刀使ノ巫女 -ただの柳瀬家の執事-   作:ソード.

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話を進めようと思っているのに、地の文が結構かかるせいか中々進まない(´Д`|||)

次回は、次回こそはアニメ本編の話をするんで!


第15話 左腕

自由が欲しい、幸せが欲しいと渇望するようになったのは確か四歳か五歳の頃だった。それ以前は何となく苦い感情が纏わりついていただけで、寂しいとか物足りないなどとは感じなかったのだ。

 

(かび)臭い書斎に押し込められ、読み書きを自分で覚え、暇潰しに本を読み始めた辺りで世界の広さを知った。同年代の男女と学校に通い、教養や人格を形成させていくことも、放課後や休日にスポーツや娯楽に興じることも、周囲の人々と意見をぶつけ合って成長していくことも、私にとっては紙面上の出来事だった。

 

その文章がとても新鮮に思えた私は、書斎に私を殴りに来た両親に頼んでみたのだ。学校に行ってみたい、と。今振り返ってみると、あまりにも愚かな懇願をしたものだと思う。両親は考える間もなく一蹴した。彼らにとってこの時の私の願いは『背中に翼を生やして空を飛びたい』と頼まれたようなものだろう。答えは決まっている。

 

もし神とやらが存在するのなら、何故、私を人間としてこの世に生んでしまったのだろう。無機物にでもしてくれればよかったのに。あるいはいっそ、どうにかして生まれることを阻止してほしかった。

そうすれば、人並みの自由や幸せの可能性に期待することなどなかった。目の前に巨大な壁を作るから、向こう側が見えなくなるのだ。何とかして向こう側に辿り着きたい、辿り着けば自由と幸せがある、と期待してしまう。最初から存在しないことがわかっているよりも、存在するかどうかもわからない、確認する術もないという方が残酷だ。

 

感情が、欲望があるから飢餓感がある。本の中にあるような世界が外には広がっていると知ってしまったから、自分が余計に惨めで不幸な存在に見えてしまう。

こんなものが自分の人生か? 死ぬまでこんな狭くて殺風景な世界に留まり続けるのか?

何とかしてやる、ここから出てやる、と。そう決意した。

外から助けが来ることなど全く期待できない。そんな余地を両親が残しているわけがない。私が自分の力で変えてやる。知識も、力も、技術も、狡猾さも手に入れる。

 

そして――

 

 

※※※※※

 

 

「――全て、清算する」

 

目が覚めた。明良は携帯端末の画面から時間を確認するが、時間は就寝してから二時間ほどしか経っていない。椅子に座ったまま眠っていたため、眠りは浅く、十分に休息が取れたとは言い難い。とはいえ、今から舞衣を起こしに行くことを考えると絶対に寝過ごすわけにはいかないのだ。

 

「はぁ……」

 

舞衣の前では絶対に見せられないほど憔悴した顔で溜め息をつく。起床する直前に寝言を言っていたのだ。舞衣に聞かれでもしたら追求されるかもしれない。

最近は昔の夢を何度も見る。順番も光景もバラバラ、少しずつ記憶を明良に思い出させているのだろう。記憶の引き出しの中に押し込んだ物を一つずつ物色されて、詰問されている気分だ。触れてほしくない、時間とともにどうでもよくなるまで放置しておいてほしいのに。まるで、無意識のうちに自分に言い聞かせているようで嫌気が刺してくる。

 

「はは……」

 

馬鹿らしい、と笑って自分を誤魔化そうとしたが、実際に口から出たのは見苦しい乾いた笑いだった。

これからのことを考えると、今が人生の分岐点だと思う。予定通り舞衣を見送って舞草と合流するか。それとも、可奈美たちとの関係を断って舞衣と一緒に帰るか。

唐突に頭に浮かんだ後者の選択肢。悪魔の囁きのような、怠惰で甘美な選択肢だ。

 

――そんな最低最悪のルート、誰が選びますか。

 

二つの選択肢が、二つのルートへと続く分岐点に明良は立たされている。だが、どう考えても自分が選ぶべきは前者だ。

可奈美と姫和には話さなければならないことがある。決して目をそらしていいことじゃない。それに何より、舞衣は親友を失って苦しむことになる。彼女をそんな目に遭わせるために明良は彼女に仕えているのではない。

 

 

※※※※※

 

 

その日の夜。舞草へのルートの書かれたメールを受け取った明良は、再び昨日の研究施設に潜入していた。念のため、ジャケット、帽子、眼鏡で変装はしているため少し姿を目撃されてもさほど心配はない。

警備の目を掻い潜り、例の立ち入り禁止区域――珠鋼製の扉の前に辿り着く。

 

――さて、始めますか。

 

明良は左手の手袋を外し、ペタリと扉に左手で直に触れた。触れた箇所に小さな一つの風穴が空き、粘土細工のように同心円状に穴の直径が大きくなっていく。空白になった分の珠鋼は穴の円周部分から隆起し、歪な形となって押し退けられていく。やがて重厚な金属扉に人一人分ほどの穴が完成すると、明良は悠々とそれを通って侵入した。

 

――珠鋼を使ったのが間違いでしたね。

 

明良は穴を通り抜けた後、今度は扉の反対側に手を触れる。変形し、円周部分に固められていた珠鋼は再び粘土細工のような動きで穴を塞いだ。外した手袋は嵌め直しておく。

警報装置は作動していない。大きな音が鳴ったわけでもないため、警備員が集まってくる様子もない。完璧だ。

 

――まあ、それでも監視カメラくらいはありますか。

 

電気の少ない暗い道が続いているが、廊下にはいくつかの監視カメラが設置されている。変装はしておいたが、見つからないに越したことはない。監視カメラの死角を潜りながら移動していく。

 

「……!」

 

そうやって進んでいると、一つの部屋が目に留まった。一見すると別段他の研究室と変わったところはないが、明良はその異質な匂いを感じ取っていた。ここ最近はこれと同じ類の匂いに朝から夜まで付き合わされているのだ。いい加減探知できるようになってきた。

 

――とはいえ、ここも厳重ですね。

 

研究室のドアに焦点を当てるように監視カメラが設置されている。どのようにしても監視カメラに映らずに研究室に入るのは不可能だ。かといって、この区画は他の研究施設と隔絶されているため、廊下やそれぞれの部屋には窓がない。

 

――仕方ありません、あとは時間との勝負ですかね。

 

明良は左手の手袋を外し、静かに息を吸う。

左の掌から赤黒い粘液が流出し、肘から指先までが覆われる。さらに流出される粘液は明良の左手の倍以上の大きさにまで肥大化させる。粘液は強靭な筋肉のように固まり、鉤爪状に変形した。以前、姫和と戦った際に使った『左腕』だ。

明良は監視カメラの死角から息を潜めて機会を窺い、一気に走り出す。

まずは部屋の前の監視カメラに『左腕』の先から粘液を発射する。粘液はカメラのレンズに接着剤のように付着し、その視界を奪う。そして、素早く研究室の扉に『左腕』の鉤爪を突き立て、それを蝶番や錠ごと千切り取った。左手に掴んだ扉を廊下に放り投げ、室内に転がり込んだ。

 

――音と警報装置のせいで気づかれはしたでしょうが、これで時間は稼げましたね。

 

この区画について知る者が少ないということは、緊急事態の対処もその限られた人物たちで解決しなければならない。となれば、警備員が異変に気づいたとしてもここには行かないようにストップがかかっているはずだ。その間に必要な物を物色して退却するとしよう。

 

「……何ですか、これは」

 

思わず声が出ていた。部屋は清潔感のある白い物で揃えられていた。壁や床は勿論、研究機材に至るまで。

だが、それを汚すような色が――明良の『左腕』と同じ赤黒い色が蔓延る空間があった。

 

――やはり、ありましたか。ノロのアンプル。

 

試験管大の大きさのケースが詰められた棚が部屋の七割を占めており、圧倒的な存在感を主張している。一つ一つのケースの中身は赤黒い粘液で満たされており、個数は軽く百を越えている。明良は『左腕』を解き、生身の左手で棚に詰められたアンプルの一つを手に取る。

ただのノロではない。通常、こんな大量のノロを一ヶ所に集めれば瞬く間に結合し、荒魂に変貌してしまう。そうなっていないということは、このケースか中のノロのどちらかに細工をしてあるのだろう。ともかく、これを舞草に持ち帰って解析してもらえば何かわかるかもしれない。もしかすると、折神紫はともかく親衛隊が人体実験の被験者であるという証明に繋がるかもしれない。

明良は五個のアンプルを手袋をした右手で懐に仕舞い、部屋から出る。

 

出た瞬間に横から伸びてきた刀が右頬を切り裂いた。

 

「……!?」

 

明良が部屋から出るタイミングを見計らって、廊下にいた誰かが横から斬りかかってきたのだ。何とか身体をひねって回避したが、右目から顎の辺りまで一筋の刀傷が刻まれており、鮮血が滴っている。

 

「……」

 

斬りかかってきた相手はゆらり、と部屋に足を踏み入れてきた。明良は不敵に笑って相手を一瞥する。

 

「貴女でしたか、皐月さん」

 

「……どちら様ですか?」

 

根元から白く、先端近くだけ黒い髪。それを肩の辺りで綺麗に切り揃えている少女。人を殺そうとしたというのに、その顔は袖口の汚れを払ったかのように無表情。紗耶香のように感情を表に出すのが苦手な人とは違う、自己表現という概念が死滅したような雰囲気だ。身を包むのは、親衛隊の制服だ。先日、可奈美たちと刃を交えたせいか所々に包帯を巻いている。こんな形とは思わなかったが、ようやく顔を合わせることとなった親衛隊最後の一人――

 

「名乗るつもりはありませんよ、親衛隊第三席、皐月(さつき)夜見(よみ)さん」

 

皐月夜見。御前試合で上位の成績を修めた真希や寿々花、至上最年少で抜擢された結芽と違い、彼女に関しては目立った話題はない。ゆえに、余計に警戒せざるを得なかった。少なくとも、舞衣が傍にいる間に未知数の力を持つ相手と戦うのは好ましくないからだ。

 

「何者ですか? どうやってここに侵入したのです?」

 

「セキュリティに不備でもあったのではないですか?」

 

冗談で流して見せるが、明良は内心で疑問に思っていた。何故夜見の接近に気づかなかったのだろうか。荒魂は勿論、ノロを投与された親衛隊の匂いなど簡単にわかりそうなものだが。

 

――そうか、ノロのアンプルが大量にあるから……

 

合点がいった。このアンプルの中身のノロが親衛隊に投与されたものと同じならば、すぐ近くの強力な匂いに感知能力が削がれ、別の僅かな匂いが霞んでしまう。大量のノロのアンプルから発せられる匂いが明良の力を狂わせていたのか。

 

「……笑えませんね」

 

「ええ、確かに笑えるとは言い難いです。拡声器が防犯ブザーでも持ってくればよかった」

 

夜見は右手に握った御刀の切先を明良に向ける。よく見る、敵意を示す動作だ。

 

「……! 傷が」

 

「……ああ」

 

明良の右頬に刻まれた刀傷が、タイルの隙間にパテを塗り込むように修復していく。断裂した血管は再結合され、失った血液も補充された。

夜見はその一部始終を目にし、ほんの少しだけ警戒の雰囲気を漂わせる。

 

「どうやら、他にも聞かなければならないことがあるようですね」

 

「……暴力に訴えるつもりですか? 残念ながら、私は痛めつけられて喜ぶ趣味はないのですが」

 

「……腕の一本程度は覚悟してくださいね」

 

明良の冗談も夜見は気にも留めず、御刀を後方に構え突進。袈裟斬りにしようと御刀を振りかぶる。

 

「はぁ……仕方ありませんね」

 

明良は小さく溜め息をつき、左手に意識を集中させた。温かい血で僅かに濡れた、それでいて冷ややかな刀身が鋭く明良の骨と肉を断ち切る

 

「!?」

 

「なるべく人に使いたくはないのですが……」

 

麺棒を掴むような様子で、瞬時に形成された明良の赤黒い『左腕』が夜見の御刀の刀身を掴み、斬撃を受け止めていた。

結芽のときのように素手ではない。皮膚が裂けることもなければ、当然血が流れることもない。

 

「知られたからには実力行使もやむなし、ですねっ!」

 

「がっ……!」

 

明良の右足による蹴りが夜見の鳩尾に叩き込まれ、それと同時に明良が『左腕』の力を緩めたせいで夜見の身体は前方に飛び、地面を激しく滑走する。

 

「皐月さん、貴女の口を封じておく必要がありそうです」

 

「叶わないことですね」

 

夜見は痛みに顔を歪めることもなく、むくりと起き上がり、再び御刀を構える。だが、その刃は明良に向けられることはない。夜見は捲り上げた左の前腕部に刃を立てた。

 

「? 何を………!」

 

夜見の左腕に御刀による傷が刻まれ、赤い線が走る。その赤い線から血が溢れ出した。最初は、そういう風に見えた。

だが違う。溢れているのは血ではない。明良が今纏っている『左腕』と同じ赤黒い色。黄色い眼と四つに別れた羽。一見すると蝶々に見える物体が無数に傷口から流出し、部屋を半分以上埋め尽くす。間違いない、これは荒魂だ。

 

「……やはり」

 

「驚かないのですね」

 

「貴女方がこういう研究をされていることは大体の察しがついていましたから」

 

他の三人がノロの力を身体能力の方に回しているのに対し、夜見は体内に取り込んだノロを無数の荒魂に作り替えて戦闘に利用するというスタイルを取るようだ。彼女の名声が表に出ていないのも納得だ。公の場でこんな力を見せれば完全に親衛隊の信頼は失墜する。

 

「口を封じておく必要があるのはこちらも同じです。この研究を知った人物を帰すわけにはいきません」

 

「……そうですか」

 

「恨みはありませんが、消えてもらいます」

 

夜見の傷口から出てきた荒魂は彼女の周囲を飛び交い、一斉に明良に狙いを定めて飛来してくる。先程のような正面からの単体攻撃ではなく、逃げ場のない波状攻撃。写シを貼った刀使でも、一分もかからずに写シを剥がされて蹂躙されてしまう物量差。

無数の荒魂は明良の全身に噛みつき、その身体を圧し、千切り、砕こうとする。そして、明良の全身を荒魂が覆った。

 

「……終わりましたか」

 

明良の身体はピクリとも動かない。どう足掻いても死んでいるに決まっている。夜見は達成感を滲ませた声で呟いた。

 

「甘く見られたものですね」

 

しばしの静寂。だが、嫌悪の感情を込めた低音が部屋の中を通る。

直後、明良に纏わりついていた荒魂たちは暴風に煽られるように剥がれ落ちていく。

 

「ただの荒魂が私を倒すことなどできませんよ」

 

落下した荒魂は明良の『左腕』の掌に引き寄せられ、呑み込むように吸収されていく。夜見が体内で飼い慣らしていた荒魂()が更なる力を持つ怪物に支配された。より強い主に頭を下げるというより、支配という暴力で無理矢理屈服させられたのだ。

 

「まあ、貴女たちのような『不完全な個体』ではこれが限界でしょうね」

 

余裕を込めた明良の言葉や仕草に夜見は理解が追いつかない。

 

「貴方は……一体……」

 

危険を察知した夜見は写シを貼り、御刀で応戦しようとする。

 

「お答えする義理はありません」

 

困惑する夜見の言葉を一蹴し、今度は明良が床を蹴り、相手に接近。『左腕』で夜見の頭を掴み、勢いに任せて地面に倒す。貼られていた写シは頭部への強い衝撃で剥がされ、生身が晒される。夜見は未だに右手に握った御刀で反撃しようとしたが、明良の方が速い。

 

「さようなら」

 

慈しむような声色で囁く明良。『左腕』に触れる寸前の夜見の御刀は、彼女の意識の消失とともに右手から滑り落ちた。

 

 

※※※※※

 

 

「状況はどうなってる?」

 

研究施設の立入禁止区域に何者かが侵入した、という旨の連絡が入り、現場に駆けつけた真希。既に現場に到着していた寿々花は真希の存在に気付くと、少々落ち込んだ様子で返答をした。

 

「芳しくはありませんわね……真希さん、夜見さんの容態はどうですの?」

 

真希は「ああ……」とバツが悪そうに報告した。

 

「さっき医務室に行ってきた。外傷は少なかったが、どういうわけか意識が戻らない。医師の診断によると、数日間はこのままになるそうだ」

 

寿々花が駆けつけた際には既に犯人の姿はなく、床に仰向けで伏した夜見の姿だけだった。急いで事情を聞きたかったが、真希からの話を聞いて悔しそうに歯噛みする。

 

「そうですか……残念ですわね」

 

寿々花は現場の壁にもたれ掛かりながら、部屋の惨状をざっと確認する。

部屋の床や壁には無数の傷が刻まれており、機材はもはや使い物にならなくなっている。ノロのアンプルが詰められた棚は強化ガラスで守られていたため、内側に被害はないが、棒で小突けば粉々になりそうなほどガラスには亀裂が走っている。

 

「夜見の左腕の傷からして、荒魂を使ったのは間違いない。部屋の傷はそのせいだろうが……妙だな」

 

「ええ。その夜見さんを一体誰が退けたのか、ですわね」

 

夜見は単純な剣術ならば親衛隊の中でも技量は低い。だが、荒魂の力を利用した上での戦闘ならば伍箇伝の代表たちをも凌ぐ。

 

「ここに侵入した上に、夜見を倒すほどの手練れ……衛藤と十条か?」

 

「それはありえないでしょう。あの二人は恐らく舞草と合流したはず。禁止区域ならともかく、局の出入口は二十四時間の警備がありますから。ここまで察知されずに、というのは無理がありますわ」

 

「となれば……内部の犯行か?」

 

「そう考えた方が妥当ですわね」

 

念のため、指紋や靴跡も調べさせたが犯人は手袋をしていたようで指紋はなく、靴跡は微かにあったがその靴も処分されているだろう。犯人の特定に繋がるような証拠はない。

 

「ともかく、ここの警備を強くしておいた方がよさそうですわね。珠鋼製の扉をすり抜ける(、、、、、)だなんて、そんな芸当ができる相手にどこまで通用するかはわかりませんけれど」

 

真希と寿々花の最大の疑問はそれだ。特殊な処理を施さなければ変形しない珠鋼。それで作られた扉ならば、力ずくで突破することなど不可能なはずだ。だが、扉は壊された形跡はなく、鍵は全て管理局側の人間が持っていた。幽霊のようにすり抜けて侵入したとしか思えない。破壊するならともかく、すり抜けて。驚きを通り越して不気味ですらあった。

 

「もしかすると、僕たちが知らないところで舞草とは別の組織が絡んでいる可能性があるかもしれないな。こんなことを個人がやってのけるとは思えないし……」

 

「そうだとすれば、まずいことになりますわ。我々が舞草を下した後、疲弊しているところをその勢力に叩かれれば危ないかもしれません」

 

「その可能性も線に入れて、捜査していこう。一先ずは舞草、平行してこの件についても調査を進めることにする」

 

真希と寿々花は不安と疑念を抱きつつ、自分たちの目的のために決意を新たにし、作戦本部へと歩を進めていった。




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