【SLG風】Cinderella in Your City:あなたの街のシンデレラ 作:自称付き人
街の中心部、繁華街の建物やってきた。
P「ちょっと前まではただの空き地とか、流石に限界きてた家やアパートがあっただけなんだけどなぁ」
この建物は別に昔からあるわけではなく、最近できた場所だ。
もともとこの街は学園と駅、それを繋ぐ商店街以外はだいたい住宅街であり、比較的静かな街だった。駅は私鉄で、終点に大きな街があったため娯楽的なものならそちらに行く必要があった。
それが何を考えたのか、2つのそれなりに大きな企業が進出して来て、少しずつ娯楽要素が多くなって来た。
そして作られたのが繁華街の真ん中にあるーーAppricot Mall。通称アップリコ、またはモール。
これが作られてから、この辺りは急にいろんなものが作られ始めた。まだ目立つものはアップリコくらいしか完成はしていないけど、小さいカフェや遊び場などは少しずつできている。
当初はこれができることで「商店街と客の取り合いは始まるのではないか」と危惧されたが、いざ運営が開始されるとそんなことはあまりなく、実は相乗効果でどちらも上手いこと繁盛しているようだ。
P「まぁ、商店街は日用品とかに対し、こっちはそういうのあんまり扱ってないしな。テナント誘致を決定したやつ、天才かバカかどっちかだろ」
アップリコはショッピングモールなのでそれなりに広い敷地の中にいろんな店舗が入っている。それなのになぜ商店街と食い合わせが良いかというと、客層が違うのだ。なんの不思議もない。
ーーまぁ簡単に言えばそれだけなのだが、実のところこのアップリコの中にある店舗、一部がはっきりいって尖りすぎてる。客層が違うというか、どこから客層掘り出した?って聞きたくなるくらい。
例えば服屋を覗こうとすると。
P「なんであんな真っ赤なドレスが入り口に鎮座してんだよ」
例えばイベントの予定を見てみる。
P「なんで多目的ホールにサバゲーと即売会の予定があるんだよ」
例えばご飯を食べようとすると。
P「なんで今週のピックアップはホカホカご飯! 選べる銘柄、炊き方、水の分量! なんてチョイスしちゃったんだよ」
とまぁこんな感じ。全くないとは言わないが、誰目線から生まれた選択なのかわからないものばかりである。
それでも成り立っているあたり、この街がいかに個性的かわかるってものだ。聞いた話だと、来るたびに催しが違うためちょっとした博打で遊びに来る人もいるらしい。
とはいえ、一応学生の街とのことで大っぴらにアダルト商品、賭博商品、危険物などは置いてない。サバゲーだってちゃんと安全管理ができる上で、年齢層を分けるなど配慮もされている。
P「まぁ、普通に遊べる場所もあるし、新しい発見目的で来るのもいいんだろうな。さすが、ちゃんとコンセプトを守っているだけある」
アップリコはちゃんとしたコンセプトがあるようで、一見バラバラのような店構えに見えて実はテナント判定にはそれなりに意味があるらしい。
それは、このオーナー曰く「ここに来れば飽きないこと」。具体的には、同じようなものはテナントは置かないらしい。
大体の商業ビル、特にファッションビルなんかは一つのビルに同じようなお店が複数あることが多い。元から狙って行くならいいが、興味もないのに行こうとすることはあまりないだろう。
アップリコはそこを逆に考え、同じようなものを販売する、あるいはサービスを行っているお店はほとんどない。服屋然り、イベント然り。
流石に食事どころはホカホカご飯イベントとしてご飯をメインに推している店舗が多いが、それだって「ご飯」という括りの中で各店舗こだわりで差別化してる。
あと、実は日用品の類はあんまり置いてなく、こういうところも商店街とあまり喧嘩しない理由だったりする。これも「非日常を提供する」というコンセプトらしいので、このマーケティングはだいぶ成功しているようだ。
こんな感じで、アップリコは上手いこと美城町の新しい顔として定着することができた。
P「これからこの場所がどんな風に成長して行くのか、街のプロデューサーとしてはちゃんとチェックしないとなー。さて、そろそろどっか行くか」
なんとなくやってきて、賑わってる様を見るのはそれなりに楽しいが、流石にただ眺めてるのは飽きる。
どっかいって、あわよくばなんか面白い話を聞くことにしよう。というかちゃんと仕事せねば
P「こんな感じで好き勝手ブラブラできるなんていいご身分だけどな実際。さて、今日のご気分はーー」
①さっきの真っ赤なドレスが気になる(まゆ、加蓮)
②サバゲーって明日からだっけ(亜季、清良)
③美味しいホカホカご飯探すか(未央、藍子、茜)
④オーナーに挨拶行けたりしないかな(杏)
⑤建物の周りはどうなってるんだろう(伊吹、沙記)
⑥なんか学園のイベント案内があるぞ?(美波)
設定はあったのですが、思いのほか時間食ってしまった...,..
アイドル出ないと文章量少なくなりがちですね