マッドな科学者が鎮守府を経営するそうです 作:リバプールおじさん
立川「ふーぅ...。あのバカ秘書にも困ったモンだ...」
電「秘書?」
立川「ん、知らんのか貴様?あの客は元帥の秘書だぞ?テメエは元々大本営から来たんだろうが」
電「あ....そういえばそうなのです!確かに元帥さんの隣にいらっしゃったのです!」
立川「うるせえモルモット、面の皮ひん剥くぞ」
電「ヒィ!?」
立川「嘘だ嘘。したいのは山々だが」
そう言って司令官が箱を取り出す。そこにあったのは青色の液体を内部に満たした液体。そしてもう1つ。紫色の液体が入った試験管。
立川「いいか、この青いやつは」
『深海棲艦のDNAだ』
電「....え....?」
立川「職業柄な、こういうものを入手して来たのだ。勿論あの秘書にも注入してはいたがな。それの30倍の濃度に凝縮したものだ」
電「な、なんでそんな物持ってるのです...?」
立川「研究の一環で手に入れたんだ、色々とやって来たものでね。フ、フッフ....」
そう言ってさも愉快そうに笑い出す。
電「なんで...なんでそんな物持ってるのですか!?」
立川「同じ質問しかできないのか...?決まっているだろ?このゴミみたいな世界を壊すため」
そう言って凶暴な笑みを唇に浮かべ、そのまま右腕に注射器を突き刺した。
立川「いいか、よく覚えておけモルモット....。深海棲艦の遺伝子はな、全身に巡らせれば全身が異形になるが身体の、骨髄などに直接打てばその身体の一部だけ身体能力が強化される!」
そう言って注射器の内容物全てを体内に流し込む。心なしか右腕のみ黒っぽく染まる。
電「なんで...」
電「なんでそんなことしたのです!?」
そう言って怒鳴りつける電。その目には水が溜まっていた。
電「....司令官は悪い人です!でもそういうことはしないと....モガッ!?」
立川「その表情をするな、あまり貴様らのそういう顔は見たくはない」
電「フゴッ、モググ....ンンンーー!」
司令官が口を右腕で塞ぐ。
立川「いいか、俺はこれから直ぐに大本営に出向く。そこで上層部を皆殺しだ」
電「ダメなのです」
立川「なんで止めるか分からねえな。だってあの上層部だぞ?」
電「でも元帥さんもみんないい人だったのです。だから...」
ジャキリ、と艤装を展開する電。
電「ここで止めるのです」
立川「上等...!」
____
三等兵「大変だー!!元帥殿が刺殺された!」
大尉「どこのどいつじゃあ!!」
三等兵「分かりません!」
大尉「探せぇ!」
三等兵「そんな無茶な!」
秘書「痛いかね?元帥様。こんなナイフ一本で潰れるのがあんたの作った国かね?」
元帥「ま、待て...。何を...」
秘書「これで復讐は完了。次はあの科学者でも殺すとするかね、ハハハハハハハハハハ...」