには妖精の笑顔が眩しかった。
笑顔を見る度に心の穢を自覚していた。
それでもヤマトはブレない。
「さて、行きましょうか」
こうしてヤマトと妖精は出会った。
ヤマトはこのビッグサイズ妖精をどう持っていくべきか悩み、抱きかかえて持っていくことに決めた。
妖精は流暢に喋ります。
小文字カナで書いたら作者が発狂しました。
なので普通に書きます。
―ここは譲りません―