トゥルーエンディングにたどり着くまでループするらしいですよ。   作:諒一

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聖剣祭前日

 二日かけて王都にたどり着いた。

 

「とうちゃ~く」

 

「案内お疲れ。やっぱり王都はデカイな」

 

 祭りは明日からだが、既にお祭り騒ぎである。

 

「今のうちに聖剣祭の参加登録しておこうか」

 

「あっちの方に受付が有るみたいですよ」

 

 受付と書かれた看板が見える。あと、並んだ人の奥の方に小さく見える最後尾の看板が。

 

「結構並んでいるなー。暇だし並ぶか」

 

「どのくらいかかりますかねー?」

 

「ただの受付だから30分ぐらいかなぁ」

 

 そんな声が聞こえたのか、前に並んでいるスキンヘッドのおじさんが振り返る。

 

「なんだ兄ちゃんは知らねぇのか。何でも今年から性格をある程度調べられるらしいぞ。あと1時間ぐらいはかかるんじゃねぇか」

 

「そうなんですか。何かあったんですか?」

 

「前の祭の時に剣が抜けなくて、魔法を発動させたバカが出たんだよ」

 

「ああ、なるほど。確かにそんなことがあれば性格の確認ぐらいするようになりますね」

 

「話変わるけどよ、兄ちゃん受付まで暇だろ?」

 

「ええ、まぁ暇ですね」

 

「兄ちゃん、この祭は初めてだろ。俺がいろいろ説明してやるよ」

 

 そう言っておじさんは、祭や聖剣について説明を始めた。

 

 

 

「おっと、どうやら俺の順番が来たようだ。楽しかったぜ、兄ちゃんじゃあな」

 

 嘘か本当かわからないような聖剣の都市伝説まで話したところでおじさんの順番が来た。

 

「あのおじさんが聖剣大好き、ということしか伝わらなかったな」

 

「やっぱりハゲよりもショウマさんの頭の上ですね」

 

 話の途中で暇になったのか、おじさんの頭の上に行っていたナビが戻ってくる。

 

「僕以外に見えたり、触られたりしないからってあんまり遊ぶなよ」

 

「迷惑はかけてませんよ」

 

「僕は見えるから気になるんだよ」

 

「あっ! ほら順番が来たみたいですよ」

 

 受付の建物に入る。

 

 どうやら、一対一の面接形式で受付をやっているようだ。

 

 

 

 いくつかの質問に答えると、問題は無かったみたいで受付が終わったと告げられた。

 

「よし、次は宿を探すか。この二日間テントだったから、ベッドで寝たい」

 

「今から探すんですか? 空いてる場所ありますかね」

 

「せっかくだから高級なところにするか、お金は引き継ぎのおかげでたくさんあるし」

 

「じゃあ、あそこですね。一泊金貨5枚の王国プレミアムホテル」

 

 ナビに案内して貰い、ホテルに着いた。

 

 部屋の空きは有るみたいなので、ここに泊まることにした。

 

 ご飯は別料金らしく、1食金貨1枚だった。夜と朝の分で合計金貨7枚を支払った。

 

「めちゃくちゃ高いなここ。普通のところだったら、

 ご飯付き銀貨5枚で済むよな」

 

「高いだけあって良い場所じゃないですか。ほらお城が見えますよ」

 

「夜だから暗くて何も見えないけどね。そろそろ僕は眠るよ。おやすみ」

 

「おやすみなさーい」

 

 明日の聖剣祭を少し楽しみに思いながら、僕は眠った。




通貨の設定はとりあえず
鉄貨10枚で銅貨1枚
銅貨10枚で銀貨1枚
銀貨10枚で金貨1枚
金貨10枚で大金貨1枚
大金貨10枚で白金貨1枚としています。
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