プリキュア世界に転生したのだが、俺は陸戦型で頑張る 作:アインスト
今回はご存知の通りなおちゃんの虫嫌いのお話です。
ではほんへ、どぞ(´・ω・`)
学校敷地内のベンチにて、前回の戦闘データをPCで纏めていた時の事。
いつものメンバーはベンチの近くの花壇で何かを見ているようだ。
「何してんねんやよい?」
「帰るよー?」
「ねえ見て見て!可愛いダンゴムシだよ!」
「っひぃ!?」
「ホントだ、可愛いね!」
「とても小さいですね‥‥‥」
パッと見緑川は虫が苦手みたいだな。
のけ反り方が正にそれ。
が、のけ反ったは良いものの何かを足に引っかけたのか、良い勢いでスッ転んだ。
「いったたた‥‥‥」
「なお、大丈夫?」
「どないしたん?」
──‥‥‥大方、これに足を引っかけたみたいだな。
「何やそれ?なんか‥‥‥打出の小槌みたいやな」
「それって何クル?」
「昔話の一寸法師に出てくる不思議な道具の一つだよ。一寸法師は小さな体で大きな鬼と勇敢に戦って、最後にお姫様が"大きくなーれ"って打出の小槌を振るうと一寸法師は大きくなるの」
──ああ、それは俺も知ってるな。ジャイアントキリングとかロマンだろ。
「何、ジャイアントキリングって?」
「簡単に言えば不可能を可能にするようなものですよ」
「へー‥‥‥!」
そう言って星空が解説すると、キャンディは目を子供のように輝かせて、私もやりたい!みたいな流れになった。
まぁせっかくだから渡してみる。
「大きくなーれ、クル!」
「へぶっ!?」
──おお、モロに入ったな。
「ジャストミートやな」
──‥‥‥ってかその小槌光ってねぇ?
『え?』
──うおっ眩しっ!
「冷静やねキミィ!?」
で、光が収まって目を開けると巨大化したキャンディがすぐそこに立っていた。
‥‥‥ん?
"巨大化"した?
『キャンディが大きくなっちゃったぁぁぁぁぁ!?』
──いや待て、冷静に考えてみろ。
「何やねん冷静にって‥‥‥ん?」
──おお日野、気づいたか?
「‥‥‥なぁ、もしかしてこれって」
──はい日野大正解。花丸あげちゃう。
「よっしゃー!って嬉しかないわ!!」
──ノリツッコミゴチです。
「ってことは私たちがちっちゃくなっちゃったって事!?」
慌てている面子の傍らで、呑気にキャンディは俺たちを探しているようだ。
──で、だ。恐らく原因として挙げられるのはあの小槌だな。
「それは間違いありませんね。ですが‥‥‥」
「取りに行くのは至難の技だよねぇ‥‥‥」
──まぁこればかりは仕方ない。地道にキャンディを追いかけるぞ。
『おー!』
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「これって‥‥‥湖だ!」
「いや水溜まりやろ」
「これじゃ通れないね‥‥‥」
「じゃあ‥‥‥そうだ!葉っぱの船!」
──じゃけん俺は陸戦型で行きますねー。
「あ、せっかくやしそのまま引っ張ってもらったらええんちゃう?」
──お、ナイスアイデア。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「なんて大きな山‥‥‥!」
「階段でしょ」
「これは‥‥‥肩車とかどや?」
──いや、バランス崩して倒れた時が危ない。ここは俺が運ぶよ。
「おー、タクマくん縁の下の力持ちー!」
──煽てても何もねえぞ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「いつもの教室が全然違ーう!」
「感心してる場合やないやろ!行くで!」
「あっ、キャンディー!待ってー!」
「ちょっと待って、これ‥‥‥高いよ」
「うぇ‥‥‥」
──仕方ないな‥‥‥反対側から定規で橋をかけてやるから待ってろ。
「すみません毎度‥‥‥」
──気にするなよ。チームだろ?
んで、手頃な定規を見つけたので橋をかけてやる。
‥‥‥かなり透けてるけど。
「あ、アカン‥‥‥足元めっちゃ透けてる‥‥‥」
「あばばば‥‥‥」
「下向いたらアカン‥‥‥下向いたらアカン‥‥‥!」
「あっ」
「おわー!なお、しっかりせえー!」
そうしてどうにかこうにか辿り着いたはいいが、またも見失ってしまう。
どこに行った‥‥‥?
「あ、いたよ!」
「だいぶ下の方やな‥‥‥」
「‥‥‥!私に良い考えがあります!」
そう言って青木はスマイルパクトを取り出し、傘の形をしたデコルをセットする。
すると、パクトから傘が人数分出現。
パラシュートの要領で降りていく。
んー、俺も使うか。
背中にパラシュートパックを取り付け、降下する。
‥‥‥が、ここで予想外のアクシデントが。
なんと声が聞こえたのかキャンディが振り向いた。
それは良いのだが、その振り向いた風圧で草むらへと飛ばされてしまったのだった。
「あいたたた‥‥‥」
──おーい、大丈夫かー?
「なんとか大丈夫や。せやけどここは‥‥‥?」
「あ、トノサマバッタ!」
「ひぇっ!?」
──おお、色んな虫がいるなぁ。
「い、いぃやぁぁぁぁぁ!?」
「ちょ、なおちゃん大丈夫!?」
てんとう虫が緑川の前にやってくるが、緑川は怯えて隠れてしまう。
そこで青木が、緑川は大の虫嫌いだということを教える。
しかし間の悪いことにパニックを起こした緑川はあわや落下しかけるが、ダンゴムシがクッションになったことで大事には至らず。
‥‥‥緑川は気絶したが。
それから数分後、目を覚ました緑川にダンゴムシの幼虫が気遣いで葉っぱを一枚差し出した。
そこからは驚きの連続で、多種多様な虫たちが共存していたのだ。
まぁ当たり前だろうが、ここまで間近で見ることはまずない。
青木の言う通り、ここは虫たちの街なのだろう。
とまぁ良い感じに感動していたところになんとまぁ醜い顔つきのBBAが俺たちの目の前に落ちてきた。
どうやらこのBBAが一連の騒動の犯人、マジョリーナって奴だそうだ。
「ほほー、自分たちで小さくなるとは手間が省けただわさ!」
──テメッ、何を!
「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まるだわさ!」
マジョリーナが白紙の絵本に黒い絵の具で塗りつぶすと、あの時と同じように空が暗く染まり、周りの虫たちから黒いエネルギーが滲み出てくる。
まさか虫たちからも何かしらのエネルギーを得られるのか?
だが、こんな事をされて黙っていられる彼女らじゃあない。
「これ以上はさせない!皆、行くよ!」
『うん!』
──かしこまりぃ!
《レディー?》
『プリキュア、スマイルチャージ!!』
《ゴー!ゴー!レッツゴー!》
──着装ッ!
彼女らが変身している横で、様々なパーツが俺の周りを飛び交う。
そして、次々と身体に装着されていき、完成されたその姿は"陸戦型ガンダム"。
「キラキラ輝く未来の光ッ!キュアハッピー!」
「太陽サンサン、熱血パワーッ!!キュアサニー!」
「ぴかぴかぴかりん、ジャンケンポンッ!キュアピース!」
「勇気凛々、直球勝負ッ!キュアマーチ!」
「しんしんと降り積もる清き心‥‥‥キュアビューティ!」
──‥‥‥やっぱり俺も名乗らなきゃダメ?
「当然だよ!!」
ピースが顔を近づけてふんすと叫ぶ。
‥‥‥仕方ないなぁ。
──この砲に穿てぬ物はない!陸戦型ガンダム、推参!
「「五つの光が導く未来!輝けッ!スマイルプリキュア!」」
──とオマケ一体!
さて、戦闘開始だ。
俺の輝き(輝き撃ち)、見せてやらぁ!!
という訳で後編に続きます(;・∀・)
いかがだったでしょうか?
楽しんでいただけたのなら幸いです。
次回はなるべく早めに更新したい‥‥‥!
では、次回の更新でお会いしましょう。
ではでは(´・ω・`)ノシ
ヒロインまだ決めてないんでここで決めたいと思いますー(;´∀`)一応活動報告でもアンケートはとります。とりあえずここでは誰か一人をヒロインにするなら誰にするか決めてください。期限は特にありませんよ(*´ω`*)
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星空みゆき
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日野あかね
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黄瀬やよい
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緑川なお
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青木れいか