きょうもへいわに、バンダナをしめる   作:ガンマン八号

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ゲームボーイアドバンス版の夢の泉をしました。

いやー、やっぱりデデデ大王がカッコよく見えて仕方ないぞ。


あと、ニードルとかバーニングとかスノーとか、懐かしいコピー技に癒された。





みまわりわにゃわにゃ

城内に入ったはいいものの、迷子になってしまいそうだ。さすがお城とあって、それは広い広い。

 

 

気を引き締めないと、さっきの道まで逆戻りも十分あり得るぞ。くそっ、さっきのナックルジョーと一緒に行けば良かった。

 

 

ああっ、この道さっき通ったような!分からん!なんでこんなに広くて複雑なんだよ!!

 

 

なんて、オロオロしていたら「おい、なにしてんだラスピ」と後ろからオッさん声で話しかけられた。

 

 

その正体は振り向かずともすぐにわかった。なぜかって?影のシルエットがまんま答えになってるから。

 

 

俺よりずっと大きく、ガタイの良い影。さらに右手にはハンマーのようなものを。いやハンマーだこれ。もうあれしかないだろこれ。

 

 

振り向くとそこには予想通り、ボンガーズがいた。ボンガーズは中ボスとしてよく登場するし、スーパーデラックスなどではカービィのヘルパーとしても活躍していた人気が高いキャラクターだ。

 

 

しかし、ワドルディになった姿で観ると迫力がある。多分、蛇に睨まれた蛙ってこんな気持ちなんだろう。

 

 

やはりワドルディである俺が隊長を勤めていることに不満を感じ、なにかしら因縁をつけてきたのかと思った。

 

 

が、意外なことが起こった。そのボンガーズは「どうしたどうした?いつもの元気が足りてねぇぞ!」と笑いながら俺の背中をバシバシ叩き出した。

いたいいたい!!やめて!俺はワドルディ、耐久力は最底辺なの!

 

 

しかしそんなことは口にも表情にも出さず、なんとか「おはようございます。相変わらずですね」と返事をしておいた。この俺に対しての反応、どうやら良好的な関係を築けているようだ。

 

 

「おう、何事も元気が一番だからな!ガハハハハハ!!」と馬鹿でかい声で笑う。というか、ふつうにうるさい!耳元で騒ぐな!

鼓膜破れそうなんだよ!あるのか知らんけど。

 

 

ということで、このボンガーズは一部のゲームでは俺(バンダナワドルディ)と同じ中ボスキャラ。予想通り、同じ一つの隊を仕切る隊長だった。

名前は「ゴロウ」というらしい。(ハンマーの側面にゴロウと書いてあったので、おそらくあっているはず)

 

 

間違えてたら嫌なので、確認のためにも名前を含めて会話をしよう。とりあえず「ゴロウさん、もう大王さまへの挨拶はすみましたか?」と。よし、無難だし不自然はないはずだ。

 

 

「ガハハ!お前を除け者にして行くわけねぇだろ!だいたい、この城で唯一真面目なのはラスピだけじゃねぇか!」とまたどでかく笑いながら背中をバシバシ。だから痛いって。

ゴロウさん、親戚のおじさん感が強いな。俺のおじさん公務員のクソ真面目な人だったけど。

 

というか、聞き捨てならんぞ。なに、真面目なのこいつ(ラスピ)だけなの?なにそれ?

いくらデデデ大王の手下とはいえ数人くらいいてもいいのでは?

 

 

いやいや、このゴロウさんも全ての部下を把握してるわけではない。ゴロウさんや俺が知らないだけで他にまともな人?がいるはずだ。

 

 

とりあえず名前の確認をすることができた。それにデデデ大王のいるところにもこの人についていけば確実にたどり着けるわけだ。

一緒に行くように促し、長く複雑な廊下を進んでいく。

 

 

そしていざ、デデデ大王とのあいさつは終了し、いくつかの確認は終了した。

 

 

デデデ大王は王の間?のようないかにも王様が座ってそうな椅子にいた。本人はあくびをしていたが。

 

 

そして「おはようございます大王様。今日もとても立派な風貌です」と適当に褒めておいたら「デヘヘ、いや〜、やっぱり俺様の魅力は恐ろしいデな!」とか思いっきりにやけていた。きめぇ。

 

 

そしてその横で「大王様、今日の任務について話さないと」とデデデ大王に突っ込んでいるのはポピーブロスSr.(初期はポピーブロスシニアとも呼ばれていた)ことポピーがいた。

あれって、マンガの『デデデでプププなものがたり』に出てきたポピーだよな。デデデ大王の性格や口調からしても漫画の原作にあわせてあるみたいだ。

 

 

少しホッとした。マンガ版のデデデ大王はたまに住民に迷惑をかけるが、基本ゴロゴロしてるか、カービィたちと何かモメる程度だ。これなら平和に暮らせそうだ。

 

 

アニメ版の方だったらどうなるかわかったものではない。ドクターエスカルゴンが見れなかったのは少し残念だが。

 

 

しかしそうなるとメタナイトやカービィたちはどうなのだろう。カービィならどのマンガも基本デデデと同じボケまくる存在で、周りへの被害も尋常ではない。あれ?これマンガ版だとカービィの方が危ない?

しかしマンガ版といっても、メタナイトの立ち位置はマンガによって違う。デデデ大王直属の部下な場合もあれば、ゲーム同様どこにも属していない場合もある。

 

 

まだ気を抜けない状況には変わりないということか。これからも周りの状況確認を怠らないようにしなければ。

 

 

そして俺はデデデ大王より、各町へのパトロールを命令された。どうやら俺の部隊はそういった警備の仕事を中心に行っているそうだ。

 

 

ちなみに各部隊にはそれぞれ名前があるようだ。俺の部隊の名前は『青のバンダナ』。いやまんまやないかい。

 

 

ちなみにゴロウさんの部隊は『モッコリマッスル』だそうだ。なんて近寄りたくない部隊なのだろうか。

行ったら最後、まともに帰ることは不可能だろうな。

 

 

任務を請け負い、ゴロウさんとは別れる。ゴロウさんは「終わったら飲みにいかないか?」と誘われたが、あいにく自分はお酒が強くないし、あんな部隊の名前を聞いていくわけがない。丁重にお断りしておいた。

 

 

意外にもゴロウさんは「ガハハ!そうか、じゃあまた今度誘うわ!」とあっさり引いて、自分の持ち場へと向かっていった。

 

 

さてと、ゴロウさんも行ったことだし自分も部隊に向かいますか。

うんうん。

 

 

 

………………。

 

 

 

 

俺の部隊って、どこにいるの?

 

 

 

というか隊員は誰なの?

 

 

 

ゴロウさん!へーるぷー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、ゴロウさん。ヘルプいらんかったわ。その場でオロオロしとったら部下が迎えに来てくれた。

いや、正確には『乗せてってくれた』。

 

 

さぁ、誰だと思う?

ウィリー?ちゃうちゃう。

 

 

俺を乗せて「グリ♪グリ♪グリ♪」って鼻歌してるグリゾーでした。

 

 

やべぇ。可愛すぎる。めっちゃ無邪気な笑顔しとりますやん。困ってた俺に向かって「たいちょう、むかえにきたグリよ」と言って、滑らかな動きで俺を背中に乗せたんだよ。

 

 

ちなみにこのグリゾーの名前は『マル』。どうやら俺の部隊には専用のバッジがあるらしく、そのバッジに名前を書いてあった。バッジのマークは俺のバンダナそのまんま。

 

 

俺を乗せたマルはそのまま門まで向かっていった。そこには多くのキャラクターが隊列をつくり並んでいた。

基本はワドルディとワドルドゥばかりだが、中には先ほどあったナックルジョーのバギやカブー、ディジー、スカーフィなど多くのキャラクターがいた。

 

 

びっくりした。バンダナワドルディの人望恐ろしすぎる。どうやったらこれほどまで信頼されるのだろうか。

バギが「おはようございます!隊長!」と元気な声で挨拶するとみんなも揃えて「おはようございます!」と挨拶をしてくれる。

とりあえずこちらも「おはようございます」と返しておく。

 

 

隊列の班ごとにありふられた地域に向かい、パトロールをすることを伝える。俺が任務内容を読み上げると、「わかりました!」とみんな迅速に行動し、目的地に向かっていった。

 

 

俺の班はマル、ワドルディが五人、ワドルドゥが三人、スカーフィが一人という他の班と比べて数が少ない。班は全部で10班、うち9班は班一つに五十人なのに。

隊長がいるからこの人数で良いと思われてるのか?

 

 

仕方なくマルに乗り、隊員を引き連れありふられた町へと向かう。道中はみんなで歌を歌ったりととても楽しげだ。

 

 

町へと到着すると、住民から「ラスピさんだ!」「いらっしゃい、お勤めご苦労様です」など歓迎を受けた。

まさか住民からも支持を受けているとは。

 

子供たちからも「ラスピさん、あそぼ!」と誘われたが仕事があるからと断った。「ええー」と不満そうな顔をするので、頭を撫でて「今度遊ぼうね」と言ったら「わかった!やくそくだよ!」と笑顔になってくれた。

 

 

他にもお店の店主などからは「ラスピさん!今日良い商品入ったんだよ。暇だったら見ていってください」などのお誘いも受けた。

 

 

これほど多くの人から好かれているなんて。

ワドルディに憑依して落ち込んでいたが、自分なんかよりもはるかに優れた人だと気づき、素直にすごいと思っている。

 

 

俺の功績ではないとはいえ、たくさんの人たちから好かれ、頼られるのは悪い気分ではなかった。

この人たちのために、少しずつでもいいから頑張ろうと決意を新たに決めた。

 

 

 

 

 

 

 

やっほー。オイラはグリゾーのマル。『青のバンダナ』の隊員で、隊長のお付きグリ。

 

 

オイラは元々ノロマな熊で周りの同い年たちからいじめられていたけど、隊長が助けてくれてこの隊に入れてもらったグリ。

隊長には感謝してもし足りないグリ。

 

 

今日オイラたちは田舎の町へと向かい、パトロールをすることになったグリ。隊長を乗せて、他の隊員たちと一緒に道中を歌いながら楽しく進んだグリ。

 

 

町へと到着すると、住民たちからの歓迎を受けたグリ。この町は元々悪者の溜まり場として利用されていたが、隊長がそれを一人で蹴散らし、更正させたらしいグリ。

その更正させた人たちは全員『青のバンダナ』に所属したグリ。バギもその一人グリ。

 

 

「ああー!ラスピさんだ!」

 

「ほんとうだ!」

 

「ラスピさん、あそぼ!あそぼ!」

 

 

町中を歩いていると子どもたちが隊長の周りを囲いだしたグリ。この子たちもよく隊長に可愛がってもらってる子たちだグリ。

 

 

しかし、今は仕事中。遊んであげることはできないグリ。

 

 

「ごめんね、今はお仕事中だからみんなとは遊べないんだ」

 

「えぇー!」

 

「ラスピさんとあそべないの?」

 

「ごめんね、また今度遊ぼうね」

 

 

あぁー!隊長に撫でてもらってるグリ!ずるい!ずるいグリよ!オイラも隊長にナデナデしてもらいたいグリ!!

あぁ、あんな幸せそうな顔をして。ぐぬぬ、グリ。

 

 

「わかったー!」

 

「やくそくだよー!」

 

 

隊長に撫でてもらえて満足したようだグリ。当たり前グリ、隊長のナデナデだグリ。これで納得しないやつはいないグリ。

 

 

それにしても、本当に隊長は人望が厚いグリ。みんなから好かれているグリ。

 

 

いや、隊長がみんなを好いているんだ。

 

 

隊長。隊長がオイラを助けてくれたあの日のこと、一度たりとも忘れたことはないグリ。

 

 

『僕に力を貸してくれないかな?』

 

 

 

 

 

「さて、改めてパトロール。がんばろうか」

 

『オォー!』

 

 

グリ。隊長の一声にみんなやる気マックスだグリ。

 

 

オイラはグリゾーのマル。『青のバンダナ』の隊員。

 

 

今日も町は、隊長のおかげで賑わっていたグリ。

グリグリ♪

 

 

 

 

 




あっ、今回から日記形式のタグを外します。やはり難しいですし、日記形式になってないので。



投稿遅れてしまい、申し訳ない。


受験生はつらいよ。


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