女性型ヴァンデルにTS転生した俺は…   作:小豆団子

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原作の始まり
15話 帰って来たハルカ


 

 俺がヴォルハ村を旅立ってからもうすぐで3年が経とうとしている。

 今は村へと帰る旅の最中だ。ユーリィから『アンクルスの里やヴォルハ村でモンスターが発生して危険である。港町レドウで事態が収まるまで待っていろ』という旨の手紙が届いていたが今回は無視させてもらう。原作開始を見逃すわけにはいかない。少し余裕を持って帰っておきたい。

 そもそもこちとら黒の地平で修行していた身、泥トカゲレベルのモンスターなど物の数ではない。

 

 ただ少し気になったことがある。ヴォルハ村周辺に出没したモンスターが泥トカゲの様な沼の章に属するモンスターでは無く狼の様なモンスター、つまり地の章に属するモンスターだったことだ。

 

 アンクルスの里を攻めている死人沼の策士(笑)ムガインは沼の章のモンスターしか使っていなかったはずだ。

 数からして野良でも無さそうだし地の章のモンスターが出てくるのはおかしい。

 原作で描写がなかっただけなのか、もしくは俺の行動によって何かしら変化があり、他のヴァンデルまで介入してきたのか…。

 どちらかと言えば後者の可能性が高いだろうか?

 ムガインは原作でバスターの人数や性格を調べ抜いていた。その結果ポアラは単独でムガインの本拠地に誘い込まれることになったわけだ。

 ユーリィがバスターとなり敵となりうる存在が増えた事で警戒し、応援を呼ぶ事は十分に考えられる。

 

 そうであるなら少し心配だ。原作と違う事があると俺もどう動けばいいのかわからない。大丈夫だとは思うがやはり早めに帰っておきたい…。

 

 

 そう思いアンクルスの里への道程を急ぐ。

 

 

 

 

 それにしてもこの3年間色々あった…。

 

 無名の三ッ星とやりあったり、生き物としてどうなの?と思いたくなるモンスターとやりあったり、それらを糧に修行したり…。

 

 だけど結局、黒の地平でグリニデ閣下やその配下のヴァンデル達とは会えずじまいだった。

 黒の地平の奥地に向かった事はあるのだが、密度の高くなっていく在野のモンスターや警備のモンスターに阻まれ進むことが難しかったのだ。多少隠密行動も覚えたがユーリィ程じゃない。地面が見えなくなるほどウジャウジャいる虫どもに見付からず奥へ進める自信はない。生理的にも無理だ。

 

 所詮は虫だし蹴散らしなが進んでも良かったのだがやり過ぎるとグリニデ閣下の嫌いな粗暴な振る舞いともとられかねないしね。

 敵対行動をした上で閣下が見逃しても良いと思わせられるほどの有能さ(セールスポイント)は無いからなぁ。

 それに取り次ごうにもモンスターの数は多いが知能があるものは少ないらしく、人語を解すモンスターには会えずじまいだった。

 

 

 最後まで原作登場キャラ達と出会えなかったのは残念だがビィト達をストーキングしていればその内遭遇出来るだろう。

 ムガイン?序盤の噛ませは眼中に無いですね………ゴメンやっぱりあの三下っぷりは間近で見たいわ。

 

 

 そうこうしている内にアンクルスの里の外壁が見えてきた。

 今回は星呑みしてるし正面から堂々と入れる。

 先ずはヴォルハ村がどうなっているのか情報を集めないとな。これからの行動はそれから考えよう。

 

 

 

「おーい、門さーん!いれてー!」

 

 

 アンクルスよ!私は帰って来た!!

 




大変長くお待たせしてしまい申し訳ないです。しかも短い…。

今回ほどお待たせすることは無いと思いますが(多分)、これからは不定期更新になりますのでよろしくお願いします。
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