マッドな科学者が鎮守府を経営するそうです 作:リバプールおじさん
霞「何?アンタが私達にどうやって価値を見出すって言うの!?」
霞がそう怒鳴りつける。はっきり言ってこの時点で解体されてもおかしくは無い。だがここまで来てしまったらどうしようもない。所詮解体される身なのだ、最期くらい反抗させてもらったって良いだろう。
勿論、彼女たちのこの考えは決して正しくはない。しかし彼女達は少しでも生きた証を、爪痕を残したかった。
部下に怒鳴られると言う行為、常人なら怒るか悲しむかで心に爪痕を残しただろう。そう。それが『常人』ならば。
立川「価値?あるか無いかを決めるのは俺だ!お前らモルモットじゃないのだよ!貴様らはここに来た時点で実験台の上のモルモット!俺は研究する者!何か異論でもあるかい!?」
そう。言った相手はよりにもよってこの男。『常人』では無い。『狂人』である。どう考えても人間の道を外れている。
若葉「.....司令官はなかなか外道だな」
立川「外道だろうが何だろうが結構。何と言われようが俺の心情は変えるつもりはない!」
川内「そんな宣言されても...」
最早怒りを通り越して呆れて来た。いくら感情をぶつけてもそもそも人として立っている位置が違うのだ、それが心に響くはずがない。
立川「さて、とっとと入れ。暫くしたら執務室に来い。絶対に歩いて来るんだぞ!」
電「一件落着...なのです、か?」
白露「まぁ主砲でドカン!とは行かなかったみたいだから大丈夫なんだろうね」
不知火「あの方々が怖がっていることを除いて、ですか」
また変なトラウマを植え付けちゃったのです...。
そう思いその方々の元へ向かいました。
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立川「あーあ。怒鳴っちまった。まるでアンタみたいだな、親父」
そう思い父母と幼き頃の自分が映っている写真を鎮守府に持って来た鞄の中で見つける。ご丁寧にもガラスの写真立て付きだ。
それを横殴りにして、粉々に叩き潰す。
立川「出来る事ならアンタの脳髄でも心の臓でもぶちまけて隅から隅まで調べてやりたかったよ...。なぁ、親父?」
そう呟いてから鞄に再び手を突っ込み、箱を取り出す。
立川「さて、と。またこれの調合でも始めるとしますかね」
そう言って取り出したのは、注射器。内容物は、不明。
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電「まぁ確かにちょっとおかしい人ですけれど何だかんだ言って悪い人ではないので安心して欲しいのです」
霞「どこがよ!どう考えても悪人の所業よあのクズ!」
白露「まぁまぁ...」
不知火「とりあえずここに居ても何ですし部屋に行きましょうか」
川内「はーい...」