Vivid Outlaw   作:勇忌煉

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第13話「耐魔力繊維」

「どうだ? 確認できたか?」

「はい。アレは間違いなく本物です」

 

 中央都市のビル群に挟まれる位置にある工場にて、黒いマスクを付けた部下の男がリーダーに偵察結果を報告していた。

 彼は先ほど、この街で一番高いビルの屋上にある人物がいるのを目撃し、その人物が本人であるかを確かめていたのだ。

 リーダーはその報告を受けても信じ切れずにいたが、部下が懐から取り出した一枚の写真を見て、ようやく顔色を変えた。

 

「マジで“死戦女神”じゃねぇか……嘘だと思いたかったのによ」

 

 写真に写っていたのは獣のように鋭い目付きをしている、赤みがかった黒髪の少女――緒方サツキ――だった。どうやって撮ったのか、本人が気付いてもおかしくないほどの至近距離で撮られていた。

 

「残念ながら事実です。それに衝突の可能性を考えると、このまま放っておくわけにはいきません」

 

 この二人が懸念していること――それは“死戦女神”との全面戦争。

 不良一人を相手に戦争という表現は大袈裟だが、相手が次元世界最強クラスともなると話は別である。部下の言う通り放っておくわけにもいかず、今から対策を考えなければならない。

 リーダーがイラつきながらも考えるように右手で頭を掻いていると、部下の男が「ただ……」と彼を宥めるように言った。

 

「ただ幸いなことに、まだこちらの思惑には気づいていないようでした」

「……そうか。なら次の段階だ。奴が少しでも変な動きを見せたら――仕掛けろ。奴はともかく、一般連中に勘付かれるなよ」

「了解しました」

 

 部下の姿が忍者のように掻き消え、その場に残るはリーダーだけとなった。

 冷静になろうとタバコを取り出し、オイルライターで火を付けて一服する。そしてズボンのポケットから、黒に輝く一枚の布切れを取り出した。

 

「もうすぐだ。もうすぐで次の段階に移れる」

 

 そう呟く男の口元は、さっきまでイラついていたのが嘘のように歪んでいた。

 

 

 

 

 

 

「う~ん……こりゃぁこれでアリかもわからんのぉ~……」

「はァ……呑気に寝やがって」

 

 持参していた寝袋に入り、さっきまでの不満そうな表情が嘘のように緩みまくった顔で寝言をほざくレヴェントンを見て、思わずため息が出た。

 このクソガキ……自覚がないだけで意外と順応性あるじゃねぇか。伊達に住み込みでバイトやってたわけじゃなさそうだな。

 レヴェントンを起こさないよう、音を立てずに外に出て、指の力だけでヤモリのように高速で壁をよじ登っていく。アタシの足に吸盤はないからな。登るときはいつもこうだ。

 

「よし……」

 

 屋上に到達したところで、犬のお座りのような姿勢で視覚、聴覚、嗅覚で周囲の様子を探っていく。夕方の件を考えると、あの連中が夜に仕掛けてきてもおかしくないしな。

 

「あっ、ここならこいつを出しても大丈夫かな」

 

 ラジオのついでで入手できた必需品――の一部をポケットに入れていたことを思い出し、周囲を警戒したまま慎重に取り出す。

 取り出したその一部――一枚の布切れは赤紫色に輝いており、今宵が満月ということもあってなお綺麗に見える。

 

「――ん?」

 

 その布を月に照らし合わせて眺めていると、街の方からわずかな気配を感じた。わずかだが、殺気を纏った者の気配を。

 レヴェントンは……寝ているな。さっきとは打って変わって静かに寝息を立てている。

 アタシがクソガキの様子をその場で確認していると、そのわずかな気配が近づいてきた。しかも数が増えている。これはもう……。

 

「やれやれ……」

 

 布切れをポケットに仕舞い、街の方へと跳んでいく。覚悟しやがれ、クソッタレ共。人様の休息を邪魔した罪は重いぞ。

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

「…………」

 

 翌朝。さっきまでぐっすり眠って良い朝を迎えたと少し喜んでいたフーカだが、今は隣を歩くサツキを見て困惑していた。

 自分が眠っていたときに何があったのかはわからないが、サツキの右頬には一筋の切り傷があった。昨日の彼女にはなかったものだ。

 そんなフーカの視線に気づきながらも、いつものようにタバコを取り出し、今度はマッチ棒で火を付けるサツキ。最初の間こそ戸惑ったが、今ではもう見慣れた光景である。

 

「あの、今日はどちらに?」

「昨日買った代物、覚えてるか?」

「あぁ、確かラジオの袋たぁ別の袋に入っとったやつですか?」

「そうだ。今日はそれが何なのか見せてやる」

 

 確かに昨日、そがいなこたぁ言っとった気がするのぉ……。

 

 わりと呑気に内心でその事を思い出していると、サツキが足を止める。フーカが彼女の視線を追ってみると、前方に商店街の入り口とよく似たものがあった。

 だが、そこからは裏の社会を知らないフーカでもわかるほど、怪しげな雰囲気が漂っている。

 これまで感じたようで、実は感じたことのなかった雰囲気に気圧されながらも、フーカは紫煙を吐くサツキに確認を取る。

 

「お、緒方さん。まさかたぁ思いますが……」

「ここまで来て嫌とは言わせねぇぞ。腹ァ括れ、クソガキ」

「じゃけん、わしはクソガキじゃないって言ぅとるんに……」

 

 サツキが自分をガキ扱いするのも、一日に何度もあることなので一応慣れてはいる。だが、わかってはいても反論せずにはいられない。

 全く臆さずに中へ入っていくサツキに続き、フーカも足を進めていく。

 

「えっ……」

 

 初めて未知の世界へと踏み込んだフーカの目に入ったのは、幾つもの商店が開かれ、客が集うという、怪しげな雰囲気を除けば普通の商店街とそう変わらない風景だった。

 そんなところを、顔色一つ変えずに歩いていくサツキがフーカに忠告する。

 

「死にたくなけりゃ離れるなよ。ここじゃ何をされても文句は言えねぇからな」

「何をされてもって……」

 

 それってマズイんじゃ……。

 

 そう言いかけたところで、出掛かった言葉を錠剤のように飲み込む。言ったところで無駄だと判断したのだ。

 

「……?」

 

 先ほどから妙に視線を感じるので周りを見回してみると、商店を開いている連中や客人がこちらを見つめていた。まるで珍しいものを見るように、物好きな人間を見るように。

 ここが本当に()()()()()()だとすれば、慣れていそうなサツキはともかく、自分は彼らから見てお尋ね者ということになるのだろう。

 

 入り口から百メートルほど歩いたところで、お目当ての店舗を見つけたらしいサツキが立ち止まった。

 フーカも興味本位でどんな店なのか知ろうと、サツキの後ろから覗くように顔を出す。

 

「……服屋?」

 

 彼女の目にしたのは、普通の商店街でもよく見かける服屋だった。だがしかし、そこは裏の服屋。一般的な店とは違い、普通じゃお目に掛かれない奇妙な商品が並んでいる。

 ボーッとするように店の様子を眺めるフーカをよそに、サツキと店長らしき男はまるで世間話をするように会話を始めた。

 

「よぅ、また来たのかい」

「あァ。こいつはこういうところにしか売ってないんでね」

 

 そう言ってサツキが手に取ったのは、一枚の布切れ。真っ白だったそれはサツキが触れた瞬間、綺麗な赤紫色に輝き始めた。

 

「綺麗じゃ……」

 

 思わず見惚れ、自分が暗部にいることを忘れそうになるフーカ。そんな彼女の頭に、サツキは目覚ましと言わんばかりに拳骨を入れた。

 

「あ痛ぁ……!」

「にしても百枚は少ねぇな。いつもならどの店でも倍以上はあるのに」

「それなんだがな……実は昨日、気前の良い旦那が来てな。ちょうど百枚買っていったんだよ」

「マジかよ……じゃあ残り全部買うわ」

「何さらっと百枚全部買おうとしてんだよ。毎度あり!」

 

 財布から相応の金銭を取り出し、それと交換する形で百枚の布切れが入った袋を受け取るサツキ。

 いくら何でもそれは多すぎると、フーカは殴られた脳天を押さえながらも呆れ顔になる。しかし、サツキにとっては必要不可欠な代物であるため、これくらいが普通なのだ。

 サツキはずっと左手に持っていた、少し吸っただけのタバコを投げ捨てると、新しいタバコを取り出し、来た道を戻り始めた。彼女に置いて行かれないよう、フーカも後に続く。

 

「おう嬢ちゃん。今日は子連れかい」

「アタシが母親みてぇに言うな」

「そこ行くお嬢さん。一回で良いから占っていかない?」

「また今度な」

 

 すれ違う度に道行く人、商店の人に声を掛けられるサツキ。

 さすがに後半は面倒になったのか適当にあしらっていたが、普段の他人をガン無視するサツキとは全く違う、ちゃんとした対応を取る彼女を見て、フーカは驚きざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 

「かーっ! やっとこの世界の初ビールが飲めたぜ」

 

 裏の商店街を後にし、途中で購入したビールを街の西部にある廃工場で飲み干すサツキ。

 フーカも彼女に倣うように、自販機で買ったミネラルウォーターを豪快にゴクゴクと飲む。

 飲み終えたビールの缶を摘まむように軽々と握り潰し、それを袋に入れたところで、サツキが思い出したように口を開いた。

 

「そうだレヴェントン」

「はい?」

「こいつを持ってみろ」

 

 そう言って缶ビールの入った袋とは別の袋に手を入れ、先ほど服屋で購入した布切れを一枚取り出し、フーカに差し出すサツキ。

 ペットボトルを置いたフーカがそれを何の迷いもなく手に取った瞬間、輝きを失っていた赤紫色の布切れが、綺麗な青色に変わって最初の輝きを取り戻した。

 

「わぁ……」

 

 またしても見惚れてしまい、その布切れに釘付けとなるフーカ。サツキはタバコを一口吸いながら、布切れをもう一枚取り出して言う。

 

「それが、これが『耐魔力繊維』だ」

「耐魔力の……繊維……?」

 

 全く聞いたことのない単語に、フーカは疑問符を浮かべるように首を傾げる。

 そんな彼女を見ても、サツキは特に呆れることもなく「そりゃそうだろ」と続ける。

 

「こいつは違法物だからな」

 

 違法物……つまり麻薬や質量兵器のようなものだろうか。フーカは布切れの裏と表を交互に見ながら、サツキに問い掛ける。

 

「クスリのようなもんですか?」

「部類としてはその通りだが、そんなもんと一緒にされちゃ困る」

 

 心外だと言わんばかりに吐き捨て、吸い殻を落としつつ紫煙を吐くサツキ。

 

「名前の通り、こいつは魔力に対して相応の耐性を持っている」

「魔力に耐性……じゃあ、これで服を作れば……」

「バリアジャケットに限りなく近い、防護服モドキが出来上がる。しかも布一枚分あれば充分なレベルのものが期待できる」

 

 それを聞いて、感心するように布切れを眺めるフーカ。この布がどれだけの代物なのか、さすがにまだ理解はできていないが、サツキの説明で凄い布切れだということはわかったみたいだ。

 ここでハッと何かに気づいたフーカは、サツキの服装を舐め回すように眺め、意を決して彼女に訊ねる。

 

「ひょっとして、緒方さんの着とる服も?」

「あー、そういうことになるな……」

 

 普段はっきりとしたサツキにしては珍しく、曖昧な回答。いつもは深く言及しないフーカも気になったのか、畳みかけるように続ける。

 

「何か、欠点でもあるんですか?」

「……まァな。詳しくは知らねぇが――」

 

 どこか言いづらそうにしていたサツキだったが、吸っていたタバコを足下に捨てて踏み潰し、ため息をつきながらもフーカに説明していく。

 

 

 

 耐魔力繊維。

 

 

 

 主に栄えたのは古代ベルカ初期から後期まで。諸王時代に突入する頃には騎士服が普及されたこともあってか、名前すら口に出されなくなっていたらしい。

 

 耐魔力繊維とは名の通り、魔力にそれなりの耐性を持つ特殊な繊維である。

 布切れの状態でも効果があり、これを手に取った者の魔力に反応し、その者の魔力光と同じ、かつ綺麗な色に輝くという特徴がある。

 この繊維を服に織り交ぜることにより、現代のバリアジャケットに限りなく近い性能を持った服を作り出すことができる。量は布切れ一枚分で充分に足りるらしい。

 バリアジャケットがなかった当時、人々はこの繊維を最大限に活用し、打撃や魔法に耐え得る服を大量に生産していた。

 

 

 ――しかし、当然と言うべきか欠点は存在した。

 

 

 現代のバリアジャケットとは異なり、この繊維を用いた()()()は魔力耐性を持つものの、着用した者の耐性を向上させるといった、いわゆる()()()()()()()()()()()()()だったのだ。

 その欠点はバリアジャケットに等しい性能を持つ騎士服が普及されると同時に浮き彫りとなり、間もなくして存在そのものを歴史から消されてしまった。

 

 それでもこの世からなくなったわけではないので、現在ではサツキのような一部の物好きだけが、今もなおこの繊維を服に織り交ぜている。

 

 

 

「――こんなとこかな。アタシの知っている範囲だと」

 

 長ったらしい説明を終え、ため息代わりに新しいタバコで一服するサツキ。

 その説明を真剣に聞いて、今度はそれなりに理解できたフーカだが、一つだけ気になることがあった。

 

「あの、緒方さん」

「あァ?」

「どうしてそれが違法物扱いにされとるんでしょうか?」

 

 まっ、そう聞くのが普通だろうな。

 

 予想通りの質問に思わず微笑むも、すぐにいつものふてぶてしい顔になって口を開く。

 

「それがわからねぇんだよ。まァ、強いて言うなら原理が不明ってのが大きいんじゃねぇか?」

 

 そう、この特殊繊維、どういう原理でできているのか未だにわかっていないのだ。……もっとも繊維自体はさほど希少なものじゃないので、原理が明かされるのは時間の問題だろうが。

 今度こそ説明を終えたと言うように、タバコを一口吸って紫煙を吐き出すサツキ。

 一方でフーカはサツキから受け取った布切れがよほど気に入ったのか、彼女に許可を取ることなくそれをズボンのポケットに仕舞い込んだ。

 そして、このときのフーカはおろか、サツキさえ知るよしもなかった。

 

 

 ――このたった一枚の布切れが、フーカにとってかけがえのない物になるなんて。

 

 

 

 

 

 

「いい加減寝かせろや、クソッタレ」

 

 レヴェントンを無理やり例の商店街へ連れ出した日の夜。アタシは昨日のように、寝る時間を惜しんで厄介者を迎え撃っていた。

 これでもバレないように動いていたつもりだったが、不幸にも右頬を軽く切られたせいで隠すことはできなくなった。

 あのガキ、ああ見えて意外と見るところは見ているしな。ウザいけど。

 

「チッ……!」

 

 いきなり眼前に迫ってきた小さな矢を、しっかりと見ながらかわす。単なる目潰しか、それとも毒が塗られた暗器か。まァこの際、当たらなけりゃどっちでもいいか。

 可能な限り音を立てず高速で移動し、矢を放ったであろう黒のマスクの背後を取り、こちらへ振り向いたところを右のハイキックで沈める。

 続いて背後から放たれた吹き矢を、振り返りながら左の中指と人差し指でキャッチし、そのまま指の力だけで圧し折る。そして黒のマスクの連れであろう細身の男を、右拳で殴り飛ばした。

 

「……悪いこたァ言わねぇ。さっさと退きやがれ」

「それはできない。何故なら我々が退くとき――それは其方の命を頂戴したときだからだ」

 

 ちょうど現れた三人目の男がそう言うも、アタシはできるだけ耳を貸さない。そもそもこの手のタイプは貸しても無駄だしな。

 というか見た目や攻撃方法を見る限り、コイツらは奇襲を得意とする暗殺者型だ。そんなのに普通のケンカができるとは思いにくいが……。

 

「では参る――!」

「上等だ」

 

 男は懐から吹き矢を取り出すと、アタシの首元目掛けて矢を撃ってきた。すぐさまこれを回避し、お返しに奴の首元へ後ろ回し蹴りを繰り出す。

 男も負けじとこの蹴りを屈んで避け、再び矢を放ってくる。アタシはその小さな矢を、今度は噛んで受け止め、そのまま唇を窄め、受け止めた矢を吹き返した。

 

「むっ!」

 

 自分の武器ということもあってか、アタシが吹いた矢をあっさりと避ける黒マスクの男。

 ……それにしても口で受け止めて大丈夫だったか? もし矢に遅効性の毒が塗られでもしていたら、アタシがお陀仏するのは時間の問題なんだが……まァいいや。今は生きてるし。

 

「せいやっ!」

「オラァッ!」

 

 繰り出された左ストレートを受け止め、空いている右の拳を薙ぐように放ち、男がしゃがみ込んで回避した瞬間を狙って蹴り上げる。

 蹴りは見事下顎に命中し、脳震盪でも起こしたのかさっきまでの俊敏な動きが嘘のように、急に男の動きが鈍くなった。

 

「くっ……!」

 

 もちろん、アタシがそんな絶好のチャンスを逃すはずもない。すかさず間合いを詰め、膝蹴りを何度も入れて、頭突きからの左拳による叩きつけでとどめを刺した。

 地面が叩き割れ、それに伴った轟音が周囲に響き渡る。街の方に聞こえていないか少し不安だが、その街から聞こえる喧騒から察するに大丈夫そうだな。

 とりあえず、今回の防衛戦は終わった。口内に溜まった痰を唾ごと吐き捨て、懐からタバコとライターを取り出す。倒れている男は意識こそ残っているが、戦う力はもうなさそうだ。

 

「……おい」

 

 気絶したふりでもしているのか、こちらを見ようとしない男の頭を一回踏みつけ、ヒビの入ったマスクを完全に破壊する。

 これはさすがにやり過ぎたか、男は呻き声を上げて顔を歪ませた。……普通におっさんだな。もう少し若者だと思っていたよ。

 

「っ……其方は敗者を何だと思っている……!」

「うっせぇ。負け犬が勝者に逆らってんじゃねぇ」

 

 男がしっかりと反応してくれたことに少し安堵するが、時間も一応限られているので急がねば。

 

 

 

「単刀直入に聞くぞ。――お前らのボスは誰だ?」

 

 

 

 

 




 夜更かししたらどうにかできました。でもさすがに辛いです。よろしければ感想、お願いします。
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