【SLG風】Cinderella in Your City:あなたの街のシンデレラ   作:自称付き人

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フラグ分岐
・【学生会庶務】橘ありす と出会っています。
・【学生会長】新田美波 と出会っていますが、好感度またはフラグが足りません。
・【学生会副会長】鷺沢文香 と出会っていますが、好感度またはフラグが足りません。


days2-2 真っ赤なドレスのお店(2)

まゆ「はっ! 私は一体何を!?」

 

P「目を覚ましたか誘拐犯」

 

結局お店の中に連れ込まれ、居座ってしまった。

 

まゆ「な、なんですか急にぃ! 私は誘拐なんて」

 

また固まった。目が会うたび固まるなこの子。

 

加蓮「はーいまゆー? 人のお客様に勝手に運命感じてないで」ぽこん

 

まゆ「あぅぅ」

 

ギャルっぽい方の店員が丸めた雑誌で引っ叩き、ふわふわした方の店員が鳴き声を上げて覚醒した。

 

まゆ「まゆは運命なんて感じてないですよぅ!」

 

加蓮「ふーん? その割にはこのお兄さんのこと、随分熱い目線で見つめてたけど?」

 

まゆ「そういう加蓮ちゃんこそ初対面なのに必死に抱きついてたじゃないですか!」

 

加蓮「アレは接客ですー。お客様も大層喜んで」

 

P「ないから。普通に怖かったから。ついでに言えば俺は誰のお客様でもないから」

 

まゆ「ぷぷーっ! なんでしたっけ? 接客? 加蓮ちゃんのお仕事はお化け屋敷でバァーってすることでしたっけー?」

 

加蓮「なにおー! そっちこそ生き別れた親鳥にくっつく雛鳥みたいにこの人の服掴んでたじゃん!」

 

まゆ「なんですかー! 実は純情なくせにギャルぶって!」

 

加蓮「まゆのぽんこつー!」ぽかぽか

 

まゆ「加蓮ちゃんのへたれー!」ぽかぽか

 

P「何勝手に盛り上がってんだこの子ら」

 

店員が店の中で客の目の前でじゃれつき始めたんだけど。帰っていい? むしろここにいる必要ないよね?

 

P「じゃ、あとは若い二人に任せて俺はこの辺で」

 

加蓮「帰っちゃダメ」

 

まゆ「ですよぉ!」

 

P「なんなのホント君ら」

 

急にじゃれあいやめてこっち詰め寄ってこないで。

 

加蓮「だいたいお兄さんが私の言うこと否定したのがいけないんじゃん。責任とってよ」

 

P「いつのまに素直な感想すら有罪になる法律が?」

 

まゆ「そうですよぉ。お兄さんの意見はとっっっっっっても共感できる一般論です」

 

加蓮「まゆと一緒かぁーそれなら私みたいな可愛い子にはわからないなー」

 

まゆ「自分の口で可愛いとか、コロネ巻きすぎてとうとうまともな考えができなくなりましたねぇ」

 

加蓮「残念ーお兄さんが可愛いって言ってくれたもーん」

 

まゆ「言わせたくせに偉そうに!」

 

加蓮「なにおー!」

 

まゆ「やりますかー!」

 

P「やめい」ぺしっ

 

加蓮「ふにゃ」

 

まゆ「はにゃ」

 

どうしてこの子らは勝手に盛り上がり出すのか。子猫の喧嘩みたいだな。

 

P「次始めたらほんと帰るからな? で、俺は君らに連れ込まれたわけだけど、何か目的があるの?」

 

まゆ「いやですねぇ。お客様がご来店されたんだから精一杯おもてなししたいだけですよぉ」

 

P「だからご来店じゃなくて連れ込まれただけと」

 

加蓮「......ほかに何か用事?」

 

まゆ「......私たちを置いてどこに行こうって言うんですかぁ?」

 

P「いや特に用事ないけどさ」

 

この子ら急に目が濁るのなんで?

 

まゆ「うふ、そうですよねぇ。まぁ、まゆは決してチョロくないのでこの程度で喜んだりしませんが!」

 

加蓮「なんで私見ながら言うわけ? まるで私がチョロいみたいに聞こえるんだけど」

 

まゆ「そうは言ってませんけどぉーそう聞こえるなら心当たりが」

 

P「はいアウト。帰る」

 

まゆ「そんなつもり無いですよ? でもそう聞こえたなら謝りますねぇ」

 

加蓮「こっちこそ突っかかってごめんね?」

 

この変わり身の早さよ。

 

P「はぁ......もういいや。せっかくだから中、見させてもらうよ」

 

まゆ「はい♪ じっくり見ていってくださいねぇ」

 

加蓮「お兄さんは特別に何個でも買っていっていいからね!」

 

P「え、ここって購入制限とかあるの?」

 

まゆ「特にありません」

 

P「......勝手に見るわ」

 

というわけで、店内をチラホラと見ることに。

 

店の外からだと真っ赤なドレスばっかり見えたけど、よく見たら普通の服も置いてる。といっても、やっぱり暖色、または黒か白の色合いでヒラヒラしたものが目立つけど。あと、花をあしらった模様が多い気がする。

 

他には数は多くないが、肩を出したニットのセーターだったり、薄手のカーディガンだったり。全体的に可愛めの、すごく女の子っぽい服が多いようだ。ふわふわしたマフラーやリボンなんかも置いてある。

 

反面、青っぽい寒色系のものは目に入れたら死んじゃうのか、ってくらいに完全に排除されていて一つも置いてない。こういうところはさすがアップリコに入っているだけあるな。

 

P「さすがに男物の服はないか。せいぜいちょっとしたアクセサリーでくらいかな」

 

まぁそれは別にいい。一通り見て、何を買うかは(何故か買わなきゃいけないことになっているのは目をつむり)決めたし。

 

そう、それは別にいい、のだけど。チラッとお店の奥の方に目を向けると。

 

まゆ「じーっ」

 

加蓮「じーっ」

 

二人してこっち見てる。口でじーっとかいいながら。

 

P「あれでバレてないつもりなのか?」

 

試しに、目の前にあった真っ赤なリボンを手に取った。

 

まゆ「あは♪ あれに目が行くなんて、素敵なセンスですねぇ」

 

加蓮「確かに。でも、あれはどっちかっていうとまゆっぽい気がする」

 

まゆっぽいって何? 孵化して飛び立つの?

 

リボンを置いて、白い花の.......これは芙蓉か?を手に取った。

 

加蓮「お、あれの可愛さがわかるのかー♪ いい趣味してるじゃん」

 

まゆ「確かにいい目をしてますが、あれは加蓮ちゃんよりですねぇ」

 

加蓮ちゃんよりって何? デースとか言っちゃう? ってそれはカレンか。

 

こんな感じで、こっちがなんかするたびに後ろから何か聞こえてくるから微妙に集中できない。

 

......やっぱりあの子ら、猫みたいだな。

 

P「ったく、俺が何したってんだよ。ただ店先にドレス見てただけじゃんか......っと、おや?」

 

ふと棚に置いてあった花の髪飾りが目に入った。

 

P「これはいいな。えっと、橘ありす......だっけ? あのちびっこに似合いそうだ」

 

この前、学生会室で知り合った美少女を思い出す。すると、急に頭の中に夏祭りの光景が浮かび上がった。

 

あの憎っくきちびっ子が浴衣を着て、小さな川に足だけ浸かりいっしょに花火を見る光景。まるで兄妹ーーあるいは恋人のように隣り合って座って。

 

もちろん今まで似たような経験すらないので単なる妄想なんだが、何故だか妙に鮮明に思い描かれた。

 

澄ました顔してちょっとだけ楽しげな彼女との、幸せな世界だ。

 

P「まぁ、買っていくほど仲良いわけでもない......んだけど、せっかくの機会だし、こういうのプレゼントするのもアリかな?」

 

となると、会長さんや副会長さんにも......と思ったけど。

 

P「いや、あの二人にはマズイかな」

 

あの二人は男から急にプレゼント、っていうものに抵抗を感じる気がするな。なんかあげるにしても、もうちょっと仲良くなるかちゃんとした理由があったほうがいい気がする。

 

P「ま、これだって買うって決めたわけじゃないけど」

 

とりあえず名も知らない素敵な花飾りを置いて別のものを見ようと目線を変えた。

 

まゆ「ありすって誰ですかなんで他の女の名前を呼ぶんですかなんでそんなに楽しそうなんですかなんでまゆのこと見てくれないんですか」(◉△◉)

 

加蓮「そうやって私の気持ち試そうとしてるだけだよね心に決めた子がいるわけじゃないよね私のこと飽きたわけじゃないよね」(◉▽◉)

 

P「ひぃ!」

 

ちょっと意識逸らした隙にハイライトさんが全員遠征なさってる!? ってか片方ちょっと笑ってるのがめっちゃ不穏なんだけど!

 

まゆ「もっと私と見ていてくださいよねぇお兄さんまゆの名前呼んでください」(◉△◉)

 

加蓮「しょうがないなぁお兄さんは本当に仕方がないからずっと一緒にいてあげる」(◉▽◉)

 

二人「じゃないと、何があっても知らないから」

 

P「......」

 

あれ、独り言だよな? というか、君らとオレって今日会ったばかりだよな?

 

P「あーもー。なんでオレが店員に気を使わなければならんのだ」

 

かと言って、後ろからブツブツ呪いの言葉を聞いて死んでしまうのは情けない。

 

意を決して、オレは店員に声をかけることにした。

 

①普段はどんなものが人気なんだ?(まゆ&加蓮:中)

②暖色系の服やアクセサリーが多いんだな(まゆ:大 加蓮:小)

③こういうの、男が持っててもおかしくない?(加蓮:大 まゆ:小)

④他の店員の子ってどんな子がいるの?

(まゆ&加蓮:小 他アイドル認識)

⑤これって人気商品? 値段教えてほしいんだけど(まゆ&加蓮:小 ありす:夏宵フラグON)




物語にありすのフラグが登場しました。
美波とふみふみもフラグの可能性がありましたが、学生会として出会ったため好感度が足りずフラグ分岐できませんでした。

こんな感じで、アイドルとの出会い方により分岐が発生したりします。だいたい思いつきですが!
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